ソードアート・オンライン〜白鷺の剣聖と剛腕の戦鬼〜 作:yoru07#青薔薇
楽しみにしていた方々申し訳ないです!
今回は怒涛の伏線回収の嵐です。頑張って書きましたので是非見ていってください!
弘輝Saido
ヒロキの方はすでにゴブリンロードのHPがレッドゾーンをきっていた
「薙刀!来るぞ!」
ヒロキが叫ぶ
ゴブリンロードは神速の突きをする
2人はギリギリで躱す
ゴブリンロードはそのまま薙刀を引く、そして、薙刀が青く光る
「斬撃来るぞ!」
「了解!」
だが、二人とも2層でこの攻撃を見ている、初見なら避けるのは難しいが、わかっていれば躱すのは容易だ
ユキは攻撃を躱すと同時にSSを放ち、胸のあたりにSSを当てダメージをおわせる
ユキは再度SSを放とうと構える
「ユキ!待て!」
だがすでに遅かった。
薙刀の持ち手の部分がユキに直撃する
「がっ!」
ユキはそのまま左に飛ばされ壁に激突する
ヒロキはすぐにユキの方へ向かう
「ユキ!大丈夫か?」
ユキはゆっくりと目を開く
「大丈夫...刃じゃなかったから...ごめんねへまこちゃった」
「いいさ....回復しときなよ」
「うん」
ユキがポーションを出したのを確認すると、ヒロキはゴブリンロードに向かい走る
ゴブリンロードは薙刀で斬りかかってくる
横からのなぎ払い。それをヒロキは大剣で防ぎすぐにSSを放つ
「ほっ!」SS3
ヒロキは3回のSSを腹に、すぐに2回ssを足に向かい放つ
その攻撃によりブリンロードのHPは僅かになる
「これで!終わり!」
ヒロキは大剣を投げる。
大剣はゴブリンロードの心臓あたりに刺さる
そして、ゴブリンロードはHPが0になり四散する
「よし!ユキ大丈夫か?」
「うん、大丈夫」
すると、コウキからメッセージが届く
「ん?コウキからメッセ来た」
メッセージ
「ヒロキ無事か?」
「ああ、なんとかな」
「俺の方も倒して見たけど、倒してもワープポイントは出なかっかったな」
「コウキの方もそうなのか。なにか条件でもあるのかな...」
その瞬間メッセージの画面にエラー表示が現れる
「何だこれ...メッセージが使えない」
驚くヒロキにユキが声をかける
「どうしたの?」
「突然メッセージが使えなくなったバ...グかな」
すると女の人が目の前に現れる
女性は白衣を着ていて、顔には白色の狐のお面をつけていた
「メッセージ機能は封印させてもらったよ。」
ヒロキはその姿に驚きながらも、目の前の女性に質問をする
「あなたは誰なんだ?」
「私は...ナナと名乗っておきましょう...」
「ナナさん...どうしてこんなことを?」
ナナさんを見ていると不思議とゆっくり話してしまう
「私は、あなた達に...いいえこれはまた後で話しましょう。全てはあのモンスターを倒してから...」
ナナと名乗る女性が指を鳴らすと
フィールドの真ん中の空間にひびが入る
そのひびがどんどん広がり人が3人通れるほどの大きさまで広がる
「なにが起こっている....」
「わからない」
その時広がった空間から巨大な爪と手が出てくる
その爪は空間を引き裂き、ねずみ色のドラゴンが出てくる
皮膚がただれていて、翼にはあちこちに穴が空いている
その大きさと、ドラゴンの甲高い声が2人を恐怖に陥れる
「なんだ...あのドラゴン」
「あれは、ドラゴンゾンビ...本来25層のボス...頑張って」
そう言いナナは消えた
「25層...勝てるわけがない...」
25層、5倍の区切りかつ25の倍数は5層と比べても強い。それを2人で勝つな
んて不可能に近い
「ヒロキ、どうする?」
「無謀だけど...勝つしかない。なあ、ユキ、俺と一緒に戦ってくれるか?」
ヒロキはユキの方を見る
「もちろん!」
「行くぞ!」
ヒロキとユキは同時に飛び出す
ドラゴンゾンビは2人に向かって青色のブレスをはく
