リョテイ会の日々   作: 01leader

36 / 36
ゴールドシップの同期で唯一の現役競走ウマ娘であった彼女。中央,佐賀,大井,岩手,大井,浦和と渡り歩き,高知へ辿り着いた。そんな彼女もいよいよその旅を終える事となりました。ここまで現役を続けた事で,やはりウマ娘業界でも彼女が話題にならないわけはなく・・・。


第36話 長き旅を終える友へ

 

ゴルシ「そうだ!高知へ行こう!」

フェノ「は?何を言っているのでありますか?」

ゴルシ「マメチンよ~,アタシ等の同期を忘れちまったのか?ホレ」

フェノ「え~・・・『高知トレセン所属 現役最年長競走ウマ娘 マイネルバルビゾン。9月いっぱいで引退。なお同期はジェンティルドンナ,ゴールドs』」

ゴルシ「だーーー!なんでアタシの方が名前が最初じゃないんだーーー!」

フェノ「そこ?」

 

⏰️

 

ステゴ「要はカツオのたたきを食べに行くついでに同期の引退を見送りたいと」

フェノ「いや,逆・・・」

オジュウ「え?ゴルシちゃん,カツオ釣らなくていいの?」

ゴルシ「う~ん,今からじゃ魚船を作るのも時間がかかるからな~」

ナカヤマ「しかし・・・お前以上に随分ヒリつく事してるじゃねえか。まだ現役で走ってるなんて」

ドリジャ「たしかに・・・本来なら,もう引退してもおかしくないのに教員免許を取得し,高知トレセンの教員になっても現役を続けているんですから」

オル「・・・余には,わからん」

ゴルシ「あ?」

オル「たしかにウマ娘は走ることが宿命。しかし,どこかで引き際を弁える事も大事。負けを重ね続け,泥にまみれ続けてまで走り続ける理由はどこにある?」

オジュウ「・・・オルくんさあ,障害に転向して,あなた以上に走って,あなた以上にGⅠ勝った私がいる前でそれを言う?シューズ一つあれば私たちは,どこでだって走れる。みんながみんな綺麗に勝って終われるわけじゃない」

オル「・・・興が醒めた・・・・・だが余も,いささか口が過ぎた。しかし,これだけは王であるゆえに譲れんこと。それだけは理解していほしいものだ。貴様だって絶対王者と呼ばれた者だろう?」

オジュウ「・・・てへぺろ」

オル「・・・相変わらず食えない奴だ・・・」

 

⏰️

 

ステゴ「よし,話を戻そう。まあゴルシは高知に行ってマイネルバルビゾンの引退を見届けてきたいと」

ゴルシ「そう!同期を引き連れて行く!」

フェノ「え!私もでありますか!」

ゴルシ「たりめーだろ!行けるやつら全員で行くぞ!あと当日はトレセンで高知競バのパブリックビューイングすっぞ!」

フェノ「そんな無茶な!」

ナカヤマ「はっ!無茶なんぞ散々やってきたんだ。面白い,乗ってやるよ」

ドリジャ「オル。面白い事が始まりそうですよ」

オル「・・・乗ってやろう。ただ,あの怠け者を使わせてもらう」

ドリジャ「ああ・・・・・ウシュバさんですね。彼女,本気だせは出来る子ですからね」

オジュウ「さて障害レース陣営も動きますか」

ステゴ「まったく・・・飽きないやつらだ」

 

(一方リョテイ会プレハブ小屋の外)

 

アグネスデジタル(おお,これは良い事を聞きました。バルビゾンちゃんに会いに行くなら,ワタシもついていきましょう!あの子の絵の上手さには度々救われましたし。ファルコさんも最近,シャマルちゃんに会いに行ったみたいですし)

 

⏰️

 

時は流れて高知競バ場

 

マイネルバルビゾン(これが最後のバ場入場か・・・。長かったな~。ウマ娘なのに,なぜかバル爺なんてあだ名までつけられて。それに色んな所を渡り歩いたよ。岩手では重賞も勝てたし,ダートグレードで走る事も出来た。高知じゃ後輩の指導もしながら現役を続けてきたけど,それももう終わりか・・・。地方にもドリームトロフィーみたいなのがあればな~・・・いやいや,大事なのは今日のレースだ。無事に走り終えたらナガセトレーナーに報告しn・・・)

