『三好inポケモン』   作:零戦

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サトシの旅が終わりましたねぇ……。
第一話から見ていた自分にとっては懐かしいモノです……。


第十二話

 

 

 

 

 

 チョウジタウンのロケット団地下アジトを成り行きとはいえマサカズとアカネはワタルと共に壊滅させた数日後、チョウジタウンから自転車で44ばんどうろに向かっていた。

 なお、チョウジジムにはちゃんと挑戦してチョウジジムリーダーのヤナギにマサカズは勝利していた。(まさかの戦闘シーンカットォ……)

 

「何や、寒くなってきたなぁ……」

「まぁ『氷の抜け道』が近づいてきたからな」

 

 44ばんどうろの溜め池付近で休息していたマサカズとアカネだが半袖のアカネは腕を差すっていた。

 

「取り敢えず防寒着でも着とけや。ほい、ジャンパー」

「サンキューやマサカズ。う~ん温いわぁ」

 

 ジャンパーをアカネに渡して早速ジャンパーに袖を通して温もるアカネである。

 

「『氷の抜け道』はチャリだと滑りそうやから歩くしかないわな」

「そらそうやろうなぁ」

 

 アカネはそう言いながらコーヒーを啜る。日も昼の1300を過ぎた辺りである。

 

(ちょい急ぎたいけど……アカネもいるしこりゃ久々の野宿になるかな)

 

 マサカズはリュックの中のコンパクトバーナー等を確認しつつそう思うのである。その後、44ばんどうろからマサカズとアカネは『氷の抜け道』に入るのである。

 

「あたッ!?」

「お、大丈夫かッ」

「~~~ッ!! めっちゃ凍ってるやん!?」

「元気そうだから大丈夫やな」

「大丈夫なわけあるかい!? 見てみぃや!! ウチのプリティーな尻が腫れたで!!」

「プwリwティーwww」

「しばくでマサカズ!!」

 

 爆笑するマサカズに怒るアカネであった。なお、結局はその日に『氷の抜け道』を通る事が出来ず野宿する事になる。

 

「やっぱ枯枝が少ないなぁ。まぁカセットボンベはあるからメシには困らんか」

「それもそうやな。んー、やっぱマサカズのメシ美味いなぁ」

 

 アカネが茶碗に入ったマサカズが作ったシチューを食べる。ピカ達もポケモンフーズを食べていて「チャ~」と喜んでいる。

 

「近くに湧水の溜め池があったしまぁ身体を拭くくらいなら出来るぞ」

「やぁん。マサカズのエッチやなぁ」

「………ヘッ」

「何やねんその顔は!?」

「もう少し胸がでかけりゃなぁ……」

「もういっぺん言ってみぃやッ!!」

「ペチャパイ」

「ミルタンク、【ころがる】やッ!!」

「てめ、シチューがパーになるやろ!!」

「マサカズの頭ん中がパーやろ!!」

「バトルに負けて泣く奴に言われたかねぇわな!!」

「あー!! 言うたな、言うたな!? 言うてはならんヤツを言うたな!!」

 

 ムキャーッと身振り手振りで怒るアカネである。だがマサカズは気にせずスプーンに掬ったシチューをアカネの口に放り込む。あまりアカネに弄ると泣くのである程度で切り上げる事にしているのだ。

 アカネとの幼なじみがの所以だろう。なお、シチューを口に放り込まれたアカネは当初は目を丸くしていたがシチューの味にムフフフと表情を緩める。

 

「ムフフフ、シチュー美味いなぁ」

(ホンマチョロいなコイツ……)

 

 口に出せばまた口喧嘩になるので言わずに心に留めたマサカズであった。なお、二人の喧嘩という名のイチャイチャにピカとミルタンクらは「またか」という表情をしている。

 

(……あっ、さっきの……)

 

 夕食が終わり食器等を洗っていたアカネがふと思い出す。よく考えたらさっきマサカズに放り込まれたスプーンはマサカズが使っていたスプーンだった事を思い出したのだ。

 

「………二へへへ………」

「ん?」

 

 さっきの行為にアカネはにやける。隣にいて食器を洗っていたマサカズはアカネの様子に首を傾げるのである。それはさておき、時刻は夜の2100も過ぎていた。簡易ではあるがテントも張っていたので一人分寝れる余裕はあった。

 

「アカネはテントで寝ろよ」

「……ええんか?」

「流石にそこは見栄を張らしてくれ」

 

 アカネの言葉に笑みを浮かべるマサカズであるがアカネの次の言葉に唖然とした。

 

