私は「キアナ・カスラナ」ヒーローを目指すものだ   作:伽華 竜魅

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感想にて、「終焉」ことなどが書いてありました。
はい。最新情報を調べました。 「終焉」の能力に関しては、しばらく公式様の情報を待つことにしております。







第3話 個性把握テスト。

 

 

 

 

「~♪」

 

月日はもう四月。今日はついに雄英に入学する日だ。

 

「キアナ~。ごはんできたぞ~」

 

「は~い!」

 

ウキウキで雄英の制服に着替え、リビングに向かった。

 

「じゃーん! どう? 似合う?」

 

「おお! バッチリ似合っているぞ! さすが俺の娘だな!」

 

「えへへ~! あ! ピザトースト!!」

 

リビングの机に目線を向ければ、そこには焦げているピザトーストがあった。

 

「今日はキアナの入学初日だからな! ピザトーストを食べて元気で行くんだぞ!」

 

「わかった!!」

 

私は椅子に座り、ピザトースト食べた。

 

「~ッ!! この焦げたピザトーストが美味しんだよね~!」

 

「学校までは電車だよな?」

 

「~~んぐ。そうだよ?」

 

「痴漢とかには気をつけろよ? まあ、キアナの場合その場で蹴り飛ばすかもなw」

 

「何よその言い方~…まあ多分するだろうけど…」

 

その後も私はピザトーストを食べ続けた。

 

 

――

―――

 

 

ピザトーストも食べて、電車通学をして、私は雄英に着いた。

 

「え~っと、私はA組だから、A…A…あ、ここか」

 

1-Aのクラスを見つけた。ドアでか…何センチ…いや、何メートルあるのこれ?これ、人によっては開けれないんじゃないかって思いながらドアをゆっくりと引いてみると、まさかの重さは普通のドアと同じぐらいの重さだった。普通に空いた。ドアを開けて入ったと同時に視線が一気に集まった。すると急に前から背の高い眼鏡をかけた男子生徒がこっちに来ていた。

 

「おはよう!! 俺は私立聡明中学出身、飯田天哉だ!!」

 

うわ~・…ザ・真面目!!って感がすごい感じる…。

 

「私はキアナ・カスラナ! よろしく!」

 

「ああ、よろしく頼む! 席は出席番号順になっているようだ。君の席は--」

 

親切に教えてくれる飯田と一緒に教室の方に目を向ける。あれ、あの机に脚を乗せている不良の子…もしかしてヘドロ事件の時の子?

 

「君!」

 

すると飯田は不良生徒の歩いていき、注意を始めた。ほんとに真面目だなーって私は改めて思った。

 

「机に脚をかけるな!」

 

「あ~?」

 

「雄英の先輩方や机の製作者方に申し訳ないと思わないのか!?」

 

「思わねーよ! てめーどこ中だよ。端役が!」

 

案の定喧嘩が始まってしまった。まあいいや、出席番号順は黒板に貼ってあるみたいだし、そっち見てさっさと座っとこ。

 

 

出席番号順

16爆豪  11耳郎  6上鳴  1芦戸

 

17緑谷  12瀬呂  7切島  2蛙吹

 

18峰田  13常闇  8口田  3飯田

 

19八百万 14轟   9砂藤  4麗日

 

20カスラナ 15葉隠 10障子 5尾白

 

 

私の番号は最後か、私だけ海外名だからかな?でもまあ一番後ろなら並ぶときとか色々楽でいいもんね!それに前の人について行けば移動系も楽だし♪あ、でも個人面談とかだと必ず最後だから待つのめんどいな・・・。

 

「とりあえず座っておこう」

 

私は自分の机に向かい、鞄などを置いて座った。担任だれだろうな~…暇だしこっそり持ってきた漫画読んでよ

 

「お友達ごっこがしたいなら他所へ行け」

 

そんな声が聞こえた。顔を上げてみれば時間は8時25分。HRの時間だ。

 

「ここはヒーロー科だぞ」

 

教室の入り口に目をやれば、寝袋に入ったままゼリー飲料を一気飲みする人がいた。誰あの人?

 

「ハイ、静かになるまで8秒かかりました。時間は有限。君たちは合理性に欠くね……担任の相澤消太だ。よろしくね」

 

担任!?あの人が担任先生って、あ、でも雄英って先生もプロヒーローだからあの人もヒーローってこと?

 

「早速だが、体操服着てグラウンドに出ろ」

 

寝袋から体操着を出して、先生はそのまま出て行ってしまった。クラスの全員が困惑しているが、とりあえず指示に従い、自分の体操着を持って更衣室へ向かった。

 

 

 

 

 

「「「個性把握テスト!?」」」

 

言われた通りグラウンドに集まった私たちだったが、出迎えた先生はあまりにも唐突な言葉をぶつけてきた。その名も"個性把握テスト"。なにをやるんだろう・・・。

 

「入学式は? ガイダンスは!?」

 

「ヒーローになるなら、そんな悠長な行事出る時間ないよ」

 

そうなの?よくわからないけど先生が言うってことは本当なんだろう・・・

 

「雄英は自由な校風が売り文句。そして、それは先生側もまた然り。お前たちも、中学の頃からやってるだろう」

 

そう言って相澤先生はタブレット端末を見せてきた。

 

「個性禁止の体力テスト、国は画一的な記録を取って平均を作り続けてる。文部科学省の怠慢だ。合理的じゃない」

 

確かにやってた。でも私の場合個性なし、素の身体能力だけでも十分な記録は出している。すると先生は私に顔を向けた。え、なに?

