『三好inポケモン』   作:零戦

7 / 21
ロケット団幹部とかの名前はポケスペやリメイクのを取り入れてます


第七話

 

 

 

 

 

 

 

「ヨッシャッ!! マンタインゲットだぜ」

「ピッピカチュウッ!!」

 

 アサギシティを出てシェルダーの【なみのり】で41ばんすいどうを進んでいたマサカズとアカネの前にマンタインが飛び出してきた。そこでマサカズがピカを出してまひと弱らせてからモンスターボールを投げて捕まえたのである。

 捕まえたマンタインに早速【なみのり】を覚えさせてシェルダーからマンタインに交代した。シェルダーでも良かったのだが、シェルダーだと海パンになって引っ張ってもらうようになっておりマンタインだとマンタインの背中に乗って【なみのり】が出来るので交代となったのだ。ちなみにアカネはミルタンクの背中に乗っている。

 

「済まんなシェルダー。シェルダーの事を考えるとシェルダーの負担も大きいからな」

 

 シェルダーにマサカズはそう説明する。シェルダーも仕方ないと思っていたようで頷いたのである。シェルダーをボールに戻して一行はタンバシティを目指すがタンバシティに着いたのは夕方であった。

 

「ふひぃ~何とか着いたな……」

「そのままポケモンセンターに行こうや……」

「そうしようか」

 

 流石に今日はジム戦もする気は更々無かったマサカズである。ポケモンセンターに宿泊し宛がわれた部屋に入るとそのままベッドインをするマサカズである。なお、ピカ達はジョーイさんに預けている。

 

「……ちょっと二時間程寝よ……」

 

 眼を閉じたマサカズ、数分後には寝息が聞こえてきた程マサカズの体力は消耗していたのだ。

 結局、マサカズは三時間後の2100に眼を覚ますのである。

 

「……腹減ったな……」

 

 ポケモンセンターの食堂はまだやっていたのでマサカズは食堂で遅めの夕食を取るのである。なお、アカネは爆睡していたので風呂も次の日に入るのである。

 それはさておき、マサカズは夕食後にセンターの風呂に入る。ピカも一緒に入っていた。

 

「ふぅ~~………」

「チャ~~………」

 

 ゆっくりと肩まで湯に浸かるマサカズとピカである。なお、ピカも微妙に電気を発しているので風呂が軽い電気風呂になってマサカズの疲れも取れるのであった。

 その後、マサカズはピカを連れて近くの浜辺を散歩していた。

 

「………………………」

 

 マサカズは波打ち際でジッと波を見ていた。ピカは砂浜で遊んでいた。

 

(このままタンバとアサギでバッジを獲得したら次はチョウジタウン……)

 

 チョウジタウンはロケット団のイベントが待っていた。特に琵琶湖……ではなく『いかりの湖』でチョウジタウンの地下アジトが発信された怪電波によって無理やり進化された赤いギャラドスが湖に現れるというイベントがある。そしてそこにはワタルもいるのだ。

 

(今のところ、『いかりの湖』でのギャラドスの目撃情報はまだ無いがそろそろ来るかなぁ……)

 

 なお、ウツギ博士の研究所からまだポケモンが盗まれたという情報は無いのでまだ原作は始まってないのは確かである。

 

(どうすっかなぁ……)

 

 マサカズが悩んでいたのはチョウジタウンの原作イベントに介入するかどうかであった。これが一人なら介入せずにチョウジタウンジムのヤナギからジムバッジを貰ってそのままフスベシティに行くつもりであった。

 だが、マサカズの旅にはアカネという同行者がいる。そしてアカネの出身地であるコガネシティも厄介だった。原作のゲームではチョウジタウンジム戦で勝利後にジムを出るとウツギ博士からの連絡でラジオがおかしいという事でコガネシティに行けばロケット団の残党がラジオ塔を占領してラジオ放送をするという暴挙に出るのだ。

 正義のジムリーダーではないがコガネシティのジムリーダーであるアカネが我慢なんぞする余裕は無い。恐らくはミルタンクの【ころがる】でロケット団員にトラウマを植え付けるだろう。

 

(でも此処まで来たら……介入しても良いか……)

 

 原作はゲームだから主人公が解決した。だがこの世界は現実であり必ずしも主人公が解決する事は無いのだ。ゲームはゲーム、現実は現実である。

 

(差し詰め……今の俺がゲームの主人公になってもうてるよなぁ……)

 

 マサカズはそう思ったが言わぬが仏である。

 

「……よし、介入……するか」

「ピカ?」

「あぁ、何でもないよピカ」

 

 マサカズの呟きにピカが反応して首を傾げるがマサカズは苦笑してピカの頭を撫でるのであった。そしてポケモンセンターに戻りベッドインするのである。

 翌日、マサカズとアカネは準備をしてからタンバジムの門を叩いた。

 

「頑張りやマサカズーッ!!」

「あいよ」

 

 客席から応援するアカネにマサカズは手を振る。なお、タンバジムはジムトレーナー三人との勝負をしてからタンバシティジムリーダーのシジマとの勝負であった。

 

「ガハハハハハッ。貴様の挑戦を待ち構えているぞッ!!」

「そりゃどうも」

 

 そしてマサカズはジムトレーナーとの対戦を開始するのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「電波発生装置の準備はどうだ?」

「はい。試験も良好であり後はカーツ様の命令のみであります」

 

