ソシャゲ転生したのに美少女キャラ引けなかったけど質問ある???   作:ぬるぬるぬるぬ

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掲示板形式といえば文章回と思ったけど平文で文字書くのって大変っすね


幕間それぞれの想い

--メタい話--

1話目で説明できなかった一部の世界観とモブ達の設定とレア度の話を

 

イッチ君の転生した世界は使い魔召喚系テンプレナーロッパみたいな感じです。

人間(ヒューマン)が一番多く、獣人、エルフにドワーフみたいなテンプレ亜人がいるアレですね。人間と亜人を一纏めにして人種と呼びます。

冒険者ギルドと召喚士ギルドがあってそれぞれが異世界ふぁんたじぃしてます。

※全ての召喚士が召喚士ギルドに所属する訳ではなく、冒険者になったり国に仕えたりする者もいます

そんな都合良い世界がある訳ないだろいい加減にしろ!となるかも知れませんが、創作ソシャゲ世界だから何でもありということで一つ…。

イッチ君は魔人(デューマン)です。人相と従魔も相まって厨二臭くて人相の悪い敬語悪役眼鏡です。

 

 

次にほとんど触れられなかったモブ達ですが、序盤モブ達は一度に1・2体しか従魔を召喚できないしそもそも人生で数体召喚分の石しか手に入れられません。

才能的にもモブは召喚枠制限もあるため一度に何体も呼べないんです…ゲーム的に考えると敵モブが何体も召喚してきたら処理が面倒になるからね、仕方ないね。

 

モブはモブでしかないのでレア度の高い従魔を呼べないし一人だと囲んで叩くこともできません。

また、ポケモンの悪役モブがあくタイプを使ってくることが多いように、ネームドもモブも召喚する従魔に偏りが出ます(ゲームに登場するキャラ設定的に)。

なので、彼・彼女らは様々な状況に対応するために複数人で組んでクエストに挑みます。

イッチ君はプレイヤー枠なので偏りはありませんが、その分運が絡むので偏るかもしれないしバラけるかもしれません。

 

 

最後にレア度のフレーバーテキスト的な設定(それぞれ完凸基準)です。

10人単位の人種が死闘を繰り広げて倒せるレベル

序盤モブが召喚するのは大体こいつら

序盤フィールドに出てくる敵はこれよりもかなり弱いですが、ゲームでは有り得ない召喚士へのダイレクトアタックをしてくるので危険がいっぱいです

 

UC

倒すには騎士団が必要なレベル

モブグループのリーダー格が召喚できることがある

これを呼べて調子に乗ったグループが女キャラに絡んでいるのを成敗!(令和Syamu)するとヒロインがポップします

 

倒すのに英雄が必要なレベル…とはいえピンキリ

ネームドキャラや秀才モブ、ギルド支部長が召喚できます

 

SR

倒すのに国家単位の戦力が必要なレベル

ネームドキャラや一部のギルド支部長が召喚できます

 

SSR

伝説級の従魔

ギルド長クラスの人間が召喚できます

 

UR

ソシャゲ特有のインフレによって追加されたクラス

エンドコンテンツ・レイドボスのような存在

 

とりあえずこんなとこですかね?本当は話の中で説明できなきゃなんですが…許し亭ゆるして

 

 

 

--とある召喚士ギルド職員の独白--

召喚士ギルドで働いてると何年かに一度、桁違いに凄い従魔を連れる新人を見かけることがある。

何か月か前ウチに来た坊主と嬢ちゃんの従魔を見て今年の顔はこの二人だと思っていたが……違った。

コイツだ、今俺の目の前にいる魔人(デューマン)特有の色白な肌に赤い目をした男…コイツが今年の顔だ。

 

新人だってのに3体の従魔を連れているのも驚きだがそのうち2体、異形の狼に泥の竜…格が違う。

ウチの支部長が連れてる大地の巨人(アースジャイアント)なんて比べ物にならない程の威圧感を感じる。

コイツらが入ってきた瞬間に騒がしかったギルド内の音がぴたりと止まった。

皆に緊張が走る中、目の前の魔人は特に気にした様子も無く俺に話しかけてくる。

暴力の化身みてぇな従魔と対照的な知識人を思わせる敬語が不気味だ…。

 

あんな従魔を連れてるのに人気のねぇ雑用クエストをこなしていたかと思ったらとんでもないスピードで討伐クエストを消費しやがる…!それに何でか知らないが依頼の処理を毎回俺のいるカウンターで済ますもんだから最近気が気じゃねえ!!

魔人は仕事上では亜人だろうが誰だろうが気にしないと言うがもし粗相をしたら何をされるか…頼むから早く王都に移ってくれ!!!

 

 

--蛭狼 リチスコル 自然・闇属性 蟲族--

それは飢えていた

血を啜り腹が満たされても飢えたままだった

 

それは飢えていた

姿を群れる獣(オオカミ)に変えたが同種とは思われなかった

群れを吸い尽くしたが飢えたままだった

 

それは飢えていた

己が知らぬ何かを求め、産まれた時から知識として知る召喚の儀に応じることにした

知らない何かが満たされた

 

 

 

--アガシオン 闇属性 悪魔族--

指輪の使い魔(アガシオン)は数多くいる悪魔族の中でも弱小種だ

同種が召喚の儀に応じるのを見て過ごし、戻ってきた(ロストした)同種の話を聞くうちに矮小な身ながらも世界を見たいと思うようになった

 

今いる範囲から見える世界はとっくに見飽きていた

遂に自分の喚ばれる番が来た

主の指へと身を宿す

きっと知らない景色が見られると輪の使い魔(アガシオン)は考えた

 

 

 

-毒沼のヘドロドラゴン 水属性 岩石族--

その個体は産まれた時から強者だった

沼には己より力の強い岩人形(ストーン・ゴーレム)大きな毒鰐(ポイズンアリゲーター)も数多くいたが、毒の息吹(ヴェノム・ブレス)をかけるだけでたちまち息絶えた

いつしか泥は毒沼の王として君臨していた

泥は沼で最も強かったが、周りには何もいなかった

 

気紛れに召喚の儀に応えることにした

今は仲魔と共にいる

 

 

 

--闇夜に潜む 影蛇(シャドウスネーク)  闇属性 爬虫類族--

産まれてすぐに見た色は黒だった

影に潜み、弱い影(シャドウゲッコー)を食べ、強い影(シャドウデーモン)から逃げながら黒い世界を生きていた

 

召喚陣(ゲート)が開かれ飛び込んだ

空は青いと初めて知った

 

 

 

 

--虹色宝玉蛞蝓(レインボージュエルスラッグ) 光属性 蟲族--

虹色宝玉蛞蝓(レインボージュエルスラッグ)は光の世界に生きる数少ない蟲である

辺りを飛ぶ光る妖精(ライトフェアリー)達は同種か上位種と触れ合うだけで、蟲と共に居ようとはしなかった

 

召喚の儀に応じると召喚士が笑みを浮かべていた

暖かいそれに触れたいと思った時、既に体が動いていた

…熱に触れるのは初めてだ

 

 

 

 


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