 

「実技入試成績のトップは、カスラナだったな」

 

「う、うん」

 

「中学の時、ソフトボール投げの距離、何mだった?」

 

ソフトボール投げの距離?中学の頃のだよね……?

 

「確か……70mだったはず」

 

「じゃあ、個性を使ってやってみろ」

 

先生は私にボールを渡し、私はボールを投げる位置の円に入った。周りの生徒は、一体何が起こるのかと固唾を飲んで見守っていた。

 

「円から出なきゃ、何してもいい。思いっきりな」

 

急に言われても、投げ物系ってどう使えばいいかな…炎の放出をボールに乗せて投げてみるか。私は「薪炎」を発動させて、ボールを持つ手に炎を集中させた。

 

「飛んでけええええ!!!!」

 

ボールを投げると同時に炎を一気に放出。ボールは炎の放出が上乗せされて遥か彼方まで飛んで行った。

 

「まずは自分の最大限を知る。それがヒーローの素地を形成する合理的手段」

 

相澤先生はタブレット端末を見せてくれた。なんと私が投げたボールの記録は、926mだった。

 

「「「おおー!!!」」

 

私の記録を見たのか、クラスメイト達は歓声を上げていた。

 

「なんだこれ!! すげー面白そう!」

 

「926mってマジかよ!」

 

「"個性"思いっきり使えるんだ!! さすがヒーロー科!!」

 

しかし相澤先生はあくまでも淡々と言葉を続ける。

 

「面白そうか。ヒーローになるための三年間、そんな腹積もりで過ごす気でいるのかい? よし、トータル成績最下位の者は見込み無しと判断し、除籍処分としよう」

 

「「「はああーっ!!?」」」

 

除籍処分って、嘘でしょー!!!?

 

「最下位除籍って……! 入学初日ですよ!? いや初日じゃなくても……理不尽すぎる!!」

 

「いつどこから来るか分からない厄災、日本は理不尽にまみれている。そういう理不尽を覆していくのがヒーロー。放課後マックで談笑したかったならお生憎。これから三年間雄英は全力で君たちに苦難を与え続ける。"Plus Ultra"さ。全力で乗り越えてこい」

 

当然のように生徒の文句は受け入れてもらえず、結局皆受け入れざるを得なかった。当然私もだ……今のボール投げの記録はもっと行ける!他の種目も、手を抜かず、本気で行く!!!

 

「さて、デモンストレーションは終わり。こっからが本番だ」

 

 

 

 

 

第1種目 50m走

 

出席番号順に二人ずつで計測していく。最後の組は私と黒髪ポニーテールの女子生徒だ。

 

「位置二就イテ、用意…」

 

跳躍と浮遊を一気に…!発砲音が鳴った同時に私は跳躍してそのまま浮遊でゴールまで行った。

 

「2秒59」

 

ほぼ3秒ピッタリの記録。個性なしだと4秒前ぐらいだからな…。

 

記録 2秒59

 

「この種目で負けてしまうとは…!」

 

「身軽なのね」

 

 

 

第2種目 握力

 

個性の力を壊さない程度に使って…ふん!!

 

記録 86kg

 

まあまあかな?

 

 

 

第3種目 立ち幅跳び

 

先にやった人たちは飛び越えたりしてたから、浮遊でやろっと。浮遊で浮かびそのまま通り過ぎたら、相澤先生がこっちに来た。

 

「カスラナ、いつまで浮いてられる?」

 

「え……計ったことないからわからないけど、多分一日弱は持つんじゃないでしょうか?」

 

「そうか」

 

記録 ∞

 

「無限ってマジかよ!!?」

 

「うちと同じで浮けるんや!」

 

「チッ!」

 

 

 

第4種目 反復横跳び

 

反復横跳びって疲れるよね……個性を使っても意外と疲れた。

 

記録 82回

 

 

 

第5種目 ソフトボール投げ

 

記録 926m

 

まあ最初にやったからね。だけどソフトボールで無限を出した子はすごかったな。そう思っていると、緑谷の番が来た。でも緑谷は今までヒーローらしい記録を出していない。当人もこのままだと除籍処分になるかも知れないと感じているようで、かなり緊張しているみたいだ。

 

「緑谷君、このままだと不味いぞ」

 

飯田の言う通り本当にマズいよこのままだと。私も心配していると不良生徒が口を開いた。

 

「あ? ったりめえだ! "無個性"の雑魚だぞ!」

 

