スターと復讐者   作:官隆

21 / 27
絶望

〜悠人side〜

 

悠人「シャル!!」

 

シャル「悠人!どうだった?」

 

悠人「…いなかった、そっちは?」

 

シャル「こっちも見つからなかった」

 

ショーステージに行くとすでにショーは

始まっていた

だが司がいなかった

最初は、迷子になっただけかと思ったが

サーヴァントのみんなも探しているのに見つからないし

迷子センターで呼び出しても見つからない

 

悠人「…何かあったのかな」

 

ランサー「悠人」

 

悠人「!ランサー」

 

ランサー「気になる情報が」

「金髪の子供と、手に本を持った外人の中年の男性が一緒にいるのを見たと」

 

それってーー

 

シャル「バーサークキャスター!」

 

悠人「だぶん、まだ遠くに行ってない!」

「探そう!シャル!」

 

シャル「うん!」

 

無事でいて、司!

 


 

バーサークキャスターの宝具を受け

目を開けるとそこは俺の家だった

 

司「どうなってんだ?」

 

試しに机を触ってみると、俺の手が机をすり抜ける

 

幻覚か?

 

そう思っているとガチャとドアが開く音がした

 

音のした方に向かうとそこには、俺がいた

 

司『咲希を笑顔にするにはどうしたら…』

 

この言葉を聞き俺はこれが過去だと思った

バーサークキャスターの宝具は過去を?

 

司母『司!』

 

司『!母さん、どうしたんだ?』

 

司母『咲希の容態が悪くなったみたいなの』

『だから、今日のご飯は机の上に置いておくから』

『一人で食べてくれる?』

 

司『わかった!俺はお兄ちゃんだからな!』

『それくらい大丈夫だ!』

 

司母『じゃあ行ってくるわね』

 

ガチャ

 

いつもどうり母さんは出ていった

これと言っておかしいことはない

いつものことだ

そう思っているとーー

 

『……り』

 

司「?」

 

『いつも咲希ばっかり…』

 

司「!?」

 

『咲希、咲希、咲希、咲希』

『いつも咲希のことしか考えてない』

『俺だって父さんや母さんと居たいのに!』

『咲希のせいで!』

 

そんなこと考えてない!

俺は、咲希を憎んだことなんてーー

 

そう思うと場所が変わる

そこは俺がスターになろうと思った場所

あの日のショーステージだ

 

咲希『でも、わたしそんなにお外に出られないし…』

『きっと無理だよね』

 

司『咲希…』

『そうだそれならーー』

 

俺がショーをすればいい!

そうすれば!咲希は笑顔にできる!

[父さんと母さんは俺を見てくれる!]

 

司「ッ!?」

 

違う!俺は咲希の笑顔のためにーー

 

拓哉『俺、兄ちゃんみたいにカッコよくなる!』

 

司『!…そうか!』

[俺はかっこよくなんかない]

 

ライダー『いいお兄ちゃんね』

 

司『そんなことない』

[いいお兄ちゃんじゃない]

 

  [俺はどうでもいいの?] [演じなぎゃ!]

 

[もっと俺を見て]  [寂しい]  [苦しい]

 

  [怖い]   [憎い]    [スターになんか]

 

[恨めしい]    [お兄ちゃんだからー]

 

 [父さん、母さん俺を見て]  [笑顔にしないと、]

 

       [見てくれない!]

 

自分の声が、負の感情が俺の頭に響く

 

司「あ、あああ」

 

まともでいられない

違う!俺は、俺は!?

 

バサキャスター「貴方は自分を見てほしかった」

「そのために仮面を貼った」

「妹ではなく自分を見てもらうために」

「貴方は妹のためにスターになろうとしたのではない!!」

「貴方は自分の欲望のために!スターになろうとしているのです!」

「では、そんな貴方に吾輩から一言」

「そんな理由でショーをやるなら、スターにはなれませんよ」

 

パキン

 

俺の中の何かが崩れた

 

咲希への思い、夢も

すべてを否定された

 

司「…………」

 

司は膝を曲げ崩れ落ちる

その目には光が宿っていなかった

 

バサキャスター「これにてーー」

「終演」パタン

 

〜悠人side〜

 

悠人「本当にこっち?」

 

シャル「うん、こっちの方向はフェニックスワンダーランドのできる前の遊園地のショーステージがあるんだって」

「今は使われてない廃墟だけど」

 

ランサー「…誘拐にはもってこいというわけですか」

 

ライダー「!…見えてきたわ」

 

見てみると古い建物が目に入る

 

悠人「急ごう!」

 

 

〜ステージ〜

 

司「………」

 

バサキャスター「…壊れてしまいましたか」

「もう少し楽しめるとーー」

 

バン

 

バサキャスター「おや?」

 

悠人「司!?」

 

シャル「無事!?」

 

バサキャスター「おや、増援ですか」

「しかし、遅かったようで」

 

バーサークキャスターの目線の先には

目のハイライトをなくし

崩れ落ちている司がいた

 

悠人「ッ!?」

 

ランサー「貴様!司に何を!」

 

バサキャスター「なぁに、少しね」

 

悠人「…ランサー!」

 

シャル「ライダー!」

 

『お願い!』

 

その言葉と共に二人の姿は

戦闘形態に変化する

 

バサキャスター「では、こちらもとっておきを」

『出でよ!リア王!』

 

本のページ数枚破り放り投げると共に巨体な岩の巨人が現れる

頭には王冠があり、右手には剣を持っている

 

悠人「!何あれ!?」

 

シャル「"リア王"!」

「じゃああいつの真名って!」

 

バサキャスター「さぁ!これより第二幕の始まりです!!」

「行きなさい!リア王!!」

 

シャル「"ウィリアム・シェイクスピア"か!」

 

 

to be continues

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。