私は「キアナ・カスラナ」ヒーローを目指すものだ 作:伽華 竜魅
そしてご安心を!メイ博士を出そうと考えた段階では、すでにケビンのことも考えていたので。登場はまだ先かもしれないですが、出す気でいます!(多分!!!!)
それに、男律者に関しては、あくまで"ヒロアカ世界の律者"!ってことなのでね!ね!?キアナと対等に渡り合って戦える敵が欲しいんですよ!!!!(これが本音)
ですが、詳しく教えてくださり、まことに感謝しております。自分も崩壊3rdは大好きでやってるんですけど、それでも理解が難しいのもありますから、教えてもらえるとこちらもとても嬉しく思います。
それとこの作品の「プロローグとプロフィール」なんですが、先に言うと、終焉の律者が登場した時に、更新をする予定でので、もうしばらくお待ちくださるよう、よろしくお願いします。
それはともかく、水着バージョンのキアナたち可愛すぎんか?即刻課金ですよこれ。あとゼーレも可愛すぎてヤバイ。おかげで他の崩壊キャラも出したくなってきてしょうがないよ。
神奈川県横浜市、神野。
「さすが"先生"だ。どんなに調べても分からなかった奴らの目的地を、こうもたやすく見つけてくれる」
その神野にあるお洒落たバー。そこはヴィラン連合のアジトでもある。そのバー内で、トランプを重ねてタワーを作っている死柄木弔。カウンター内にいる黒霧がいた。そんな二人、死柄木の背後には、複数の男女が立っていた。
「んで、俺らはどうすればいいんだ?」
「俺たちヴィラン連合は、雄英に再び襲撃をかける。お前たちはその手伝いをしろ」
「なんでわざわざ学校を襲う? その目的は?」
「この歪んだ超人社会に真実を問うためだ。ヒーローとは何か。正義とは何か。この社会は本当に正しいのか否か。一人一人を真剣に考えさせるには、"信頼"。そう、"ヒーローへの信頼"を揺るがすような大事件が必要だ。そして何をやり遂げようにも、必ず多少の犠牲が出る。だが俺たちはそれでもそれをやらなくてはならない……ヒーロー殺しのようにな」
「……まあいい。従ってやるよ」
身体のいたるところが火傷によって黒くなり、無理やり縫い繋げているような皮膚をした黒髪の男の問いに、死柄木はちゃんとした理由を説明した。彼らは、ヒーロー殺し「ステイン」に惹かれて、ヴィラン連合に加入したのだ。
「ステインの御意向に沿うというのであれば、俺に否やは無い!」
「よく分かんないですけど、ステ様になれるってことですか?」
トカゲの姿をした男。女子中学生の恰好をした少女もまた、ステインに惹かれて加入した人物。二人も死柄木の命令に従った。
「それで? 僕らは実際そこで何をすればいいの?」
少女と年が近い学ランを来た少年が、死柄木に問いただした。死柄木は、ある人物が一人一人映っている写真を複数、カウンターの上に置いた。
「主な目的は三つ。プロヒーロー、ラグドールと、雄英生徒、爆豪勝己の拉致」
「あと一つは?」
「……はあ、こいつだ」
死柄木は、写真の一つを取り、全員に見えるように突き出した。
「"キアナ・カスラナ"。こいつも拉致だ。こいつだけは俺は賛成できないけどな……」
「あ? お前の意志じゃないのか?」
「こいつとラグドールに関しては、先生からの頼みだ。プロヒーローはともかく、こいつに関してはあまり乗り気じゃない」
「何故です?」
死柄木は、写真を五指で触れて、粉々にして、握りつぶした。
「こいつは…この世にいちゃいけないんだよ…そうだ、殺さなくちゃいけないんだ…」
死柄木の雰囲気が変わったことに、バーにいる全員が気づいた。さっきまでのボス図らのような雰囲気とは違い、"相手にしたら負ける可能性のほうがデカい"と思わせるほどの殺意を漏らしていた。逆にその殺意にうずいて、やり合いたくなった凶悪指名手配犯の一人もいるが。
「(……アイツの瞳、あんなんだったか?)」
その中で、皮膚が焦げている男は、死柄木の赤い瞳の変化に気づいていた。色そのものは変わっていなくとも、その瞳は薄っすらと光を放ち、模様が微かに浮き出ていた。
「死柄木弔」
「わかってる。ちゃんと抑えてるさ……やっぱ少し作戦を変えよう」
「どいうことよ?」
「お前たちはプロヒーローと爆豪勝己の拉致を優先しろ。優先で殺害する奴らも教えておく。そしてキアナ・カスラナ。アイツの拉致は………」
「最近できた"俺のしもべ"共に任せる」
