スターと復讐者   作:官隆

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バーサークアーチャー

〜夜8時公園〜

 

司「…本当にここら辺にいるのか?」

 

シャル「カレンさんが言うには、ここら辺で目撃情報が多発してるんだ」

「多分ここら辺に何かがーー」

 

悠人「ん、あれ」ユビサシ

 

そう指差す先には1人の男がいた

その男は狂気的な目をしており

子供を引きずって歩いていた

あれはーー

 

シャル「…なんかやばそうじゃない」

 

ライダー「えぇ、子供も泣いているし」

「ただ事ではないわ」

 

悠人「……誘拐?」

 

アヴェンジャー「かもしれんな」

 

司「やばいじゃないか!!」

 

その時、一本の矢が男に飛んでいく

 

悠人「ランサー!」

 

ランサー「ハッ!」

 

ランサーは直ぐ様男の前に出て

矢を落とす

 

男は尻餅をつきランサーを見上げている

 

バサアーチャー「邪魔をするな!!」

 

ランサー「すいませんが犯罪者であろうと殺させる訳にはいきません」

 

アヴェンジャー「大人しくしろ」

 

「離せ!?」

 

ライダー「少し大人しくしていてくださる?」

スキル【魅惑の美声】

 

「ハ、ハイ」

 

シャル「大丈夫?」

 

悠人「…今の内に逃げて」

 

「う、うん」タッタッタッ

 

バサアーチャー「その男を渡せ!!!!」

「邪魔をするならば貴様らも殺す!!!!」

 

アヴェンジャー「クハハハハ!!」

「やれるものならやってみるがいい!」

 

ランサー「ライダー、援護は任せましたよ」

 

ライダー「えぇ!任せて!」

 

バーサークアーチャーが矢を放つ

その矢をアヴェンジャーが青黒い炎のを拳に纏い放ち迎撃する

そしてランサーはバーサークアーチャーのもとに真っ直ぐと向かっていく

バーサークアーチャーはランサーに矢を放つが

アヴェンジャーにより迎撃を受け当たることはない

そしてランサーの槍がバーサークアーチャーを捉え

攻撃を放つ

バーサークアーチャーは避けようとするが

ライダーの魔力弾により退路を塞がれ攻撃を受ける

 

バサアーチャー「グッ!?」

 

シャル「攻撃が当たった!」

 

司「ナイスチームワーク!」

 

アヴェンジャー「このまま行くぞ!」

 

ランサー「えぇ!」

 

このままならやれる

そう思った時だった

 

バサアーチャー「が〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」

 

バーサークアーチャーの咆哮が辺りに響く

 

バサアーチャー「二大神に奉る!!」

 

バーサークアーチャーが弓を空に向けた

矢に魔力が集中している

 

シャル「宝具!?」

 

司「まずい!?」

 

訴状の矢文!!(ポイボス・カタストロフェ)

 

二本の矢を空へと撃ち放つ

そして空から大量の矢が降りかかる

 

アヴェンジャー「ッ!?」

 

ランサー「グッ」

 

ライダー「キャ!?」

 

矢を避けようとするが

際限なく降ってくる矢に

逃げ道を奪われ、

次々と倒れていってしまう

 

司「みんな!?」

 

クソッどうすれば!?

 

バサアーチャー「ガァ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!」

 

バーサークアーチャーの叫び声が響く

その叫びは嘆き、怒り、

そして苦しみを感じた

 

司「ッ!」

 

どうしてそんなに苦しそうなのにーー

 

気が付くと俺はバーサークアーチャーのもとに

歩いて近づいて行っていた

 

シャル「司!?」

 

悠人「!?」

 

バーサークアーチャーは俺に矢を放つ

だが当たらない

 

司「アンタの戦う理由は子供のためだ」

「さっきの奴も、今までの被害者も」

「子供を苦しめ、泣かせていた」

 

腕に少し掠る

 

司「悠人が瓦礫に潰されそうなときも」

「アンタは迷わずに矢を射った」

 

顔を掠る

 

司「俺はアンタが悪い奴とは思えない」

 

そして俺はバーサークアーチャーの前に立つ

 

司「お前に俺は射てない」

「だってお前はーー」

「"子供達の正義の味方"なんだから」

 

