リョテイ会の日々   作: 01leader

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さてステイゴールドの伝説を語る配信トークショー「ジャストーーーーーク!!」。
ドリームジャーニーのエピソード披露も終わり,そして怒りのあまり暴走しかけたグラスワンダーを何とか抑え込む事に成功した黄金世代。
その続きと参りましょう。


第25話 「私達はステイゴールド大好きウマ娘です!」Part2~ナカヤマフェスタ編~

 

ナカヤマフェスタ「次のエピソードは,これだ。『②阿寒湖呼ばわり生放送ガチギレ事件』」

5人「wwwww」

ステイゴールド「おい,これかよ」

ジャスタ「どういう事,これ?」

ナカヤマ「これは姐さんの戦績に関わる事だ。このフリップを見てもらうと分かるんだが・・・姐さんは6戦目の未勝利戦で,やっと1着になる。それで,すいれん賞,阿寒湖特別で1着。で京都新聞杯で初のG2挑戦,菊花賞で初のG1挑戦となっていく」

ジャスタ「あ・・・」

ゴルシ「ジャス,気づいたな」

ナカヤマ「見て分かるとおり,ここから2年8ヶ月後のG2目黒記念まで勝ち星が無い」

ステゴ「いや・・・いい所までは行ったんだぞ。春天ではメジロブライト,宝塚記念ではスズカ,秋天ではオフサイドトラップ,次の秋天はスペについで2着。それにアタシは『覚醒後のスズカの影を唯一踏んだウマ娘』って言われたんだぞ」

ドリジャ「ん?なんか姐さん,うろたえてますねw」

ステゴ「やかましい!」

ナカヤマ「まあ,そんなこんなで,ずっと勝ち星が無いもんだから最後に勝った阿寒湖特別にちなんで『阿寒湖』って呼ばれていたわけだ」

ステゴ「でもさ,そんな呼ばれ方されてるって,こっちは知らないからな」

オルフェ「姐さん,基本的にインタビュー受けないし,新聞やテレビも見ないっすもんね」

ナカヤマ「そんな銀メダルのお姫様街道をひた走る姐さんだが,なぜかヒーロー列伝の話がやってきた」

ステゴ「これさ,本当に意味わかんねーんだよ。オープンしか勝ってないんだよ,アタシ」

フェノーメノ「それまでのヒーロー列伝って,みんな重賞勝ってますからね」

オジュウ「その中でG1勝ってないのって,ヤマノシラギクさんぐらいだもんな」

ナカヤマ「それでヒーロー列伝が決まったって事で生放送に出ることになった姐さん。まあテレビ局とURA,そしてトレセン学園は完全に選択を誤った」

5人「wwwww」

ナカヤマ「では,その映像をどうぞ」

 

(VTRスタート)

 

司会「というわけでステイゴールドさん。今回ヒーロー列伝に選ばれたご感想は?」

ステゴ「重賞も勝てないウマ娘をヒーローにするなんてURAってバカの集まりなんだなって思いますね」

司会「まあ,でもステイゴールドさんのレースへのひたむきな姿勢が評価されたんじゃないんですか?」

ステゴ「よく言うよ。アタシが練習嫌いなの知ってるだろ。あとスペのしっぽを噛もうとした事とか。何をどう評価したらアタシがヒーロー列伝になるんだって話だよ。アタシが勝ったのは未勝利戦,すいれん賞,阿寒湖特別の3つだけ。もう一度言うぞ。重賞を勝ってないの」

司会「でもですね,ステイゴールドさんは,それでも最後まで走り抜く姿勢がファンから愛されていまして,それにファンの皆様からは親しみを込めて『阿寒湖』って呼ばれてるんですよ」

ステゴ「・・・・・・おい。それってどういう事だ?なかなか勝てないアタシが『アカン子』って言いたいわけか!」

司会「いや,そういうわけでは・・・」

ステゴ「ふざけんな!URAはアタシを晒し者にする気か?冗談じゃねえ!こんなヒーロー列伝とやら辞退させてもらう!」

司会「あっ,ステイゴールドさん!」

 

(スタジオから出ていくステイゴールドでVTR終了)

 

