私は「キアナ・カスラナ」ヒーローを目指すものだ 作:伽華 竜魅
キアナの誕生日に、番外編でキアナの誕生日編を書こうと思ったのですが、というか書いていたんですが、手違いで削除。
そしてバックアップすらもなくなってしまい、投稿できなくなったであります。
誠に申し訳ありません。
推しキャラの誕生日編を書けなかった無能な艦長ですわ"だじばッ!!!!
午前の8時30分。
八斎會の入り口で、ヒーローたちと警察が集まっていた。
私もその中にいるが、ハッカーバニーはいない。
ハッカーバニーは別行動で裏からなのサポートに回っているんだ。
「令状読み上げたらダーーーッ! と行くんで、速やかによろしくお願いします!」
「しつこいな、信用されてないのか」
「そういう意味やないやろ。意地悪やな」
「フン……そもそもよ、ヤクザ者なんてコソコソ生きる日陰者だ。ヒーローや警察見て案外、縮こまっちまったりして――」
プロヒーロー「ロックロック」が不機嫌そうに言っているその瞬間、門が吹き飛び、そこから巨大な腕が伸びてきた。
門の近くにいた警察官が三人吹き飛んでいったが、二人を相澤先生が、もう一人を緑谷がキャッチした。
「何なんですかぁ、朝から大勢で…? 何なんですかァ!!?」
ペスト意思のマスクを被って顔を隠している大男。
体格だけならオールマイトやエンデヴァー以上の大きさだ。
「オイオイオイ待て待て! 感づかれたのかよ!?」
「いいから皆で取り押さえろ」
大男が拳を振りかざすとき、麗日と蛙吹のインターン先でもあるプロヒーロー「リューキュウ」がドラゴンになって抑えた。
「取り敢えず、ここに人員を割くのは違うでしょう。彼はリューキュウ事務所で対処します。皆は引き続き仕事を!」
一斉にヒーローと警察たちが行動をする。
でもその前に私はこれをやっておかないと。
「創造!!!」
私は「理」を使用してタイタン機甲を創造する。
ハッカーバニーと集めた情報と警察に見せてもらった個性登録では、こいつは"触れた相手の活力を吸い取る"個性。
なら、生物じゃなければいい!!
タイタン機甲が三体創造され、巨大なヤクザを抑えにかかる。
「ッ! 本当に何なんですかァ!?」
「あまりそいつに生身で触れないで! 活力を吸い取られるから!! 麗日! そのタイタン機甲三体の命令権をあんたに与えた! 命令すれば動くから、よろしく!!」
「え!? う、うん!!!」
麗日の返事を聞いた後、私は急いでみんなの後を追った。
八斎會の庭に入ると、ヤクザたちがいた。
「おぉい何じゃてめぇら!」
「勝手に上がり込んでんじゃねぇ!!」
「ヒーローと警察だ! 違法薬物製造・販売の容疑で捜索令状が出てる!」
ヤクザの男たちに対して警察が即座に罪状を述べたけど、男たちはそんなことは気にしないで反撃してきた。
一部の警察とヒーローはさらにぞろぞろと出てきたヤクザを取り押さえるために戦闘を開始する。
「土足で失礼するで!!」
八斎會の内部に入ったところで、みんなは迷いなく進むけど、私はここから別ルートへ向かう。
「ッ! おいキアナ!?」
「律者!」
切島と相澤先生の呼び声が聞こえるけど、そんなの無視して進む。
ここをさらに右に曲がれば――。
「ッ! そりゃぁ、いるよね!!!」
ある場所に着けば、そこにもヤクザがいた。
「ッチ! やっぱり気づいてるやつもいやがった! おとなしくしやが――」
「それこっちのセリフだから!!」
私は瞬時に距離を詰めて、全員のお腹やうなじに攻撃を当てて、気絶させる。
「理」で拘束具を創造し、拘束する。
そして、目の前には壁がある。その壁に私は手を当てて、今一度「理」を発動させる。
「分析・解析……!」
手から壁に、水色の無数の線が広がっていく。
それが消えて手を離せば、壁が動き出して、横にスライドした。
