リョテイ会の日々   作: 01leader

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リョテイ会の面々もトレーナーとして頑張っている昨今。
しかしディープインパクト,ハーツクライ,キタサンブラック,ドゥラメンテのチームの勢いは凄まじいものがあります。
そんな,リョテイ会のメンバーの中でも一番勢いがあるのはオルフェーヴルのチーム。ウシュバテソーロがドバイワールドカップ,アイアンバローズがステイヤーズステークス,ミクソロジーがダイヤモンドステークスを制しました。
またドリームジャーニーのチームではスルーセブンシーズが凱旋門賞で日本ウマ娘久々の掲示板入りを達成。
そんな中,ゴールドシップのチームは・・・。


第34話 暮れの中山に気高い輝きを

ゴルシ「おーりゃーーーーーー!走れーーーー!飛べーーーー!」

マイネルグロン「はい!」

ゴルシ「東京ハイジャンプ,勝ったぐらいで満足するんじゃねーぞ!」

グロン「はい!」

ゴルシ「お前の目標は何だ!」

グロン「中山大障害,1着です!」

 

 

ゴルシ「見ろ。オジュウが引退してからというもの,障害重賞レースは絶対王者がいない。去年のニシノデイジー以降,障害重賞を2回勝ったのはロードカナロアん所のジューンベロシティだけだ」

グロン「はい」

ゴルシ「つまり今,圧倒的な勝ち方をすればオジュウを超えられる可能性も出てくる。春の中山グランドジャンプを勝ったイロゴトシ,他にもジェミニキング,サクセッション,テーオーソクラテスは暮れの中山大障害出走を見送った。そうなるとグロン。危険視するのは誰だ?」

グロン「ダイシンクローバー,エコロデュエル,ジューンベロシティ,ニシノデイジーです」

ゴルシ「そうだ。特にキタん所のデュエルは勢いがあるし,当日良馬場になったらデイジーは爆発的な力を発揮する。ただ,もう一人,気をつけないといけないヤツがいる・・・ビレッジイーグルだ。アイツは中山大障害2年連続の5着。それに不良馬場じゃなければ,ほぼ掲示板に入ってくる。ニューイングランドさんの所も,かなり気合が入っている」

グロン「それでも・・・それでも私は勝ちます!」

ゴルシ「よく言った!じゃあ先生,お願いします!」

グロン「え?」

オジュウチョウサン「は~い,割りと障害レースが強いウマ娘で~す」

マイネルネオス「オジュウはワシが育てた・・・で,お馴染みのマイネルネオスだ」

ゴルシ「という事で中山大障害で優勝した2人に来てもらった」

ネオス「グロン。同じ一族だからこそ容赦はしない。お前には地獄を見てもらう」

オジュウ「そんな地獄を経て,私はダジャレが面白くないシンボリさんより2つ多く,GⅠを勝ちました」

ゴルシ「という事でグロン。怪我だけには気をつけろよ」

グロン「は・・・はい・・・」

 

 

⏰中山大障害,3日前

 

ゴルシ「負けたらトレーナーのせいです」

乙名史「そこまで言い切りますか?」

ゴルシ「はっきり言って東京HJの時のグロンは,まだ仕上がっていなかった。だけどネオスさんやオジュウに鍛えられた事で,中山大障害には過去一番で出せる」

乙名史「それは優勝宣言ですか?」

ゴルシ「たりめーだろ!オジュウが引退した今,障害界を盛り上げるためにスターを誕生させてーんだ!ポストオジュウの素養も期待もある!」

乙名史「ここまでゴールドシップさんに言わせるなんて・・・す・・・す・・・素晴らしいです!つまり3日後には新たなスターが見られるんですね!」

ゴルシ「おうよ!キタん所のデュエルやオジュウに引導渡したデイジーは,グロンが早すぎて追いつけないぜ!」

 

 

⏰中山大障害,2日前

 

グロン「何て事,言うんですか,トレーナー!」

ゴルシ「インタビューってのは勢いが大事なんだよ」

グロン「いくら何でもポストオジュウなんて言いすぎですよ!」

ゴルシ「えwビビってんのwポストオジュウぐらいでビビってるようじゃGⅠなんて一生取れないぜw」

グロン「や・・・やってやりますよ! 10バ身ぐらいつけて圧勝してやります!」

ゴルシ「おーい!みんな聞いたかー!」

グロン「え?」

ユーバーレーベン「優勝宣言どころか圧勝宣言。自信満々だね~。同期としては嬉しい限りだよ」

ゴールデンハインド「よっ!ポストオジュウ」

ブラックホール「当日,楽しみにしてるよ」

ウインキートス「今から祝勝会の準備しておくー?」

ウインマイティー「ウチから2年ぶりにGⅠがでるのかー」

 

ワイワイガヤガヤ

 

グロン「え・・・・あの~」

ゴルシ「まあ,みんな期待してるって事だよ。それに今のお前なら9バ身は離せるな」

グロン「そこは10バ身って言ってください!」

 

 

⏰中山大障害,前日。出走ウマ娘,合同記者会見。

 

司会「続いてはマイネルグロンさん。意気込みをお願いします」

グロン「はい・・・・・・私は10馬身差をつけて優勝します。私が先頭に立ったら,誰にも前は譲りません。みなさん,せめて9バ身まで詰めてみてください」

 

ザワザワ・・・・・・

 

ゴルシ「よし!よく言った」

 

 

⏰ 中山大障害,当日。中山競バ場,最後の直線。

 

ゴルシ「おらーーーー!気を緩めるなーーーー!」

ネオス「どこまでも引き離せーーー!」

オルフェ「すごいっす。もう勝負あったっすね」

ナカヤマ「誰も追いつけないな」

フェノ「あ。エコロデュエルがビレッジイーグルを追い越した」

ドリジャ「やっぱり,キタん所のやつが上がってきたな。キタん所はダートでも障害でも凄いやつを送り込んでくるな」

 

サンデー「お前の同期の所のやつも,いい走りをしてるな。あれは化けるぞ」

ステゴ「ああ,ニューの所の初のGⅠウマ娘になるかもしれませんね」

 

グロン「勝つんだ・・・勝つんだ・・・私が勝つんだーーーーーーー!」

 

実況「3番のマイネルグロン。マイネルグロン。4連勝で今ゴールイン!」

 

 

 

 

 

オジュウチョウサンです。

こうして中山大障害はマイネルグロンの勝利で幕を閉じました。

マイネルグロンは宣言通り,昨年の覇者ニシノデイジーに10バ身差をつけて優勝。

タイム的には私と1秒しか違わなかった。

まあグロンは走る前から自信がある様に見えた。動くのが少し早いと思ったけど持ち前のスタミナとゴルシに鍛えられた爆発力で見事に残してみせた。

グロンは間違いなく障害レース界のスターになれるよ。

 

あと・・・グロン,初めてGⅠ勝ったのが相当嬉しかったんだろうな。

ウイニングライブ終了後,ステージ上で・・・・・

 

グロン「おい!同期のスルーセブンシーズ!私はお先にGⅠを取ったぞ!凱旋門賞4着の実力が本物なら明日の有マ記念,勝ってみせろ!」

 

と絶叫。

観客大盛り上がり。

応援席にいたセブンがステージに乱入し,15バ身差の優勝宣言。

 

ドリジャの姉さんとゴルシちゃんは周囲の面々から,「やっぱり,担当とトレーナーって性格が似るんだな」って感じの視線を送られていた。

 

 

 

終わり

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