ソードアート・オンライン〜白鷺の剣聖と剛腕の戦鬼〜 作:yoru07#青薔薇
まだまだ至らぬ点がありますが、何卒宜しくお願いします・
ガンジの武器屋に着いて、扉を開くとヒロキが出迎えてくれた。
「おい〜おせーぞ2人とも!」
「すまんな、遅くなった」
「心配かけてごめんね」
ミトと俺は頭を下げる
「いや、いいさいいさ」
すると奥の工房からガンジが出てくる
そして俺の持つ大きな爪を見た瞬間いきなり大きな声を上げる
「おおおおい!それはグラリーの爪じゃねえのか?」
「さすが鍛冶屋だな、正解だ!」
ガンジは目をぐっと開けて俺に近づいてくる
「ぐ、グラリーを倒したのか?」
「あ、あそうだけど...」
「しっかしこの目でグラリーの爪を拝めるとはな。しかもこれで武器を作るなんて。最高だぜ」
「そんなにレアなの?」
ガンジはミトの言葉に興奮気味にガンジに質問する
するとガンジがミト以上の興奮度で話し始める
「レアってもんじゃねえぞミトさん、これはSAO内100層で同時に1体しか出現することがなく、出現してもかなり強力で、かつドロップ率は驚異の0.1%。俺の知り合いがベータテストで見たとは言っていたが。実在したとは!」
「めっちゃ話すやん」
「これがあれば相当な武器を作れるぜ、しかもグラリーの爪で作った武器はな、壊れても再度インゴットになってストレージに保存、再度作り直すことができ、そうすると現在の自分のステータスを参考に能力が上がる特性がある」
「それって、永遠に使えるってこと?」
「そうだ!」
「良かったじゃんミト!」
「うん!(よかった!この爪は、これで作る武器は私に取って大切なものだから、、、)」
ミトは俺の方を見る
「ミトさんよ、お代はいらねえ!俺に作らせてくれ!俺の鍛冶人生にかけて最高の武器を作ると約束する!」
ガンジはミトに土下座をする
「そ、そんなに言わなくても、もちろん、ガンジさんにお任せするわ」
「ありがてえ!」
ガンジは俺からグラリーの爪を預かり工房に向かっていく
3人は近くの椅子に座る
「本当にお代はいらないのかな?」
ミトは少しの疑問を声に出す
「ああ、多分鍛冶師にとってお金よりも激レアアイテムを完璧な武器に仕上げそれを最前線のミトに使ってもらうことにより、宣伝みたいな感じにするんじゃね?」
「たしかにな」
少しして、奥の工房からガンジが出てくる
両手には布がかかった武器を持っている
3人の前に来る
「俺の過去最高レベルで仕上げた」
そう言いながら布を取る
その手には真っ黒の刀身に紫色の持ち手。真ん中には小さい紅い宝石が埋め込まれていた。ミトだけの武器に等しい色合いだ
「色はランダムで不安だったが、いい色に仕上がったな。あと、この宝石だが、そんな素材使っていないのに、ついたんだ。」
ガンジはミトに手渡す
ミトは受け取ると大鎌をみて、そして振る
「うん、完璧。この宝石...」
その宝石はミトのHPを肩代わりして砕けてしまったものに似ていた。
「良かったぜ!おっとそうだった。名前は〈ヘルマニビス〉意味は竜の爪だ」
「ヘルマニビス、なんか格好いいわね」
「それとだが、、、これを見てくれ」
ガンジはミトから再び鎌を預かり、鎌の持ちての真ん中辺りを持ち左右に引っ張った。すると中から鎖が出できた
「なにこれ、鎖?」
その光景に全員が驚く
「そうだ、それをこうすると!」
ガンジがSSを使うと鎖が紫色に光りだす、ガンジはそのまま鎌の刃先とは逆の部分を投げる
「すげえ!投擲武器にもなるのか!」
「これはかなり優秀だな」
俺と、ヒロキが感心していると
「チッチッチッ、それだけじゃないぜ!これはな自動追尾機能もある」
ガンジは得意げに話す
「凄い!ありがとう、ガンジさん!」
「いいってことよ!これからもこの店を頼むぜ!」
「ええ!」
「もちろんだぜ!」
「さあ!強化して、明日は試し切りと、慣れね!」
ミトはこれまた楽しそうに気合を入れる
「おう!」
2日後
3人は2層の中央区に来ていた
「これから2層〈リア・オークロード〉の討伐に向かう!皆行くぞ!」
「「「おう!」」」
全員がイグの森を通り、迷宮区に出発する
迷宮区に向かう道中。俺達3人はキリト、アスナと合流していた
