スターと復讐者   作:官隆

11 / 27
子供の味方

〜隠れ家〜

 

帰ってきた俺達はあのサーヴァントに対する

話し合いを始めていた

 

 

司「…女の人はどうだった」

 

シャル「」フリフリ

 

司「!…そっか」

 

ライダー「…即死だったそうよ」

「救急車が来たときにはもう…」

 

カレン「そのサーヴァントですが同様の事件を今回も合わせ3回行っているようです」

「被害者に共通点はなく、年齢も性別もバラバラですね」

 

アヴェンジャー「そして奴のクラス」

「おそらくアーチャー、だがーー」

 

シャル「狂化してるんだよなぁ」

 

ランサー「……あの、1つ気になったことがあるのですが」

 

悠人「…ランサー?どった?」

 

ランサー「悠人に瓦礫が落ちてきた時です」

「あの時、何もしなければ悠人は死んでいた」

「だが、あのサーヴァントは悠人を守った」

 

ライダー「それならアタシも、」

「防いでいる時感じたのだけど、本気で狙ってわいなかったと思うの」

 

悠人を守ったし、本気ではなかった

 

司「ん〜わからん!!」

 

シャル「とりあえずこの事件の被害者を調べてみよう」

「もしかしたら何か共通点があるかもしれないし」

 

司「じゃあシャルは一人目の被害者」

「悠人は二人目」

「俺は三人目の被害者について調査する」

「コレでいいか」

 

一同「あぁ(うん)」

 


 

ライダー「そこの方?」

 

「は、はい!何でしょうか!」

 

ライダー「この方はについて聞きたいのだけどー」

 


 

「あの人、あんまり評判よくなかったわよ」

 

ランサー「というと?」

 

「夜にねあの人の家、子供の泣き声が聞こえてー」

 


アヴェンジャー「…その情報は確かか?」

 

「あ、あぁ、でかい声で怒鳴りつけてたからよく覚えてる」

 

アヴェンジャー「…そうか情報感謝する」

 

モブ「…」(こえ〜〜!?)

 

 


 

〜公園〜

 

司「一回情報を共有するか」

 

シャル「一人目の被害者の人」

「近所関係よくなかったみたい」

「いつもキレてて、すぐに手を出すから」

「恐れられてたみたいだよ」

「事件の起こる前、子供に手を出そうとして数人に止められてたって」

 

悠人「……二人目の人」

「奥さんと子供がいて3人で暮らしてたみたい」

「けど夜な夜な子供の泣き声が聞こえてたから」

「あんまり仲は良くなかったんじゃないかな」

 

ランサー「そしてその子供の元に行ってみたところ」

「身体の至るところに痣がありました」

「恐らくは虐待を…」

 

司「…そっか、三人目の被害者の人は」

「襲われる前に、子供に怒鳴り散らして泣かせてたらしい」

「暴力こそ振るわなかったらしいけど…」

 

ライダー「今の話の共通点としてみんな子供を泣かしているはね」

 

ランサー「となると、あのサーヴァントの狙いは子供を傷つける者を殺すこと、ですか」

 

アヴェンジャー「さしずめ"子供の味方"だな」

 

子供の味方

 

司「ーーだから悠人を助けたのか!」

 

シャル「僕達に矢を本気で当てようとしなかったのも」

「僕達が子供だったから?」

 

動機がわかるとあまり悪い奴には思えない

けどーー

 

司「子供のためだからって、殺すのはやりすぎだろ」

 

何とかして止めないと!

 

シャル「けど、どうするの?」

「攻撃も全部避けられてたし」

 

アヴェンジャー「…舐めるなよ、シャルロット」

「あの速さならば、もう慣れた」

「二度目はない」

 

ランサー「同じく」

 

悠人「…本当に?」

 

司「まぁ本人達がそう言ってるし」

「駄目だった時はその時だ!」

 

悠人「……無責任」

 

シャル「…ほんとにね」

 

ライダー「けどそういうのも好きよ!わたし!」

 

司「行くぞ!みんな!」

 

待ってろよ、バーサークアーチャー!

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰か…わた…しを…止めろ

 

 

 

 

 

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。