ソードアート・オンライン〜白鷺の剣聖と剛腕の戦鬼〜 作:yoru07#青薔薇
1.5話はどうでしたかね...まだあのお話には続きがあるのでお楽しみに。
それでは本編へ!
「リンクスタート!」
「リンクスタート!!」
暗闇の世界に飛び、そして、虹色のリングを潜り抜けるとアカウント情報登録ステージについた。
「アルヴヘイム・オンラインへようこそ。最初に、性別と名前を入力してください」
柔らかい女性の声で、案内される。
「(設定は男。名前は「koki」)」
コウキは愛着のある「koki」の名前を選んだ
「種族を選んでください」
(次にエギルが話していた種族か...9種類。どれにしよう)
「炎か...ありだな。でも黒いインプとかスプリガンもいいな...」
目の前に表示された9種の選択画面をくるくる回す
(氷属性は....なさそうだな...)
「ヘルプ。氷属性の魔法や剣技はある?」
「はい。存在します。ウンディーネが一定レベルに到達すると水属性の他に氷属性魔法も使えるようになります」
「なるほどな...ならウンディーネだな」
「では、ウンディーネのホームタウンに転送します。目閉じてください」
言われるがままに目を閉じ、次の瞬間に目を開けると
上空に飛ばされ、ゆっくりと落下していた
徐々にウンディーネのホームタウンである湿地帯に近づいて行く。
その瞬間、急に映像がフリーズした。
あちこちでポリゴンが欠け、ノイズが走る。
「なんだこれ!?」
次の瞬間には、再び落下し、暗闇の中に落ちていく。
そして、暗闇から抜けると真下は森に変わっており、そのまま落下した
「っーーー!って流石にダメージはないか」
コウキは起き上がり右上にある自分のHPバーを見る
「さあ、ここはどこかな。ウンディーネのホームタウンではなさそうだし」
そう言いながらコウキはステータスパネルを見るために人差し指を上から下に振り下ろす
「あれ、ウィンドウが出てこない」
何度も挑戦するが出てこない
「あ、左手でやるのか?」
するとウィンドウが現れ、コウキはすぐにログアウトボタンがあること確認し。次にステータスを見る
「え...」
ステータス画面には名前とその下に種族名のウンディーネ。
HPとMPは初期設定の数値。だがそこ下に続く取得スキルの中に見覚えがあるものが多くあった
《刀》《両手鎌》《探知》《投擲》や、生活スキルである《料理》まであった。刀など、大体のものは完全取得している。
その中の1つだけ文字化けしているスキルがある
「これは...《抜刀術》か」
(この数値を見る感じSAOのステータスをそのまま反映している。もはやこれチーターだな。まて、あのスキルは...?)
コウキはスキルを下に下がっていく
「あった。良かった」
コウキが指していたスキルは《愛の結晶》ヒースクリフ戦で鎌を空間から取り出したスキル。このスキルは《指定の相手のポーチから意識するだけでアイテムを出すことや、入れ替えをすることができるスキル。条件は結婚していること。クイックはすべてのアイテムが取り出せる》
「これでラスト決めたんだよね...。アイテムはどうなってる?」
コウキはポーチを開く。だがアイテムは反映できなかったのか文字化けしてしまっていた。コウキは念の為ゆっくりと下がっていく
だが、そこに1つ文字化けしていないアイテムがあった。コウキはタップし顕現させる。
目の前に漆黒の鎌が現れる
「《ヘルマニビス》でもどうして俺のポーチに...)
(あのときか....最後に俺が持ってたから。これはミトに返そう)
再度ポーチにしまい、初期装備の剣を取り出す
「頼りないがこれで行くか」
コウキは立ち上がると近くの道に歩いて出る
すると狼のモンスターが3匹スポーンする
「久しぶりのVRで戦闘!」
コウキが走り出すと狼もそれに合わせ向かってくる
1匹の狼が先に飛び出す
「神里流・流水」
コウキの剣が流れるように狼を斬る。同時に2匹目の狼に近づく
「神里流・雷突上り月光」
3回の突きを繰り出し、狼を後ろに飛ばす。それを躱して飛び出してきた狼を
下から斬り上げ斬る
3匹の狼は同時にポリゴンとなって四散する
「よし、久しぶりだっけど大丈夫そうだな」
コウキはドロップアイテムを確認すると、歩き出そうとする。すると突然後ろから声をかけられる
「ねえねえ、ウンディーネのお兄さん少しいい?」
とっさにコウキは後ろを振り向く。そこには中学生ぐらいの紫色の髪をした少女が立っていた。その髪はミトよりも少し濃い紫を基調としていた。
「どうした?」
「さっきの戦い見てたんだけど、すごいね!あれはなんの技?」
「ああ、あれは違うゲームのスキルだよ。どっちかってうと技術かな?」
「へぇ〜すごいや!ねえねえねえ、僕と戦ってくれない?」
少女は目を輝かせながらこちらを見つめる
「はあ...年下の女の子にいわれちゃ、断りにくいな。でも戦うってことは容赦なしていくよ?」
「やったぁ!」
嬉しそうに喜ぶと、少女は少し離れてウィンドウを操作する。するとコウキの前にデュエル申請の画面が現れ、OKボタンを押す
するとデュエルの詳細があらわれる
初撃決着、相手の名前は《yuki》
「ユウキ?」
徐々にカウントが減っていく
お互い剣を構える、すると少女の雰囲気が一変し空気がピリつく
「(雰囲気が変わった...あの子只者じゃないな)」
カウントダウンはすぐに10秒をきる
3,2,1,START
ユウキが動くよりも速くコウキが動く
「神里流・神速月下」
神速は初撃決着において有利だ。素早く相手の懐に入り斬ることができる。
一息でユウキの前に行き、剣を振り下ろす
「(取った!)」
だが、その剣がユウキのHPを削ることはなかった。なぜならユウキが神速の剣を躱したからだ
「っ!」
躱したユウキはそのまま攻撃を放つ。コウキは放たれた攻撃を弾きバックステップで距離をとる
(マジか。神速を躱すか.....躱せたのはこれで3人目だぞ。大剣でゴリ押し防御のヒロキ。反射神経バカのキリトだけ)
「それじゃあ、行くよ!」
ユウキは一気に踏み込んで近づく
「はっ!」
素早い突きをコウキは既のところで躱す
(神里流・月下)
コウキは躱すと再度剣を振り下ろす。だがそれをユウキは左に躱す
(そうだよね...そう躱すよな!燕返し!)
