リョテイ会の日々   作: 01leader

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今日のリョテイ会は皇帝・シンボリルドルフと鬼ごっこを行っているようです。
生き残っているのはゴールドシップとオジュウチョウサンだけ。
勝つのはリョテイ会か?それとも7冠の皇帝か?


第9話 ルナちゃんと遊ぼう

「第1回リョテイ軍団チキチキ シンボリルドルフから30分逃げ切れ!トレセン学園グランド鬼ごっこ対決~!!」

 

ルール

①制限時間は30分

②鬼にタッチされたらアウト

③アウトになったら速やかにグランドの外へ出る

④アウトになったら復活は無い

⑤逃げるメンバーは大外を囲む柵の外に逃げたら即失格

⑥鬼は捕まえる為なら柵の外に出ても良い

⑦リョテイ会は1人でも残れば勝ち

⑧ルドルフは30分以内に7人全員捕まえれば勝ち

⑨30分経過のベルが鳴った時点で「残っているウマ娘」がルール⑤に抵触しない限り,リョテイ会の勝ちとなる

 

経過

1分24秒~オルフェーヴル,アウト

4分59秒~フェノーメノ,アウト

8分18秒~ステイゴールド,アウト

12分55秒~ナカヤマフェスタ,アウト

26分44秒~ドリームジャーニー,アウト

 

残り1分

シンボリルドルフ「さあ,どっちが先に捕まりたい?」ドドドド・・・・

ゴールドシップ「おいおい!会長,マジだぞ!」

オジュウチョウサン「レースでも見たこと無い目をしてますな~」

 

残り50秒

ミスターシービー「あ~・・・ルドルフ,本気出しちゃってるわ~」

シリウスシンボリ「まったく会長様は,鬼ごっことGⅠレースの区別もつかなくなったのか?」

ナリタブライアン「次は私も出る必要がありそうだな」

マルゼンスキー「なんで,こんな面白いイベントに呼んでくれなかったのかしら?」

 

サイレンススズカ「私なら逃げ切れるし,全員捕まえられる」

カツラギエース「お?スズカ。私も同じ意見だな。鬼としても,逃げる側としても,どっちであっても勝つ自信があるよ」

 

トウカイテイオー「会長ー,がんばれー!」

メジロマックイーン「ゴールドシップー!ここまで来たら逃げ切りなさーーーい!」

 

残り40秒

オジュウ「ゴルシちゃん。ラスト10秒まで逃げ切れそう?」

ゴルシ「何とかなりそうだぜ!」

オジュウ「何とかプランAで勝負を決めたいね」

ゴルシ「ああ・・・・よし!二手に分かれるぞ!」

ルドルフ「くっ!時間稼ぎか!」

 

残り30秒

ステゴ「しかしオジュウは,あの作戦を本当にやるつもりなのか?」

ナカヤマ「間違いなくやってくるな。そもそもこの鬼ごっこのルールを考えたのはアイツだ」

フェノ「本当に悪知恵が働くというか」

ドリジャ「しかし,オルは格好悪い事になったな」

オルフェ「完全に会長は自分狙いで来ていたっす。あれから逃げるなんて無理っすよ!」

 

残り20秒

ジャスタウェイ「さて,ゴルシは何を考えているのやら。このまま,すんなり終わらないだろうな~」

アップトゥデイト「うん。それにオジュウも障害ウマ娘特有の武器をまだ使ってないし」

ジャスタ「ん?ゴルシが竹垣の前で止まった?しかも両手を揃えて,オジュウの方を見てる。そしてオジュウがゴルシの所に走って行ってるね」

アップ「なるほど。いくら会長をもってしても追いつけない場所が一つだけあったよ」

ジャスタ「え?」

 

残り10秒

オジュウ「さあ,ルナ会長!私達を捕まえてみろ!」

ルドルフ「オジュウ・・・・・君に私をその名で呼ぶ権利は無い!」ドドドド・・・・・

オジュウ「会長!ルールは,よく読んでおくべきですよ。そして私が障害ウマ娘だという事を忘れていたようですね!ゴルシちゃん,行くぞ!」

ゴルシ「おー!行くぜー!」

オジュウ「オジュウチョウサン,踏み切ってジャンプーーーー!」

ゴルシ「だりゃーーーーー!」

ルドルフ「しまった!」

 

ジリリリリリ!

