誰が噛ませ犬だって?   作:名も亡き一般市民

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思いつきで書きました。ぶっちゃけイナイレ未だに好きってどうなん?って思う年そこそこいっちゃってる私です。


スマーッットッ!!

イナズマジャパン

 

当時無名だった雷門中学を日本一に導いた伝説のゴールキーパー、円堂守がキャプテンとなったサッカー日本代表の通称である。

 

フットボールフロンティアインターナショナル、FFIにて数々の強豪国を打ち破り、誰も予想していなかった世界一となった。

この功績は日本のサッカー競技人口を増大させ、日本のサッカー人気に火をつけた。

 

しかし、それは良いことばかりではなかった。

サッカー実力主義。サッカーの強さが学校の社会的地位を決め、人の価値を決める。それによって廃校となる中学が出てくるようになった。

 

そこで台頭してくるようになったのが「サッカー管理組織 フィフスセクター」である。

サッカーの管理は様々だが、極めつけは勝敗指示。平等な勝利のために得点まで定められた八百長を浸透させた。

逆らえば学校は廃校となり、サッカーが二度と出来なくなってしまう。そのため支配された窮屈なサッカーをすることとなった。

 

 

 

それを打破したのはやはり雷門中。特に松風天馬と言う少年が大きく貢献した。

巨大な組織にも屈することなくプレーする彼に、少しずつ雷門中サッカー部が変わり、中学サッカー界をも変えた。

 

ホーリーロード全国大会にて雷門中優勝と同時に、フィフスセクターの解体が決定。

中学サッカー界に自由なサッカーが戻ってきたのである。

 

 

それから僅か3ヶ月後の話だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なんで…あんなにサッカーのことみんな好きだったのに。なんでサッカーのこと忘れられるんだよ…。」

 

河川敷の階段で1人、呟いた。ホーリーロード決勝から3ヶ月。全国大会優勝チームのキャプテンとして、俺は全国各地の子供たちにサッカーを教えていた。

それが終わり、久しぶりに来た雷門中にはサッカー部が無くなっていた。いや、それだけじゃなく、サッカー部じゃない人達も皆サッカーを忘れているようだった。

 

「サッカーが……消えた……。」

 

 

「いいや。サッカーは消えてない。」

 

 

「え?!」

自分の真後ろから突然声がしたため、思わず振り替える。

 

「僕がサッカーをしている限り、サッカーが消えることはない。安心しろ松風天馬。」

突然流暢に話しかけてきたのは、黒い髪を逆立て、上下共に真っ白なジャージを着た少年であった。

 

「え、えっと、君は?俺のこと知ってるの?」

「僕の名前はガンマ。君のことは良く知っている。優秀なサッカープレイヤーの遺伝子を持っている者の1人だ。そして、サッカーが忘れられた現状についても、ね。」

 

この発言に再び驚く。サッカーが消えたことについて知っているだって…?

 

「教えてくれ!サッカーに何が起こってるんだ!!」

「落ち着きたまえ。今僕がスマーッットッ!に教えてあげるさ。ただその前に…」

ガンマは話を切り、目線を後ろへ向けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「盗み聞きとは、スマートじゃないね。その程度で隠れられていると思っているなら、随分と舐められたものだ。

 

出てこい、アルファ。」

 

そういうと目の前にまた別の少年が突然現れた!

「うわぁっ!!」と思わず尻餅をついてしまう。

 

「流石にこの距離なら気付かれるか。一応流石と言っておこう。」

「言う必要はないよ。そこの橋の上に立っていた所から気付いていたからね。」

「…。」

「それで?何をしにきたのかなアルファ?用がないならさっさと消えてくれ。僕は暇じゃないんだ。」

「NO。用は済んでいない。松風天馬からサッカーを奪い、任務を達成する。」

「僕も松風天馬に用がある。そしてそんな下らないことはさせない。こうなった僕は折れないことぐらい知っているだろう。議長にでも指示を仰いだらどうだい?」

「……YES、マスター。」

 

アルファという少年がそう呟くと、いつの間にか足元にあったサッカーボール?に足をおいた。

すると、そのボールから機械的な声で「タイムワープモード」と流れ、青く光りだした!

「それで僕から逃げられるとでも?」

「お前の処分はまた後日という判断だ。今は松風天馬からサッカーを奪う。」

 

「…へぇ、僕の処分ならいつでも出来るって?」

 

ガンマがそう言うと同時に、ガンマの雰囲気が変わった。背筋が震えそうな威圧感が辺りを包む。

が、その瞬間に青い光がさらに強くなり、思わず目を瞑ってしまった。

最後に辛うじて見えたのは、ガンマがサッカーボールを蹴りだそうとしている所であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タイムワープモードの光が消え、辺りは静寂に包まれる。

 

残されたのは僕1人のみ。アルファと松風天馬は何処かへ飛んだようだ。

 

(まぁ何処に飛んだのか検討はついている。僕も一緒に行く予定だったが、ワープに強制的に弾かれた。時空に穴を開けるのではなく対象者のみをワープするモードだったか。僕がいた時よりもスフィアデバイスが進化していたとはいえ…)

 

「僕としたことが。」

 

先程の松風のように、1人呟く。そして腕につけた黒いブレスレットに話しかける。

 

「聞こえるか支援者X(・・・・)。僕は今から松風天馬の所へ向かう。あんたの()も来るんだろう?アルノの爺さんから話は聞いている。…あぁ、分かっている。お前のことは伏せておく。……ふん、そこまで弱いヤツじゃないだろう?極端に心配することはない。あぁ、ではまた。」

 

ブレスレットのボタンの1つを押す。

 

「追尾式タイムワープモード」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その機械的な声と同時に、白い光が溢れ、そこにいた人物も消えた。




ま、1話なのでこれぐらいで。

娘?うん、思いつきです。

話の視点は、ナレーション→天馬→ガンマ→ナレーション(最後の1文のみ)となっております。念のため表記しておきます。

あと地味にスフィアデバイスを進化させております。原作でアルファが円堂と秋ちゃんを誘拐しようとした時に、駆け込み電車的なノリで天馬たちも一緒にワープしましたよね。あれってまぁまぁガバガバだなと。エルドラドって未来の意志決定機関が使うものの割にはそれOKにしちゃうんだ?って前々から思ってたので、時空に穴を開けるワープ(原作のワープ)と、対象者のみのワープを選択出来るようにしました。


まぁ今後この設定が生きることはほぼないと思われますがね…フヘヘ

あと地味にガンマの髪色が黒になってます。ミキシマックスしてる訳じゃないですので。これも何となくです。なんか黒のほうが噛ませ感なくなりそうじゃない?
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