2人は躱しSSを仕掛ける
「はあっ!」SS3
「はああっ!」SS2
2人の攻撃は足に当たり少しのダメージを与える
「くそ...こんなの...」
そのダメージ量の少なさにヒロキの動きがが止まる
「ヒロキ!」
ドラゴンゾンビはそれを見逃さなかった
「しまっ!」
ドラゴンゾンビの尻尾がヒロキを直撃しそのまま後ろに飛ばされ壁に激突する
「くっ!」SS4
ユキはドラゴンゾンビに近づきSSを発動させようとする
だが、それよりも先にドラゴンゾンビの爪がユキの体を貫く
「うぐっ...ガハッ」
その攻撃はユキのHPを半分削り、持続ダメージによりどんどんHPを削っていく
「(抜け出せない...HPが!)」
ヒロキは壁に激突したあと気絶していた。そして目を開けて最初に見たのはユキがドラゴンゾンビの爪に貫かれる場面をユキのHPがどんどん減っていく。
その瞬間ヒロキの中で、何かが切れた
「おい....」
ヒロキは手にあった大剣を近くの壁に投げ飛ばす
そして、右手を前に突き出す。
すると炎と共に紅色の大剣が現れる
世界の声「規定の条件を確認、条件を達成したためユニークスキル〈剛腕〉
を譲渡」
「ユキを...離せ!」
ヒロキは一息でドラゴンゾンビの目の前に現れる
ドラゴンゾンビもそれを反応し
尻尾を振り攻撃する
「ヒロキ!」
ユキが名前を呼んだ瞬間
ドラゴンゾンビの尻尾が真っ二つに斬れる
と同時にヒロキは飛び上がり腕ごと切り裂く
ドラゴンゾンビはその攻撃に苦痛の声を上げる
落ちてくるユキを空中で抱え、着地するとすぐに壁際までユキを運ぶ
「ユキ...大丈夫か?」
ヒロキの問いかけにユキは頷く
「うん...大丈夫だよ」
ヒロキの体は炎のように暖かかった
「そうか...ユキはここで少し休んでて。あいつは...俺が殺す!」
ユキはここまでヒロキ怒るところを見たことがない、ヒロキから発せられる異常な程の殺気と熱量にユキでさえ体が締め付けられそうになる
ドラゴンゾンビは再度ヒロキに向かい威嚇の声を上げる
「来いよ...」
ヒロキの髪と眼が炎のように紅く染まる
昂樹Saido
「メッセージが送れなくなった?バグか?」
「私の方も使えない...」
すると2人の前にヒロキと同じくナナが現れる
「私が強制的に禁止させていただきました。それよりあなた方も強さを見せてください...」
「強さって!」
ミトが言い切る前にナナは姿を消す
「くそ...」
そのとき、近くから木にヒビが入るような音がした
「なんだ?」
「コウキ、見て!さっき倒した武士が」
俺はミトにつられ武士の方を見る
そこで見た光景は、武士の鎧や兜にひびが入りどんどん剥がれ落ち始めていた
「鎧が...剥がれてる」
武士の刀も同時に錆が剥がれ、刀身の色が見えた。その刀身は蒼く、、空のような色をしていた。
すこしすると武士の鎧は剥がれ落ち、水色の和服が姿を現した。顔には兜の代わりにナナと同じ白い狐のお面をつけていた
「第2形態なのか?」
「そうとしか思えない...あ!コウキあの武士...女性よ」
「なんで?」
「髪を結んで居るのと、胸がある」
「...」
武士は刀を構える
「ミト!来るぞ!」
2人も武器を構える
「・・・雪桜」
武士が小さくそう言い刀を振る
すると、刀を振った軌道に桜が散りばめられる
「なに!これ」
ミトの腕にが桜に触れた瞬間傷が入る
「くっ!」
その無数の桜は俺達の頬や足、腕に小さな傷を作る
「攻撃が見えない...!」
「・・・氷柱」
再度武士が刀を振るうと上から氷柱が降ってくる
「ミト!下がれ!」
「ええ!」
2人は上空から落ちてくる氷柱を避ける
「技のバリエーションが多い!」
「・・・風雪」
武士が刀を横に振ると今度は広範囲の斬撃が向かってくる
「ミト!ブロック!」
ミトは俺と同タイミングで防ぐ