壁の奥には、ナイトアイたちが見つけた入り口とは別の、もう一つの地下への入口があった。
私はその地下に入る、道が続いていた。
だけど、ヤクザなどはいない。
「重装ウサギ・武装」
足に「理」を集中させて、重装ウサギのタイヤを足に武装して、真理の境を二つ創造し、背中にジェットパックの形で武装する。
真理の境の銃口から、青い光が溜まっていく。
「ファイヤ」
声に反応して、真理の境からエネルギーがロケットの発射のように噴射して、足のタイヤその勢いに合わせて動き出し、私は地下のルートを一気に走り抜けた。
向こうはどうなった?あっちはあっちで大丈夫だろうけど、数的にはあっちのほうが多いから、警戒とか対策とかはあっちを優先するはず――。
「いっ!?」
真理の境の銃口を私の前に向けて、タイヤも止めてブレーキをかける。
瞬間、壁が破壊されて、そこからシルエットが複数体現れた。
「マジか……まぁでも、情報通りでもあるね」
亜空の矛を出して、戦闘態勢に入る。
私の目の前には今、崩壊獣が複数体いた。
「連合との接触。やっぱ、協力関係にある……! だけど今は……じゃ、っまぁ!!!」
崩壊獣は亜空の矛に貫かれ一発ノックアウトでやられる。
だけど、この数は……。
「治崎も覚醒者? いや、だったらここに来た時点で感じても、ささやき声が起きてもおかしくない。それに、仮にこいつらが治崎を守るためなら、直接接触するほうを優先するはず……」
つまり、死柄木が提供したようなもの!
「完全に治崎の命令で戦ってるわけじゃない!! けど!!!」
亜空の矛を剣に変えて持ち、「空」を集中させる。
「敵に変わりは……ない!!!」
真理の境によるジェット+足のタイヤによる速度アップ!
「貫け!!」
亜空の矛の剣を突き付けながら突っ切る。
崩壊獣は貫かれてそのまま押されて行き、一体一体と全員をまとめて貫いていく。
そして奥まで進んでいって、奥にある壁にそのまま激突した。
いや、激突したけどそのまま突っ切り、壁をも貫いて進んでいく。
「おりゃぁぁぁぁぁ!!!!」
そして、さらに力を入れて、剣ごと崩壊獣を投擲するように投げた。
もう一つ奥の壁に当たり、そこにある通路に繋がった。
「ここは……?」
崩壊獣をチラッと見れば、既に私の力で消滅していた。
「あぁもう! 地下で分かれ道って風景変わらないからあまりわからない!!」
とりあえず、どっちに行く?来た道は破壊しながら進んだから道って感じじゃないし、余計迷う。
「ん~! とりあえず左!!」
左がダメだったら後で戻って右に行く!それだけだ!!!
タイヤが音を発しながら動き、真理の境のブーストで一気に進む。
瞬間、地響きが地下全体に響いた。
「誰かの個性…? それとも戦闘による勢いが伝わってる?」
どこからの地響きなのかはわからいけど、進むしかない。
「また壁!? もう……だったら!!!」
壊す!!!!
「おんりゃぁぁぁぁぁああああ!!!!」
一気に加速して軽く跳躍。
真理の境を一気にブーストさせると同時に、足の武装をタイヤから少しデカい足に変形させる。
そしてそのまま勢いよく壁を蹴り壊して突入した。
突入した場所は、地下でありながら広く広がっており、その真ん中に治崎とクロノと音本、そしてボロボロのルミリオンと壊理ちゃんがいた。
「ッ! ルミリオン! 壊理ちゃん!!」
装備と真理の境を解除して、薪炎王剣を二人の元へ向かう。
その時には、拳銃を持った音本が"銃弾"を放った。
「その弾丸に気をつけるんだ!!」
ルミリオンがそう叫ぶも束の間、私は二人を庇うように立ち、王剣を盾にするがその隙間を通り抜けて、私の肩に命中した。
「っく!」
「ッ!? 撃たれてしまった……その弾丸は……!!」
「これで…お前も…"個性"を……"失った"!!」
お前もってことは、今の弾丸は……ルミリオンは!!!
