ソードアート・オンライン〜白鷺の剣聖と剛腕の戦鬼〜 作:yoru07#青薔薇
2層攻略から時間が経ち、俺達はすでに5層に来ていた
俺合わせ4人はレベルアップを終え松明で明かりを照らしながら中央区に帰っていた
5層のメインテーマは遺跡。遺跡の街。建物は青みがかった岩のブロックで出来ていて、街の中心部には革や布の天幕が張り巡らされ猥雑な活気を呈している。鑑定可能な遺物拾いも可能。地下には墓地がダンジョンある。そして上に行けばシヤーヤの村という草原の中の村もある
「5層ね、、ボス攻略に備えて私達もしっかりレベル上げないと」
ミトは真剣な顔をして俺達に声をかける
「ミト?どうしてレベルを上げないといけないの?今まで通りのレベル上げじゃ駄目なの?」
ユキはミトの言葉に疑問を返す
「そっか、ユキはベータテスターじゃないから知らないもんな。5の倍数の層はボスのレベルが他の層とはかなり違う。はっきり言うとめっちゃ強い。ベータテストの時はかなりきつかった。ついでに25の倍数のボスはさらに強いと、されてるね」
「そうね、ベータテストのときはいくらHPを全損しても死ななかったけど、今は状況が明らかにちがう。情報もレベルもいくら合っても足りない」
「だな、ユキも十分に気をつけてくれ」
「はい!」
5層の難易度の違いを話しながら4人は中央区のギルドに向かっていた
ギルド中央支部
「おー4人共帰ってきたか」
ギルドに入ると早速ギルドマスターのゴルドが出てきた
「よう!今日は特に異常はなかったぞ」
「そうか、見回りご苦労だった...もう帰っていいぞと言いたいところだが、4人共、話がある奥に来てくれ」
ゴルドはいつも以上に低い声で言う
「なにかあったの?」
「ああ」
ゴルドとともに4人は奥の部屋へ行く
ゴルドの部屋は本棚がたくさん並び真ん中に今から俺たちが座る席。
そしてその奥にはギルドマスターが座る席があった
「で、話ってなんだ?」
俺は座るやいなやゴルドに話しを切り出す
「それはだな、2日前、ある洞窟に調査に行った7人のプレイヤーと連絡が取れないことだ」
「誰一人帰ってこなかったの?」
「ああ、それでなんだが、私達で再度調査してから、君たち4人にその洞窟の調査をお願いしたい。報酬はかなり弾まさせてもらう」
「どのくらい弾むんだ?俺たちも未知の洞窟に行くんだ、生半可な報酬は困るぞ」
ヒロキは真剣な顔でゴルドを見つめる
「安心しろ、それは保証する」
「そうか、その件の解決はどのくらい時間をかけていい?」
「4日でお願いしたい。それがタイミリミットだ」
俺は3人を見ていう
「3人はどうする?」
「もちろん行くわ!」
「行くぜ!」
「行きます!」
そして4人は依頼を受けることにした
2日後
俺達は再度ギルマスの部屋へ案内されていた
「で、調査はどうだった?」
俺はゴルドに真剣な眼差しを向ける
「それが...調査隊員が誰一人帰ってこない...」
「なっ!」
「これは本格的にあの線が浮上したわね...」
ミトは下を向きながら言う
「ミト、あの線って?」
ユキ、コウキ、ヒロキはミトを見る
「この人数の行方不明者、もう奴らが動いたとしか思えないのよ」
「ミトの言う奴らってまさか...」
ミトはコウキを見ながら口を開く
「コウキが考えてることであってるわ...PK集団よ」
その言葉に全員の動きが止まる
「PK集団...」
その瞬間
ドアが勢いよく開く
「ギルマス!はあはあ」
「コウタくん!帰ってきたのか?!」
「はい...ですが...」
コウタは極度の興奮状態だった
「とりあえず落ち着いて...着替えてくるんだ」
少しして
コウタが扉から出てきた
「いきなりですまないが洞窟で何があったか教えてもらえるか?」
俺の問にコウタはゆっくりと話し始める
「はい...俺らはギルマスに言われた通りの洞窟に入った、けどモンスターはオレたちのレベルでも簡単に倒せたし、道も一本道で迷うこともなかった。だけど、最深部についた時突然目の前が真っ白になって、気づいたときには見知らぬ場所に居た。そして、そこで俺ら5人は2層のボスゴブリンロードと戦った」
「戦った?5人でか?」