「今回は遅刻しなかったな2人とも」
キリトは俺とヒロキをからかうように話しかけてくる
「流石にな!昨日ミトに念をたくさん入れられた」
「2人とも!あんまりミトに頼りすぎないでね!」
するとアスナが二人にまるで母のように注意してくる
「もちろん!」
「アスナ、私はいいのよ。」
「いいえだめよ!ちゃんとしないと!」
「確かにミトだけに迷惑はかけられないもんな」
そんな事を話していると
ヒロキは不意に目線を感じ、その方を見る
「あの子は、、、」
「ん?あれってヒロキが助けた人やん」
「すごく大人っぽいね、、、」
ミトが感心するように見る
「現状大人っぽいミトにはかなわないけどね」
3人で話していると
「え?3人はユキと知り合いなの?」
アスナが驚きながらも話しかける
「いや、この前イグの森で助けたことがあるだけ。でもすぐに行っちゃったけど」
「まあ、ユキは人付き合いが得意じゃないからね」
「俺と同類かな?w」
「コウキとは少しちがくないか?」
ヒロキが急にあることを言った
「つかコウキさ、1層で助けたサチさん居ないね。」
「確かに、見ないな。大丈夫かな」
「サチさん?誰それ?」
ミトは聞いたことない名前だったのでコウキに聞いてみる
「1層で助けた人、多分2層に来てると思うけどな」
辺りを見回すヒロキ
「(サチのことを知ってるのか、、、やっぱり助けたのはだったのか)」
この時キリトの表情が変わったのに気づく人は居なかった
「さあ皆!ついたぞ!」
一行は2層攻略組はボス部屋の前に着く
「皆、俺は1層で彼に、コウキに助けられた」
ディアベルは俺の方を見る
「彼が居なかったら俺はここに居ないだろう、だから皆、死ぬな!ここに居る全員で2層をクリアしよう!行くぞ!」
「「おう!」」
2層ボス部屋に全員が入りボス部屋が明るくなる
奥にはゴブリンロードが巨大な木の台座に座っていた
その瞬間ゴブリンロードは空気を押しつぶすような重い咆哮をあげた
声とともにゴブリンロードが立ち上がりボス部屋の真ん中に飛ぶ
ここまでは1層と同じだ
「行くぞ!」
ディアベルの合図とともに全員が行動を始める
「A隊左から攻撃!C隊はスイッチ用意!」
「了解!」
俺とミト、ヒロキを含むA隊は防御を無視しSSを放つ
本来は無謀なやり方だが
「B隊攻撃ブロック!A隊はそのまま待機」
後ろから来たB隊はA隊の前に出て攻撃を弾く
その隙にC隊が反対側からSSを放つ
「D隊、A隊に続き反対側から攻撃」
キリト、アスナ「了解!」
ディアベルの指揮のよりHPを極力減らさない立ち回りでボスにダメージを与えていく
「ディアベル、流石だな」
「そうね」
俺とミトが話しているとゴブリンロードのHPが半分をきる
すると、ゴブリンロードはその場から飛び上がり、台座の前に行く
「全隊退却、HPを回復してくれ」
ディアベルの言う通り、全員がポーションを使いHPをマックスまで回復させる
ゴブリンロードは台座の横にある大きな槍を地面から抜く
その槍の威圧感は全員を恐怖を与えた
「武器の変更を確認、情報通り」
「ただ、HPがレッドになったときの何かが一番の不安要素だな」
俺は隣にいるキリトに話しかける
「だな、慎重に行こう」
ゴブリンロードは飛び上がりボス部屋の中心に来る
だが、ディアベルが指示を出す瞬間それよりも速くゴブリンロードは神速の突きをする
「なっ!」
幸い誰にも当たらなかったが、衝撃波によりプレイヤー達を吹き飛ばす
「ぐぁっ」
「なんつう威力だよ、、、」
「あんなの食らったら、レッドどころか、即死よ」
ミトは一旦俺の横に来る
俺はは皆が状況に荒れるなか、不意にボスの槍を見る
「なっ!」
俺はここであることに、いや最大の過ちに気づく
「HPイエロー以下のものは回復を、それ以外で叩く!」
ディアベルは怯むことなく指示を出す
「ディアベル!駄目だ!武器が違う!くそっ、、」
だがその言葉はディアベルに届かない
ゴブリンロードは突き出した槍の向きを変えA隊に方に薙ぎ払いをしてくる
「A隊ブロック!」
俺の掛け声に即時反応したA隊はギリギリのところで防ぐ
「くっ、、全力で弾き返せ!」
