ソードアート・オンライン〜白鷺の剣聖と剛腕の戦鬼〜   作:yoru07#青薔薇

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こんにちは!今回からALO編に入ります!

SAO編の層を完全無視したことは忘れてください。いつか過去編として回収します


2章 ALO編
1話 救いを求める手


深澄が退院してから4日が経った。

 

その間昂樹は家族に連絡したり、友達と遊んだり。深澄とゲームをして楽しんでいた。

深夜まで深澄とゲームをしていた昂樹は朝の光で目覚める。掛け布団をどかすと大きな背伸びをする

 

「んーー!寝た寝た、えっと今は...9時か」

 

昂樹はベッドから起きがあり1階に降りると手早く朝ごはんを食べる。

食べ終わってから退院して1回も郵便を見ていないことに気づきポストを見に外に出る。

 

中には1枚の封筒が入っていた。足早に部屋に戻ると封筒を開ける

 

「骨髄液ドナー?なんだこれ」

 

昂樹は疑問に思い、母に電話をかける

「ね、母さん骨髄液ドナーの案内が来たんだけど...」

 

「ああ、あなた13歳のときに登録したでしょ?多分それがいま来たのね。この前倉橋先生とお話したとき、聞いたんだけど、退院してから少ししたらって言ってたから。あれでも確か、今日の10時半案内開始じゃなかったっけ」

 

そう言われ昂樹は手元の資料を見る。そこにも10時半受付と書いてあった

 

「じ、時間ない!ありがと母さん行ってくる」

 

昂樹は電話をきると、すぐに服を着替え家を飛び出す。途中で深澄にも素早く連絡すると走り無事に時間前に病院についた。

 

受付で予約の確認を済ませると、SAOのときにいた病室が空いているのでそこに行ってくれと言われた。

 

病室に着くと担当医師の倉橋さんがいた

「昂樹くん久しぶりだね。ドナーを受けてくれてありがとう」

 

「いえいえ、それで救える命が増えるのであれば安いものですよ」

倉橋さんはニコッ笑うと資料を開く

 

「では説明させてもらうよ」

そう倉橋さんが話し始めようとすると突然病室のドアが開く、そこには深澄が立っていた

 

「深澄?なんでここに?」

 

「だって手術するんでしょ?彼女として心配の一つはするでしょ」

 

といい深澄はLINEの会話を昂樹に見せる。ここで昂樹は気づく、急いでいたためかドナーを受ける説明をせずに入院、手術の単語を使っていることに。

 

「あ!ごめん。これ骨髄液ドナーを受けるだけなんだ」

といい昂樹は頭を下げる。

 

深澄は小さいため息をつくと隣の椅子に座る

 

「私も話聞かせて」

 

「わかりました」

 

倉橋の話を要約すると

骨髄液ドナーは骨髄液を移植する。この方法で救われた命があるという。骨髄液には白血球をより増加させることができ、様々な使用法がある。

手術に危険性は無く、後遺症もほぼほぼないらしく安全らしい

ドナーはあげる側も、もらう側も個人の情報はほぼ明かさないのがルール。

 

「で、今回の相手は14歳の少女です。しかもこの病院に入院しています」

(同じ病院にいる相手には本来ドナーは渡せません)

 

「14歳...良ければどのような病気か教えてもらえませんか?」

 

「深澄さん...そうですね。いいでしょう。その子は不治の病「エイズ」にかかっていて、末期です。時間がなく、今回のドナーが最後かと」

 

「そんな....」

 

「とりあえず昂樹くんの検査をしましょう。前回の入院中にも検査をしましたが一応行います。ついてきてください」

 

 

そこから2時間検査が行われ、病室に戻る道中隣を歩く倉橋が話しかけてくる

 

「深澄さんはお優しい彼女さんですね」

 

「突然なんですね。でも、本当に一緒にいて心強くてしっかり者で優しい自慢の彼女です」

 

倉橋の方を見るとニコニコしながらこっちを見ていた

 

「あの、ヒースクリフと戦った白鷺の剣聖がこんなにも恋に弱いとは」

 

「だって人生初めての彼女ですよ?色々初めてで難しいです。でも1層からずっと深澄と過ごしてきて慣れたなずなんですけど、リアルだとやっぱり違いますね」

 