「このままだと埒が明かない!ミト攻めるぞ!」
「了解!」
2人は左右に別れ武士に攻撃を仕掛ける
ミトがSSを使い鎖を武士に向かい投げる
が、ミトが投げる瞬間。一瞬早く武士が動く
ミトが鎖を飛ばした頃にはもうその場には居なかった
「え...」
「右!」
俺は今見える状況を瞬時に伝える
ミトは俺の声通りにに迷いなく鎌を右に出す
その瞬間、金属が当たる鈍い音とと共に白い雪が舞う
「くうっ」
「はああっ!」
俺は気配を感じさせることなく武士の後ろから斬りかかる
完璧なタイミングだった
だが、武士は瞬時にミトを蹴り飛ばし
俺の刀を防いだ
「くそっ!」
刀を弾き一旦距離をとる
「強い...」
「それでもやるしかない...もう一度行こう!」
「おう!」
ミトが一歩踏み込んだ瞬間全身から力が抜け倒れる
「ミト!」
俺はすぐにミトに駆け寄る
ミトのHPバーの横には見たことのない異常状態マークがあった
「(なんだ、この表示...見たことがない)」
「ミト、動けるか?」
だがミトから返事は帰ってこない
ミトは苦しそうに胸の辺りを押さえていた
「(まずいな...この強さに異常状態付与、、しかもミトは動けない)」
「くそ...またあの時みたいに...」
その時俺の過去の記憶が蘇る
「だめだ...駄目だ..」
昂樹は必死に彼女の手を握っていた
目の前には和服を着た女性が胸のあたりから血を流しており、女性の周りには赤い血溜まりができていた
「昂樹...私は...もう助からない...」
女性は小さな声で俺に言った
「そんなことない、まだ....まだ助かる!」
「いいの...昂樹を救えたなら...私はそれで十分...」
女性は薄く目を開き俺を見る
「なんで...なんで俺なんかを!」
必死に訴える
「昂樹にもいつかわかるわ..大切な人を守るために命を顧みずに戦うことが...命を投げ出す理由が...大丈夫昂樹あなたは強くなれる、私なんて簡単に超えられる...昂樹...私の分まで..楽しく生きて」
そう言って彼女は優しく微笑んだ
俺はゆっくりと目を開ける
「(やっとわかったよ...あの日言った言葉が)」
ミトを抱え側に寝かせる
「必ず守ってみせる」
俺は腰から鞘を抜き刀を納める
そして、刀をミトのそば置く
立ち上がりゆっくりと前へ歩き出す
「あなたは強いよ...今の俺じゃ全力で戦っても勝てない」
そう言いながら左手を前に出す
「けどな...」
すると前に純白の雪が舞い一本の刀を創り出す。
その刀の柄を持ち、抜刀する
「俺にも譲れないものがあるんだよ!」
右目が冷たい氷のように蒼く染まる
ミトは横になりながら、コウキのことを見ていた。
コウキが刀を抜いた瞬間ほんの一瞬瞬きをする
その時コウキの後ろ姿が誰かと重なったように見えた。
世界の声「規定の条件を確認、条件を達成したためユニークスキル〈抜刀術〉を譲渡」
「行くぞ!」
俺と武士は同時に飛び出す
2本の刀がぶつかり火花を散らし、周りに衝撃波を起こす
俺と武士の顔が近くなる
2人は力を込める
キリキリと金属がこすれる音がする
と、その瞬間武士が刀を右に倒し俺の刀をにずらす
ずらしたと同時にこっちに向かい刀を振る
「くっ!」
俺は体を反らしギリギリで躱す。武士の刀が頬をかすめる
俺もずらされた刀を武士に向けて振る
が、武士は後ろに飛び躱す
「やるな...」
「...」
「ふうっ(神里流・月下)」
俺は短く息をはく。素早く武士の前に行き、上から刀を振る下ろす
武士はいきなりの攻撃に回避が遅れ攻撃を食らう
傷は浅い、武士はそのまま攻撃体勢に移る
「(・・・朧火)」
武士は横から刀を振る
その刀は炎を纏っていた
「(神里流・水岩)」
その攻撃を刀で止める。水と炎は反応し水が蒸発するような音が鳴る
防いだと同時に武士の懐に入る
