私は「キアナ・カスラナ」ヒーローを目指すものだ 作:伽華 竜魅
……はい。
芽衣「夏休みがあったのですから、その期間にたくさん書くことはできなかったのですか?」
すいません……。
芽衣「私は理由を聞いているんです」
パソコンのマザボやcpuの買い替えなどで時間が……。
芽衣「そんなの早く終わりますよね?」
……正直言うと、夏を満喫していて、忘れてました。
芽衣「ではなぜ17と23に投稿が?」
書き溜めてたやつをと……。
芽衣「……はぁ、もういいです。投稿ペースは人それぞれですし」
じゃあ……。
芽衣「ですがそれはそれです。キアナちゃんの活躍をスラスラと書けなかった罰はちゃんと受けてもらいます」
え、ちょま「問答無用」ギャアァァァァ!!!!!!!!!!
芽衣「本編始まります!」
神野の悪夢と家庭訪問から数日、今日は雄英への登校日だ。そして、寮生活の始まりでもある。だから、この家ともしばらくお別れ。
私は、パパ特性のピザトーストを食べてから、雄英の制服に着替えてから、髪をポニーテールにした。そして一度瞬きをすれば、私の青い瞳は、終焉の律者の、紫に輝く瞳に変わった。
私は、鏡に手を触れる。それは鏡に映る自分と触れているようにも見える。
「……行ってきます」
私はバックを持ち家を出て、雄英へと向かった。
―
――
―――
雄英敷地内、校舎から徒歩5分の場所に私は向かっていた。各クラス寮の前に集合ということになっているから、みんなはもう集まっているんだろう。結構立派な建物が並んでるし……どこから各クラスの寮を一つ一つ作るほどのお金があるわけ?そんなことを思ってると、1-Aと書かれた建物が見えて来た。
そこについて、入り口前の広場に行けば、クラスメイトの皆がいた。
「あ、あぁぁぁぁっ!!!!」
そして偶然にも振り返った葉隠が大声を上げて、多分指を指してきた。それに気づいて皆も振り返って私を見た。
「キ、キアナちゃあぁぁぁぁん!!!」
「キアナちゃん!」
「キアナさん!!」
「え? ちょっ!?」
葉隠がダッシュで来て、それに続いて麗日と八百万も走って来た。とくに葉隠は猛烈なダッシュで来てたけど、なんとか真正面から受け止めた。
「キアナちゃっ! 無事で、無事でよかったよおぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
「ちょ、葉隠落ち着いて? 私は大丈夫だから」
葉隠が私の胸に顔を押し付けてグリグリしてくる……そして麗日と八百万も来た。
「キアナさん…無事で…本当に無事で…」
「うん、八百万もゴメンね? 心配かけちゃって…」
八百万は肝試しでペアだったから、多分色々思い詰めてたんだと思う。本当に私がここにいるって確認する為か、私の手を取って、両手でしっかり握って来たから。
麗日は入学してから一番仲良かったからかな。三人に続いて、他の皆も寄って来た。
「みんなも、心配かけちゃったよね……ゴメン」
「キアナは悪くないよ! 悪いのはヴィラン連合なんだから!」
「そうだよ! キアナちゃんは悪くないよ。心配するのだって、友だちで、仲間なんだから、当たり前のことだから…うぅ…」
あぁ、麗日泣いちゃった……とりあえず頭撫でておこう。
「ウチと葉隠も意識不明で心配かけちゃったから気持ちはわかるけどさ、今は爆豪のこと見習った方がいいって。アイツ、全然申し訳ないとか思ってないからね」
「るっせぇ聞こえてんぞ耳コラァ! 俺の心配しやがる奴なんざ片っ端からぶっ殺すに決まってんだろうがァ!!」
「ほら」
耳郎がそう言って、笑いが起こった。あ、そういえば。
「緑谷、あの時私のこと信じてくれてありがとう」
「え!? あ、いや……うん」
「なあに照れてんの。"親友"」
「え!? 親友!?」
もう私の中では緑谷は親友認定だ。実際、入学前から知り合ってたし、彼の行動はある意味私の心を動かしてくれたりもしてた。だから私の中では勝手だけど、親友認定。
「うん。今日から私たちは親友! よろしく!」
「あ、う、うん!」
そのまま私と緑谷はグータッチをした。チラッと麗日を見れば、ちょっとだけ顔が複雑そうな感じになってる。だからこっそり耳に言ってあげよう。