 

ステゴ「よっしゃー,勝った!」

ナカヤマ「やりやがったよ,アイツら。本当に退屈しない奴らだ」

 

エアグルーヴ「おい!あんなのアリか!」

シリウス「これは傑作だ!さすがの皇帝様も宙に浮いたウマ娘は捕まえられなかったか」

イクノディクタス「なるほど,ゴールドシップさんが踏み台になってオジュウチョウサンを竹垣の向こうへ投げ飛ばした。そしてオジュウチョウサンが空中にいるうちに終了のベルが鳴る・・・ゴールドシップさんは捕まりましたが,さすがの会長でも空中にいるオジュウチョウサンは捕まえられない。それにオジュウチョウサンの飛んだ先はグランドの中。つまりルール違反は何一つしていない・・・考えましたね」

ツインターボ「オジュウ,格好良かったもん!びゅーって竹垣を越えていったもん!」

 

メジロパーマー「さすが,オジュウ!見せてくれたね!」

シンボリクリスエス「ふふ。オジュウらしい,勝ち方だ」

アップトゥデイト「なんたって障害レースの絶対王者なんだから」

 

ドリジャ「というわけでオジュウチョウサンの逃げ切りでリョテイ会の勝ちーーー!」

6人「いえーーーい!」

ゴルシ「そしてシンボリルドルフ会長,罰ゲーーーーーーム!」

ルドルフ「やられた,完敗だ・・・・・」

フェノ「それではオジュウチョウサンから罰ゲームの内容を発表してもらいましょう」

オジュウ「シンボリルドルフ会長は『みんなから親しみを持たれたい』と日々おっしゃっておりました。そして親しみを持ってもらう方法として編み出したのが,あのクソつまんないダジャレです」

ステゴ「いいぞwwwオジュウwww」

オジュウ「でも,あんな才能の欠片もないダジャレを言うよりも『もっと簡単に親しみを持ってもらえる方法があるのに』と私は日々思っておりました」

ルドルフ「ま・・・・まさか,おいオジュウ,それは止めてくれ!」

オルフェ「ダメっすよ~。敗者は無駄な抵抗をしちゃ」ガシッ

ナカヤマ「見苦しいぞ,会長様」

オジュウ「という事で会長への罰ゲームは今日から1週間,『ルナちゃん』とみんなから呼ばれてくださーーーーい!」

ルナちゃん「ああ・・・・・」orz

 

 

 

ナカヤマフェスタだ。

オジュウの考えた「空中逃亡」。結果的にゴルシが踏み台役になったけど,あれ全員出来るように練習させられたんだよ。ちなみにオジュウ一人が残ったら大外の柵を踏み台にしてルドルフの頭上を越えるというプランBが用意されていた。

まあ,あのジャンプ力は,まさに障害ウマ娘の面目躍如という感じだな。

ちなみにルナちゃん呼びの件だが,俺らリョテイ会の面々が「ルナちゃん」って呼びまくったらシリウス,シービー,マルゼン,ラモーヌ,エースが悪ノリして呼び始めた。

あの時の会長様ときたら顔を真っ赤にしていて傑作だったよ。

ただ,このルナちゃん呼びは思わぬ副産物を生み出した。学園の生徒全員が「ルナちゃん」と呼び始めたら会長様へ気さくに話しかける生徒が増えた。

結果的に会長様の「みんなから親しみを持たれたい」という願いはオジュウの手によって叶えられた形になった。

しかしオジュウにとっては面倒くさい事も始まった。会長様に気に入られたようで直々に生徒会入りを打診されちまった。まあ成績も申し分ないからな。

なおオジュウは「三冠ウマ娘のオルフェーヴルの方が相応しい」と言って断っているんだとか。

 

 

 

終わり

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