〜side司〜
ガタ
やばいやばいやばい!
彼奴はあの朱い槍を持った男がこっちを見た
それも殺意を持って
急いで離れないとー
バリン
「逃げんなよ、めんどくせぇ」
後ろからガラスの割れる音と男の声がした
冷や汗が流れる 体が震える 後ろを振り向くとそこにはー
さっきまで自分が見ていた男が立っていた
そう認識すると同時に自分の体が宙を舞っていた
腹部には強い衝撃がはしる
このとき自分が蹴られたことを認識した
司「ガッ」ドッ
クー・フーリン「まぁ、餓鬼を殺すのは趣味じゃねえが」
「運がなかったと諦めろ」
クソ、ここで死ぬのか
何もできずに咲希をおいて
…まだだ、まだ死ねない!
司「…ない」
クー・フーリン「あ〜?」
司「まだ…死ねない」
「咲希をおいて死ぬことなんてできない!」
そうだ!まだやり残してることがたくさんある
ここでは終われない
それにー
クー・フーリン「…まだ生きるのを諦めてないのか」
「この聖杯戦争が“普通”だったらマスターになってたかもな」
「…苦しまねぇように一瞬で殺してやるよ」
司「…お前みたいに、人を簡単に殺す奴なんかに」
「殺されてたまるかー!」
面白い、ならば
その言葉と同時に突如としてカードが現れた
そのカードは光輝き俺に問いかけてくる
これはー
『生き残りたいならば俺をよべ!我が名を叫べ!』
『覚悟あるのならば叫ぶがいいアベンジャーと!』
ああ生き残るためなら、覚悟ならとっくにできてるだからー
司「来い、いや、来てくれアヴェンジャー!」
クー・フーリン「ッ、馬鹿な、サーヴァントだと!?」
クハハハハ
その笑い声と同時に男が後方に突き飛ばされた
そして俺の前には一人の男が立っていた
白い髪に特徴的な帽子
俺を呼んだな!
男の目は黄色くそして眼光は鋭く、それでいてどこか暖かく
サーヴァントアヴェンジャー!召喚に応じ現界した!問おうー
何故か"懐かしい"と感じた
お前が俺のマスターか?
司「マス、ター?」
アヴェンジャー「どうやらわかっていないようだな、まあいい説明は奴を倒したからだ」
司「ッ!」
そうだ、まだあいつが!
クー・フーリン「…どうなってやがる」
「何故マスターが現れる、この聖杯戦争はー」
「まあいい、今ここでイレギュラーは排除する」
アヴェンジャー「来るか!ではこちらも本気で行こう」
ッまずいここにいたら巻き込まれる!
そう思った時だったこちらに向かって叫ぶ声が聞こえたのは
?「ライダーお願い!」
ライダー「ええ、行きますわよ!」
《百合の王冠に栄光あれ《ギロチンブレイカー》》
クー・フーリン「ッ!?」
アヴェンジャー「クッ、宝具か!?」
?「それ以上はやらせないよ」
「これ以上やるんならこっちも相手になる」
そう喋っているのは自分とそう歳が変わらない少女だった
金色の髪に何処かの組織のような格好をし目は鋭く
直ぐ側にはまるでお姫様のようにきれいな女性がガラスの馬に乗り
こちらを見ていた
クー・フーリン「チッ、こいつだけじゃねえのー」
「ーあ?戻ってこいだ?〜クソ!」
そうなにかに切れたかと思うと男は屋根の上に乗りこちらに背を向けた
アヴェンジャー「どうした、逃げるのか?」
クー・フーリン「…次にあったときは覚悟しとけ」
そう言って男はそこから去っていった
助かった…のか?
?「君大丈夫?」
司「ッ、ああなんとか」
?「そっか〜良かった無事で」
さっきとは雰囲気違うな
なんてゆうかそのー
って違う!
司「なあ今の一体何なんだよ!?てかこれ一体どういう状況だ!」
そう言うと少女は真剣な顔で言った
?「ああそっか知らないんだね」
「君は聖杯戦争に巻き込まれたんだよ」
司「聖杯、戦争?」
?「うん、詳しい説明は僕たちの隠れ家で」
「いいでしょ、ライダーそれとー」
「アヴェンジャー」
アヴェンジャー「…好きにしろ、ただしマスターには手を出すな」
?「それじゃあ決まりだね」
司「…というか!お前誰だ!?」
?「ああそっか、言ってなかったね」
ごめんごめん、そう言って少女はまっすぐこちらを見た
「僕の名前は」
シャルロット「シャルロット・デュノアだよ」
よろしくね