ソンナノハ、効カナイ
亜空の矛を使い、音本を縛り上げて、「終焉」を通して「雷」を使用し、雷速で治崎との距離を詰めた。
「ッ!?」
「ふんっ!!!」
そのまま切らないように平面のほうで治崎を叩きつけて、吹き飛ばした。
治崎は吹き飛び、壁に激突した。
「今の弾丸って、"消失弾"じゃなかったの?」
肩がちょっと痛い。けど、"何かが起きた感覚はない"。
「どういうことだ……なんで"個性が消失していない"!? 確かに命中したはずだ!!!」
あの発言からして、私に消失弾は命中したんだ。
だけど、"私の個性は消失してない"……。
「よくわからないけど……私には効かないってことはわかった!!」
「なぜだッ!!!!」
治崎は手を地面につけて、地形を変換させて攻撃してきた。
私は"個性"を使って、治崎との距離を詰めていった。
「なぜだ……なぜだ!!」
「はぁ!!」
「ッ!」
私は距離を詰めて斬りかかる。
治崎は地形を変えて、それを防ごうとするが、薪炎王剣の切れ味と熱によって、溶けながら切られて行く。
「お前は……お前は……ッ!!」
薪炎の律者になって、王剣に力を集中させる。
「……そうか……お前が、死柄木の言ってた奴か……! なら……!!! "俺を助けろ崩壊獣どもぉぉぉ"!!!!」
治崎がそう叫んだ瞬間、壁が崩壊して、そこから崩壊獣が現れて接近してきた。
崩壊獣は私に接近してくる。だけど瞬間。
「はぁ!?」
私から見て右の壁が、壁がまた破壊された。
そっちに視線を向けると、そこから緑谷が出てきた。
「緑谷!?」
「スマァァァァァァッシュゥゥゥゥッ!!!!」
緑谷はそのまま崩壊獣を蹴り飛ばした。
「律者!」
「イレイザーヘッド! それに、みんなも!!」
緑谷の後に先生やナイトアイが出てきた。
「律者! ルミリオンは!?」
「あっちに壊理ちゃんといる!! 負傷していて、"個性も失ってる"!」
私はナイトアイに先輩の状況を伝えて、治崎へ距離を詰めた。
「("個性"が!?)」
「("失ってる"!?)」
キアナの伝達に、緑谷とナイトアイは信じられなかった。
治崎は地形を今一度変換させようとするが、いくら手を地に叩いても、"個性"は発動しなかった。
「(個性が……ッ!?)」
「(消した!)デク、律者!!」
イレイザーヘッドが個性を消したのを私は確信して、緑谷が右足で、私が左から王剣で攻撃しようと距離を詰めていく。
「いい加減……起きろクロノォォォオオオ!!!!」
「ッ! デク、律者!!」
瞬間、イレイザーヘッドの捕縛布が私たちの身体を縛って、遠くのほうへ飛ばされた。
そして、イレイザーヘッドに、先が三角の青い髪が掠った。
「先生!!」
「長針が刺したモノは、動きが遅くなる。三人まとめて串刺しにするつもりでしたが、流石ヒーローだ」
「(瞬きが…止められない……!)」
まずい!先生が!!