夏休みの補習も、I・アイランドの事件も終えて、ついに始まる林間合宿当日。
「え!? A組、補習対象者がいるの? つまり赤点を取った奴がいるって事だね! おかしくない!? おかしくない!? A組はB組より優秀なはずなのにぃ!? しかも! 実技試験での赤点ならまだしも筆記の方で赤点を取った人もいるらしいじゃないか! 今日までずーっと学校で補習してたおバカさんは誰だーい!!?」
よし。あいつはこの場で……。
「やめとけカスラナ」
「んぐっ!!」
私が動こうとしたのに気付いた相澤先生が、私を縛り上げてきた。
「あれれ~!? もしかして筆記の赤点は君なのか「やめなさい」カフッ!」
物間を拳藤が手刀で気絶させた。
「ごめんな~」
拳藤はそのまま物間を引きずってバスに入ってった。私も先生から解放された。
「悔しいなら今度から赤点取らないようにすればいいだけだ。仮に手を出してたら、補習組と一緒に合宿中も補習させるぞ」
「はい! すいませんでした!!!」
補習だけはもうヤダ!!!っと、そんなこんなでみんなでバスに乗りこんだんだけど、私たちのクラスは女子7人の男子13人の20人で、席は二列。つまりどこか男女で座ることになるのだ。だけど女子はみんな隣同士で座っちゃってる。私はどこに座ろうか悩んでいたけど、ちょうど隣が空いている中のいい男友達がいたから、そこに座った。そして、その隣は……。
「そこまで赤くなる?」
「い、いいいいいいや! でも、じょ、じょじょ女子と隣同士なんて、は、ははははは!!!」
窓側に座っているのは緑谷だ。理由はまあ、男子で一番仲がいいって言ったら緑谷だから。
「普通に食堂とかでも隣同士のことが多いし、そこまで気にすることはないと思うけど……」
「い、いや! それとこれとは違いが!!!」
「ふ~ん……」
バスが発進した。合宿先って、どこなんだろう?
―
――
―――
窓の外を眺めたり、緑谷とサポートアイテムとかの話をしていると、あっという間に一時間が経った。そして途中のなんもない変な場所で停車。私たちはバスから降りるように指示された。
「何ここ? パーキングじゃなくね?」
「おしっこ、おしっこ……」
景色はいい眺めだけど、休憩所すらもないここに止まって、何で降ろされたんだろう?
「B組いなくない?」
「本当ですね。高速までは一緒にいたはずなんですけど……」
確かにB組がいない。なんで私たちだけなんだ?
「何の目的もなく、では意味が薄いからな」
え、それってどういう意味……。
「よーう、イレイザー!!」
「ご無沙汰してます」
聞きなれない女性の声がして、そっちに視線を向けると、二人の女性がいた。相澤先生は頭を下げてる。そして隣にいる緑谷はなんかプルプルと震えてる。
「煌めく眼でロックオン!」
「キュートにキャットにスティンガー!」
「「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ!!」」
猫耳と猫の手と尻尾を付けた二人の女性がビシッとポーズを決めた。誰?多分ヒーローなんだろうけど……。
「今回お世話になるプッシーキャッツの皆さんだ」
相澤先生そう言った途端、隣で震えていた緑谷が一気にいつものあれが始まった。
「連名事務所を構える四名一チームのヒーロー集団! 山岳救助等を得意とするベテランチームだよ! キャリアは今年でもう12年にもなる……へぶっ!!」
「心は18!!」
緑谷の解説途中で、金髪の人の方がキャリアの話をした途端、緑谷に張り手を繰り出した。
「心は?」
「じゅ、18!!」
「「(必死かよ…)」」
「えっと、それでなんでここにいるの?」
「それは、ここら一帯は私らの所有地なんだよ。でも、あんたらの宿泊施設はあの山のふもとね」
「遠っ!!」
めっちゃ遠いじゃん!あ、だいたい教えてくれたなら、虚数空間じゃなくても、浮遊で行けるかも。
「……え……? じゃ、じゃあ、なんでこんな半端なところに……?」
「い、いやいや……」
「バ、バス戻ろうか……早く……」
「今は午前九時半。早ければぁ……十二時前後ってところかしらん」
「ウソだろ…おい!」
「戻ろう、戻ろう!!」
「バスに戻れ! 早く!!」
みんなも察したらしく、急いで場所に戻ろうと走り出す。
「十二時半までに辿り着けなかったキティはお昼抜きね」
待って!?お昼抜きって、えぇ!!?