 チョウジタウンのとある民家の地下、その地下は長大な地下施設になっており地下三階まである地下施設の中央には巨大な装置が置かれていた。

 その装置の制御室には20数名のはぐれ研究員達と黒服に身を包んだ数名の男女がいた。数名の男女の黒服には『R』という文字が記載されていた。研究員の言葉にカーツと呼ばれた男ーーロケット団幹部のカーツは頷いた。

 

「ウム……やれッ」

「はい。電波発信!!」

 

 研究員がスイッチボタンを押すと装置の両脇に待機していた6匹のマルマインが電力を出す。マルマインからの電力が装置に伝わり装置は全力運転を開始するのである。

 

「……此方カーツ。ミズキ、そちらの状況はどうだ?」

 

 ロケット団幹部のカーツはポケギアで同じくロケット団女幹部のミズキに電話を入れる。

 

『此方、湖のミズキよ。朗報よ、コイキングは電波の影響でギャラドスに進化しているわ』

「ククク……成功だな」

『えぇ。私(わたくし)は暫く様子を見てからアジトに戻るわ』

「分かった。見つかるなよ」

『私を誰だと思っているのよ』

「フッ……」

 

 カーツはそう言って電話を切る。

 

「15分後に任務についている団員以外は地下広場に集合させよ」

「はい」

 

 15分後、地下広場に200数名のロケット団員達が集まる。その壇上にカーツは登っていた。

 

「我が忠勇なるロケット団員の諸君……朗報だ。強制進化装置は完成を遂げ、現在の『いかりの湖』はコイキングからギャラドスに強制進化されたのが大量に発生中との事だ!!」

「ウオォォォォォォッ!!」

「やったぜ!!」

「いいぞォッ!!」

「このまま暴れましょうカーツ様!!」

「カーツ様素敵!! 抱いて!!」

「ちくわ大明神」

「誰だ今の」

 

 ロケット団員の男女したっぱ達は歓声を挙げカーツにそう言う。

 

「落ち着け諸君……だが今はまだ『いかりの湖』でしか成功していない。これをジョウト地方の各地域に普及させポケモン達の強制進化による騒乱を起こすのだ!! そしてカントー地方に未だ潜伏中の同志達を助けるのだ!!」

『ウオォォォォォォッ!!』

「カントーとジョウト……この二つの地方で我々ロケット団が騒乱を起こせば……必ず我々の首領であるサカキ様が帰って来られるのだ!!」

『ウオォォォォォォッ!!』

「そうだ、サカキ様だ!!」

「我々でサカキ様を迎えましょう!!」

「ジムリーダーや四天王なぞ目にものを見せてやりましょう!!」

「ちくわ大明神」

「誰だ今の」

 

 男女したっぱ達の興奮は収まりがならずむしろ拡がる一方であった。

 

「これより……計画は第二段階に移行する!! コガネシティだ、コガネシティのラジオ塔を乗っ取るぞ!!」

『ウオォォォォォォッ!!』

 

 ロケット団の復活は間近であった。

 

 

 

 

 

 

 

「ピカ、【10万ボルト】ッ!!」

「ピィカッチュウゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!」

「堪えろニョロボン!!」

 

 ピカが【10万ボルト】をニョロボンに直撃させる。シジマのニョロボンは踏ん張っていたもののやはり水タイプとの相性が悪い電気タイプでは分が悪かった。ニョロボンは目を回しながら倒れそれを見た審判は手を挙げた。

 

「ニョロボン戦闘不能!! コガネシティのマサカズの勝利!!」

「よくやったピカ!!」

「ピッピカチュウ!!」

 

 肩から息をするピカにマサカズが駆け寄りピカはマサカズに抱きつく。ニョロボンをボールに閉まったシジマがマサカズに近づく。

 

「ガハハハハハッ!! ワシの負けだな」

「ありがとうございます。やはりジムリーダーは強いです」

「ガハハハハハッ!! それにしてはバタフリーやピカチュウは後半に出してきたが何か意味があるのか?」

「やはりジムリーダーなので自分の全力を出して見せてみたかったので先にマグマラシとシェルダーらを出しました」

「ガハハハハハッ!! 成る程成る程……確かにタイプで攻めるのもバトルにおける戦術の一つ……じゃが貴様のように全力で出してくるのもまた戦術の一つ。見事じゃよ」

 

 シジマはそう言ってショックバッジをマサカズに渡す。

 

「またバトルをしよう!!」

「はいッ!!」

 

 マサカズとシジマは握手をするのである。その後、客席にいたアカネと合流後にジムを出るとシジマの奥さんに声をかけられひでんマシン02『そらをとぶ』を貰うのであった。

 

「しまったな……【そらをとぶ】を貰えたのは良いけど、肝心の飛行タイプのポケモン捕まえてなかったな」

「アホやなぁマサカズは……んじゃあまた【なみのり】でアサギシティに戻るしかないわな」

「それもそうやな」

 

 そして二人は【なみのり】でアサギシティに戻るのであるがアサギジムを覗くと不在であった。ジム職員がいたので確認してみると返ってきた言葉は原作と同じ展開だった。

 

「あぁ、ジムリーダーのミカンさんは『アサギの灯台』に行ってるよ。どうも灯台守のデンリュウが調子悪いみたいなんだ」

(……此処でそのイベントが来たか~……)

 

 原作ではアサギシティに到着するとライバル(シルバー)からジムリーダーは不在で『アサギの灯台』でポケモンを看病しているとの事だったのだ。

 

(……早いところ飛行タイプのポケモンでも捕まえんとな……)

 

 取り敢えずは飛行タイプを捕まえてからタンバシティに戻る決意をするマサカズであった。

 

 

 

 

 

 




御意見や御感想等お待ちしていますm(_ _)m
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。