「治崎!!」
「全て無駄だ!!」
地形が!先生の目が閉じられたんだ。
私たちは何とか回避はできた。
そして、気絶している治崎の仲間の一人が、治崎の元へ飛んで行った。
「こんな奴らに俺の計画を、台無しにされてたまるか…! なぁ音本…嫌だよなぁ…? 俺がこんなところで終わるのは! 音本、本当によくやってくれたよ……お前なら俺の為に、死ねるだろう!?」
治崎は、仲間である音本と自分自身を片手ずつ触れて、個性を使用した。
「ルミリオン、お前は確かに俺より強かった……だが、やはり全て無に帰した」
「嘘だろ……!?」
「自分と仲間を……」
「さぁ、壊理を返してもらおうか!」
治崎は、四本腕になり禍々しい姿になっていた。
「ッ!? 先生がいない!!」
「なっ!?」
周りを見渡せば、いつの間にか先生ともう一人の治崎の仲間がいなくなっていた。
「悲しい人生だったな、ルミリオン。壊理に…俺に関わらなければ、"個性を永遠に失う"事もなかった。夢に罹ったままでいられた」
治崎はそう言いながら、私を睨んでいた。
「そっちのガキは力と速さだけだ……だが、お前は……」
王剣から熱炎が漏れ、私を中心に炎が燃え上がる。
だが、そんな私の横を通り過ぎて、ナイトアイが治崎へ攻撃しながら距離を詰めた。
「こいつの相手は私がする! 貴様らはルミリオンと壊理ちゃんを!!」
「了か――キアナさん!?」
「援護する!!」
先輩と壊理ちゃんは緑谷に任せる。
その間に、ナイトアイの援護に回って、ここで叩く!!
「イレイザーをどこへやった!? 側近もいないのは!?」
「個性を消すヒーローには興味があるんでね。VIPルームに案内しといたよ!」
「他人の個性を壊し浸っている人間が、個性を消されるのを恐れているのか…永遠というのは、銃弾は完成していて…ルミリオンに使用した…ということか…よっぽどルミリオンが恐かったか!?」
ここだ!!!
ナイトアイが正面から治崎との距離を詰めてる隙に、裏に回って背後に回った。
王剣を構えて、まずはその四本の腕を!!!
「ッ!?」
断ち切る!!!
私の王剣は、治崎の四本のうち、三本を一瞬で断ち切った。
だけど、一本だけ治崎が自ら分解していたせいで、かすり程度しかできなかった。
「ッ」
「どけぇぇぇええ!!!」
そのまま再形成した腕を、地面に触れさせ、地形変化をした。
「ッ! 重装ウサギ!!!」
「理」を使用し、重装ウサギを出して、ナイトアイのもとに向かわせる。
同時に私は熱炎を出して、地形変化された棘を溶かした。
ナイトアイを見れば、重装ウサギが何とか間に合って、守ってくれていた。
だけど、よく見れば一部の棘が刺さっていて、負傷している。
「重装ウサギ!! ナイトアイを守って!!」
そして治崎を見れば、腕も四本とも形成させて元に戻しており、地形変化で緑谷たちへと攻撃していた。
だけど、それを緑谷が「OFA」による踏み込みで発生した衝撃で軌道をずらした。
「(さっきとは比にならんパワー…! 本気じゃなかったのか、こいつ…!?)」
「(筋肉が、骨が、体中が悲鳴を上げてる! でも……動ける!! 体中がビキビキと痛いし、長くは保たない! けれど、動ける! 「ワン・フォー・オール」"20%"!!!)」
見た感じ「OFA」の%が上がってるんだ。
「増援が来て事態が悪化してる事、気付いてるだろう。諦めろ。俺の言った通りになるだけだ。全員死ぬ」
「そんなことにはさせない…! そう決まっていたとしても!」
「その未来を捻じ曲げる!!!」
緑谷がそう叫んだ。
だったら私も出し惜しみはしない。
ここからは、"加速"する!!!!
Qキアナだったらあっという間に終わらせる気がするんだけど。
Aキアナが本気出せばあっという間に終わらせるけど、それじゃつまらないし、他のヒーローや緑谷たちに、壊理ちゃんを巻き込んでしまう恐れがあるからです(個人的にまぁじでつまんないって思っちゃったんです)
Q展開が少し違う。
A原作通りの進みだと、簡単攻略的になっちゃうから、オリジナルで別の地下への入り口や、崩壊獣やらと導入したった。
Q消失弾がなぜ効かない?
Aそのうち分かりますし、察しがいい人はわかると思います。