〜隠れ家〜
司「ドクター、ロマン?」
シャル「ドクターロマンはここら辺の病院で医者をやってるんだ!」
「それにカウンセラーもやってるんだよ!」
ロマン「そんなに誇れることじゃないよ」
「それより何か悩んでるようだったけど、」
「何かあったのかい?」
ロマン「成る程、それで」
ドクターに今までの出来事をすべて話した
悠人「今の僕らじゃ、バーサークセイバーには…」
ロマン「…僕が思うに多分まだ本気を出せてないんじゃないかな」
司「?どういうことだ?」
ロマン「君達はまだ魔術を使うようになって日が浅い」
「だから何処か魔術回路を使うことにブレーキがかかっている」
「それで彼等の動きにも支障が出ているんだと思う」
司「…ブレーキか」
悠人「どうすればいい?」
ロマン「それは僕にもね」
「シャルは何かコツとかあったのかい?」
シャル「僕の場合は使っていくうちにだから」
悠人「…そっか」
ランサー「…悠人」
ロマン「僕の方でも調べてみるよ」
「確か、あの辺りにあったはずーー」
悠人「……」
〜庭〜
ビュン、パコン
悠人「ハァ、ハァ」
「ガンド!」
ビュン、パコン
悠人「駄目だ、威力が上がらないっ!」
ランサー「そんなに急いでも強くはなれませんよ」
悠人「!…ランサー」
ランサー「ドクターに言われたことを気にしているんですか?」
悠人「…うん」
「僕を救ってくれたランサーが本気を出せない」
「それが悔しくてっ」
ランサー「ありがとう、悠人」
「私のためにそこまで考えてくれて」
悠人「!……」プイ
ランサー「ふふ」
「…私とて強くはありません」
「それに私は後悔ばかりだ」
悠人「後悔?」
ランサー「えぇ、私はね」
「ガレスやガヘリスが死んだと聞かされた時」
「後悔したんです」
「どうして自分はそこにいなかったのか」
「自分がいれば彼を止められたかもしれないのに、と」
悠人「それはーー」
ランサー「ですが今回は間に合った」
悠人「えっ?」
ランサー「貴方を助けることができた」
悠人「!」
ランサー「貴方は自分が救ってもらったと言いました」
「けどね、私も救われたのです」
「今度は間に合ったから」
悠人「ランサー」
ランサー「悠人、彼は一人であそこまでの強さを誇る」
「ならば私達は二人で強くなっていきましょう」
悠人「…うん!」
「どうやら心配なかったみたいだね」
悠人「!…ドクターロマン」
ロマン「多分それだよ」
悠人「えっ?」
ロマン「サーヴァントが一人で現界できないのと同じく」
「マスターはサーヴァントがいないと聖杯戦争を勝ち抜けない」
「二人の信頼がなければ全力が出せないんだよ」
信頼、
ロマン「今の君達にならやれるはずだ」
「これを」
悠人「これって…」
渡されたのは白く輝く腕輪だった
ロマン「新しい魔術礼装だよ」
「これは、マスターがサーヴァントをサポートできるように」
「調整してある」
「全力を出せないなら補っていけばいい」
「今の君達なら!」
補っていく…
悠人「…ランサー」
「絶対勝とう!」
「二人で!」
ランサー「えぇ!マスター!」
〜司部屋〜
司「ブレーキ…」
「ああ〜!もうわからん!」
アヴェンジャー「キレるな」
司「だって…」
「俺も強くなりたい!」
「けどブレーキって言われても〜!」
アヴェンジャー「貴様はそのブレーキを壊したことがあるぞ」
司「えっ!何時だ!?」
アヴェンジャー「コロンブスとの戦い」
「バーサークアーチャーとの戦いの時だ」
「宝具やあの技を打つのにも相当な魔力がいる」
「その時の感覚を思い出してみろ」
司「その時の感覚…」
あの時はーーあっ!
司「あの時はどっちも目の前の人を助けようと必死だった!」
「拓哉やアタランテの約束を守ろうと!」
「絶対に助けるって!」
アヴェンジャー「ならばそれを忘れるな」
「それがブレーキを壊す鍵になる」
司「!…おう!」
〜廊下〜
シャル「あれなら大丈夫そうだね」
ライダー「えぇ!そうね!」
シャル「ん?」
「カレンさんにどうしたんですか?」
カレン「これを」
「森の入口付近にありました」
シャル「これって…果たし状!?」