「懐かしいね。能力筋肉操作、100%中の100%出せる強さはいるのかね!?」 作:ブラックマッハ
「オレの事はそうだな、幽助とでも呼んでくれ」
オレは一度負けた勝者の名前を借りる事にした、特に理由はない。
「はい」
「少し忘れ物があってだね。警察にこのペットボトルを、渡してくれないか?」
「ヒィっさっきのヴィランまだ生きていたのか?」
これはオールマイトが落としていたのを拾っていたのだ、全くしっかりして欲しいもんだね、オレが居ないと大変な目に遭っていた。
ちょっとそろそろ右京さんがお出かけになる時間だ。急いで帰らないといけないね。
「明日、ここで会おう。僕はアルバイトがあるからこれでさよならだ」
オレはそう言ってこのマンションから飛び降りた、一瞬の事で彼以外にはバレていない。 そして俺は誰もいない路地裏で着地してノロノロと右京さんの自宅に歩く、歩きながら筋肉の調整を済ませておいた。
コンッコン「戸愚呂です」
「来たか戸愚呂待っていたぞ。今日も守って貰うぞ、今日もヒーローに狙われるからな」
俺はいろんな人のところでボディガードをした、大抵悪の組織だと知っていたが入ることにした。ボディガードで金を稼いで強くなるピッタリな仕事だった。
「でだ。今日は例のあそこでお話しがある、だからいつも通りヒーローから助けてくれよ!!」
「分かりました」
護衛はオレ一人で守ることになる。勿論室内には数多くのボディガードが存在する、それだけ信頼を託されているのだ。
早速外に出た瞬間ヒーローが現れた、何度も負けたのに再びオレと戦うなんて凄いものだよ、まるで不死身の精神力だね。
「今日こそここは通らせないぞ」
「下がっていてください。20%て所か」
「やっと20%か。そこまで辿りつけるなんて嬉しいぜ」
「別に今まで通り15%でも良かったんだが、そろそろ実力をあげようと思ってだね。行くぞ、個性なんか使う暇はあたえん」
オレは一瞬で近づき蹴り飛ばす。それだけの事で簡単に吹き飛んだ。しばらくして立ち上がろうとするも、起き上がるのに苦戦して男はこう言う。
「くくハァハァまただ。負けだ。クッソ個性出す暇もなかった」
オレも戦う理由は無くなった。もう男は個性を使う体力は残っていない、だがそれでもまだオレと戦おうとしている。次の時に戦う目をしている。
だが、オレがフルパワーで戦う顔ではなかった。まぁそうじゃなくて良かったと言いたい。
「どうやらその通りのようだ。又次の機会のようだな」
その男は救急車に連絡して、オレと右京さんは無事に予定した場所にいた。誰も向かい撃たずに来なかった。やはりあの男は、勇敢なヒーローだったようだね。
弱いけど又戦いたいと深く思うよ。
「右京さん、席を外しましょうか」
「ここにいろ。守れないと困るからな」
「そうですか?それならこっちとしては、助かりますな」
するとこのビルの偉い人が現れてこう言った。
「やぁ右京さん、元気ですかな?戸愚呂も一緒とは、会ってみたかったんだ。サインをくれないか?」
「サインだなんてもったいない。オレのサインだなんて、価値はありませんよ」
オレはそこまで知名度の高いボディガードではないからだ。まぁ確かにそこそこヒーローにマークされてはいるが、ごく少数の人にしか気にされていない。
何故なら街中での派手な戦闘行為をしていないからだ。しそうな時は、まず右京さんを逃す方を優先する。ついて来そうなら、人が少ない路地裏で勝負する感じだね。
「まぁ私で良かったら是非」
俺は渡されたノートにサインを書こうとした。だが突然、オレは危機感を感じて書くのをやめた。
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