真下に斬り下ろされた剣は空中を反射しユウキの方に吸い込まれるように向かっていく
バチッと金属がぶつかる鈍い音が響く。キリキリと互い力を込め続ける
互いに距離をとり、間合いを見極める
次の瞬間ユウキが飛び出す
「てやっ!」
(来た!神里流・流水)
ユウキから放たれたSSを弾くことをせず、水が流れるように受け流す
「わっ、なにこれ」
だがユウキも歴戦の猛者。驚きはするがそのまま5連撃目を繰り出す。その突きはコウキの喉元めがけて放たれる
コウキも持ち前の反射神経を活かし、下から剣を振り上げ軌道をずらそうとする
お互いの剣が当たった瞬間、コウキの剣が弾け飛ぶ
剣が壊れた衝撃でユウキの剣の軌道がずれバランスを崩す
「ちょっ!」
「わぁ!」
コウキはユウキに押し倒される形で地面に倒れる
それに追い打ちをかけるようにコウキの顔にユウキの顔が近づく
「(やば....深澄に殺される...)」
だがギリギリでユウキがコウキの顔の横に手をつき最悪の事態は免れる
「あっぶなーい」
ユウキは体勢を戻し、馬乗り状態になる
「ユウキ、この体勢もかなり危ないぞ。誤解を生みかねない」
それを聞きとっさにユウキが起き上がる
「ご、ごめんなさい」
「大丈夫。こっちこそ助かった」
そう言いながらコウキはデュエルの結果を見る
「負けちゃったか...」
結果はユウキの勝利
「でも、最後のはしょうがないよ!だからさまた今度時間があるときにもう一回戦お!フレンド交換すれば連絡取り合えるし!」
「それは構わないが、いいのか?こんな何処の馬の骨かもわからない男とフレンド交換して」
「うん、コウキの剣からは悪を感じなかった。あと、コウキとユウキ一文字違いなの気づいた?」
「確かに、すごい偶然!って俺行かないといけないところがあったんだ!」
「え?そうなの、ごめんね止めちゃって」
ユウキはすごく申し訳無さそうにうつむく
「あ、いいや俺も楽しかったからOKOK!」
コウキはウィンドウからフレンドを選択し、申請を送る。それをユウキが承認し、晴れて2人はフレンドになった
「ねえコウキ。今から行くところにもよるけど、僕もついていこうか?飛び方とか羽の休める時間とかレクチャーできるよ?」
「ん、いや。それは流石に申し訳ないな...ならどこの街に行くのがいいか教えてほしいな。今行こうとしているのはスイルベーンってところ。近くていいかなって」
コウキはマップを開きユウキに見せる
「スイルベーンはだめだよ。あそこは風妖精族シルフ領なの。街の中だと、コウキから風妖精族シルフを攻撃できないけど、逆はあるから危険!いくならここの中立の街に行くのがいいと思う!」
ユウキはここから少し遠い街に指を置く
「ここね、ありがとう!」
コウキは背中に翅を出す
「コウキ飛び方は大丈夫?」
「ああ、昔戦闘機のゲームをしてたからこういうのには慣れてる。さっき少し飛んでみたけど大丈夫そうだと思う」
コウキはそのまま上昇し街の方向に飛ぼうとする
「あ、コウキ待って!」
ユウキも翅をだし、コウキと同じ高さまで飛んでくる。そのままウィンドウを操作し、黒い鞘に納められた刀を取り出す
「これ、剣壊しちゃったお詫び。受け取って」
コウキは差し出された刀を受け取る
「これ...もらってもいいのか?」
(刀身を出さずともわかる。この刀重みが違う)
そのままコウキは刀を鞘から抜き、刀身を見る。その刀の刀身は淡い水色をしていた
「いいよ!僕は刀使わないから、これを使うならコウキみたいな人のほうがこの刀も嬉しいと思う」
「そっか、ユウキありがとう。落ち着いたら必ず会いにいく」
コウキはそう言い飛び去っていく
コウキが見えなくなってから
「ふーー。コウキ強かったな〜最初の一撃でやられちゃうかと思った。しかもカッコよかったな」
ユウキはデュエルの最後を思い出して頬を赤くする
「....そのままキスしちゃえばよかったかな...」
そう言いユウキはコウキとは反対に向かって飛び去っていった
まさかのここでユウキの登場。このときはまだ絶剣とは呼ばれていない設定になってます。
果たしてこの先どう関わって来るのか?
コウキは果たしてミトと合流できるのか。お楽しみに!