「マメちん」というニックネームとは裏腹に「美浦のボス」という称号を持っている彼女。
そんな彼女がリョテイ会に入るまでの経緯です。
※実馬のフェノーメノはゴールドシップとオルフェーヴルに当たりが強かったというエピソードから生まれたお話です。
※2023年8月12日~タイトル変更しました。
オジュウ「前から思ってたんだけど,フェノの姉さんは何でリョテイ会に入ったんですか?」
フェノ「何でというと?」
オジュウ「何かリョテイ会っぽいキャラじゃないというか・・・」
ステゴ,ドリジャ,ナカヤマ,オルフェ,ゴルシ「wwwwwww」
ドリジャ「そうか,オジュウはフェノが入った経緯を知らないもんな」
ステゴ「せっかくだから教えてやるよ。あれはゴルシとフェノが入学してきた時だった。ゴルシは既にリョテイ会の存在をドリジャやオルフェから聞いていたから,いの一番にやってきた。んで,開口一番。『焼きそばパーティすんぞ』ってな」
ナカヤマ「こいつ,ぶっ飛んでるだろ」
ゴルシ「そこで焼きそばを振る舞って,そのままゴルシちゃんは姐さん達と絡むようになった」
ステゴ「対してフェノはマジメでな。俺らとは全くといっていいほど関わりが無かった」
オルフェ「むしろ私達の事を嫌っていたッス。オジュウ,フェノは私達の事を何て呼んでいたか分かるっすか?」
オジュウ「山賊?」
フェノ「違う。栗東のゴロツキ」
5人「wwwwwww」
ナカヤマ「でも私,美浦なんだぜ」
フェノ「ナカヤマさんは事実上の栗東でしょ」
ステゴ「そんな訳でフェノはマジメで,アタシらみたいなゴロツキには関わろうとしなかった。ところが,マジメなんだが性格がキツいし,今より尖っていた。だから寮長よりも寮のルールにうるさくてな。結果的にフェノが入学して,しばらくしたら美浦寮は門限やぶりが0になった。そして気づけば『美浦のボス』と呼ばれるようになったわけだ」
オジュウ「なるほど,そういう理由が・・・」
ゴルシ「まあ栗東のボスを自負するゴルシちゃんからしてみれば,鬱陶しい事このうえなかった。だから普段の生活やパドックの中でも威嚇してやった」
フェノ「鬱陶しいのはあなたです。同期ってだけで変なちょっかい出してきて」
オルフェ「それで,だいたい揉めそうになるとジェンティルドンナやジャスタウェイが間に入って止めてくれてたっす」
ドリジャ「ところが,ついに問題が起こった。あれはオルフェが次のレースに向けて調整をしていた時でしたね」
ステゴ「ちょうどアタシが席を外していた時に事は起こった」
ナカヤマ「オルフェとドリジャが併走していたんだが,かなり練習がバチバチになって,ゴール後にド派手な姉妹喧嘩が始まった」
⏰
(回想)~オルフェーヴルはマスクなしの状態
オルフェ「姉ちゃん!何だよ,あの寄せ方!当たったら怪我するだろ!」
ドリジャ「お前,勝ちたいんだろ!このぐらいやってくる奴らだっているかもしれないじゃないか!」
オルフェ「だからって,あれはやりすぎだよ!」
ドリジャ「ふん!そんな所で甘えを見せると勝てねーぞ!お前は気が緩んでいる!」
ギャーギャー
ナカヤマ「あ~あ・・・面倒くさい事になったぞ,なあゴルシ?そろそろ止めn」
ゴルシ「うぉーーーーー!ゴルシちゃんキーーーーック!」
トーセンジョーダン「おい!やめろし!」
ゴルシ「やるじゃねーか,ジョーダン。お前もセクシーコマンドーを磨いt」
ナカヤマ「ジョーダン,すまん。うちのゴルシが迷惑かけた。おい,あのバカ姉妹を止めに行くぞ。ターフでケンカしてる所なんて見つかったら,また姐さんにどやされるぞ」
ゴルシ「んだよー!ノリ悪いなー!ゴルシちゃんが本k」
フェノ「ゴールドシップ」
ゴルシ「ん?なんだ,マメちん」
フェノ「どういう事?先輩に蹴りを入れようとするなんて。それとも,あれ?ライバルを減らしたいのかな?この卑怯者」
ゴルシ「・・・あ?憶測でモノ言うんじゃねーぞ」
フェノ「はぁ・・・・やだやだ。これだから栗東のゴロツキは」
ゴルシ「んだと,テメー!もっかい言ってみろ!」
ナカヤマ「おい!ゴルシ。あまり問題起こすな。ジョーダン,フェノ,悪かったな,じゃあ私達は向こうの喧嘩を止めなきゃならないから,これで」
フェノ「ん?・・・・あいつらと来たら・・・・」ダッ
ナカヤマ「おい!」
⏰
フェノ「オルフェーヴルーーーー!」
オルフェ「あ・・・・・なんすか?」
フェノ「練習中に喧嘩しないでもらえる?みんな迷惑してるの」
オルフェ「いきなり来て,言うことがそれかよ」
フェノ「全く三冠取ったからって何やっても許されると思わないでほしいわ」
ドリジャ「おい!うちの妹に因縁つけてんじゃねーぞ!」