ガギンッ
「はあはあ、A隊無事か?」
「ああ、すまん助かった」
「あんたが居なかったら今頃死んでたよ」
A隊のメンバーが俺に感謝を述べる
「気にすんな。礼なら、各隊にベータテスターを配置してたディアベルに言うべきだ。だが、それはこのボスを倒してからだ。」
「おう」
俺はA隊及びミト、ヒロキの無事を確認するとディアベルに近づく
「武器、変わってた」
「すまない気づけなくて」
「いや、ディアベルを攻めてるわけじゃない。俺もギリギリまで気づけなかった。武器は薙刀、厄介だ。」
「作戦はどうする」
「防御優先がいいな、それで側面から他の隊が叩く感じ」
「わかった」
俺の軽い作戦内容でディアベルは伝達する
「今から防御優先の指示を出す!その隊がブロックしている間に他の隊が攻撃をしてくれ。指示は俺がその都度出す!」
「了解!」
「A隊はHPの回復、B隊は攻撃、防御が多いいC隊はゴブリンロードの攻撃をブロック、D隊はB隊とスイッチで再度攻撃を!」
「おう!」
ディアベルの指示通りABCD隊が動く
少しのアクシデントはあったものの、昂樹の素早い武器の特定、ディアベル
の正確な指示のおかげもあり全体は崩れることなく攻略していた。
「ボスレッドゾーン!」
「警戒体勢!」
ディアベルがその言葉を放った瞬間
轟音と共に辺り一面に斬撃が飛ぶ
ザザザザザッ
「なっ、、、!」
「えっ、、」
誰一人反応できない攻撃により全員が膝を落とす
「くっ!」
俺でも見えなかった
「皆大丈夫か?!」
キリトの声で、ディアベルは全体を見る
「死者は出ていない!皆回復を」
そう言ってディアベルが腕を動かそうとするが、腕が動かない
「なんだ?…スタン?!」
「やられたっ!全員スタン状態しかも30秒!」
ミトが声を上げる
「くそっ!」
全員が動けない、、、次の攻撃が確定で当たる。このボスの攻撃には異常状態付与がついていた。この状況で全員が30秒動けない。
ゴブリンロードが踏み込み全員に向かい薙刀が向かってくる
「(くそっ!)」
その瞬間後ろから一つの影が前に飛び出す
飛び出した影は攻撃が全員に当たる前に防ぐ
「くうっ!」
ユキはそのままゴブリンロードの薙刀を押し返す
「はあっ!」
「皆さんはHPの回復を!私は時間を稼ぎます!」
ユキは体勢を崩したゴブリンロードにSSを放つ
同時に攻撃してきたゴブリンロードの薙刀を躱すと同時にそのままゴブリンロードの後ろに周り再度SSを放つ
「(あと少し!そうしたら彼らが!)」
ゴブリンロードがユキに向かい突きの攻撃
「(ここなら避けられる!)」
ユキがゴブリンロードの後方に回った理由。それは正面なら後ろに皆がいて突きの攻撃を躱すと後ろに被害が出るが、ゴブリンの裏手なら皆は居ない、
だからこそユキはあえて移動した
「(あと少し!ユキさん頑張ってくれ!)」
俺以外も全員がそう思っていた
「(ここ!)」SS
ユキがSSを放ちゴブリンロードの懐に近づいた瞬間ユキのお腹に衝撃が走る
「あぐっ」
ゴブリンロードの蹴りが命中しユキが後ろに飛ばされる
「(くっ!しまった、、、)」
ゴブリンロードはすかさず薙刀を上からユキに向かい振り下ろす
「(まずい、ユキが蹴られた!速く!)」
ゴブリンロードがユキに向かい薙刀を下ろす
全員が覚悟した
が、その瞬間後ろからポーションの割れる音がした
そしてヒロキが飛び出す
「はあああああっ!」
ユキに向かう薙刀を飛び出したヒロキは全力で受け止める
と同時に薙刀を弾く
「はあっ!」
ヒロキに続き俺やミト、キリト、アスナも回復し立ち上がり始める
「すまない、遅くなった」
俺達はヒロキの後ろにつく
すでにユキさんはポーションで回復したようだ
「みんな、ラストアタック頼めるか?」
「おう」
「もちろんよコウキ」
「行こう」
「行きましょう!」
6人はゴブリンロードに向かい走り出す
先にキリトとアスナのSSが炸裂する
「はあっ!」SS2スイッチ!
「はああっ!」SS3
そして、後ろからヒロキとユキが出る
が、体勢を立て直したゴブリンロードの突き
「ユキ!ガード!」
ヒロキと、ユキは同時にガードし薙刀の軌道をずらす
「くううっ!」スイッチ!