「(神里流・雷突)」
俺の刀に雷が纏う、そこから雷のように速い突きが4回繰り出される
「はあっ!」
「・・・流水」
だが武士により俺の突きは受け流される
俺は受け流されたことで体勢を崩す。
次の循環には瞬間下から刀が振られる
「・・・月上」
「くっ!」
俺はなんとか体勢を戻し
一旦距離を置く
「はあはあ...斬られたか」
俺の肩には傷が入っていた
「(神里流・神速雷斬)」
昂樹はすぐに刀を構える、瞬きを1回した時にはすでに武士の腹を斬っていた
「ふうう...」
俺は息を吐きながら振り向き再度構える
一瞬辺りが静まり返る
と、次の瞬間にはお互いの刀がぶつかり合っていた
2人の絶え間ない攻防
刀が当たるたびにに衝撃波が飛び、金属音が響き、火花が散る
同時に2人のHPが減っていく
「・・・氷波」
「(神里流・白流)」
俺と武士はほぼ同時に攻撃を放つ
武士の攻撃が俺の左肩を貫く
「っ...」
だが昂樹の攻撃は当たらず、狐のお面の頬を斬っただけだった
俺はすぐに後ろに飛び距離を取る
「くそ...」
ピキッ
武士のお面の亀裂が広がる
そしてついにお面が割れる
「なっ...」
俺は彼女の顔を見た瞬間声が出せなくなった
弘輝Saido
「行くぜ...鷹の爪」
ヒロキは一瞬でドラゴンゾンビの前まで行く
「竜華」SS2
2回攻撃を当てる
ドラゴンゾンビはヒロキの硬直に合わせ攻撃をする
が、その瞬間4本の斬撃がドラゴンゾンビを切り裂く
ドラゴンゾンビは苦痛の声を上げる
ヒロキのユニークスキル〈剛腕〉の能力は2つある
一つは「鷹の爪」は1回の攻撃にランダムで2回の追加攻撃が付与される。最大4連撃のSSまでしか使えない。
1連撃「竜月」(りゅうげつ)、2連撃「竜華」(りゅうか)、3連撃「竜騎」(りゅうき)、4連撃「竜星」(りゅうせい)と回数に応じて名前が決まっている。
2つ目は大剣のみ重量を変更できる。
・重化 大剣を重くすることにより攻撃力を大幅に上昇させる。ただし移動速度などが低下する
・軽化 大剣を軽くすることにより、移動速度や攻撃速度を上昇させる。
重化でガード時、10分に1回硬直無視でガードできる
ヒロキは立て続けにSSを放つ
「竜騎」SS3
追撃で4回の斬撃。ドラゴンゾンビに攻撃の隙を一切を与えない
「竜華」SS2
SSと斬撃でHPを大幅に減らす
がヒロキも1プレイヤーにすぎない。どうしてもシステムにはかなわない
「(ここで、、、硬直か!)」
ヒロキの動きが止まる
その隙にドラゴンゾンビが尻尾を振る
「けどな!」重化
ヒロキは硬直にも関わらず大剣を前に出す
その大剣はドラゴンゾンビの攻撃をいとも簡単に防ぐ
「こうやって攻撃を防げるのさ...地味だけど使えるだろ?」
ヒロキはドラゴンゾンビを睨む
「ユキを...俺のパートナーを傷つけた時点でお前に勝ち目なんてないんだよ...」
「竜星」SS4
12回の攻撃がドラゴンゾンビを襲う
その瞬間ドラゴンゾンビのHPが0になり四散する
「終わり...だ....」
ヒロキはその場で倒れ込む
「ヒロキ!」
ユキはヒロキの近くに行き起こす
ヒロキの髪と、眼の紅色が薄れ消えていく。武器からも紅が消え黒色に変わる
「ありがとう...ヒロキ」
意識のないヒロキをユキは優しく抱きしめる
昂樹Saido
「なんで...なんで綾華がここに...」
手が震える、呼吸が浅くなる
「(ま、間違いない...間違えるはずがない。だって。だって!)」
整った顔立ち、水色の眼、薄い水色の髪、ポニーテール
「(ありえない)」
思考がごっちゃになる
「神里流・氷冷花」
綾華がそう唱えると背中に氷の花が咲く
神里流・氷冷花は攻撃に2回の斬撃を付与する流派
「神里流・風雪」
綾華が縦に刀を振る
すると風の刃が放たれる
「くっ!」
