遊戯王世界に水瓶座のカードを持ち込む不審者   作:蟹活倶楽部

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拙者、ツンデレヒロインと男への当たりが若干きついヒロインと暴力ヒロインの
厳密な境界がわからない侍、義によって投稿いたす。


双子看板姉妹の居る民宿に寝泊まり開始する不埒者予備軍

無事意識を取り戻した後、丸谷さんは残業中らしくそのまま窓口の奥へと戻り

定時に帰る嘉島さんが民宿までの道のりをマイクロ乗合バスで教えてくれた。

バス停降りてすぐ近くに見えますよとか、一階部分の食堂のランチメニューが

デカ盛りで地域新聞に載った等々耳より情報を聞きながら、

バスはお目当ての停留所に停まりそこからは嘉島さんと別行動の自分は降りた。

自分は旅は好きだし民宿も簡易宿舎も大丈夫なのでレトロな店構えだと

なお良いなぁと期待が高まる。

 

「到着、凄く渋い食堂だぁ!」

 

営業時間に何回も修正が入った表示に始まりツタが所々覆う

年季のある店構えに綺麗に掃除が行き届いた店先、清酒の名前の入った

プラ看板も所々欠けている。間違い無く昭和の古き良き食堂の

完成系と言っても良いだろう。そんな歴史を感じさせる

色褪せた外観の食堂、赤錆びた部分が少々あるトタンの看板には

【真食芋楼】、しんく う ろう?と難解な不良文字っぽい店名があった。

 

「民宿ご予約の方ですか~?それとも食堂ですか~?」

 

昭和レトロな食堂を鑑賞しながら一人物思いにふけっていたら、

食堂の扉が開きのれんを取り外しながら割烹着がとても似合う女将さん

らしきおっとりとした黒髪を三角巾でまとめた女性が話しかけてきた。

 

「今日の予約を丸谷さん経由でお願いした者なのですが、

本様にこんないきなりで大丈夫ですかね?」

 

「勿論ですよ~、ささ店内でチェックインですよ~。」

 

その後は宿帳に記入したり、コピーする身分証がデュエルディスクの

プロフィール欄だったが、なんと食堂から民宿に上がる階段前に

デュエルスペースが設置されており、そこで宿泊時の身分証確認と

記録が出来た。何でも現金決済以外にデュエルポイント(以下DP)

決済システムがこんな田舎にも普及されて

常連の方も現金よりDP払いが最近多いとのこと。

 

「どこでポイント入れられるんですかね?」

 

「そこの端末で現金チャージも出来るけど、デュエル配信サイトで

人気が出て貯まる人も居るわ~。ポイ活?って結構聞きますよね~」

 

「そうそう今日の町役場での配信、すごく楽しかったわ~娘の双葉と

三咲も近所にエクシーズ召喚を使う人が来るってはしゃいでましたし~。」

 

聞き捨てならないことを言われて慌てる、普通に盗撮じゃんとしか思えない。

 

「ええ!あの時配信されてたってこと!?」

 

「あら~どこも町おこしで役場や公民館でやってるわよ?」

 

聞くと成功してる自治体と同じカメラと撮影位置さえ抑えれば、

デュエル配信サイトで垂れ流し。たったこれだけで有名配信者が

遊びに来た時に記念デュエルしてみた回は結構地方自治体の知名度に

貢献するらしく、全国の役場と公民館の観光板や案内パンフレットの

活用が活発になり、低いコストでそこそこなリターンがあるらしい。

と、デュエルスペースに座る伸びをしている人影と目があう、

何か同じ小学生が使うドリルを2つデュエルスペース横の机に広げている。

 

「おー、エクシーズ使いのおじさん一晩どう?3000円ポッキリよー。」

 

何だこの眠たげな視線で大人をからかう女子小学生!!

あざとい2つの黒髪の艶があるお団子ヘアーも似合う!この娘は

100%女将さんの娘、人見知りも物怖じしないマイペース、人気の看板娘とみた。

 

「看板娘兼時期副女将の三咲だよーんでんで、今厨房で明日の

仕込み当番兼私の分のお弁当作ってるのが〜。」

 

ガラガラと引き戸をスライドさせて厨房と食堂のスペースから

一人の看板娘が怒りながら来る。勝気な表情で若干ダウナーな妹さんより

しっかり者な印象、このまま成長すれば末はミスパーフェクトか

10人姉妹のお母さんかもしれないねぇ、とスマホゲー中毒の

毒素が抜けきらない感想が沸き上がる。

 

「今日お父さん遅いのに何でお母さん急なお客さんおーけー出すの!

もう明日の仕込み始まってて台所で作れるの賄いしかないんだよ!!」

 

「でもお姉ちゃん、ここ餅蛙市じゃないんだからコンビニはもう閉まってるし。

賄い込みでええじゃないかええじゃないかの精神だよ。」

 

そんな、確かに図書館が別館である広い町役場にしては、少し町が寂しいなと

思ったがここまで寂れてるとは、何か理由があるのだろうか?

