私は「キアナ・カスラナ」ヒーローを目指すものだ   作:伽華 竜魅

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崩壊スターレイル楽しみです




第23話 勉強もテストも嫌だ!!!!!

 

 

 

 

「えー……そろそろ夏休みも近いが、もちろん君らが一か月休める道理はない」

 

もう外はセミの鳴き声が響いてる。けどまだ夏休みと言ってもスタートは七月の後半あたりじゃなかったっけ…?……え、待って今聞き逃しそうになってたけど、夏休み休めないの…?

 

「夏休み、林間合宿やるぞ」

 

「「知ってたよーー!!! やったーー!!!」」

 

「肝試そーー!!」

 

「風呂!」

 

「花火」

 

「行水!!」

 

「カレーだな」

 

「湯あみ!!!」

 

林間合宿……?あ、山や海とか、自然環境に恵まれた施設に一定期間合宿して、体力や健康を増進するためのやつだっけ?てか峰田、お風呂系しか興味ないの?

 

「寝食、みんなと! ワクワクしてきたぁあ!!」

 

「ただし!」

 

隣りで葉隠が大きな声をあげたと同時に相澤先生が食い気味に口を開く。A組は一瞬で静かになった。

 

「……その前の期末テストで合格点に満たなかった奴は、学校で"補習地獄"だ」

 

………ほ、補習地獄……

 

「みんな頑張ろーぜ!!!」

 

………終わった。

 

 

――

―――

 

 

時は流れ、六月も残り一週間。それは期末試験まですでに一週間を切っていた。

 

「「全く勉強してねーー!!!」」

 

「あっはっはっはー!」芦戸18/20位

 

「体育祭やら職場体験やらで全く勉強してねー!!」上鳴19/20位

 

教室では、上鳴が叫び、芦戸は壊れたかのようにずっと笑っていた。

 

「確かに、行事続きではあったが……」常闇14/20位

 

「中間はまぁ……入学したてで範囲も狭かったし、特に苦労はなかったんだけどなぁ。筆記もだけど、何より期末は……」砂藤12/20位

 

「演習試験もあるのが辛つれえところだよな」峰田9/20位

 

砂糖の言葉をつなぐように、峰田は余裕の顔でいた。

 

「あんたは同族だと思ってたのにぃ…!!!」

 

「おまえみたいなのはバカで初めて愛嬌出るんだろうが!! どこに需要があんだよ!!」

 

「"世界"…かな」

 

峰田が鼻で笑っていたところに、フォローのつもりで、緑谷たちが口を挟んできた。

 

「あ、芦戸さん、上鳴くん! が、頑張ろうよ! やっぱり全員で林間合宿行きたいもん! ね!」緑谷4/20位

 

「うむ! 俺もクラス委員長として皆の奮起を期待している!!」飯田2/20位

 

「普通に授業受けてりゃ赤点は出ねぇだろ……と、言いてところだが」轟5/20位

 

轟はある方向に視線の向けた。それにつられて他の皆もその方向に視線を向ける。

 

 

 

「」キアナ20/20位

 

 

「」キアナ20/20位

 

 

「」キアナ20/20位

 

 

 

視線の先には、うつ伏せの状態で顔を隠しているキアナがいた。キアナの周りには、キアナの感情が露になっているのか、どんよりとした雰囲気になっていた。

だからってどんどん字幕大きくしてアップしないで!!!

 

「……キ、キアナお前…」

 

「まさか、クラスで一番の実力者が、クラスで一番頭悪いなんて……」

 

芦戸の言葉は、キアナの急所に刺さった。キアナは大ダメージを受けた。って感じだよ今……。

 

「ちゅ、中間ですらギリギリだったもんなキアナは…」

 

そう、実は中間テストもギリギリ中のギリギリで無事乗り切ったのだ。それが期末試験にもなると、もはや…

 

「あの…上鳴さん芦戸さん、キアナさんも、座学なら私がお力添えできるかもしれませんわ。いかがでしょうか?」八百万1/20位

 

「「ヤオモモーー!!!」」

 

「……勉強したくない…ぐすっ…でもやなきゃ…」 

 

八百万の提案に、上鳴と芦戸は喜んでいた。私はうつ伏せから顔を上げたけど、勉強はしたくない。けどやらなきゃいけない…。うぅうぅぅ~~。

 

「演習の方はからっきしでしょうけど……」

 

「?」

 

八百万は演習試験のほうが不安なのかな…?私と同じように少しどんよりしてる。

 

「三人じゃないけど……ウチもいいかな? 二次関数の応用でちょっと躓いちゃってて……」耳郎7/20位

 

「わりィ俺も! 八百万、古文わかる?」瀬呂17/20位

 

「できれば、俺も……」尾白8/20位

 

八百万は、みんなが自分をそんなにお願いしてきたことが嬉しくなったのか、両手を上げて立ち上がった。

 

「では週末にでも私の家でお勉強会を催しましょう!!」

 

「まじで!? ヤオモモん家楽しみー!」

 

なんか、プリプリして張り切ってる……でも教えてくれるから、私も頑張らないと…

 

「でもやりたくないぃ~……」

 

勉強をやらなきゃいけない思いと、勉強したくない思いが、葛藤していた。

 

 

――

―――

 

 