ゆっくりとバーサークアーチャーに触れる

その瞬間、眩い光が俺を包み込むーー

 

 

 

 


 

〜?〜

 

気が付くとそこは森だった

草木が生い茂り、川が流れている

ここはーー

 

「"子供達の正義の味方"か、初めて言われたな」

「そんなこと」

 

声がする方を振り向くとそこには

バーサークアーチャーがいた

しかしその目には理性が宿っている

 

「安心しろ、ここでは襲うことはない」

「我が真名はアタランテ、ただの狩人だ」

 

アタランテ「汝の名は?」

 

司「!」

「天駆けるペガサスと書き天馬!世界を司ると書き司!」

「その名も天馬司!」

「いずれみんなを笑顔にするスターになる男だ!!」

 

アタランテ「そうか、いい夢だな」

「みんなを笑顔にか…」

「…私はな、司」

「すべての子供が愛される世界を夢見ている」

「だからこそ子供を傷つけ泣かせる者が許せなかった」

 

司「……アタランテの願いはいいものだ」

「けど、」

 

アタランテ「フッ、わかっているとも」

「私のやり方は間違っていると」

「…こんなことを頼むのもとおかしいが、私を止めてくれ」

「これ以上、被害を出さないために」

 

司「任せろ!!」

 

アタランテ「…頼んだぞ、司」ニコリ

 


 

バサアーチャー「が〜〜〜〜〜!!!」

 

司「!?」

 

アヴェンジャー「ハァ!!」

 

気が付くと俺は戦場に戻っていた

 

アヴェンジャー「何をしている!!」

 

司「アヴェンジャー!アタランテを止めてやってくれ!」

 

アヴェンジャー「?なぜ奴の真名をーー」

 

司「アイツは苦しんでるんだ」

「自分の間違いに気づいて、だからーー」

「アイツを楽にしてやってくれ!アヴェンジャー!!」

 

アヴェンジャー「…いいだろう」

「行くぞ!」

 

バサアーチャー「死ねー!!!?」

 

矢を放つアタランテに対して

アヴェンジャーは的確に避け

青黒い炎を纏った拳を叩きつける

 

バサアーチャー「ガッ!?」

 

アヴェンジャー「アタランテ、ギリシャの狩人よ」

「貴様の罪を今浄化しよう」

「我が浄化の炎で燃えるがいい!!」

 

そう言うとアヴェンジャーの青黒い炎は白く暖かいものに

変わってゆく

そしてその炎はアタランテの体を包んでいく

 

アタランテ「が〜〜〜!!!??!」

 

アタランテの苦しむ声が響く

しかしその声も段々収まっていく

 

アタランテ「………感謝する」

「やっとこの忌々しい狂化から開放された」

 

司「アタランテ!」

 

アタランテ「司、感謝するぞ」

 

司「!あぁ、スターとして頼まれごとは守る!」

 

アタランテ「そしてそこの子供らとサーヴァント達」

 

シャル「は、はい!」

 

悠人「…ん」

 

アタランテ「世話を掛けたてしまったな」

「…お前達、私のようなサーヴァントはあと6基いる」

 

 

司「それって!」

 

アタランテ「私のように狂化を受け」

「自分を抑えられずにいる」

「彼等も止めてやってくれ」

 

段々とアタランテの体が消えていく

 

アタランテ「司、これを」

 

そう言うとアタランテは何かを投げ渡してくる

これはーーメダル?

 

アタランテ「いづれ何かの役に立つ」

「持っておけ」

 

司「…わかった」

 

アタランテ「あぁ、これでーー」

 

やっと終われる

 

シュイン

 


 

〜隠れ家〜

 

あの後、捕えていた誘拐犯は警察に突き出し

俺達は隠れ家に帰っていた

 

司「………」

 

アタランテの願いは間違いじゃなかった

けどそのやり方は認められないけどーー

 

司「優しい奴だったな」

 

シャル「司〜!ご飯だよ!」

 

司「!、今行く!」

 

『私のようなサーヴァントはあと6基いる』

『彼等も止めてやってくれ』

 

あぁ、絶対に止めてやるさ!

 

 

 


〜?〜

 

「アーチャーが殺られましたか」

「まったく使えない」

「貴方には期待していますよ」

「アサシン」

 

 

 

 

 

 

 

 

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