フェノ「あ~あ,やっぱり貴方がたは栗東のゴロツキですね。なぜ素直に謝れないのですか?ターフでケンカした事は事実でしょう?全く・・・どうしてステイゴールドの周囲はこうなのかしら?三冠ウマ娘なら三冠らしく,もっと,まともな人に憧れた方がいいんじゃないですか?オルフェーヴル先輩w」
ブチッ
オルフェ「姐さんの悪口を言うんじゃねーーー!私にとって姐さんは恩人だ。お前に何が分かる!私は姐さんのお陰で三冠を取れたんだ!栗東のゴロツキ?ゴロツキで結構だ!」
ドリジャ「オル!落ち着け!」
ナカヤマ「フェノ!言い過ぎだぞ!」
ゴルシ「なあ。マメが,うちらの事を嫌っているのは知ってる。だけど,わざわざ悪口を言いに来るのは違うんじゃないか?」
フェノ「何よ・・・私は学園の風紀を・・・」
オルフェ「帰れ!帰れ!姐さんをバカにするやつは,みんな大っ嫌いだ!(涙)」
?「・・・・・・・おい,これはどういう事だ」
ドリジャ「あ,姐さん」
ステゴ「ん?あんたフェノーメノだね。アタシたちの事を栗東のゴロツキとか学園の風紀を乱すとか,ずいぶん好き勝手に言ってくれてるようだね」ゴゴゴゴ・・・
フェノ「ひっ・・・」
ステゴ「ふ~ん,あんだけイキリ倒しておきながら,随分情けないな・・・・・いったん小屋に集まれ。何があったか説明してもらう」
⏰
リョテイ会プレハブ小屋
ステゴ「なるほど。練習に熱が入りすぎて姉妹喧嘩が始まって,ゴルシが無関係のジョーダンに蹴りを入れようとしたからナカヤマがそれを止めていたのに,フェノーメノが首を突っ込んできたと・・・・・。なあフェノ?この流れで,お前が首を突っ込む要素はどこにある?」
フェノ「・・・・・」
ステゴ「無いよな?アタシらが嫌いで何とかやり込めたかっただけなんだろ?それにアタシがいる時は絶対に来ないよな?美浦のボスともあろうお方が栗東のゴロツキにビビっているようじゃダメじゃないか?なあ,フェノーメノさん」ニッコリ
フェノ「・・・・・」ガタガタ・・・
ドリジャ(姐さん,マジギレしてるな)
ナカヤマ(笑顔で「さん」付けしたって事はキレてるな)
ゴルシ(マメちん,やっちまったな)
オルフェ「ぐすっ・・・っぐ」(涙)
ステゴ「さて,どうやってこの件について落とし前をつけてもらおうか?貴重な練習時間を正義のヒーロー面して潰しておいて,ただで済むと思ってるのか?」
フェノ「す・・・すいませんでした!」
ステゴ「・・・・・頭下げる相手が違うだろ」
フェノ「ゴールドシップ・・・ごめんなさい」
ゴルシ「いいよ。こっちは,もう気にしてねーから」
フェノ「オルフェーヴルさん。尊敬している・・・ステイゴールドさんの事を悪く言って,ごめんなさい」
オルフェ「・・・・もういいっす。とっとと帰ってほしいっす」
ステゴ「いや,オル。それじゃあ面白くないな。フェノ,お前明日から,ここに来い」
フェノ「はい?」
ドリジャ「ちょ,ちょっと姐さん!」
ナカヤマ「いいんじゃないか。美浦は私とオジュウぐらいしかいないし」
オルフェ「・・・・・・」
ステゴ「オル,何か不満か?」
オルフェ「姐さんの事を悪く言ってたんっすよ」
ステゴ「それで?」
オルフェ「・・・・」
ステゴ「まあまあ,そこはお互いの事を知っていくって事でいいだろ。それじゃあ,ゴルシ。焼きそばパーティー開くぞ!材料買ってこい!」
⏰
(回想終了)
ステゴ「まあ,こんな事があったわけだ」
オジュウ「だから,あの日,焼きそばパーティーやるって言い出したわけなんですね」
ドリジャ「まあ,そのままフェノは,リョテイ会に引きずり込まれて現在に至ってると」
ナカヤマ「大変だったな。オルとフェノは最初ギクシャクしてて」
ゴルシ「そんでもって,それを解消する為に編み出したのが何をやるにつけても,私とオルフェとマメちんでチームを組む事になった」
オルフェ「今思えば荒療治っすよ」
フェノ「まあ私は楽しかったけどね」
ステゴ「よく言うよ。アタシが『オルフェと口聞かなかったら蹴りぶちこむ』って言うまでは,不貞腐れてた癖に」
オジュウ「姐さん。それって脅迫・・・」
ステゴ「脅迫・・・・・っていうか作戦?」
オルフェ「物は言いようっすよ」
ステゴ「なんだ,オル。文句あんのか?」
オルフェ「え?文句なんて・・(リョテイキック)ギャーーーーー」
5人「wwwwwwww」
オジュウチョウサンです。
まあフェノの姉さんがオルの姉さんを一方的に嫌っているというのは当時から有名な話でしたが,こんな経緯があったとは・・・。
そんなフェノの姉さんですが今では,すっかり丸くなって「リョテイ会の良心」なんて言われています。
でも,たまにゴルシちゃんやオルフェの姉さんとケンカになって姐さんから〆られているようです。
フェノの姉さん,姐さんのプロレス技をやたらと怖がるけど・・・・・・まあ,怖いよね。
プレハブ小屋の中で周囲をリョテイ会のメンバーで固められ,そしてディクタスアイで睨まれたらね。
終わり