そんな話をしながら2人は病室に向かう

 

 

3時間後

「ん..んーあれ...私ねちゃってた」

深澄は体を起こそうとするが、右手に変わった感覚を覚える。下を見ると昂樹の手が深澄の手を握っていた

 

「っ!」

一気に心拍数が上がるのを感じた。

 

深澄と昂樹はSAO内ならなんども手を繋いでるし、キスだってしてる。

けど、リアルではしたことがない。

緊張しながらも深澄は左手で昂樹の手を包み込む

 

「....温かい」

SAOでは感じられない本物の手の温もり。それを深く感じようとした瞬間。

 

病室のドアが開く。

 

深澄はすぐに手を引っ込める

 

「あら、昂樹くんはまだ寝てるのね」

そこにいたのは昂樹の看護師さんの「楓」さん。

 

「寝ちゃったみたいで、多分後少しで起きると思います」

 

「そうね。あら?深澄ちゃん。顔赤いけど大丈夫?もしかして...?」

 

「な、何もしてないです...」

深澄自身もかなり大人びた雰囲気を持つが楓さんには叶うはずもなく図星を突かれる

 

「かわいいわね...青春かしら」

 

「楓さんあんまりからかわないでください」

 

「ふふ...かわいい。それじゃあ倉橋先生を呼んでくるね。昂樹くん起こしておいて」

そういい楓さんは病室を出ていく。

 

その後倉橋先生がきて結果を伝えた。結果はオールグリーンで合格。明日4時間かけて手術を行う。

長い戦いになるからもう寝て、深澄も帰って休んでということになり2人は解散した。

 

次の日、手術が行われ無事に成功。脊髄液ドナーを提供した。

その後わかったことなのだが、ドナーの感謝とともに、昂樹の脊髄液がHIVウイルスに耐性を持つ特殊なものだったという話を倉橋はそれはもう興奮しながら、それがどれだけ珍しいことなのか、この事実が少女にとって朗報なのかを語ってくれた

 

「それでなのだけど、ドナー協力費としては本来14万円ほどなのだが、今回は貴重なデータとして情報を得るので、100万ほど協力費としていただける事になった」

 

「へーーそうなんだ。100万か...でもいらないや」

 

その答えに倉橋は心底驚いた

 

「どうしてか聞かせてくれるかい?」

 

「お金はいらないよ。俺は別にお金欲しさにここに来たわけじゃない、俺ができることをして一人でも多くの人を助けたかったから受けた。だからその100万は俺のドナーを受けたその子にあげてほしい」

 

倉橋は驚いた。昂樹は唯一つの命を助けるためにここに来ていたのだ。ドナーを受ける人の中にはお金目的で来る人もいた。そう思うと彼に頭を下げざる負えなかった

 

「本当にありがとう。なんとなく深澄くんが君を好きになったのかわかった気がするよ」

 

2日後昂樹は退院した。家に帰る道中

 

「さあ、俺の忙しい日々も終わりかな...これからは今まで通りに」

と。考えていたが、運命というものはそう簡単に変わらないといものだ

 

 

 

そう、なぜなら今昂樹の目の前にいるのはスキンヘッド、アフリカン・アメリカンの男。SAOでは鍛冶屋を営み、俺の武器やミトの《ヘルマニビス》を作り出した男。「ガンジ」がいたからだ。

 

「ガンジなのか?」

昂樹が声をかけるとその男は振り向く

 

「お前....昂樹か!?」

 

「おー!ガンジか!」

 

たまたまではあったが2人は再会を喜んだ。

そして、ガンジに流されるまま今エギルが営む店の前にいる。エギルとガンジは知り合いで、エギルが営む店で働いているらしい。なんでもエギルから話があるらしい。

エギルと共に店に入ると深澄ともうひとり男というか青年がいた。その青年は昂樹を見ると立ち上がりこちらに来る。

 

「キリト...久しぶりだな」

 

「ああ、久しぶり昂樹」

 

昂樹はキリトが死んでしまったかもという不安と、弘輝が今どこにいるのか話した。

 

「そりゃまた大変だな...」

 

「つか、どうして2人はエギルの店に?」

 