「緑谷のこと、応援してるからね」
「ふぇ!? ちゃ、ちゃうから!!!」
麗日が慌てながら手をあちこちに振りまわして下がっていく。その際、飯田が定番のように、麗日くん!?って叫んでた。
「飯田、全員いるか?」
聞き慣れた声が聞こえて、私たち全員、そっちに視線を向けた。そこにはコスチュームを着た相澤先生がいた。
「はい! 1年A組20名、全員揃っております!」
「そうか……さて。とりあえず、1年A組全員がこうして無事に集まれて何よりだ」
「それは先生もよ。会見を見た時はいなくなってしまうのかと思って悲しかったの」
「…俺もびっくりさ。まぁ、色々あんだろうよ」
まあ、あれほどの事件が起きたんだ。奇跡と言ってもいい。てか奇跡だよ。
「これから寮について軽く説明するが、その前に一つ話がある。大事な話だ、いいか。轟、切島、緑谷、八百万、飯田。この5人はあの晩、あの場所に爆豪とキアナの救出に赴いた」
皆の雰囲気が変わった。みんなの様子を見ると、知っていたような感じだった。
「その様子だと行く素振りは皆も把握していたワケだ。色々棚上げした上で言わせて貰うよ。オールマイトの引退がなけりゃ俺は入院していた葉隠、耳郎。そして爆豪とキアナ以外の全員を除籍処分にしている」
相澤先生の宣告に、葉隠、耳郎、爆豪、そして私以外の16人が息を呑んだ。
「彼の引退によってしばらく混乱は続く……ヴィラン連合の出方が読めない以上、今雄英から人を追い出すわけにはいかないんだ。行った5人はもちろん、把握しながら止められなかった11人も……理由はどうあれ俺たちの信頼を裏切ったことには変わりない。正規の手続きを踏み正規の活躍をして、信頼を取り戻してくれるとありがたい。そしてキアナ」
「!」
「あの日、お前がいたから乗り切れたのは確かだ。だが、途中からオールマイトによる許可があったとはいえ、それまでは無断での使用。正当防衛という形で許されたが、罪に問われてもおかしくない。そしてお前はヒーロー以前に生徒。俺らを頼り、信頼しろ。いいな?」
「…はい!」
相澤先生が鋭い目でそう言ってきた。それに対し私は怯まず、鋭く返事をした。
「以上だ。さっ、中に入るぞ。元気に行こう」
「いや、待って…行けないです……」
先生は一気に言い切るとくるりと振り返って寮の方に歩いていく。皆のテンションはさっきまでのウキウキした感じのものから、どん底まで崩れ落ちていた。どうしようかなって思ってたら爆豪が上鳴を掴んで茂みのほうへ行った。
何だろうって思ってたら、放電の閃光が起こった。直後、茂みからアホになった上鳴が出て来た。そして耳郎が噴いた。え、本当に何をしたの?
「切島」
爆豪はそんなの無視して切島に、まさかの数枚の一万円札を渡した。
「え、怖っ何!? カツアゲ!?」
「違ぇ、俺が下ろした金だ! いつまでもシミったれられっと、こっちも気分悪ィんだ! いつもみてーにバカ晒せや」
爆豪は万札を切島に無理やり押し付けると、吐き捨てながら寮の方へと歩いて行ってしまった。あぁ~……爆豪なりの気遣いってやつか。
「皆すまねぇ……!! 詫びにもなんねぇけど……今夜はこの金で焼肉だー!!」
やったー!
「一棟一クラス。右が女子棟で左が男子棟と分かれてる。ただし一階は共同スペースだ。食堂や風呂、洗濯はここで行え」
うん。それよりも寮にしては豪華と言ってもいいぐらいのでき何ですが?もうみんな大興奮だし。
「豪邸やないかい…!」
「麗日くん!?」
「中庭もあんじゃん。バーベキューとかも出来そうだな!」
麗日はいつも通り倒れたっと……。
「部屋割りはこちらで決めた通り。各自事前に送ってもらった荷物が部屋に入っているから、とりあえず今日は部屋作ってろ。明日また今後の動きを説明する。以上解散!」
そう言って、相澤先生は寮を後にした。んじゃあ、ここからはさっき言われた通り部屋作りって感じだね。
―
――
―――
以外にも部屋の広さは家のと変わりなかった。八百万はクローゼットほどの広さって言ってた時は、思わず固まっちゃったけどね。
「よし、こんぐらいかな?」
部屋に届いてた荷物をあらかた出して、部屋は無事完成した。ふふーん、ちゃんとゲーム機とかも持ってきてるし、問題はなし!
