『三好inポケモン』 作:零戦
「よし。ピジョンゲットだ」
アサギジムで職員から事情を聞いたマサカズは直ぐに39ばんどうろまで北上して草むらでピジョンをゲットしたのである。
「直ぐにタンバシティに行くんか?」
「いや、まずは『アサギの灯台』に行ってミカンに会おう。事情を説明してからそのままタンバシティに行くわ」
「まぁそれが無難やろな」
マサカズの言葉にアカネも納得して『アサギの灯台』の最上階に向かうのである。最上階に向かえばそこにはベッドに苦しそうに息を吐くデンリュウとそのデンリュウを看病するアサギシティジムリーダーのミカンがいた。
「あ、貴方は……それにアカネさんも……」
「俺はコガネシティのマサカズ。実はーーー」
マサカズはミカンに説明をするとミカンも承諾してくれた。
「……分かりました。見知らぬ私達の為にそこまでしてくれるマサカズさんを信じます」
「ありがとうミカンさん」
「なら善は急げやな。早く行くでマサカズ!!」
「わたた、手を引っ張んなや!! それじゃ!!」
マサカズとアカネに頭を下げるミカンにマサカズは手を振り階段を降りていくのである。灯台から出るとマサカズはピジョンを出す。【そらをとぶ】は捕まえて直ぐに覚えさせたので問題はなく直ぐにタンバシティに向かう予定であった。
「……待てや、お前も行く気か?」
「そらそうやん」
ピジョンに乗るマサカズだが何故かマサカズの後ろにはアカネも乗っていた。
「……ピジョン、行けるか?」
「ピジョーッ!!」
マサカズの言葉にピジョンは任せろとばかりに吼えたのでマサカズはピジョンを信じる事にした。
「分かった、じゃあタンバシティまで【そらをとぶ】だピジョン」
「ピジョーッ!!」
そして二人と二匹(ピカはマサカズの頭の上に乗ってる)はタンバシティに向かうのである。
「よし、分かった。その症状ならこの薬を服用すればいいよ」
タンバシティに到着したマサカズとアカネはそのままタンバの薬屋のところに駆け込んで事情を説明すると薬屋の主人は棚から薬を取り出して袋に入れてマサカズに渡す。
「ありがとうございます。あ、お代は……」
「いやいらんよ。『アサギの灯台』は昔から船乗り達や船が御世話になっているからね。その御礼だよ」
「……分かりました。向こうにも伝えておきます」
「道中気を付けてな」
「はい、ありがとうございます」
薬屋の主人にそう言って薬屋を出て再びピジョンの【そらをとぶ】でアサギシティにとんぼ返りするのである。
「あ、貴方は……」
「はいよ。これがひでんの薬な」
『アサギの灯台』に昇ると最上階で看病していたミカンにマサカズは『ひでんの薬』を渡す。原作でもデンリュウはミカンからしか薬を飲まないのだからミカンにやってもらうしかない。
「……アカリちゃん、どう?」
「……パルルッ!! パルルッ!!」
ミカンの言葉にデンリュウははしゃいで光りを発する。どうやら喜んでいるようで病気も回復したようであった。
「良かった……あ、あの、ありがとうございます……それじゃあ私はジムに戻りますね」
ミカンはそう言ってマサカズに頭を下げて降りていくのである。
「……何かあんま人と関わってないんかな」
「お前と違って内気な性格なんだろ」
「ふ~ん……マサカズはああいう子が好みなん?」
「いやぁ……俺はアカネとかそういう子かな」
「ふ~ん………はッ!?」
「さーて、アサギジムに行こうか」
「ちょ、ちょい待ちぃやマサカズ!! い、今なんて言うたんや!?」
「ほら早く行くぞー」
「ちょ、走るなやー!?」
「パルルッ!! パルルッ!!」
走ってアカネから逃げるマサカズをアカネは追いかけ、それを見ながらデンリュウは灯りを発するのである。
「断る!! 貴様らロケット団に私は協力せんぞ!!」
「協力しないなら結構……貴方を幽閉するまでだ」
「グッ、私をどうするつもりだ!!」
「……連れて行け」
コガネシティのラジオ塔にある局長室、そこではカーツらロケット団が局長を取り押さえてコガネ百貨店の地下二階へ連れ去った。
「さて……」
したっぱ達が局長を連れ去った後、カーツは局長室に座る。
「ラムダ」
「ヘイヘイ」
カーツは傍に控えていた幹部のラムダを呼ぶ。
「お前は暫く局長に変装しろ」
「りょーかい。成る程ね、暫くはね……」
「……そういう事だ」
ニヤリと笑うラムダにカーツはそう言う。カーツはラムダに後を任せて階段を降りていく。
「……まだまだだ……まだ……」
カーツはそう言いながら階段を降りていくのである。その日からラジオ放送の内容が少しずつ変更されていくのであるがまだ誰も気付いてはいなかった。
「マグマラシ、【火炎ぐるま】ッ!!」