「私はアスナの病院に行ったときにキリトに会ったの。それで一緒にここまで来た」

 

「なんせエギルから大事な話があるとか」

 

昂樹はそうかといい深澄の隣の椅子に座る。それを確認するとエギルは話し始める

 

「まず説明すると、SAOプレイヤー約数百人が現実に帰還していない」

 

それにミトとキリトは頷く。その中で昂樹だけがポカンとしている

 

「んーーまてまて。そうなのか?そんな話知らないぞ」

 

「そうね、昂樹は入院続きだったからまだ話してなかったわね。SAOが3人の協力によってクリアされ、生きていたプレイヤーは開放された。ここまでは良かったの。でもその中の約数百人が復帰できていない。」

 

「ああ。その中にはアスナもいる」

 

キリトはうつむく

「アスナも....」

 

「その話だが、これを見てくれ」

するとエギルが一枚の写真を取り出す。その写真の解像度はかなり低かったが、真ん中の檻の中には一人の女声が写っていた

 

「「「アスナだ」」」

 

その話を聞きキリトが席を立ちあがる

「エギル、ここはどこなんだ」

 

「ここはALO「アルヴヘイムオンライ」妖精の国だそうだ」

 

「随分と楽しそうなゲームね」

 

「いや、そうでもないらしい。いわゆる《レベル》が存在しないらしい。各種スキルが反復で上昇するだけで、HPもたいして上がらない。戦闘もプレイヤーの運動能力依存で、ソードスキルなし、魔法ありのSAOってところだ. そして何より「飛べる」。妖精だから、翅がある。フライト・エンジンとやらが搭載されていて、慣れると自由に飛びまわれる」

 

その話を聞きキリトが席に座る

「詳しく教えてくれ」

 

エギルは手元にあるパッケージを引っくり返し、後ろのイラストの真ん中にある樹を指差す。

 

「世界樹と言うんだとさ。9つの種族に分かれたプレイヤーは世界樹の上にある城に、他の種族に先駆けて到着する事を競ってるんだ」

 

「なら、飛んで行けばいいんじゃ……」

 

「滞空時間があって、無限には飛べないらしい。でだ、体格順に5人のプレイヤーが肩車をして多段ロケット方式で樹の枝を目指した」

 

「ははは、なるほど。馬鹿だけど頭いいな」

 

 「だが、ぎりぎりで到着できなかったそうだ。でも、到達高度の証拠に5人目が何枚か写真を撮った。その1枚に巨大な鳥籠が写ってた」

 

 「鳥籠?」

 

「そいつをぎりぎりまで引き延ばしたのが、その写真だ」

 

 

「私も行くわ」

 

「なら俺も」

 

それを聞きエギルは少し笑うとALOのカセットを3つ取り出す

「ほら持っていけ。俺は行けないから頼んだぞ3人共。ALOはナーブギアで動く」

 

「行って来い」

 

 

昂樹は2人とわかれ自宅に向かう前に、ある病院の病室に向かう

 

今昂樹の目の前には栗色の長髪とはしばみ色の瞳が特徴とした女性。「アスナ」がいた

 

「アスナ、久しぶり。元気にしてたか?」

昂樹はそう言い、ベッドの隣になる椅子に座る。

 

「俺の父とアスナの父が知り合いで仲がいいとはね。意外だったよおかげて素早くここにこれた。今から君を助けに行く。ミトとキリトと一緒に」

 

それだけ言い残すと昂樹はその場を後にする

 

そして扉の前で

 

「絶対に助ける。ミトと約束したんだ...。必ず現実世界でもう一度しっかり話をさせてやるって」

 

 

 

そのまま家につき昂樹は綾華の白い刀の前に座る

「これからまたあの世界に行ってくる...アスナを助けに行ってくるよ」

昂樹はナーブギアをかぶりベッドに入った。

 

懐かしい魔法の言葉を唱える

 

「リンクスタート!」

 




日常編すごく書きづらいです。入院しがちで全く現状を理解できていなかったコウキ。可愛らし過ぎますね。

あと恋愛シーンとかくっつくシーンとか書きづらくて泣きそうです。

次回はALOに!と言いながらまだ始まりません。
今回は2視点で(ほぼコウキ)で書かせていただきます。

ぜひお楽しみに!
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