リョテイ会の日々   作: 01leader

15 / 35
好成績をあげるウマ娘ともなると取材,テレビやCM出演,地方競バのイベントや講演会なんて仕事もあります。
ましてやドリームトロフィーリーグへ移籍した後ともなれば時間に余裕も出てきます。さてリョテイ会のメンバーは今まで,どんな仕事をしてきたのでしょうか?
それではリョテイ会の小屋を覗いてみましょう。
ステイゴールドが香港から帰国してきたようです。


第15話 走ったり,話したり

ステイゴールド「しかし香港ヴァーズに勝ったの,いつだと思ってんだ?アタシ,この時期になるといまだに香港に呼ばれるんだよ」

ドリームジャーニー「まあ姐さんの,あのレースは現地の人たちでも印象深いって人が多いんでしょうね」

ステゴ「たった1回・・・されど1回のGⅠ勝利が,こんな事になるなんてね。そういやさ,お前らも色々とやってんだろ?」

オルフェーヴル「私は姉貴と一緒に呼ばれる事が多いッス」

ドリジャ「よく言うよ。ウチよりも他の三冠ウマ娘と一緒に呼ばれてのトークショーが多いじゃん」

オルフェ「正直,嫌なんすけどね・・・」

ゴールドシップ「ぜいたく言うなよ!ゴルシちゃんだって三冠ウマ娘になりたかったのになれなかったんぞ。あぁ・・・ダービー・・・」

ナカヤマフェスタ「それこそ,オルと私は凱旋門賞の時期になるとゲスト解説で呼ばれるな。オルは2年連続の2着。私は一番,凱旋門に近づいたウマ娘としてだ」

フェノーメノ「オルさん,人気者ですね」

オルフェ「つれ~ッス」

オジュウチョウサン「そんな,フェノは春天絡みで呼ばれるんだよね?」

フェノ「はい。メジロマックイーンさん,テイエムオペラオーさん,キタサンブラックちゃんにフィエールマンちゃんの私達,春天2連覇ウマ娘として,呼ばれますね」

ゴルシ「ずりーぞ,マメチン!マックイーンと春天の仕事って。アタシも春天勝ってんだぞ!」

フェノ「1回だけね。それより,ゴルシちゃんは3連覇を逃したウマ娘として宝塚記念のお仕事に毎年呼ばれているじゃないですか」

ゴルシ「春天だけど3連覇を逃したのはマメも一緒だろ!」

フェノ「違います。私は出たくてもケガで出られなかったんです。1番人気なのにゲート内でトーホウジャッカルと揉めて15着に終わったあなたとは違います。それに本当の意味で3連覇を逃したのはマックイーンさんだけです。マックイーンさんはライスシャワーさんに競り負けての2着。オペラオーさんとキタちゃんは2連覇の年にドリームトロフィー移籍,私とフィエちゃんはケガで回避。だかr」

ステゴ「フェノ,ゴルシ。そこまでにしろ。私は,お前たちがしている営業の話が聴きたいんだ。口喧嘩が見たいわけじゃない」ゴゴゴゴ・・・・・・

オルフェ「ひぃ~,姐さんがキレたッス(涙)」

ドリジャ「おい!口喧嘩がしたいならリョテイ会じゃない所でやってくれ!」

ナカヤマ「姐さん,どうします?」

ステゴ「オジュウの話を聞き終わったら二人ともパロスペシャル」

ゴルシ「姐さん,すんません!」

フェノ「興奮しすぎました・・・」

ステゴ「・・・まったく。忘れた頃に,お前らはケンカになるよな~」

ドリジャ「ちなみに姐さん。宝塚記念絡みだとウチとオル。それからナカヤマ,ゴルシの4人で呼ばれます」

ナカヤマ「で毎回のようにゴルシの事件映像が流されて,そのたびにゴルシがイジられてる」

ゴルシ「あれ,もう止めて欲しいんだよな~」

オジュウ「まあ無理でしょ。夏の高校野球で毎年,松井秀喜の五打席連続敬遠が流されるようなもんだよ。ゴルシちゃん,風物詩になったと思って諦めな。恨むなら,あの時,トーホウジャッカルと揉めて出遅れた自分を恨みなよ」

ゴルシ「・・・・・」チーン

ステゴ「という事でゴルシが真っ白になった所で,オジュウ。お前はどんな仕事してるんだ?」

オジュウ「やっぱり障害レース関係で呼ばれます。それこそアップトゥデイトやメイショウダッサイとかと一緒に」

オルフェ「やっぱり,そうなんすね~」

オジュウ「それと来週なんですけど,平地でGⅠ9勝をあげたアーモンドアイちゃんと障害GⅠ9勝の私による9冠ウマ娘トークショーっていうのをやるんですよ」

ステゴ「ほう,それは意外な組み合わせだな」

オジュウ「はい。私,アイちゃんとはURAの表彰式ぐらいでしか会った事ないので」

ナカヤマ「全部で18冠か・・・」

ドリジャ「そういや,コパノリッキーもそうだけど最近はダートウマ娘が地方営業であちこち行ってるって聞いたな」

オジュウ「はい。ダートにもクラシック三冠が創設されるので,それの絡みらしいですよ」

フェノ「お世話になったトゥインクルシリーズが,少しでも盛り上がるように私達も,まだまだ頑張らないといけませんね」

ステゴ「そうだな。じゃあ良いこと言ったけど,フェノやるぞ」

フェノ「いやーーーー!」

オルフェ「逃げちゃダメっす!」

ドリジャ「ゴルシを見ろ!もう諦めの境地で正座してるぞ」

ゴルシ「・・・・・・」チーン

オジュウ「フェノ,これもリョテイ会の風物詩だよ」

ナカヤマ「しかし私たちは,どうも最後にこうなってしまうんだな・・・」

 

 

 

ドリームジャーニーだ。

まあ結局,フェノとゴルシは姐さんからパロスペシャルを喰らった。

ゴルシは速攻でジャスタウェイに慰めてもらいに行ってたな・・・。

フェノは,みんなで担いで寮に運んだ。

それから,オジュウとアーモンドアイの9冠ウマ娘トークショー。ウチらは配信で見てたけど,まあオジュウの野郎が「どうも。コパノリッキーには追いつけませんでしたが,シンボリルドルフを越えた2人です」と言い出して,アーモンドアイが顔面蒼白になっていた。その後も「平地の同一GⅠで3連覇したウマ娘はいませんが,私は障害のGⅠを5連覇しました」と絶好調。アーモンドアイは,すっかり困っていたよ。

ただオジュウの野郎は,しっかりフォローしていた。口を開けばアレだけど顔は男前だからな。見ているウチらは「アーモンドアイ,オジュウに惚れたんじゃない?」とか盛り上がってた。

 

「相変わらず,ルナちゃんを雑に扱えるとは大した野郎だ。こんなんだから9冠も取るんだよ」

 

とウチの姐さんは配信を見ながら笑っていた。

まだまだウチらは未来のウマ娘たちのために走ったり,話したりと忙しい日々を送りそうだ。

 

 

 

終わり

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。