「しょうがなかったんだ...逃げ道がなかった...でも戦っている途中俺だけが何故かその部屋から出られた。理由はわからない...けど俺はすぐにこれをギルマスに伝えようと思ってここまで来た」
コウ立ち上がり地面で土下座する
「コウキさん!どうか俺らの、俺のパーティーの敵を取ってくれませんか?」
コウタは地面に額をこすりつける
「そこまでしなくても行くよ、俺らは」
「ええ」
「もちろんです!」
4人はコウタから洞窟のマップや情報を詳しく聞き、明日にでも出発することに決めた
4人は中央区を出てシヤーヤの村まで戻る
そして4人は宿屋まで到着する
「夜は明日の作戦会議するからなー」
「了解!」
みんなそれぞれの部屋へ戻っていく
「ふー今日も疲れたなーー」
俺は部屋に入ると部屋着になりベッドに腰を下ろす
すると、部屋にノックがかかる
「どちら様ですか?」
「私よ」
扉の前にはミトがいた
「ミトか、いいよ入って」
俺はドアを開けミトを部屋に入れる
ミトはいつもの装備に黒いボロマントを着ていた
「で?どうしたの?」
「今日も行っていいかしら?」
「迷いの森にいくのか?」
「ええ」
「いいよ、でもまさかミトが趣味で、防具を作りたいとはね」
俺は4層で、ミトにその話を言われたことを思い出しながら話す
「ずっと作ってみたかったの。でも、コウキの防具は2層のLAで出ちゃったから、なかなか言い出せなくて」
「ぜんぜん良いのに言ってくれれば、俺も協力するのに」
「初めての作品はコウキにつけてもらいたいから」
ミトは少し恥ずかしそうに言う
「そうか?それはありがたいな。じゃ気をつけてくれよ!一応今日は会議もあるから早めに帰ってこいよー」
俺はドアを開けたミトに声をかける
「もちろん!」
今ミトは3層の迷いの森に来ていた
辺りは暗く月明かりが足元を照らしていた。木々は生い茂り異様な雰囲気を漂わせていた
ミトは木の枝を足場にし、移動していた。なぜかと言うと目当てにしているモンスターは聴覚が優れ、地上を歩くと一瞬で逃げられてしまうからだ
「いた!」SS2
ミトはヘルマニビスを構え木の上からをSSを発動する
2回の攻撃はモンスターのHPを削りアイテムを落とす
「いい感じ...」
その時
「久しぶりね、ミト」
後ろの影から声がかかる
「...アスナ...」
その声の正体をミトはすぐに理解した
「会うのは3層のボス攻略以来かしら?」
「そうね、、」
コウキたち一行は4層のボス攻略はせず、4層は基本的にキリトたちとは別行動をしていた
「それでもよく私の場所がわかったわね」
「すごい情報屋さんが居るのよ」
アスナは得意げに話す
「アルゴね」
「さすがミト」
「それで?ここ来たのはそんな話をするためじゃないでしょ?」
「ミト...コウキたちと5層のボス攻略に参加しない?」
アスナはいつになく真剣な顔をする
「それはもちろん参加するけど...」
ミトはアスナが少し焦っているように見えた
「アスナ...何かあったの?」
ミトは心配になりアスナに質問を投げかける
「うん...今回私達はミト含めて13人で攻略しないといけないの」
「なんで?5層は区切りの層よ!それぐらいわかるでしょ?その人数じゃ」
アスナはミトの話しを区切ように話す
「ディアベルさん率いる攻略組から裏切りが出るって噂...いいえ、確定の情報が出たの」
その内容にミトは驚きを示す
「裏切り?そんなことありえるの?」
「ええ、ミトはベータテスターだからわかるでしょ?5層のボスがドロップするアイテム」
ミトはそれを聞き、ベータテスト時代の記憶を思い出す
「(確か、5層のボスは...ああそうだ。でもドロップするアイテムは何だったかしら...確かコウキがこの前話してたような。)」
「あ!ギルドフラッグ...なるほど」
「正解!さすがミト。そう、ギルドフラッグ」
「(効果は確か、ギルドフラッグを持つプレイヤーが地面に突き立てると、そのギルドの能力が底上げされるはず...あ!)」
ミトはある結論を導く
「それを狙っているの、その裏切り者達は」
「5層のボスをディアベルより先に倒してギルドフラッグ入手、それを持って新しいギルドを作る...けど、それをするメリットがわからない」