「悪いね、諸君。合宿はもう、始まっている」
相澤先生がそういうと、私以外のA組生徒全員が土砂によって、崖へと落とされてしまった。
「ここは私有地だから個性使用は自由よ。今から三時間、自分たちの力で施設まできてちょうだい! この…"魔獣の森"を抜けて!!」
って言ってるけど、私浮遊で避けておいてよかった。
「何避けてんだカスラナ」
「いや、ああいうのは普通避けるのがでしょ!?」
「ッ!? あれを避けたの!?」
金髪の女性が驚いてるけど、あれぐらいなら簡単に避けれるよ。
「おーい。そのままだとスカートの中丸見えだぞ~」
「……ふぁ!?」
そうじゃん!!今制服だから……あ!?
「何見てるの相澤先生!!! 変態! って、あぁぁぁぁぁーーー!!!」
相澤先生の抹消によって個性が消されて、私は落下してしまった。
「俺は変態じゃない」
「そこ気にするのねイレイザー」
「ぶへぇ!!」
「キアナ! 大丈夫……?」
「相澤先生……許すまじ……!」
耳郎が心配してきたけど、それよりも相澤先生への小さな怒りを私は覚えた。服についた汚れをはたいていると、森のほうから、ドンッ!っと足音のような音が聞こえた。視線を音のほうに向けると、
そこには……。
「「ま、魔獣だー!!!!」」
上鳴と瀬呂がその正体をそのまんま叫びながら言った。本当に、見たまんまの魔獣だった。手かそいつの足元に峰田入るし!!
「静まりなさい獣よ、下がるのです!」
口田が「生き物ボイス」で止めに入るも、まったくいうことを聞かずに、峰田に攻撃をしようとして、緑谷が峰田を助けに入った。私は緑谷が峰田を抱えて離れたタイミングで、個性を使った。
「セントロイズ・ファイヤ!」
「創造」で真理の境を創って、魔獣を一発で破壊する。
「うおぉ!? I・アイランドの時からすげえって思ったけど、まさかの一発!?」
私の攻撃に続いて、緑谷、爆豪、飯田、轟の四人が先行で魔獣を倒し始めた。
「おぉ! さっすがクラストップ組!」
「まだだっ!」
爆豪がそういうと、魔獣がうじゃうじゃと出てきた。これは……。
「ゴールまで休む暇はなさそうだね」
「あぁ。よし……行くぞA組!!」
「「「「おう!!!」」」」
私たちA組が、宿泊施設に着くまでの戦闘が始まった。
―
――
―――
空はすっかりオレンジに染まり、夕方。魔獣の森を進んで、約六時間。ようやく森を抜け出せた。
「やーっと来たにゃん」
「とりあえずお昼は抜くまでもなかったねぇ」
私一人ならあっという間に終わるけど、実は相澤先生に、他の奴らの成長の邪魔にならないよう、あまり手を出すなって言われてたから、こんなに時間掛かっちゃった。お昼食べてないからお腹空いた……それにみんなは、精神的にも疲れてる……。
「何が三時間ですかー!」
「悪いね。私たちならって意味。アレ」
「実力差自慢の為か……やらしいな……」
「私も全力でいいって言われてたら、もうとっくについてるのに……」
「そうだぞ! 一番の戦力を制限させるなんてひどいよ相澤先生!!」
みんながみんな文句を言ってる。でもまあ、こういうのは前世でも訓練であったから、ちょっとだけ懐かしくはなった。
「ねこねこねこ……でも正直、もーっとかかると思ってた。私の土魔獣が思ったより簡単に攻略されちゃった」
笑い方独特~……な金髪の、ピクシーボブがそう言って、舌をなめずりした。
「いいよ、君ら……特にそこ五人! 躊躇のなさは経験値によるものかしらん?」
たまたま一か所に固まってた私、緑谷、轟、飯田、爆豪に指差しをしてきた。
「三年後が楽しみ! ツバつけとこー!!!」
おかしなことを言い出しながら、男子四人に比喩ではなく唾をかけ始めた。これはもうドン引きだよ……ちょっと距離とっておこ…。
「……マンダレイ、あの人あんなでしたっけ」
「彼女焦ってるの。適齢期的なアレで」
「適齢期と言えば「と言えばって!!!」
適齢期という言葉に緑谷が反応して口を開いた瞬間、ピクシーボブが緑谷の顔を正面から埋まれてしまった。
「ずっと気になってたんですが、その子は、誰かのお子さんですか?」
「ああ違う。この子は私の従甥だよ。洸汰、ホラ挨拶しな! 一週間一緒に過ごすんだから」
「従甥?」
「いとこの子供って意味だ」
私が従甥の意味を考えてると、轟が答えてくれた。なるほど、だから従甥って呼ぶんだ。緑谷はそんな洸汰くんに近づいて挨拶をした。
「あ、えと僕、雄英高校ヒーロー科の緑谷。よろしくね」
洸汰くんは差し出された緑谷の手を完全に無視して、緑谷の股間に鋭いパンチを放った。緑谷は真っ白くなり、倒れた。飯田が急いで駆けつけて受け止めた。
「パパも、この痛みは女には一生わからないだろ! って言ってたけど、そんなに痛いの?」
「一生わかんねぇよ。まさに鬼に金棒ってやつだよ!」
上鳴が青くなりながらそういうと、他の男全員が首を縦に振ってた。
「おのれ従甥!! 何故緑谷くんの陰嚢を!!」
「ヒーローになりたいなんて連中とつるむ気はねぇよ」
「つるむ!? いくつだ君は!!」
あの年でつるむって言葉いうの?今どきの小学生は結構進んでるの?