俺は固まる身体を動かしてなんとか防ぐが、体勢が崩れる
その瞬間二本の斬撃が俺の体を切り裂く
「ぐっ...」
綾華はそのまま俺に接近し刀を振るう
「神里流・月下」
俺はなんとか受け流すが、氷冷花の斬撃が俺を切り裂く
「神里流・雷影」
「神里流・闇夜」
2人は一瞬影のように消えまた現れる
だがどこか昂樹に覇気がない
昂樹と、綾華は距離を取る
昂樹は刀を構え直す
「(俺冷静になれ...綾華はもう世界には居ない...守るものがあるだろ)」
昂樹は後ろに居るミトを見る
「神里流・紫電竜」
俺は一息で綾華の懐に入り刀を振る
だが...綾華の記憶が重なる
「昂樹!頑張って!」
綾華の笑顔が重なる
「綾...くっ!」
刀が当たる瞬間に攻撃を止め後ろに飛ぶ
その行動に綾華は不思議そうな顔をする
「....(くそっ!斬れるわけねえ!綾華は俺の憧れの人だぞ...そんな人を斬れねえよ)」
昂樹はとても苦しそうな顔をする
だが、どちらのHPも次の一撃をくらえば0になる状況、そんなことは考えてはいけない。だが、ミトの後悔がアスナなら。昂樹の後悔は綾華だ...
この状況での克服なんて無理がある
俺はゆっくりと目を瞑る
これは綾華が死んで3日後
俺が綾華の遺品整理をしている時、綾華の遺品の中から最新型のスマホが出てきた。
「スマホ?」
綾華はあんまりスマホとか使う人じゃなかった。というか機械音痴だった。
それを語るようにスマホの裏にパスワードが4桁書いてあった
「セキュリティガバガバだよ、綾華」
4桁のパスワードを入力しロックを解除する
少しスマホの中を見たが特に何も入っていなかった
俺は設定を開き容量画面を開く
「何だこれ...」
容量の約4割が写真に使われていた
俺はすぐに設定アプリを閉じ、写真を開く
「これは...」
そこには大量の動画が保存されてた。そのまま一番最新の動画を開き動画を流す
そこには綾華が写っていた
「今日は、神里流・九頭竜撃についてレッスンするね。この技は初代様の奥義で私もできるかわからないけどやっていくね」
綾華はそう言い説明をする
俺は動画を止め、1つ前を開く
そこでも神里流について説明していた
それが何日も何ヶ月間もあった
そして、一番最初の動画に行き着く
昂樹はそのまま動画を再生する
動画が始まったが、綾華は写らない
「えっとこうして...こうすれば、できた」
そう言いカメラの前に立つ
「昂樹、こんにちは、あるいはこんばんは。この動画を昂樹が見てるってことは私はもうこの世界に居ないということね...ふう...今日は初めての技解説動画だけど、最初は「神里流終の型(ついのかた)・白鷺(しらさぎ)」について解説するね。多分昂樹は今たくさんの罪悪感があると思...これは私の勝手な願いだけど。昂樹に私の奥義を継いでもらいたい。もし昂樹が神里流をこれ以降辛くて、やめたいなら、私には止める権利はないよ。昂樹の人生だもん。昂樹の好きに生きてほしい。それじゃあ、前置きは終わり。始めるね」
綾華は構え詳しく「神里流・白鷺」について説明し始める
そして
「これでおしまい。これから毎日型について説明頑張るね。それじゃ!」
綾華はカメラの後ろに行き動画を止めようとする
俺もまた整理を始めようとスマホを置こうとした
「あ...」
その声に再度スマホを見る
「もし、もしだけど、私が道を踏み外して昂樹と戦うことになってしまったら、あなたの刀で私を斬って...他の誰でもないあなたの刀で。お願いね」
「昂樹。私はあなたをずっと愛しています。でも、私に執着しすぎないでね。私は怒らないから」
綾華は優しく微笑む
そこで動画は終わった。
「っ...」
その時昂樹の目から無数の涙が溢れていた
俺は目を開ける
数滴の涙を拭い、刀を構える
「(覚悟を決めろ...心を極限まで冷やせ、回数はいらない!1撃に全てをかけろ!)」
