オジュウに残された道は中央の登録抹消(地方トレセンへの転校,もしくは引退),1勝クラスなどの格上挑戦,そして・・・。
今回も時間を遡りましょう。場所はいつものプレハブ小屋。
オジュウの一言から会は一気に緊迫した空気に変わります。
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オジュウ「みんな。今日は私の今後について話があります」
ステゴ「・・・・・・そうか,なあオジュウ,これかr」
オルフェ「ダメッス!オジュウ,辞めないで欲しいッス(涙)」
ドリジャ「落ち着け!まだ何も言ってないだろ!」
ステゴ「フン!」リョテイキック!
オルフェ「ギャーーーーー!」
フェノ「うわ~・・・えげつない」
ゴルシ「じゃあ,姐さんのセリフから再開」
ステゴ「・・・・・それで,これからどうするんだ?」
オジュウ「私は平地で走る事は諦めていない。でも今のままじゃ1勝クラスすら勝てません」
ナカヤマ「そうだな。残念だが,今のオジュウじゃ1勝クラスで勝つのは不可能だ」
ステゴ「その通りだ,ナカヤマ」
オルフェ「そんな,あんまりッス!そんなひどい事を・・・」
ゴルシ「おい!今のオジュウの状態じゃ,かなり厳しい事になるのは三冠ウマ娘になったオルなら,よく分かるだろ?」
オルフェ「・・・・・(泣)」
ドリジャ「オジュウ。お前は地方のトレセンに行くのか?それとも・・・ここを辞めるのか?」
オジュウ「私は,まだまだ中央で走りたい!」
フェノ「でも,どうするの?オジュウが出られる未勝利戦は,もう無いんだよ?」
オジュウ「私・・・・・私,障害レースに転向します!」
5人「っ!」
ステゴ「オジュウ,本気か?」
オジュウ「本気です!」
ステゴ「平地で勝てないウマ娘達が障害に行くというのは,よく聞く。なあ,オジュウ・・・障害ってのはな・・・平地で1つも勝てないやつが,簡単に勝てるような世界じゃないんだぞ」
オジュウ「・・・・・」
ステゴ「ドリジャやナカヤマは知ってると思うが,アタシの事を慕ってくれた後輩でマイネルネオスとエムエスワールドってのがいてな」
ドリジャ「懐かしいな~,ネオス先輩にエムエス先輩。ウチらの集まりにも,よく顔出してた~」
ナカヤマ「たしかレース引退後は,学業に専念して,そのまま進学したな」
ステゴ「そいつらだって平地で勝ったんだぞ。それにアイツらは死物狂いで練習した。エムエスは障害G2,そしてネオスは障害G1の中山グランドジャンプを勝った。なあオジュウ?お前は平地で勝てないのが怖くて,障害へ逃げるのか?」
オジュウ「違います!」
ステゴ「じゃあ何が違うのか言ってみろ!」
オジュウ「私は障害レースの歴史や今までの価値観を変えます!障害レースが平地で勝てないウマ娘の集まりだなんて言わせません!芝で勝てなかった子がダートで可能性を見出すように,障害レースは新しい自分を見つけられる場所にしてみせます!」
ステゴ「・・・・・分かった。オジュウ,死物狂いで走り抜けろ!そして,お前の言ったとおり障害レースの価値観を変えてみろ!ただ結果が伴わなければ,アタシがお前を引退させるからな,文句は言わせないぞ!」
オジュウ「はい!」
ステゴ「・・・やっと,いい顔になったな」
ナカヤマフェスタだ。
あの後,オジュウの障害レースでの活躍を祈願して,会恒例の鍋パーティを開いた。姐さんが呼び出したマイネルネオス先輩とエムエスワールド先輩も含めて。
ステゴ「こいつ,障害に挑戦するから面倒見てやってくれ。そして練習では地獄を見せてやってくれ」
と悪い顔をしていた。よく言うよ。アンタ一番練習嫌いだったじゃないか。
終わり