「マセガキ」
「あんたも人のこと言えないと思うよ?」
「あ"!? どういう意味だゴラァ!!」
「そういうとこ」
いちいち突っかかってくると事か、暴言を当たり前のように使うのとか、これで成績が優秀なのが納得できない。
「茶番はいい。全員早くバスから荷物降ろして部屋に運べ。18時から食堂にて夕食。その後入浴で就寝だ。本格的なスタートは明日からだ」
相澤先生はそう言って建物へと指をさし、早くするように言ってきた。私たちはとりあえず、バスから各々の荷物を取り出して、早々に部屋へと向かった。
女部屋は、というか普通にここの宿泊施設が、旅館と言える部屋だった。部屋も結構広くて、七人でも全然狭くないようだ。というか、こういった旅館というより、和風な感じってあまり行ったことないから、ちょっと新鮮。忍者屋敷のように隠し通路とかないかな?そう思いながら部屋に自分の荷物を置いて、さっそうと食堂へと向かった。そして今、私たちは夕食にありついている。
「おかわり!!!」
「あなたすっごい食べるわね! 私も燃えてきたわ」
マンダレイがご飯を山盛りで積んでくれるけど、全然足りない。
「今思うとさ、なんでI・アイランドの時から気付かなかったんだろうね」
「うん……キアナちゃんって結構な大食いなんだね……」
「焼肉の時もそうだったけど、あれで体重変わってないのが羨ましすぎるよー!!!」
「んぅ~?」
食べるのに夢中で、みんなが何話してるかわからなかった。
「あ"!? テメェ!! それ俺が食おうとしたヒレカツだろうが!!!」
「早い者勝ちだよ~!!」
「返せやゴラァ!!!」
爆豪が奪い返そうとしてくるから、一口で食べてやった。そしたらまあ両手を小さく爆破しながら怒鳴りだした。相澤先生が抹消で止めたけどね。
「(あんだけ食べて一体、体のどこに行くっていうの……)」
そして夕食を終えて、お風呂の時間になった。
「温泉だ~!!」
「広~い!」
お風呂と言っていたが、まさかの露天風呂の温泉。七人だけだけど、それ以上の人数でも余裕で入れそうなぐらいに大きい。男子はまだしも、女子はA、B一緒でよかったんじゃない?
