スターと復讐者   作:官隆

9 / 27
青髭

ジル・ド・レェ

 

彼は15世紀のフランスの貴族、軍人であった

ジャンヌ・ダルクを深く信仰し、彼女が処刑されたことで

彼は狂い、自らの領地の子供を攫っては凌辱、惨殺を繰り返し

最後は殺人犯として処刑された後にグリム童話の青髭のモデルにもなった人物である

 

 

ジル「黙れ!?貴様が我が聖女の名を口に出すな!?」

「彼女は私の全てだった!」

「しかし!主は彼女を救わなかった!」

「にも関わらず何故!その子供に救いが!?」

 

その声は怒り、嘆きそういったものを感じた

そしてそれに反応するかのように

怪魔の数が増殖していく

 

ランサー「フン!」ブン

 

そしてそれをランサーが薙ぎ払っていく

 

増えては倒し増えては倒す

 

悠人「…きりがない」

 

ジル「死ね死ね死ねー!?」

 

ランサー「…キャスター、一つ言っておく」

「私が彼を守るのはマスターだからではない」

 

ジル「何?」

 

ランサー「我ら英霊はこの子のような」

「未来を生きる者達のために戦ったのだ」

「故にーー」

 

ランサーは怪魔を一直線に薙ぎ払い

キャスターに向かい槍をを振るう

しかし、キャスターが剣で防ぐ

 

ジル「この程度でーーな!?」

 

しかし、止まらない

ランサーの槍が光輝く

 

ランサー「貴殿のような、それを奪おうとするものに」

「負ける訳にはいかん!」

 

そしてランサーが剣を弾くと

ランサーはジル・ド・レェを槍で切り裂く

 

ジル「がぁ!?」

 

ランサー「終わりです!」

 

そしてランサーが槍をキャスターに振りかぶる

トドメがさされるーーかに思えた

 

バンバン

 

ランサー「ッ!」キン

 

?「悪いな、コイツに今死なれちゃ困るんだ」

 

ランサー「クッ!増援か!」

 

ジル「おお、貴殿は!」

 

黒いフードを被った男が銃を構えゆっくりジル・ド・レェに

近づく

 

?「引くぞ」

 

ジル「ええ、しかしーー」

 

悠人「ウッ!」

 

ランサー「マスター!どうしました!?」

 

悠人「腕がっ!」

 

服をめくってみるとそこには2つののマークがあった

一つは赤く輝き、もう一つは紫に輝いている

 

ランサー「これは!」

 

ジル「マーキングですよ」

 

!?

 

ジル「あなたを捕らえたとき、もしものためにと」

「しかし覚悟してください」

「傷が癒えた後、あなたを大切な者すべて!」

「私が殺してあげましょう」ニヤリ

 

ランサー「待て!」

 

バンバン

 

黒いフードの男は地面に銃弾を放ち煙が立ち籠める

ランサーが煙を直ぐ様払うがそこに2人の姿はなかった

 


〜公園〜

 

悠人「…家に帰ったら父さんや妹が危険にさらされる」

「だからあいつを倒すまで帰るわけにはいかない」

 

…そうか

 

司「お前も俺と同じなんだな」

 

悠人「?」

 

司「俺もお前の話に出てきたトゲトゲ野郎に命狙われて」

「そいつを倒さないと家族に危害を加えられるかもしれない」

「な!同じだろ?」

 

悠人「…」

 

司「…それでさ、俺達で手を組まないか?」

 

悠人「…えっ?」

 

司「俺もお前も倒すべき敵は違うが」

「あいつらは協力関係にある」

「それだったらこっちも協力していけばあいつらを見つけ出せる確率も上がる、どうだ?」

 

悠人「…いい…かも?」

 

司「だろ!」

「シャルもそう思うよな!」

 

シャル「まあ、僕達だけじゃ人手不足だし」

「それに、仲間は多い方がいいもんね!」

 

司「よし!決まりだな!」

 

悠人「…」

 

シャル「ふふ」

 

「何やら面白い話をしていますね」

 

そう声がした方を向くとそこには修道服を来たカレンさんがいた

 

シャル「カレンさん!?」

 

司「なんでここに!?」

 

カレン「フフ、ここには美味しい麻婆豆腐の店がありまして」

「よかったら今度一緒に行きますか」

 

司・シャル「結構です!!」

 

司「ていうか、いつからいたんだよ!」

 

カレン「最初からですね、あなた達がレストランに入ったときにはもういましたよ」

 

シャル「そんな時から…」

 

カレン「それで悠人と言いましたね」

「貴方、私達の隠れ家に来なさい」

 

悠人「…えっ」

「でも、僕がいたら敵に居場所がーー」

 

カレン「安心しなさい」

「協力者のお陰で隠れ家にはマスターを持たないサーヴァントは近づけないように結界を張りましたから」

 

シャル「そんなのあるんですか!?」

 

司「ていうか協力者って…」

 

カレン「これなら貴方を狙うサーヴァントは近づけない」

「それに一人で動くよりこちらの方がジル・ド・レェを倒すチャンスがある」

「どうします?」

 

悠人「…それなら」

「よろしく、お願いします」

 

司「はーハッハッハ!それでは、これからよろしくな悠人!」

 

シャル「よし!早く隠れ家に行こう!」

 

悠人「ちょ、引っ張らないで」タッタッタッ

 

ランサー「…感謝します、レディ」

「悠人に帰る場所を与えてくれて」

 

カレン「…別に感謝されることはしていません」

「それにその分働いてもらいますよ、彼には」

 

ランサー「それはお任せを」

「しかし初めて見たかもしれないな」

 

司「……!…?……!」ウガー

 

シャル「……!…」ハア

 

悠人「…!」フフ

 

ランサー「悠人が心の底から笑っているのを」ニコリ

 


 

〜?〜

 

「告げる」

「汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に」

「聖杯の寄るベに従い、この意この理に従うならば応えよ」

「誓いを此処に」

「我は常世総ての悪を敷くもの」

「されど汝はその眼を混沌に曇らせ侍るべし」

「汝、狂乱の檻に囚われし者。我はその鎖を手操るもの」

「汝三大の言霊を纏う七天」

「抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よーー!」

 

辺りが光輝くと、そこには7つの人影があったーー

 

「よくぞ現れました、私の下僕共」

「さぁ暴れなさい!あなた達の好きなようにね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




宵崎悠人
ランサーのマスター
あまり喋るのが得意ではない
銀色の髪をポニーテールで結んでいる
父と妹を危険に巻き込まないため、廃墟で暮らしていた
好きな物は甘いもの、嫌いなものはタコ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。