「なら……隣同士でやったらええやん」

「………………………( 'ω')ファッ!?」

「ほ、ホラ、さ、寒いからな!!」

「お、おぅ……」

 

 頬を赤らめてプイッと視線を逸らすアカネに思わず頷くマサカズである。その後、二人は同じテントで背中合わせで寝るのであるが二人共寝不足だったのは言うまでもない。

 

((マサカズ・アカネの心臓の音が聞こえて眠れない……))

 

 共に顔を真っ赤にして目を閉じるが結局、二人が本格的に寝れたのは四時過ぎだったと記載しておく。ちなみにテントの周囲ではマサカズとアカネの手持ちポケモンが二人の仲を邪魔されないよう警戒していた。

 

「チャ~?(漸く進展かな?)」

「ンモォ(遅いくらいだもんね)」

「ピジョォッ(取り敢えず上空を警戒しとくよ)」

「フリィ(警戒よろ~)」

 

 取り敢えずは二人の進展に喜ぶピカらポケモン達であった。そして翌日、寝不足の二人は何とか『氷の抜け道』を通り抜けてフスベシティに到着したのである。

 

「……取り敢えずはフスベに着いたけど……」

「今日はそのままポケセンで寝よう。うん、そうしようやマサカズ」

「珍しく同意見なう」

 

 二人は重い足取りでフスベシティのポケモンセンターに入り込み宿泊の手配をしてからそのまま宛がわれた部屋に入りバタンキューとなるのである。なお、その日は二人ともグッスリと眠れたらしい。

 そして翌日、朝食を済ませてからマサカズとアカネはポケモンセンターを出てフレンドリィショップで回復系のアイテム等を買い揃えてからフスベシティのフスベジムの門を叩いた………のではなかった。

 

「あ、今日金曜日か……金曜日?」

 

 ふとマサカズがポケギアで曜日を確認したら金曜日だった。

 

(……………………あっ…………)

 

 何かを思い出す。ピカ達ポケモンを確認すると……確かにとマサカズは頷く。そしてモンスターボール等の確認をしてから宿泊の部屋を出て待っているであろうアカネのところに行くのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ~……まさかフスベから『つながりのどうくつ』に行くなんてなぁ……」

「済まんな。ちょっと気になったのがあったからな」

 

 マサカズとアカネはフスベシティから【そらをとぶ】でヒワダタウンに飛び更にそこからキキョウシティへ繋がる『つながりのどうくつ』に入っていた。

 

「てか、ヒワダタウンにおって良かったぞアカネ。多分【フラッシュ】が必要なところまで潜るからな」

「ん? ん~まぁ待っておくのも暇やしな(う、上手くいったらマサカズに抱きついて……ヤァーン!? 恥ずかしいでェッ!?)」

「??」

 

 何か一人ボケツッコミをするアカネを尻目にマサカズは地下へ向かう梯子を降りていく。その後を妄想から帰還したアカネも付いていく。

 

「それにしても……地下二階にラプラスがいるなんてな……ウチ知らんかったで?」

「まぁ俺も確信は無かったからな。それにフスベジムのイブキはドラゴン使いやろ? ドラゴンタイプの対策で氷タイプは欲しかったからな。シェルダーだけではな……」

「確かになぁ……水の石でパルシェンに進化してたらワンチャンあるわな」

 

 マサカズの言葉にアカネは納得する。そして二人は地下に降りていく。その道中、怪獣マニアやエリートトレーナーと対戦して倒しラプラスの情報を入手しつつ地下二階に辿り着いたのである。

 

「此処だな……」

「地底湖やな……大分広いなぁ」

 

 二人の前には地底湖が拡がっていた。かなり奥深くまで続いていたが地底湖の真ん中辺りで一匹のポケモンが遊弋していた。

 

「ありゃあ……ラプラスだな」

 

 遠目からであるがラプラスであった。マサカズはギャラドスを出して頭にピカと共に乗る。

 

「行ってくる」

「あいよ。頑張りや」

「おぅ」

 

 アカネからの声援を受けてマサカズはアカネに手を挙げる。そして真ん中で歌っていたラプラスに近づく。

 

「歌っているところ済まんなラプラス。ゲットするで」

「……キュウゥゥゥンッ」

 

 マサカズの言葉に歌っていたラプラスはマサカズを警戒して【しろいきり】を纏う。

 

「早速か……ん?」

 

 ピカを出そうとした時、ラプラスの後方から何かが来た…………それは小さいラプラスだった。

 

「キュウゥゥッ!! キュウゥゥゥンッ!!」

「……………ッ……………」

 