昂樹自身からから白く蒼いオーラが放たれる
「冷気!ありえない...」
そして近くで横になっているミトも感じた
「冷気...?」
2人が驚くのも仕方ない冷気を感じられるのはモンスターのブレス攻撃、フィールドの温度変化だけで、この部屋には雪は愚か、ブレス攻撃もない
SAOのシステムを超え昂樹が発している冷気だった
昂樹の眼が更に蒼くなる。氷のように。
さっきまで刀のぶつかる音が響いていたのが嘘のように辺りが静まり返る
そして同時に2人が構える。そして重なるように声を出す
「神里流」
「終の型」(しゅうの型)
「終の型」(ついの型)
「白鷺!」
2人は一直線に前に飛び出す
刀の勝負は単純だ、どちらが速く刀を振り抜けるか
次の瞬間には2人は対峙していた
時間の進みが遅くなる
お互いに刀を振り下ろす
ほんの一瞬
俺の刀が綾華を斬る
「はあはあ...」
斬られた綾華はゆっくり倒れる
俺は咄嗟に綾華を押さえ、そのままゆっくりと地面に寝かせる
「ミトのところに...」
その瞬間目の前がぼやける
「くっ...疲労が...」
俺は刀を地面に刺しなんとか体を支える
「やばい...意識が...」
そのまま倒れる
「コウキ!」
俺が倒れる瞬間ミトが昂樹を抱える
「ミト...大丈夫か?」
俺は力なく声を出す
「私は大丈夫...コウキのほうが...」
「俺は大丈夫。反動が来ただけ、少ししたら動ける...」
ミトは俺のことを強く抱きしめる
「ミト...苦しいよ...」
「少しこのままで居させて」
「良いよ...」
少ししてコウキが反動から回復する
「よし、動ける。もう良いんじゃないか?ナナさん」
するとさっきの女性が出てくる
「ごめんなさい昂樹さん。あなたの怒りも承知です。」
ナナはお面を外す
髪色は黒色でショート。高身長で美しい顔立ちをしている
「怒ってないと言ったら嘘になるけど、俺は感謝してる」
「え?」
俺は横たわる綾華を見る
「2年越しの再会、お互いの剣技を余すことなく戦えた。辛かったけど俺の剣をしっかり伝えられたと思う。ありがとう」
俺はナナさんに向かい微笑む
「そんな。私はただ...」
「なんにせよ...俺は感謝する」
その瞬間ナナさんの姿が薄くなる
「くっ...もうバレた」
「何がどうした?」
「私はSAOに予め仕込んだバックドアからここに入っているの。でも今SAO内部のシステムに気づかれた。ここに居られるのも時間の問題ね」
ナナさんはそう言いウィンドウを操作する
するとワープポイントが現れ、同時にヒロキとユキが出てくる
「コウキ!ミト!」
「ミト!」
2人は駆け寄ってくる
「無事だったか」
弘輝はナナさんを見ると警戒の眼差しを向ける
「ヒロキ...大丈夫敵じゃないよ」
「けど、俺らを殺そうとしたのは確かだ」
ヒロキは俺を見る
「多分だが、ここのエリアだと死亡カウントがないんだろ。だから死んでも大丈夫なんだ。さすがナナさんだな」
「昂樹さん。お見通しですか。では話せるうちに話しておきます」
「了解」
「現状主犯茅場晶彦は逃走中、SAOは中断できない状況です。なので100層攻略が必修条件。そして100層ボスは強いです。はっきり言うと50人がかりでも倒せるかどうかです。なので、お二方に私が開発したユニークスキル〈抜刀術〉と〈剛腕〉をお渡ししました。本来ユニークスキルはたくさんあるのだけど。二人には一番合うものを渡したわ。昂樹くん、弘輝くん、ユキさん、ミトさん、必ずこのデスゲームをクリアしてね...現実世界で待っています」
そう言うとナナの姿が薄れ消えていく
どうでしたかね?9000文字でかなり多かったと思います。でも全てを注ぎ込みました。
リメイク前はここで終わりましたが、ついに続きを投稿します!!
お楽しみに