ミトは更に考え込む
「現状私達もそこまではわかっていないの...けどそんなことが起これば、ギルドフラッグの取り合いになる...それじゃあコウキくんが1層で信頼があり、統率力のあるディアベルさんを命がけで助けた意味がなくなっちゃう」
「そうね...それで?アスナ達9人はいつ攻略を進めるの?」
「明日...18時よりも速くに」
その日程にミトは少し微妙な反応を示す
「明日....アスナ、ごめん私達力になれないかも」
「どうして?」
「明日、私達はプレイヤーが7人失踪したある洞窟の調査があるの...本当は断ってでも行きたいけど、11人の行方不明者、情報ではゴブリンロードがそのフィールドのボスだったって話もあるの」
その言葉にアスナにも緊張が走る
「ボス戦?...わかったわ。無理言ってごめんね」
そういいアスナはその場をあとにしようとする
「待って!アスナはほんとに5層をその人数で攻略するの?」
「もちろん」
ミトはアスナの目をみて、その覚悟をも見つめる
「本気なのね...わかったわ。私も明日依頼が終わったらすぐにそっちに向かう。でも行けなかった想定で作戦は考えて」
ミトはアスナに試作段階のペンダントを渡しながら言う
「わかった。ミト!気をつけてね。あとこのペンダントありがとう!」
「アスナこそ!」
アスナはそのまま闇に消えていった
アスナが居なくなり静かになった空間でミトはため息をつく
「はあ...ねえキリトそこに居るんでしょ?」
ミトが近くの木の間を見る
「バレてたか...アスナが帰ってこないから心配でな...」
キリトは頭を後ろを触りながら言う
「いくらなんでも過保護過ぎないかしら?」
「そうか?」
「ええ」
「それでさっきの話詳しく聞かせてくれないか?」
キリトはミトに真剣な眼差しを向ける
「いいわ、事件が起きたのは4日前ある洞窟で7人のプレイヤーが突如消え、一昨日4人。ただ1人帰って来て情報をくれた。現状やっぱその洞窟に行かないとちゃんとしたことわからない。ごめんね」
ミトは軽く謝る
「いや、十分だ…だが、ミト気をつけてくれ、奴らはすでに動き始めてる。この前遺跡地下2階でアスナが奴らの話を聞いていた。俺も途中から合流したが、そこにモルテがいた」
「モルテってあの」
「ああ、だからこのことをコウキにも伝えといてくれ」
「わかったわ」
「それじゃあ、俺はそろそろ行くぞ」
「じゃぁね」
キリトはそう言いアスナと同じ方向に帰って行った
「私も帰ろうかしら」
ミトもシヤーヤの村に向かう
「ついた…少し時間過ぎてる」
ミトはコウキの部屋をノックする
「お!来たかミト」
「ごめんなさい、少し遅れたわ」
ミトはコウキにそう言い椅子に座る
「それじゃあ作戦会議始めますか」
「待って…みんなに聞いて欲しいことがあるの、、、」
「ん?ミトどうした?」
その場にいる3人がミトを見る
「さっき、迷いの森でアスナに会ったの。そこでこんな事を聞いた」
ミトはアスナに会ったこと、そこで話した内容を事細かく話した
それを聞いた俺は腕を組む
「なるほどな...攻略組の分裂か...やばいな」
「だな、今攻略組が分裂するとこの先のボス攻略に大きく支障が出る...かといって、俺らの件もかなりの重要度だ。どうする?」
ヒロキは俺を見る
「私はコウキの判断に任せます」
「私もよ」
ミトとユキも俺を見る
少し考え、顔をあげる
「明日、予定よりも早く洞窟に行こう、それで調査が終わったらギルマスに報告、そしてすぐにキリト達の攻略に追いつこう。ポーションとかは余裕あるし、多分大丈夫」
「コウキ、ありがとう」
「いいさ、じゃあ、明日に備え今日は寝よう!」
「了解!」
読んでくれている人に連絡です。次回の投稿日がまだ未定で、おそらく土曜日になるかと思います。
理由としては少しリアルで重要な行事があってそれを行う為お休みさせていただきます。よろしくおねがいします。
あと、次回からSAOとは関係ないですが、魔法科高校の劣等生の二次創作を書こうか考えています。とりあえず1話分は書いたのでそれを投稿してみてかんがえます!