お昼。いつもの面子である緑谷と飯田、麗日に私。さらに、珍しく今回は轟に蛙吹、葉隠も加わって、計七人でお昼を食べていた。

 

「演習試験の内容、不透明で怖いね。」

 

「とっぴなことはしないと思うが……」

 

「筆記試験は授業範囲内のはずだからなんとかなりそうだけど……」

 

「まだなんとかなるんや……」麗日13/20位

 

「なんとか……なんとか…………」

 

「え、あ、ごめんキアナさん! そう言うつもりじゃなくて……ほ、ほら、僕らもできる限り教えるから、キアナさんもなんとかなるよ!」

 

今日のお昼は、悲しい味が少しする…。

 

「元気出してキアナちゃん…確か、演習試験は一学期でやったことの総合的内容…」葉隠16/20位

 

「とだけしか教えてくれないんだもの、相澤先生」蛙吹6/20位

 

「今まで教わってきたものって、戦闘訓練と救助訓練、後は基礎トレ……」

 

「試験勉強に加えて、体力面も万全に……あいたっ!?」

 

「あぁごめん、君の頭が大きいから当たってしまった」

 

「き、君はB組の! えっと……物間くん! よくも!」

 

緑谷が後頭部を押さえながら、噛みつこうとしたけど、そんなのお構いなしで食い気味に物間は口を開いた。

 

「君ら、ヒーロー殺しに遭遇したんだって? 体育祭に続いて注目浴びる要素ばかり増えていくよねぇ。ただその注目って決して期待値とかじゃなくて、トラブルを引き付ける的なものだよね?」

 

……あ"?

 

「あぁ怖い! いつか君たちが呼ぶトラブルに巻き込まれて僕らまで危険な目に遭うかもしれないなぁ! あぁ怖――」

 

私が、プルプルと震えながら、右手を出そうとしたとき、突如物間はガクッと崩れ落ちた。その際に物間が持っていた昼食の食べ物は、オレンジ髪のサイドテールの女子生徒がキャッチした。

 

「拳藤くん!」

 

あーそうそう、拳藤だ拳藤。

 

「物間シャレにならん。飯田の件で知らないの? ごめんなA組、こいつちょっと心がアレなんだ」

 

心がアレなの…?まぁでもそうじゃなきゃあんな発言はできないか。

 

「あんたらさっき、期末の演習試験不透明とか言ってたよね? 入試の時みたいな対ロボットの実戦演習らしいよ」

 

「え! 本当!? なんで知ってるの!!?」

 

「私先輩に知り合いいるからさ、聞いた。ちょっとズルだけど」

 

それは別にズルって程じゃないと思うけど……

 

「いや、ズルじゃないよ! そうだきっと前情報の収集も試験の一環に織り込まれてたんだ。そっか先輩に聞けばよかったんだ何で気付かなかったんだ……」

 

お~ブツブツが溢れてる。

 

「バカなのかい拳藤……せっかくの情報アドバンテージを! ココこそ憎きA組を出し抜くチャンスだったん――」

 

「別に憎くはないっつーの」

 

また手刀で首をやられて、気絶した。それを拳藤は引きずりながら、去っていった。

 

「B組の、姉御的存在なんだな…」

 

 

――

―――

 

 

……で、拳藤から貰った情報をクラスのみんなに伝えた。

 

「なんだ! それなら楽勝とまではいかないけどやれそうじゃん!」

 

「そだねー!」

 

と、嬉しそうに笑顔を浮かべていた。だけどそこに爆豪が突っかかってきた。

 

「個性の調整なんて勝手にできるもんだろうが! アホだろ!!」

 

調整が勝手にできたら苦労しないよこの天才野郎……。

 

「なぁ、デク!」

 

「ッ!」

 

「個性の使い方、ちょっとわかってきたか知らねぇけどよォ……つくづくお前は俺の神経逆立てするな」

 

…相変わらず爆豪は緑谷に立ちしてはひどいな…。

 

「次の期末なら、個人成績で嫌がおうにも優劣が付く。完膚なきまでに差ァつけて、テメェぶち殺してやる!」

 

「……ッ」

 

「テメェらもだ! 轟にカスラナァ!」

 

「……」

 

「…どうぞご勝手に~…こっちはそれどころじゃないから…」

 

そうして爆豪はドアを乱暴に閉めて、教室を後にした。

 

 

――

―――

 

 

一週間も残り一日。そう、日曜日だ。現在私は八百万家に来てる。上鳴や芦戸、尾白に瀬呂に耳郎、更に緑谷と飯田、轟も来ていた。ちなみに緑谷たち三人に関しては八百万のサポートと、

私の勉強のことで来てる……。

 

「あ、キアナさん。そこは――」

 

「え、でも…あれ~…?」

 

今私は緑谷に勉強教えてもらっている。残りの教える側、八百万、飯田、轟は他の五人の勉強を教えていた。交代制って感じだね。

 

「も…もう、無理…」

 

「え、キアナさん? キアナさん! しっかりー!!」

 

私は頭がショートしてしまい、そのまま机に頭をぶつけて倒れた。緑谷そんな私を揺らしたりするのは、体を触ってしまうと思ってできず、アタフタと手をあちこちに振りまわしていた。

勉強もテストも本当に嫌いだあぁぁぁぁーーー!!!!!

 

 

 

 

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