「はあ~……気持ちいい……」
身体と髪はちゃんと洗ってから温泉に浸かると、とても気持ちい。普通のお風呂も気持ちいいけど、露天となると気持ちよさが増す。そう思ってると、視線を感じた。
「? どうしたのみんな?」
女子のみんなが私とジッと見ていた。
「いや、キアナって結構肌白いよなって思って……」
「え? そう?」
腕を上げて自分の腕をジッと見るけど、そこまで白いかな?これが普通だと思ってたけど……。
「いや私たちから見たら全然白いよー!! それで白髪だから、余計に綺麗に見えちゃう!!」
「ほんとに案だけ食べた夕食はどこに行くんだろうね……」
「それでいて個性もすごいからね~」
みんなが私の身体とか個性とかの話題で盛り上がってると、男子の方から声が聞こえた。
「峰田くんやめたまえ! 君のしていることは、己も女性陣も貶める恥ずべき行為だ!」
「やかましいんスよ……」
飯田が峰田を止めようとしているって感じが何となくわかる。
「壁とは超える為にある! Plus Ultra!!」
「待ちたまえ峰田くーん!!!」
あーこれ、峰田登って来ようとしてる?登り切った瞬間に虚数空間でそのまま男子風呂の前に落としてやろうかな。
「その必要はなさそうよキアナちゃん」
「え? どういうこと?」
蛙吹が私が虚数空間を使おうとしてるに気づいて、止めて来た。すると、上から峰田とは違う子供の声が聞こえた。
「ヒーロー以前に人としてのあれこれから学び直せ」
「くそガキィイイィイ!!?」
どうやら洸汰くんが壁の上にいたみたいだ。多分相澤先生がマンダレインに峰田のことを教えておいたんだろう。ま、覗かれずに済んだから、安心だね。
「やっぱり峰田ちゃんサイテーね」
「ありがとー! 洸汰くーん!」
洸汰くんはこっちを振り向いた。だけど私たちの裸を見たのか、驚いてそのまま男子のほうへ落ちていっちゃった。まあでも、緑谷あたりが咄嗟にキャッチしに行ってると思うし、大丈夫だろう。第一女子が男子のほうまで助けに行くわけにはいかないし……。
その後、特に何事もなくお風呂から上がって、無事眠ることができた。
―
――
―――
林間合宿二日目。
「おはよう諸君」
「「「……」」」
眠いよ……学校に行く時間より早く起こされて、こっちは眠たくてしょうがないよ……。
「本日から本格的に強化合宿を始める。今合宿の目的は全員の強化。それによる"仮免"の取得。具体的になりつつある敵意に、立ち向かうための準備だ。心して臨むように」
強化合宿って、何するの…てか仮免って?
「というわけで爆豪、こいつを投げてみろ」
「これ…体力テストの…」
相澤先生が爆豪に個性把握テストで使ったソフトボールを投げ渡した。
「あれ、でも個性把握テストの時はキアナちゃんじゃなかったっけ?」
「そうだった気がするけど……」
「はあ……カスラナでは参考にならないんだよ。アイツの個性だけは異例中に異例ってことだ」
相澤先生は、これ以上の説明は長くなり、非合理的と言って、爆豪に早く投げろって言った。
「前回の入学直後の記録は705.2mだ」
相澤先生が爆豪の入学当時の記録を教えると、爆豪はボールを構えて、投げた。
「くたばれえぇぇぇーー!!!」
くたばれって……そして爆破と同時にボールが遠くまで飛んでいった。
「709.6m」
「なっ!?」
「あれ…思ったより…」
「伸びてない……!?」
爆豪本人も驚くほど、記録が伸びてない。
「雄英に入学して三か月間弱…様々な経験を君たちは積んで成長を果たしてきている。が、それはあくまで精神面や技術によるところによるもの。あとは多少の体力的な成長が主なものだった……例外はいるがな」
相澤先生はそう言って、私のほうを見た。みんなの視線も私に集中してる。
「"個性"そのものは今見てもらった通りにそこまでの成長はしていない。だからな……これから強化合宿が終わるまで諸君らには"個性"のさらなる飛躍によって伸ばしてもらう」
相澤先生はあくどい笑みをした。
「これから行う訓練は死ぬほどキツイと思うが、くれぐれも……死なないように…!」
それを聞いたA組の何名かは、怯え、何名かは覚悟を決めて、目に火を宿っていた。
その後にワイプシの面々が姿を現して、ラグドールによる、それぞれの個性を伸ばす訓練内容を言い渡された。ちなみに私はというと。
「最近サポートアイテムを何個も作ったようだな」
「はい」
「お前は個性事態は他の奴らと違って異常ともいえる。つまり個性強化はあまり意味がない。だからお前はサポートアイテムを扱いなれるようにしろ」
相澤先生の言った、「サポートアイテムを扱えるようになる」。それが私の強化合宿となった。
まあ、鎌とかは慣れてないからいいけど。
魔獣の森の戦闘シーンは、文字通りキアナがガチ参戦すると簡単に終わるし、一人で先に行くっても、逆にやることなくて積まんなそうだったから、魔獣の森のシーンは大幅カットさせてもらいました。もし期待していたがいましたら、申し訳ありません。
Q死柄木の強さはどのぐらいで、"しもべ"ってどんなの?
Aそのうちわかりますので、予想でもして楽しみにまっていてくださいな。
Q相澤先生に個性消されても、身体能力で着地できたのでは?
A急に消されて対応が遅れてしまい、着地に失敗した。それだけです。
Qキアナは個性強化じゃないんだ。
A崩壊キアナに戻ったら、別にしなくてもいいじゃない。それよか扱いなれてないサポートアイテム、鎌とか槍とかを練習させたほうがまだ話を繋げやすいかなって思ったんです。