「なっ! 無個性!? 彼が入試で何を成したか知らんのか!?」

 

「はぁ!?」

 

"無個性"って…個性がないってこと?でも実際ヒーロー科にいるわけだし…私が考えていると緑谷がボールを投げようとする。そして投げた。だが飛距離は伸びていなかった。青ざめた顔で自身の両手を見ている緑谷に、相澤先生が歩みだした。

 

「"個性"を消した」

 

個性を消した?個性を消す個性ってこと?何その強い個性……。

 

「あのゴーグル!? そうか! 見ただけで人の個性を抹消する個性! 抹消ヒーロー! イレイザーヘッド!」

 

イレイザーヘッド?そんなヒーローいたんだ。私以外も知らない人はいたらしい。

 

「見たところ、個性が制御できないんだな。また行動不能になって、誰かに助けてもらうつもりだったのか」

 

「そんなつもりじゃ!」

 

「どういうつもりでも、周りはそうせざるを得なくなるって話だ」

 

相澤先生の目の前に緑谷が引き寄せられ、教育的指導が続けられる。

 

「昔、暑苦しいヒーローが、大災害から一人で千人以上救い出すという伝説を作った」

 

その内容はおそらくオールマイトの事だろう。今でも過去の事件が報道されているからね。

 

「同じ蛮勇でも、お前は一人を助けて木偶の坊になるだけ。緑谷出久、お前の力じゃヒーローにはなれないよ」

 

緑谷は唇を噛みしめて悔しそうに押し黙り、俯いてしまった。続けて相澤先生は拘束を解除し、彼を自由にして背を向ける。

 

「お前の個性は戻した。ボール投げは二回だ。とっとと済ませろ」

 

……多分個性の調整ができないのかな。アドバイスでもいえればいいんだけど・・・まだ彼の個性はわからない。だからアドバイスの言いようがない。すると、緑谷は何かに気づいてたようで、覚悟を決めて呼吸を整え、再び全力投球をした。

 

「スマーッシュッ!!!」

 

聞き覚えのあるかけ声と共に、ボールは遥か遠くへ飛んで行った。すっご…けど緑谷の指は異常な紫色になっていて、骨も粉々になっているんじゃないかというくらいの歪み方をしていた。

 

「先生! まだ……動けます!

 

「……コイツ!」

 

凄いな……でもなんで今まで……もしかして個性の反動がでかすぎて、今まで使ってこなかったのかな?

 

 

 

第6種目 上体起こし

 

「やっぱ日本と海外とじゃ体も違うんだ……」

 

「え?」

 

「あ、いやなんでも……(これで本当に同い年なの!?)」

 

記録 42回

 

 

 

第7種目 長座体前屈

 

「体も柔らかいってマジかよ…」

 

「すごーい!!」

 

記録 76cm 

 

 

 

第8種目 持久走

 

1周で1kmだから計5周走る。ていうかバイクってアリなの?あ、個性で創ったやつだからいいのか。・・・ブローニャを思い出すなあ~。

 

記録 1位

 

 

 

 

 

全種目が終わった。

 

「んじゃ、パパっと結果発表」

 

すると先生はホログラムの画面を表示させる。全員の順位が並んでいた。

 

「ちなみに除籍は嘘な」

 

「「「………ッ!?」」」

 

「君らの最大限を引き出す、合理的虚偽」

 

「「「「はーーーーーーー!!!!??」」」」

 

相澤先生の告げた言葉に全員驚愕したが、主に私を含めて四人が驚愕していた。

 

「あんなのウソに決まってるじゃない。ちょっと考えれば分かりますわ……」

 

き、気づかなかった…いやあの先生の顔、最初は本気だったでしょ!?

 

「これにて終わりだ。 教室にカリキュラムなどの書類があるから、戻ったら目をしておけ」

 

相澤先生はそう言って背を向けて歩いて行き、緑谷の前で立ち止まる。

 

「緑谷、保健室でばーさんに治してもらえ。明日から、もっと過酷な試練が目白押しだ。 覚悟しておけ」

 

そう言って、改めて先生は去っていった。合理的とか欠けるとか…ああいう人は前世でもいなかった…いや、いたっけ?忘れちゃった。でも、除籍は嘘でよかった…帰ったらパパに愚痴をきいてもらおう。

 

 

 

個性把握テスト 順位

 

1位 キアナ・カスラナ

2位 八百万百

3位 轟焦凍

4位 爆豪勝己

5位 飯田天哉

6位 常闇踏陰

7位 障子目蔵

8位 尾白猿夫

9位 切島鋭児郎

10位 芦戸三奈

11位 麗日お茶子

12位 口田甲司

13位 砂藤力道

14位 蛙吹梅雨

15位 瀬呂範太

16位 上鳴電気

17位 耳郎響香

18位 葉隠透

19位 峰田実

20位 緑谷出久

 

 

 

 




正直言うと、長座体前屈が一番どう書けばいいか悩みました。



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