遊戯王世界に水瓶座のカードを持ち込む不審者   作:蟹活倶楽部

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何?結合機能なら執筆中小説から連載中小説に結合出来るのではないのか!?


デュエルで水瓶座のカードをセットし挙句魔法カードする臆病者

デュエル開始と同時にデュエルディスクが自動的に先攻後攻を判定

後攻の自分は引いた手札を確認して唖然としてしまった。

 

「何なんだ…これは!?」

 

お姉さんからカードゲームのやり方を手取り足取りという多分今日一番

異世界してる夢心地体験から覚めると、自分が長年使っていた

二重スリーブからぶかぶかになる形で、

アクエリアンエイジのカード達が縮み収まっていたのだ!!

遊戯王カードの形になってだ。

 

「大丈夫か!?ショック療法って訳では無いが何か思い出したか!?」

 

素っ頓狂な声をあげた自分に丸谷さんが心配の声をかけるが、試合中

なのでそのまま自分も続けたい、このカードへの好奇心が勝っている状態だ。

 

「ああいや、大丈夫です。試合続けて下さい。」

 

これは自分の認識の問題、恐らく正直に話せば入院とか精密検査と

何かと自由が減るという直感をビンビンと感じるので

そのまま続けてとお願いするしかない。

 

「なら、先行の俺はドローせずにそのままメインフェイズに

モンスターを攻撃表示で召喚!現れろコマンダー!」

 

丸谷さんがカードを打ち付ける様にセットする

この世界のカードは凄まじい頑丈さだね、アニメも漫画も

皆ノースリーブでも些細な傷もカドが擦り減る描写も皆無だったなぁ。

 

コマンダー

レベル2闇属性

【機械族/通常】

攻撃力750守備力700

 

「これが、これがデュエルディスク…これマジ。」

 

さっきの図書館の窓越しに見えた立体映像は東京のどこかの

テーマパークに行けばVR関連のアトラクションにありそうと感じたのだが、

いざ目の前に出されるデュエルディスクの映像はそんな迫力では

到底片付けられない、レベル2で効果も持っていない、攻撃力も500超えた

機械族という、今まで居た場所では見向きもされないステータスの

モンスターのはずなのに、今自分が感じているのは昔観光で行った

中東の山の中で、銃を携えた密猟者が山岳ガイドと自分に詰め寄った時の

恐怖を思い出していた。

 

「だ、大丈夫ですか!?やっぱり中止にしたほうが……

丸谷さん!この人怖がってますよ!!これ以上続けてもしもの事が有ったら!」

 

言い募る受付のお姉さんを手で制し、神妙な顔で丸谷さんが反論する。

 

「いや、デュエルは真剣勝負!勝敗はともかくやり遂げない事には

デュエリストの名誉に関わる。ここにいる周りの観客を見てみな!」

 

丸谷さんは右手で自分を指差し、自分がすっかり視線誘導された所を

観客になっている暇な職員や図書館に居た子供達を指し示す。

 

「強いけど怖がる程か?他に視聴の切り札はもっと攻撃力あるのに…」

「コマンダー俺持ってる!かっこいいよね。」

「ビビりすぎ、俺なんか怖くないぞ!俺のオシロ・ヒーローで一撃だもん。」

 

職員や子供達、誰もがこの重圧を感じているが全く堪えていない

サーカスの猛獣ショーを見る観客の様に成り行きを語り合う。

嗚呼、ここには自分の敵も味方も居ない、でも多分ここで逃げたら笑われて

そしてすぐに忘れられるんだろうなという程度にはデュエルが

ありふれた世界に一人放り出されたという実感が沸き起こる。

 

「見ての通り、続けるべきだろう?俺はさらに手札から

フィールド魔法ダークゾーンを発動!」

 

ダークゾーン

フィールド魔法 

全ての闇属性モンスターの攻撃力は500ポイントアップ!

守備力は400ポイントダウン!

 

渦巻く雲が自分たちの頭上に現れ、この世界の公共の場は

デュエル前提の設計なのか、少なくとも一階はやたらと天井が高い

しっかりと雲は天井に沿って存在感を雷と共に纏わせている。

 

「さらにカードを一枚セットしてターンエンド!お前の手番だ。」

 

「うぅ、ドロー!メインフェイズに手札から…手札からぁ  一枚セット。」

 

そろりとカードをセット、もちろんこんな映えない行動に周りからヤジが飛ぶ。

 

「何だ何だリバースかなぁ?」

「違うよ手札終わってるんだよきっと!」

「俺のオシロ・ヒーローなら相打ちで引き分けなのになぁ。」

 

好き勝手に言い過ぎだろ、辛いという言葉しか思い浮かばない

精神攻撃は基本と言う事なんですね、わかり過ぎるほどにわかります!