 

「別に大丈夫ですよ飲食が目的じゃなくて今日はちょっとデッキを弄らないと

デュエリストとして格好がつかないとわかったもので。」

 

だがとにかく今日は疲れた。宿無しの自分に丸谷さんという保証する人が

付いてくれたのだ、今日はもう大人しく泊まりたい。

 

「えー、おじさんあんなに強いデッキなのに?」

 

「丸谷さんはこの近所じゃ最強なんじゃない?プロデュエリスト

じゃないんだからこっぴどく負けてもしょうがないのよ。」

 

え?コントロール交換が凄い以外はそんなに強い印象は無かったが、さらに

眉唾な情報として。

 

「おじさんくらいの実力者なら餅蛙市でもほぼ敵無しだぞよ、でもこのまま

ブラブラしてたら県内や、もっと居たら他県からの配信系挑戦者も

来るかもね~エクシーズモンスター見せて見せての古事記踊りだよー。」

 

うわぁ、女子小学生と話すタイミングは今しかない!アニメなら

サブヒロインには少なくとも数えられてそうな中々のダウナー妹美少女だ

よーしおじさんカード広げちゃうぞと孫相手の爺さんくらい

甘い対応しそうになったら横から女将さんが。

 

「三咲〜お母さんと約束したでしょ〜。休憩が終わったら宿題、

弁当作るお姉ちゃんの分もまとめて途中まで進めるんだから〜」

 

叱られた三咲ちゃんはぶーたれつつも宿題に戻り、女将さんはこっちに向き直り。

 

「すみませんねぇ~民宿部分は2階のすぐ右ですので、古くて

急な階段ですが気を付けて上って下さいね~。」

 

そのまま仕込みと宿題と各々持ち場に戻る流れに自分もデッキ調整だ

早くしないと、と急な階段をギシギシ登り部屋の鍵を開けたらお茶請けと煎餅、

デュエルスペースに使えそうな昭和旅館を彷彿とさせる座卓に

リュックを下ろし、座椅子に腰掛けた。幸い久しぶり友人に会うと思って、

デッキやサイド、レアカードファイルを持ち込み過ぎた帰り道

いい加減重いと感じていたしやっと落ち着ける。

と備え付けの昭和後期漂うエアーポッドから湯を押し出し

お茶と茶菓子をしばいてから座卓を除菌して、デッキとカードを広げる。

 

「さて、負けた以上なあなあに出来ないよなぁ、」

 

前回腐ったカードである彗星爆弾とパニッシュメントを始め、

遊戯王ではそこまで必要か?というカードと使えそうな

カードを掘りだすことに集中する。チラッと効果を見直すと

 

魔法カード

彗星爆弾

このカードは自分フィールドのXモンスターからX素材を2つ取り除き、

自分フィールドに闇属性ブレイクモンスターまたは通常召喚可能なレベル4以下の闇属性モンスターが

合計2体以上存在する時に発動することが出来る。

(1):フィールドの守備力500以下のモンスターを全て破壊する。

 

 

魔法カード

パニッシュメント

このカードは自分フィールドのXモンスターからX素材を5つ取り除き、

自分フィールドに闇属性ブレイクモンスターまたは通常召喚可能なレベル4以下の闇属性モンスターが

合計5体以上存在する時に発動することが出来る。

(1):属性を一つ宣言する、フィールドの指定した属性のモンスターを全て破壊する。

 

お前重いんだよパニッシュメント!ピン刺しで答えてくれたらいいな程度で

パニッシュメント3詰み体制を解除したり。色々と調整を繰り返しながら

夜が更けて、わかったことは、アドバンス召喚するモンスターは

サポート対象外な元アクエリアンエイジのカード達の用意周到さと、

キャラクターにダメージを与えるカードが軒並守備力を参照するものになった結果、

この世界で使い手が居るかわからないがリンクモンスターには

手も足も出ないカードが多過ぎる!と一人で悶々と悩みながらデッキを

調整し直し、久しぶりに阿頼耶識勢力のデッキも引き出し、捨て札以外に

カード効果自体を無効化するあの巫女がいたはずだ。

これで守れるはずなんだと自分を奮い立たせて途中まで組みなおして

今日はデッキ調整をお開きにし。やっと繋がったネットで銅宮町について

調べていたら、そのまま布団の中でスマホいじりで寝落ちしてしまったのだった。

 

 

(遊戯王とは無関係な朝のおまけひと悶着)

アクエリアンエイジを持って、それが全てオリカになってしまった

おじさんの日常は新鮮な驚きの連続だ。

 

「やってたゲームがなんか違う!」

 

画面の中では遊べる軽自動車とタイアップしたキャラのものまねは

しない方針で「んちゃ」とか言い出すケッコン()仮をしたはずの

キャラクターが変わり果てた姿で

 

「いくらです……は~い!とかは言いません、よろしく。」

 

頭の赤いイクラの粒粒がエキセントリックな改変を際立たせて自分の精神は

朝から錯乱気味になってしまった。

 

「いなずま!そしてぼぼぼ僕のかみなりママぁ!!嗚呼改変から逃れられない!!」

 

「いなりです、どうかよろしくお願いします。」

 

「しのだよ!関東風いなりとは違うわ、そこんとこもよろしく頼むわね!」

 

か・ん・こ・れ・始まります。のいつもお世話になってる声に安心して

ロード画面のど真ん中にぷかぷか動く軍艦巻きを脳が視覚処理拒否した結果、

タイトル画面にどーんと 貫 こ れ とデカデカと見えてしまったのだ。

ご丁寧にレベルも、開放海域も、香薫章表示で自分がイベント海域で取得した

高難易度突破勲章数も一致!

 

「遠征出して今日は寝よう……」

 

遠征画面の練習出前から始まり、いつもの北方行路会場出前と酢移譲飯建設、

油揚げとシャリが足りないのでMO(マグロ寿司桶)作戦に軍貫娘を

見繕い遠征に行かせて今朝は二度寝して昼に起きるのだった。

 




文字数は3000~5000で良いのか、それさえも曖昧な駄文です。
学園ものが始まると言ったな?学園の工事から始まってるんだ!(屁理屈)
ストレージでスモールワールド漁りするので遅くなると思います。
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