私は「キアナ・カスラナ」ヒーローを目指すものだ   作:伽華 竜魅

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確かに負け確見え見えですね。ですがそんなのへし折ってやります。
それと、終焉の律者が弱いと思われますが、一応原作より強いです。強いです。

そしてまたまたお待たせしました。
最近モチベが上がらないのと、別作品書こうかな〜って思っちゃって……言い訳ですねはい。
頑張って書き続けます。




第53話 インターン二日目。

 

 

 

 

協力(チームアップ)要請の報告を受け、ハッカーバニーはその内容を知ったうえで承諾。

結果、私はハッカーバニーのインターン生としてその協力(チームアップ)要請に参加することが決まった。

先日はナイトアイ事務所で会議をすると聞いていたけど、出席はしなかった。

理由として、既に内容を知っているから、その説明を聞くのは面倒だし、姿を見せる気は一切ないらしい。

ハッカーバニー曰く、ハッカーが軽々と世間に姿を披露したらハッカーじゃなくなる。と……。

 

「んで、会議は出席しなかったけど主な内容は確認済みだから今日から行動にでるってこと?」

 

「そうです。キアナも内容を見たと思いますが、目的はわかりますね?」

 

「うん」

 

今回の協力(チームアップ)要請の内容は、死穢八斎會にいる少女の保護。

その少女、壊理(えり)ちゃんと呼ばれる子を、八斎會の若頭、名はオーバーホール。本名"治崎"。

個性「オーバーホール」「手で触れた対象物を一度分解し、瞬時に修復することができる」。

そして、娘である壊理ちゃんの身体は、おびただしいほどの包帯が巻かれている。

さらに、"個性因子を傷つける弾"、"その弾には人の血や細胞が入っている"。

結論を言えば、治崎は、娘の身体を武器として、兵器として利用していることになる。

それを聞いて、参加しませんなんて選ぶ気はない。

 

「今の目的は八斎會にいる娘、壊理という少女がどこにいるか突き止めること。インターン生はその間インターンはなし。ですが、こちらはこちらで動きます。いいですね」

 

「うん、もちろんだよ!」

 

「では、予定通り」

 

ハッカーバニーはホログラムをいくつも出し、私は薪炎の律者になって、「理」を発動させる。

小型のドローンがいくつも創られていき、ハッカーバニーのホログラムにすべての機体の位置情報、カメラ映像が繋がっていく。

 

透明(ステルス)機能ON。発進」

 

透明(ステルス)になったドローンは飛んでいく。

そういえば、私たちが今どこにいるか言ってなかったね。

今私たちがいる場所は、死穢八斎會の本拠地の近くのマンションの屋上にいる。

 

「今更なんだけどさ」

 

「なんです?」

 

「ハッカーバニーの"個性"ってなんなの?」

 

ハッカーバニーのことはI・アイランドからメイ博士に聞いて、そしてインターンで初めて会った。

だけど、ここまで来てまだ彼女の"個性"を知らない。

 

「……言ってませんでしたね。私の個性は、「ネットハック」」

 

「「ネットハック」?」

 

「「ネットハック」とは、文字通り、ネットに繋がるもの。たとえ裏であろうと、国家による企業秘密などのデータなど、いわば、この世に存在するネットというものに干渉し、ハッキングやらいろいろできるんです」

 

「それ、結構すごすぎない?」

 

ほんとに凄すぎる個性。

それを同等と表で使ってたら意味をなさない。

まさに裏側、裏で表の役を支える大きな柱ともいえる個性。

ハッカーとしてはまさに似合ってる個性。

 

「後さ……もう一つ聞きたいの」

 

「なんですか?」

 

「どうしてナイトアイが嫌いなの?」

 

「……それ、今聞いちゃいます?」

 

「今だからこそだよ。多分、今日が過ぎれば忘れちゃうと思う。多分……」

 

お互い黙り込む……でも、気になる。

なぜハッカーバニーがあんなあからさまにナイトアイが嫌いということを出すのか。

なにか、理由があるはず。あるはずなんだ。

 

「単に私が嫌いなのと苦手なだけです。何かと先の未来を見たがらないし、ダメ押しで個性を使用する。そして何かとユーモラスとか言って笑顔とかいろいろ言いますし……一番笑わない奴が何を言ってるんですかって話ですよ」

 

「……え、それだけ?」

 

ハッカーバニーの顔は、確かにスカッとしていた。

それどころかホログラムのキーボードの打つスピードがさらに速くなってる…!

 

「えぇ、それだけです。っと、屋敷周辺に怪しいものはなし。あるとしたら、やっぱり中ですね。キアナ」

 

「あ、うん、アーム展開」

 

見えないけど、多分ドローンにアームが伸びていると思う。

私の目の前にもホログラムが出て、そこからドローン視点が映る。

手を動かして、ドアをスライドするように動かすと、画面越しのドアもスライドされた。

 

「どう?」

 

「バッチシ開いてます。入ったらすぐに閉めましょう」

 

ドローンが屋敷の中に入って、ドアを閉める。

そしてドローンは屋敷内を探索。特にこれといったものはない。

 

「ここが怪しいですね」

 

「花瓶の置かれたここが?」

 

画面越しには花瓶が置かれた一つの壁がある。

一見、ただのおしゃれな感じに見えるけど……。

 

「入口の一つは見つけました。これはあちらに送るとして、恐らくヤクザさん方もそれを察知して、ここからの防衛を集中するでしょう」

 

「……なるほど。敵が逃げるとなれば、他に出入り口があってもおかしくないはずだもんね」

 

「そうです。ここからはその出入り口を探します」

 

「ん、了解!」

 

 

――

―――

 

 

時は過ぎ、二日目の深夜。

「炎空の境・不滅の劫炎」の軽い修理をしているときだった。

机に置いてあるスマホから着信が入ったから、その内容を見て、きっとみんなもそうだろうと思い、一階の共有スペースに向かう。

そこには、緑谷、切島、麗日、蛙吹もいた。

 

「キアナ! てことは……」

 

「ケロ、そうみたいね」

 

「うん!」

 

「……"決行日"!!」

 

ついに、壊理ちゃんの救出と保護が、始まるんだ……!!

 

 

 

 





ハッカーバニー。
個性 「ネットハック」
ネットというネットに干渉し、ありとあらゆるネット、データというものをハッキングすることができる。
長年使用してきたおかげで、何もせずとも脳内だけで使用することができるが、その際は消耗が激しい。
そのため、消耗をある程度軽減するために、手作業や、ホログラムを出したりなどして、長時間の活動をできるように工夫している。

ヒーロー免許について。
ハッカーバニーは表に顔を出さないため、イレイザーヘッド以上に知る者はいない。
名前だけなら知ってる!っていうものはいるが、実際に存在しているかはわからず、ただの噂や仮説などの話もあるほど。
公安委員会は、唯一繋がりのあるメイ博士と協力することで、ハッカーバニーにヒーローとしての免許を取らせることに成功。
結果、ハッカーバニーは免許があるため、法に触れずに個性を使用することができる。

※だからと言って、公安委員会のペットってわけではないため、たとえ公安委員会であろうと、仕事を依頼するときは金を払わせている※
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