 

「俺のターン!ドロー!俺は更にモンスターを攻撃表示で召喚!

現れろ悪魔の鏡!」

 

悪魔の鏡

レベル2闇属性

【悪魔族/通常】

攻撃力700守備力600

鏡に映るものに催眠術をかけ攻撃をよける悪魔の鏡。

 

「さあ、バトルフェイズだ!闇属性モンスターの攻撃力は

全て500アップしている、コマンダーで裏守備モンスターに攻撃だ!」

 

コマンダーが伏せられたカードにロケットランチャーと

バズーカ砲を構え今まさに撃たんとする時、

伏せられたカードが表を向きその本性を曝け出した。

 

「おおお!すっげえ!宇宙船じゃん!!

……でもちょっとまって何書いてあんのあれ?」

「うわぁ萌えアニメのプリントがデカデカと、色々残念な見た目だねぇ。」

 

痛宇宙船

レベル1闇属性

【機械族/効果】

攻撃力0守備力500

①このカードは守備力を効果テキストに含むカードの効果で破壊されない。

②自分フィールド上に表側表示で存在するモンスターが攻撃対象に選択された時、

このカードに攻撃対象を変更する事ができる。

③自分エンドフェイズに発動出来る、自分のデッキからカードを1枚ドローし

X素材としてブレイクモンスターの下に重ねて置く。

 

 

バズーカ砲が艦橋部分に直撃し、守備力100となるダークゾーン空域にて

痛宇宙船は轟音と共に破壊されてしまった。

 

「さらに、悪魔の鏡でダイレクトアタック!」

 

鏡の上に両手で掴まっているいる悪魔がニヤリと笑うと、中に映る

自分の顔がみるみる邪悪に笑い鏡から出てきてこっちの首に手をかける!

催眠術って言ってたがこれ超怖い怖い怖い怖い!

 

「ほわぁぁぁぁぁああああああああぁぁぁ!」

 

LP4000→2800

今更4000ライフ制だったと心の片隅で考えていたが、心臓も高血圧が

心配なおじさん世代にはきっついレベルでバクバク鳴り響いてる、

デュエルに全く集中できない!慌てふためいて、ああそういえば

デッキを手に置けばサレンダー出来る、自分はサレンダー出来るんだ!

と縋る様に山札に震える手を置いてしまう次の瞬間、

見かねた丸谷さんが発破を掛ける。

 

「バトルフェイズ終了、そのままターンエンド!おい!

顔に態度に魂に出てたら結局デッキは応えてくれないものだ!

サレンダーするより先にお前、気合入れてドローしてみろ!!」

 

咄嗟にターン終了宣言された結果、手札を山札に置く手はそのまま

ドローの構えになってしまっていた。

促されるまま、半ばヤケクソ気味にカードを引く形となる。

 

「ドローぉ!!……これは???」

 

自分のデッキには存在しない、元の世界にすら存在しなかったと言えば

その通りだが、つねに40枚から60枚入っていたと言えば、それもまた正解の

アクエリアンエイジのカードプレイヤーであるマインドブレイカー達に

ダイレクトに因縁深いカードが、そこにはあった。

 

「その以外そうな表情を見るにどうだ、意外と馬鹿にならないもんだろう

本物のプロデュエリストになると精神一つでドローを創造する領域に至ると

俺の師匠は言っていたんだ。」

 

いやぁこの世界に放り出されて初見デッキを握らされてる以上

共感しかねる、しかねるが……。

 

「自分は偶然だとも思いますし、創造するなんて行き当たりばったりにも

聞こえてデッキ構築を軽んじそうで怖いですが、今回は助かりました!

メインフェイズ!手札からフィールド魔法水瓶座時代を発動!」

 

水瓶座時代

フィールド魔法カード 

このカードの②の効果によって裏側で除外されたカードが

10枚以上の場合、自分はゲームに敗北する。

➀自分エクストラのブレイクモンスターは、ランクの半分の数が

自分フィールドのモンスターの数以下の時、自分または相手フィールドの

同種族のモンスターの上に重ねてX召喚扱いとしてEXデッキから特殊召喚出来る。

➁このカードのプレイヤーがダメージを受ける時、

「その数値を500ダウンさせ自分はデッキから1枚ドローしお互いに確認する、

それが通常召喚可能なレベル4以下のモンスターの場合、

そのモンスターを特殊召喚できる。違った場合そのカードを裏側にし除外する。」

この効果をダメージの数値500未満になるまで処理を繰り返す。

③このデュエル中、このカードの元々の持ち主は①の効果でのみ

エクストラデッキから特殊召喚ができ、効果テキストに

「ブレイクモンスター」と記された魔法・罠カードしか発動できない。

この効果は無効化されない。

 




難産だねきっついね、誤字脱字チェックは後回しにして御免なさいね。
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