「ハガネール、躱して【たたきつける】ッ」
アサギシティジムではマサカズとミカンのバトルが行われていた。互いに最後のポケモンであり、マグマラシの【火炎ぐるま】をハガネールは躱して自身の尻尾をしならせてマグマラシに【たたきつける】をする。
「マグマラシッ!?」
「マグッ!!」
マサカズの叫びにマグマラシは身体を捻らせて直ぐに態勢を整える。
「【でんこうせっか】でハガネールに近づいて奴の正面で【火炎ぐるま】だッ!!」
「マグッ!!」
マグマラシは【でんこうせっか】でハガネールに前進してハガネールの懐まで近づいて【火炎ぐるま】を叩きつけたのである。ハガネールはそれでも立ち上がろうとしたがダメージが蓄積しておりハガネールは一際吼えると倒れたのである。
「ハガネール戦闘不能!! コガネシティのマサカズの勝利!!」
「………お疲れ様ハガネール」
審判の宣言にミカンはハガネールをボールに礼を言って戻すのである。
「貴方の勝利です。このスチールバッジを差し上げます」
「ありがとうございますミカンさん」
「……それとこのわざマシンも」
そう言ってミカンはわざマシン23『アイアンテール』をマサカズに渡す。
「……リーグ挑戦……頑張って下さいね」
「あぁ……頑張るよッ」
マサカズはミカンと握手をするのである。ジムを出た後、マサカズはピカを出す。
「ピカ、【アイアンテール】を覚えようか」
「ピカッ!!」
「え、ピカに【アイアンテール】を覚えさすん?」
「あぁ(アニポケの影響とは言えない……)」
実は【アイアンテール】をピカに覚えさせるのが夢だったマサカズである。そんなマサカズにアカネはふ~んと不思議そうにしていた。
「そんなもんなんかなぁ……まぁ良いや。次はチョウジタウンやろ?」
「あぁ。一旦はポケモンセンターでピカ達を回復させた後にエンジュシティ経由で行くかな」
「それが無難やろな……あ、スリバチ山はどうする? 彼処、暗すぎるで」
『スリバチ山』はひでんマシン05『フラッシュ』が無いと見えない程の暗さでもあった。他にも『暗闇の洞穴』も同じく『フラッシュ』を使用しないと入れない程の暗さであった。
「いや、【なみのり】で水上抜けようか」
「あー、その手があるわな」
(お前、怖がるからなぁ)
言わぬが仏である。それはさておき、マサカズとアカネはポケモンセンターでピカ達を回復後に自転車でエンジュシティに向かいそのままスリバチ山経由でチョウジタウンに向かうのである。
「くぁー、着いたでチョウジタウンッ」
チョウジタウンにはその日の夕方に到着する事が出来た。マサカズは辺りを見渡して一件の家を見つけた。
(……あれっぽいな)
「マサカズどうしたんや?」
「ん、いや何も無いで」
その時はアカネもいたので特に理由は話す事はなくそのままポケモンセンターに向かい宿泊するが、マサカズはアカネが爆睡したのを確認してからポケモンセンターを出てとある家の扉を開けた。
「まだやってますか?」
「……いらっしゃい。まだやってるよ」
中は雑貨屋であり黒メガネをかけたオッサンがマサカズの相手をした。マサカズは品物を見ていくが『美味しい尻尾』と記載されたのを見つけた。
(はい、ビンゴ)
マサカズは確信した。この家こそが地下にロケット団の地下アジトがある場所である。
「……決まったかい?」
「……この商品を二つ」
「あいよ」
オッサンの言葉にマサカズは『美味しい尻尾』を指差してオッサンは商品を袋に入れてマサカズに渡すのである。
「またどうぞ」
(すぐ来るで)
オッサンの言葉にマサカズはそう言うのであった。
マサカズの手持ち
ピカ レベル31
使用可能の技
【電気ショック】【でんこうせっか】【スピードスター】【カミナリ】【10万ボルト】【でんじは】
シェルダー レベル29
使用可能の技
【体当たり】【水でっぽう】【にらみつける】【うずしお】【なみのり】【ちょうおんぱ】【オーロラビーム】
バタフリー レベル31
使用可能の技
【かぜおこし】【ちょうおんぱ】【ねんりき】【どくのこな】【しびれこな】【ねむりごな】【サイケこうせん】【ふきとばし】
マグマラシ レベル31
使用可能の技
【体当たり】【煙幕】【ひのこ】【でんこうせっか】【火炎ぐるま】
マンタイン レベル28
使用可能の技
【体当たり】【あわ】【ちょうおんぱ】【バブルこうせん】【とっしん】【なみのり】
ピジョン レベル24
使用可能の技
【かぜおこし】【すなかけ】【でんこうせっか】【ふきとばし】【そらをとぶ】
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