と言うことで早速行きましょう
保安所を離れハジメと空は指定された場所に向かいシアは保安所の人間の手当てをすることにした、ハジメと空を見た時組織の人間と思われる男達は首をかしげたがその瞬間、情報を聞き出すため1人を残して全滅した
空「さて、お前は運が良い他の者より少しだけ長く生きられるのだからな、今からお前に質問する一秒でも長く生きたければ考えて発言しろよ?、保安所から拐った海人族の子供を何処にやった?」
すると男は震えながら声を絞り出すように答える
男「し、知らねぇ!!、本当だ!!、俺達は上の人間にここに来る男を殺して珍しい髪色の兎人族の女を捕まえるよう命令されただけだ!!、信じてくれ!!頼む!!」
空「そうか、ならば仕方ない、さて記録は47秒だ、思ったより早かったな」
空は男の頭を握り潰しその場を後にする
ハジメ「おい!!、まだミュウがどころにいるか聞いてなかっただろ!!」
空「問題ない、記憶読眼(メモリー)を使った、この男が知っている他のアジトの場所を抜き取った、行くぞ」
空は歩きだし後ろにハジメが続く、それからいくつものアジトを回り特に身なりの良かった男から観光区にある美術館の地下でオークションが行われていることを聞き男を殺した空が歩きだした時ハジメがまるで最初からいなかったように消えた
空「ほう、使い方を教えてなかった筈だが援軍(ダーナム)を起動させたか、なかなか優秀だな」
空は全速力で美術館に向かった、到着と同時にハジメが建物から飛び出して来たのが見えハジメに近寄る
空「問題ない様だな」
ミュウ「空お兄ちゃん!!」
ハジメ「な~にが「問題ない様だな」っだ!!」いきなり飛ばされてこっちは良い迷惑だ!!、2度と造るんじゃねえぞ!!」
空「問題ない、言ったであろう、これは武器の作製途中に出来た副産物だ、さてミュウも無事奪還出来たことだし、それを祝って派手に行こう」
空は上に手を掲げ視認出来る程の魔力を放出する、そこに血を一滴投げる、するとみるみる魔力が血に集まりやがて全ての魔力が集まりきった時それは大きな4足歩行生物の姿を取った
ハジメ「なんじゃこりゃあ~!!」
あまりの出来事にハジメが叫ぶ、そこで空は冷静に解説する
空「あいつは黒雷深層生物(ヴァリエル)、あらゆる神話において世界は3層構造だが、奴は誰も知らない4階層目、深獄の生き物だ、俺の血と顕現に必要な魔力と動植物操作をフルに使って無理矢理呼び出した、その為5分で消える」
空は言うとミュウが少し泣きそうだった
空「確かにミュウには少し刺激が強かったかもな」
ハジメ「当たり前だ!!!、派手に行くとは言ったがこんな化けもん呼ぶならせめて一言言ってからにしろ!!」
空「まぁ良い、では黒雷深層生物(ヴァリエル)よ、残りは頼むぞ、しっかり掃除しといてくれ」
それに答えるように1度頷くと空の指定したポイントだけを器用に破壊していく、その時シアがユエ、ティオ、ミレディを連れて戻ってきた3人は散々ミュウを撫で繰り回して可愛がり最終的にハジメに抱きかかえられる事になった
空「ひとまず全員集合だな」
ミュウ「お兄ちゃん達、一杯ありがとうあの」
空「構わん」
ハジメ「ああ、俺も問題ないがミュウそのお兄ちゃんってのはな」
ミュウ「?、お兄ちゃんダメなの?」
空「構わんだろう、何が不満なんだ?」
ハジメ「いや、不満ってより呼ばれなれてないからな、普通にハジメにしてくれ」
ミュウ「う~ん、あ!!、じゃあパパ!!」
ハジメ「!?」
空「む?」
ハジメ「ミュウ?、もう一度言ってくれ、なんだって?」
ミュウ「パパ!!、ミュウね、パパいないの、だから今日からお兄ちゃんがパパ!!」
空「クハハハハハ!!、パパか、そいつは良い、姉が聞いたら卒倒でもするんじゃ無いか?、クハハハハハ」
ハジメ「か、勘弁してくれ~!!!」
と言うことで今回はここまで、また次回、よろしくお願いします