ガードしきった2人はミトとコウキにラストアタックを託す
「はあっ!」SS4
ミトは一息でゴブリンロードに近づき、ヘルマニビスで神速の4連撃をする
「コウキ!行って!」スイッチ
その掛け声とともに俺は飛び出す
「はっ!」SS4
ゴブリンロードに1回、2回、3回とSSを放つ
ゴブリンロードは攻撃により苦痛の叫び声を上げる
「はああああっ!!」
最後の一撃はゴブリンロードを右肩から左腰までを斬る
その攻撃によりHPが0になったゴブリンロードはその場で四散する
そして、コウキの前にLAボーナス(ラストアタック)の文字と報酬が表示される
この瞬間2層のボス攻略が終わりを告げた
「よっしゃー!」
「よし!」
徐々に歓声が上がっていく
俺の前に表示されたLAは〈コート・オブ・スノウブリザード〉
「今回のLAは俺になっちゃったな」
すると後ろからミトが話しかける
「いいと思うよ!コウキは今回大活躍だったもの」
「そうだぜ、胸はれよ!」
キリトは俺の背中を叩く
「いて〜よキリト」
「コウキくん、お疲れ様。最後任せっきりで悪かった」
「いいや、ディアベルの的確な指示があったからこその俺のLAだ、これからも頼りにしてるぞ!」
ディアベルとコウキは拳を合わせる
「ようコウキ、お疲れ様!」
「お疲れヒロキ!」
「お疲れさまです、、、」
ユキは頭を下げながら話しかけてくれる
「いえいえ、ユキさんだってナイスタンクでしたよ!」
「あ、ありがとうございます」
すると近くでキリトと話していたディアベルとキバオウがこっちに歩いてくる
「ユキさん俺からも礼を言わせてくれ」
「ワイからもや、助かったで」
「そうだな、今回のMVPは、ディアベルさんに続きユキさんもじゃないかな?ホントは俺のLAボーナスをあげたいが」
「いえ、、そんな、受け取れません、、、LAはコウキさんのものです。私は守ってもらって。できることをしただけですから。」
そのとき、アスナがあることに気づく
「そういえば、ユキさんはどうして動けたの?」
「確かに、普通あの速さならかわせないわよね」
アスナと、ミトが疑問をユキさんに聞く
「えっと、、それは、、、」
不意な質問に焦るユキさん
それをヒロキが答える
「そんなん、コウキが防いだに決まってんだろ」
「コウキが?」
ミトが驚きの声を上げる
「あの状況で、あの速度の攻撃が見えたのかい?」
ディアベルはコウキの方を見る
「もちろん、後ろの人を守るので限界だったけど」
その言葉にミトはもちろん、その場に居た全員が驚愕した
「まじかよ...反射神経やばいな」
「そうね...パーティーに一人は居てほしいかも」
アスナとキリトは驚きながらもコウキの反射神経の大切さを噛みしめる
「まあまあ、そんなとこにしといてさ...ユキさんなにか俺たちにできることはない?少しお礼がしたい」
「えっ、、、そんな、、じゃあ、、」
ユキさんは下を向きもじもじしている
「なんでもいいんだぞ?」
「あ、あなたのパーティーに入れてほしいです!」
少し声が大きくなってしまいディアベルや他のメンバーもユキを見る
「っ///」
それを見たミトは思った
「(大人っぽい裏腹に意外にかわいい!)」
「そうだなーそれはうちのヒロキくんに判断を任せようかな!」
俺は後ろを向く
それを聞いたヒロキは焦ったように声を出す
「え?俺?」
「そう、来いよ!」
俺はヒロキとすれ違う瞬間ユキに見えないようにぐっとマークを送ってやった
ヒロキはユキの前に来て
「ユキさん本当いいのか?」
ヒロキはユキさんを見つめる
「あなたのパーティーなら私にないなにかかが見つかりそうなの、、、」
ユキは顔を上げヒロキの目を見つめた
ユキの目の中には確かな覚悟が灯っていた
ヒロキはは後ろに居る俺とミトを見る
俺とミトはゆっくりとうなずいた
「わかった。じゃあ、よろしく頼むね、ユキさん」
「はい!」
ヒロキはウィンドウを操作しユキにパーティー申請を送る
ユキは申請画面の許可を押す
すると、3人のHPバーの下にユキのHPバーが追加された。これでユキは晴れてパーティーメンバーになったのだ。
俺とミトはユキに近づく
「よろしくね、ユキさん」
俺は手を差し出す
「はい!コウキさんよろしくおねがいします」
ユキは俺の手をとり握手する
続いて
「よろしくね、ユキ!」
「はい、ミトさん。よろしくおねがいします」
二人は握手する
「ミト、もう一人が女の子で良かったな」
「そうね!」
ミトはかなり嬉しそうだった
「ユキさん、私達ともフレンド交換しない?」
「いいですよ!」
「キリトくんもこっち来て」
「はいはい」
そのあと、ユキは、ディアベル、キバオウとフレンド交換をした
「今日は皆ご苦労だった!皆の協力のおかげで誰一人欠けることなく2層を攻略できた!3層もこの調子で行こう!」
「おう!」
リアルで、少し用事が出来てしまいこれから少し投稿頻度を落とそうかと思います。
よろしくおねがいします。
感想、アドバイスなどをいただけると嬉しいです!