リョテイ会の日々   作: 01leader

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注意~このお話に出てくる「あるポニーちゃん」。本来であれば実馬の年齢はステゴ達より年上ですがストーリー展開上,子供として登場します。アラフォー世代には懐かしい名前が登場しますよ。

トレセン学園で行われるファン感謝祭ではトレセン学園小学部入学前(5~6歳)のウマ娘たちのレースも行われます。実はこれ小学部への推薦入学の条件となっているので結構ガチで走ります。
ただ,そんな中でもレースに気軽に触れてほしいという理事長の思いから,ガチ要素を排し, 憧れのウマ娘の勝負服のコスプレをして走る4歳以下のウマ娘を対象にした「ちびっこポニーちゃんコスプレレース」(フジキセキ主催)も行われています。
ただ,そんな「ほのぼのレース」にもリョテイ会の魔の手が及んでいました。



第28話 世界最強のポニーちゃん

フジキセキ「という事で最終レースは,この7人のポニーちゃんが走るよ」

ゴルシ「ちょっと待ったーーーーー!」

フジ「ちょっとゴールドシップ。どうしたの?」

ゴルシ「わりー,知り合いの子供でどうしても出たいって子がいるんだ。飛び入り参加させてくんねーか」

フジ「お安い御用さ。ちなみにコスプレはしてるの?」

ゴルシ「ばっちり。それとポニーちゃんの名前とレース出走名は,その紙に書いてあるから,後は任せたぜ」ビューーーン

フジ「あらら,行っちゃたね。というわけで急遽飛び入り参加のポニーちゃんを紹介するよ。8枠8番・・・オパールちゃんことナリタブラリアンの登場・・・・・さあモーリスに手を引かれ・・・・・モーリス?」

モーリス「あはは・・・ゴルシに頼まれちゃって・・・」

フジ「そうなんだ・・・でさ,キミが手を繋いでるナリタブラリアン・・・本当に4歳なの?」

モーリス「いや,3歳だ」

フジ「いや・・・なんというか3歳にしては,その・・・体つきが違うというか・・・」

モーリス「ま・・・・まあね・・・」

 

 

ステゴ「おい,ゴルシ。お前,オパールのこと,モーリスに押し付けたな」

ゴルシ「だってよー,オパールのやつ。あたしよりモーリスの方に懐いてたからさー」

オルフェ「しかし,いいんすか?ほのぼのレースにガチで鍛えた子を出して」

ゴルシ「おもしれーからいいじゃん」

ステゴ「アタシは知らんぞ」

 

 

実況「オパール君ことナリタブラリアン。3歳児とは思えない走りで今ゴールイン!これは将来が期待できそうです」

フジ「早っ・・・」

ナリタブライアン「ほぅ・・・荒削りだが,いい走りをしているな」

 

 

ドリジャ「ぶっちぎりのトップじゃん」

フェノ「まあ私達,リョテイ会とモーリスで鍛え上げましたからね」

オジュウ「でも私が大生垣の飛び越え方教えようとしたら,みんな止めたじゃん」

ステゴ「まあ平地じゃ必要ないからな」

ナカヤマ「ふっ・・・見てみろよ。全員驚いてやがる」

オルフェ「まあ,驚くっすよ。あの走りを見せられたんじゃ」

 

 

フジ「じゃあ,ここで1位になったオパール君にインタビューだよ」

オパ「しゃどーろーるのかいぶつ ナリタブラリアンだい!」

フジ「おっ!すっかりブライアンになりきってるね」

オパ「やさいをいっぱいたべるとはやくなるよって,おかあさんがいってた」

フジ「野菜をいっぱい食べるってブライアンとは正反対だねw」

ブライアン「余計な事を・・・。おい,オパールとかいったな。私のもとで走ってみないか。お前は素質がある。ただな,早くなりたいなら野菜より肉を食った方がいいぞ」

理事長「驚愕!オパール君,我がトレセン学園に入ってみないか?君がその気なら飛び級入学も認めよう!」

オパ「うーーーーん・・・・・・・やだー!わたし,しょうらいおはなやさんになるのー!」

ブライアン「は?」

理事長「なんと!」

会場「wwwwwwww」

 

 

 

オルフェーヴルっす。

「レースに興味ないけど,すげー筋の良いウマ娘見つけたぜ。こいつをガチで鍛えねーか?」ってゴルシが飛び込んできたのが数ヶ月前。

オパールちゃんの走っている動画を見た姐さんが「面白そうだな」って言った事で,練習を始めたけど,まあ「お花屋さんになりたいウマ娘」ですからね。練習を全くしたがらなかったわけっす。とにかくオパールちゃんは走る事に興味が無いもんだから私達も困ってしまったっすよ。

そんな中,たまたま近くを通りかかったモーリスを見かけたゴルシが「なあ?この子の走りすごいぜ。お前,指導してくれないか?」って丸投げ。直後にゴルシは姐さんの背負投げを食らっていたっす。

かなり困惑していたモーリスにオパールちゃんの動画を見せたら「これはモノが違う。鍛えたら化けるよ」って指導を快諾。

で,ここからが不思議だったんすよね。オパールちゃん,なぜかモーリスに誘われたら一緒に走り出した。後はメキメキと伸びていって感謝祭当日を迎えたわけっす。

ちなみにナリタブライアンのコスプレをする事になったのは,オパールちゃんが野菜好きだったので「あえて野菜嫌いのブライアンにしよう」という理由っす。

結局,オパールちゃんはブライアンさんや理事長の誘いを断って,もとの生活に戻っていったっす。

ただ少しはウマ娘のレースに興味を持ってくれたみたいっすね。

 

 

 

・・・そういえば二人が初めて会った時,もう一つだけ不思議な事があったっす。

自己紹介をしようとしたモーリスに対して,いきなりオパールちゃんが「また,よろしくね。モリヤスおにいちゃん」って言い出したんすよね・・・。

 

 

 

終わり




ということで1993年~1995年までテレビ朝日で放送されていた「さんまのナンでもダービー」のポニー競馬で人気を博したナリタブラリアンことオパールにウマ娘として登場してもらいました。
ちなみにオパールは1990年生まれのBNW世代。この「ただの芦毛のポニー」だったオパールを「こいつだけモノが違う!」と感じ,サラブレッドの競走馬とほぼ同じレベルで鍛え上げたのが森安輝政(当時)騎手です。
森安騎手に鍛え上げられたオパールは当時クラシック三冠を獲得したナリタブライアンをパロったナリタブラリアンの名に相応しい勝ちっぷりで番組では「最強のポニー」と呼ばれていました。
そしてオパールの指導者役にモーリスを起用したのは,騎手引退後の森安氏が調教助手として関わっていたのと「モーリス」と「モリヤス」の言葉の響きが似ていたからです。
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