「早く終わったし、軽くゲームでも……」
すると、部屋のインターホンが鳴った。誰だろ?そう思って扉を開けたら、そこには麗日がいた。
「あ、キアナちゃん。ごめんね急に」
「うんうん、大丈夫。どうしたの?」
「いやあ、部屋作りが早く終わっちゃって……ほら、私の個性だったら楽にできるから、なんか手伝いとかあるかなあって!」
あぁ、確かに麗日の無重力はこういった作業でも大活躍するのか。
「ありがとう。でも私も終わったんだ」
「あ、そうなん?」
「うん。部屋の構造が家のと同じだったから」
「そうなんや!」
本当に本当。部屋のつくりが同じだと物の置く場所とか悩まずに済むから楽でいいんだよね~。そう思ってると、麗日がなんか黙ってた。
「どうしたの?」
「あ、いや……その、キアナちゃん…無理とかしてないかなって……」
あ、まだ心配してくれてるんだ。うれしいなあ……。
「大丈夫だよ。私強いし。それに……」
「それに?」
「……」
「キアナちゃん?」
メイ博士は言ってた。私の宿す
このことは私とメイ博士。確かハッカーバニーっていうヒーローも……極少数しか知らない。雄英にいる先生やほかのみんなは知らない。
話すのも話さないのもメイ博士は、私自身の自由だと言ってたけど、話さないことにした。理由は……。
「キアナちゃん? キアナちゃん!」
「…ぁ」
「大丈夫なん!? なんかボーっとしとったけど、もしかして実はまだ体が悪いとか!?」
「だ、大丈夫。ちょっと深く考え事をしてた」
また心配かけちゃったな……よし、ゲームはやめて麗日と一緒にほかのみんなのお手伝いに行こう。そうしよう!って思ったら今度はスマホが鳴った。
「あ、電話?」
「みたい……ありがとね気遣ってくれて」
「ええよええよ! なんかあったら呼んでね!」
そういって、麗日は私の部屋を後にした。私はスマホをとって、電話先がだれか確認すると、そこにはメイ博士と書かれていた。
「もしもし?」
『もしもし、キアナ?』
「キアナだよ。どうしたのメイ博士? そっちも雄英に務めることになったから忙しいはずだけど……」
『実は、すぐに知らせないといけないことが起きたの』
「え?」
―
――
―――
あの後、私がメイ博士と電話している間にほかの女子で男子も巻き込んでお部屋披露大会が行われていた。私が電話を終えた時には男子も含めてみんな女子エリアに来ていた。
「そういうことでキアナ! お部屋を披露するのだ!」
「なんで命令形? それにいきなりすぎて……」
「大丈夫だキアナ。男子はほぼ全員はそうだ」
「あ、ちょ!!」
なんとなく察してしまった。そうこうしていると、芦戸と葉隠がグイグイと押し寄せてきて、そのまま部屋に入られた。
「「「お、おおぉぉぉぉ!!!」」」
「以外に普通! ザ・女子高生の部屋って感じだな!」
「でも見たことない物もいくつかあるね!」
「何この人形!? めっちゃ可愛い!!」
葉隠、真っ先にホム人形に食いついたよ。パパに頼んで作ってもらった私しか持ってない人形。
「オイ待て! これこの前発売した新作のゲームじゃねぇか!」
「嘘だろ!? キアナ! 今度やらせてくれ!!」
「あ、うん。いいけど」
「「「よっしゃぁぁぁぁ!!!!」」」
「(葉隠も葉隠でよかったが、キアナのこれもこれで……グヘヘ)」
「よし! これでお部屋披露は終わり! 当選を始めるよ!!!」
え、私で最後だったの?ちょ……せ、せめて私も他のみんなの部屋見させてよ!!!
メイ博士がキアナに知らせた内容は、近々公開する予定です。