ステゴ「いや~・・・・・怒ってたね~,アタシ。」

ジャス「地獄絵図じゃん」

オジュウ「最後のアカン子って,完全に姐さんの被害妄想も入ってませんか?」

ナカヤマ「残念ながら姐さんの言ってる事,当たってるんだ」

ステゴ「ほら!アタシ,間違ってないだろ!」

ゴルシ「ていうかよ~,もう始まったときから姐さん,すげーイラついてたよな」

ステゴ「あれは確か・・・・オペラオーが勝った時の春天が終わって,ちょうど目黒記念に向けて色々調整している所に,この話が来たんだよ。だからかなりイライラしてたのは,してた」

オルフェ「それ八つ当たりっすよね」

ステゴ「でもアタシ言ってるの間違ってないだろ。重賞勝ってないのにヒーロー列伝って,おかしいじゃん!」

ドリジャ「まあ姐さんの気持ちは分かるけど・・・」

ナカヤマ「この後,姐さん・・・何があったんでしたっけ?」

ステゴ「理事長室に呼ばれて,たづなさんからお説教」

ゴルシ「うわぁ・・・・・・」

ステゴ「『どんなに負けが続いても最後までレースを放棄しない,あなたの姿勢を支持しているファンの方たちがいるんです!あなたはみんなが応援したくなるウマ娘なんですよ!』って泣きながら怒られた」

ジャスタ「えっ,たづなさんを泣かせたの?」

ステゴ「ああ。これでアタシは理事長,テレビ局,URAには謝った。まあ謝んないと目黒記念に出られない可能性もあったし」

フェノ「でも,この後,目黒記念を取ったって事は・・・」

ステゴ「とりあえず重賞勝ったウマ娘として,ヒーロー列伝に名前を連ねたよ。それこそオールカマーの1ヶ月くらい前だったかな?」

ナカヤマ「そう,その年の8月21日にヒーロー列伝のポスターが公開。それが,これだ」

 

ヒーロー列伝49 ステイゴールド 愛さずにいられない。

 

ゴルシ「やっぱ,いいよな~,このポスター!」

ドリジャ「姐さんの良いところが全部詰まってる」

オルフェ「『愛さずにいられない。』・・・いい表現っすよね」

フェノー「その下の文章もいいんですよね」

オジュウ「姐さん。そもそも,こんないい文章を寄せられてる時点でURAは姐さんを晒し者にするつもりはなかったはずですよ」

ステゴ「今なら分かるんだけどな。ただ,これ出されてからアタシは同期からイジられるようになった」

6人+ジャスタ「wwwwwww」

ステゴ「そして,アタシの案件は良いことも悪いことも全て生徒会をすっ飛ばし理事長というかたづなさんへあがる様になった。だから,この件について生徒会には一切頭を下げてない」

ゴルシ「それ,胸張って言う事じゃねーだろ」

ナカヤマ「ただね。せっかく,このヒーロー列伝で少し姐さんの評判は良くなったのに,この後の目黒記念で・・・」

ジャスタ「という事で,その目黒記念については次の方に紹介してもらいましょう」

 

 

 

フェノーメノです。

この時期は姐さんにも色々ありましたからね。女帝世代・同期・黄金世代・覇王世代との激闘。そこで,なかなか勝てない中でのヒーロー列伝起用。

まあ色々と疑いたくなりますよ。

でも姐さんが単なる素行不良な勝てないウマ娘だったら誰もヒーロー列伝に起用しなかったはずです。

姐さんのレースへの姿勢,そして姐さんを応援する人達がたくさんいるからこそ,あの様な愛に溢れた文章が贈られた。

やっぱり姐さんは私達の誇りです。

 

 

 

終わり




愛さずにいられない。

時代に新たな最強ウマ娘が現れるたび、いつも果敢に挑んでいくあなたの姿がある。
黒鹿毛に輝く小さな身体を力いっぱい弾ませて、最後の直線にすべての勝負を懸けて。
先頭でゴールを駆け抜ける一頭がどのウマ娘だったとしても、あなたのその姿にたくさんの声援が贈られるだろう。
ステイゴールド。もう誰もがあなたのことを、愛さずにいられない。

ヒーロー列伝No.49 ステイゴールド





引用元
JRA公式サイト「ヒーロー列伝」のポスターより文章を一部変更しての引用。
https://www.jra.go.jp/gallery/ads/heroes/popup/images/049m.jpg
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