 

ゴルシ「バルビゾーン!最後の最後にぶちかませー!」

バル爺「え・・・ゴ,ゴルシちゃん?」

ジャスタウェイ「ゴルシちゃん,押さえて」

ジェンティルドンナ「全く,あなたというウマ娘は・・・」

フェノ「みなさん,すいません。ゴルシさんには私から,ちゃんと言って聞かせますので」

ヴィルシーナ「バルビゾンさん,ごめんね。こっちは何とかするから」

タルマエ「同期全員で応援に行こうって誘われて,こんな事になっちゃったの・・・」

バル爺「・・・みんな」

 

同期会出席者

ゴールドシップ,ジェンティルドンナ,フェノーメノ,ホッコータルマエ,ヴィルシーナ,ジャスタウェイ,アルフレード,ジョワドヴィーヴル,ディープブリランテ,カレンブラックヒル,ストレイトガール,スピルバーグ,サンビスタ

サナシオン,アポロマーベリック,オースミムーン,メイショウブシドウ,レッドキングダム,ダンツミュート,オーブルチェフ,ハタノヴァンクール,ハナズゴール,シゲルスダチ,トウケイヘイロー

 

バル爺「って,多すぎ!」

ゴルシ「仕方ねーだろ!同期集めたら,こんなんなったんだからよー!」

バル爺「・・・まあ,ありがとうね,みんなで来てくれて」

ゴルシ「・・・ああ,怪我しないで最後まで走ってこいよ」

バル爺「オッケー,さあ行きますか!」

 

⏰️

 

フェノ「ああ,最後方であります・・・」

ゴルシ「大丈夫。アイツの上りは良いはずだ」

タルマエ「高知は雨降った方がスピード出やすいとウララちゃんから聞いてたけど,これは前で決まりそう」

ドンナ「・・・来ましたわ」

シーナ「上がってきた・・・バルビゾンさん,頑張ってー!」

ジャス「うわ!お客さんたちも,すごい応援」

タルマエ「外に出せた!」

ゴルシ「行けー!バルビゾーーーーン!」

 

⏰️

 

バル爺「はぁ・・・掲示板は・・・無理だったか・・・」

ナガセ「バルビゾン,お疲れ」

バル爺「トレーナー・・・マイネルバルビゾン,無事に帰ってきました」

ナガセ「ありがとう。最後まで無事に走ってくれて」

バル爺「感謝を言うのはこちらです。トレーナーさんのお陰で最後まで走れました」

ナガセ「・・・バルビゾン。君の最後を見届けに来た人たちに挨拶してくるんだ。同期も来てるみたいだからね」

バル爺「すいません,騒がしい同期で」

 

 

 

ゴールドシップだ

アタシらの同期で唯一走っていたバルビゾンの引退をみんなで見届ける事ができた。

中央トレセンだけじゃなく全国のトレセンで高知のパブリックビューイングをやると聞いた時はひっくり返りそうになったけどマトリックスの銃弾避ける時みたいに起き上がったぜ。

中央で夢破れ,だけど地方で最後まで走り続けたバルビゾンの勇姿をみんなが見届けてくれた。そんなレースで勝ったフランフィズ。あいつは門別から高知に来て,66戦目でようやく勝てたんだと。

諦めずに走り続けた先に掴んだ初勝利。そのウイニングライブのセンターは格別だったろうな・・・。いけねえ,アタシも年を取った。バルビゾンの引退レースとフランフィズの初勝利に泣きそうだぜ。

じゃあ,ここらでいっちょ同期会による「本当の一発逆転ファイナルレース」でもやるか!

そういやウイニングライブの最前列にアグネスデジタルがいたんだけど,なんでだ?

 

 

 

おわり

 




お久しぶりです
生きていました
リョテイ会のメンバーが,どんどん実装され,今までのキャラと乖離しており,どうしようか悩みました
しかし公式に合わせたキャラ設定で押し通しました

ゴールドシップの同期 マイネルバルビゾンが2026年9月27日 高知12R 一発逆転ファイナルレースで引退しました
そんな彼の引退から,この作品を書きあげました
走り続けたマイネルバルビゾン
その引退レースで初勝利をあげたフランフィズ
こんなドラマチックな結末はありません
今後もタイミングが合えば投稿していきたいな
オジュウ,早く実装されてくれ~。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
点
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。