 小さいラプラスの叫びにマサカズはラプラスをゲットするのをやめた。恐らくこの二匹は親子なのだろう。親子ならばマサカズが取る道はただ一つ、ゲットを諦める事だった。

 

「済まんなラプラス。ゲットはやめたよ」

「キュウゥ?」

「流石に子どものラプラスを見たら……なぁ?」

「ピカ」

 

 マサカズの問いかけにピカも頷く。そしてギャラドスを岸辺に戻るよう言う。

 

「騒がして悪かったな!!」

「……………………」

 

 マサカズはそう言って岸辺にいたアカネのところに戻る。

 

「……ええんか?」

「ええよええよ。また別な方法を考えるさ」

 

 ギャラドスから降りてギャラドスをボールに戻す。さぁてどうすっかなーと思っていたらラプラスの鳴き声がしてきた。振り返ると二匹のラプラスが近づいてきたのだ。

 

「ん、どした?」

「……………キュウゥッ」

 

 親のラプラスが何かの石を咥えておりそれをマサカズに渡す。

 

「これは……水の石!?」

「ホンマや!?」

「キュウゥッ、キュウゥッ」

 

 驚く二人を他所に親ラプラスは再び鳴いて地底湖に戻るのである。その後を子どものラプラスが追いかけるのであった。

 

「………まぁゲットは無理だったがシェルダーを進化させる事は出来るか」

「せやな、プラマイゼロと思えば?」

「それもそうやな」

 

 そう言ってマサカズはシェルダーを出す。シェルダーもボールの中から見ていたのだろう。マサカズに視線を向けて頷いた。

 

「……分かった。水の石をお前に使うぞシェルダー」

 

 マサカズはシェルダーに水の石を当てるとシェルダーは光だした。そしてみるみるうちに大きくなり光が収まるとそこにはパルシェンがいたのである。

 

「パルッ!!」

「おぅ、これから宜しくなパルシェン」

「パルッ!!」

 

 マサカズの言葉にパルシェンは嬉しそうに頷くのであった。そして二人は『つながりのどうくつ』を出て【そらをとぶ】で再びフスベシティに赴くのである。

 そしてその日は45ばんどうろでピカや新しく戦力に加わったパルシェンを中心にレベル上げをする。(その過程でマグマラシがバクフーンへ、ピジョンがピジョットに進化した)また、【そらをとぶ】でコガネデパートに向かいとあるわざマシンを購入してパルシェンに覚えさせるのである。

 翌日、朝食を済ませてからマサカズとアカネはポケモンセンターを出てフレンドリィショップで回復系のアイテム等を買い揃えてからフスベシティのフスベジムの改めて門を叩いたのであった。

 

 

 

 

 

 

「ほぅ……挑戦者か」

『如何されますか?』

 

 受付からの電話にフスベシティジムリーダーのイブキは自身が持つムチをピシンと叩く。

 

「我がジムに所属するトレーナーを全て倒してから私への挑戦権を与えよう」

『分かりました。そのようにお伝えします』

 

 受付の者はそう言って電話を切る。受話器を置いたイブキはククッと笑う。

 

「まぁ……我がジムのトレーナーはどれも精鋭達だ。果たして私のところまで来れるかな……?」

 

 そう呟くイブキであったがその予想を覆されるのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 マサカズの手持ち

 

 ピカ レベル40

 

 使用可能の技

 

 【電気ショック】【でんこうせっか】【スピードスター】【カミナリ】【10万ボルト】【でんじは】

 

 

 パルシェン レベル39

 

 使用可能の技

 

 【体当たり】【水でっぽう】【にらみつける】【からではさむ】【うずしお】【なみのり】【ちょうおんぱ】【オーロラビーム】【ふぶき】【こごえるかぜ】

 

 

 バタフリー レベル38

 

 使用可能の技

 

 【かぜおこし】【ちょうおんぱ】【ねんりき】【どくのこな】【しびれこな】【ねむりごな】【サイケこうせん】【ふきとばし】

 

 

 バクフーン レベル38

 

 使用可能の技

 

 【体当たり】【煙幕】【ひのこ】【でんこうせっか】【火炎ぐるま】

 

 

 

 マンタイン レベル37

 

 使用可能の技

 

 【体当たり】【あわ】【ちょうおんぱ】【バブルこうせん】【とっしん】【なみのり】

 

 

 

 ピジョット レベル36

 

 使用可能の技

 

 【かぜおこし】【すなかけ】【でんこうせっか】【ふきとばし】【そらをとぶ】

 

 

 

 パソコン行き

 

 ギャラドス レベル36

 

 

 

 




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