私は「キアナ・カスラナ」ヒーローを目指すものだ 作:伽華 竜魅
「すみません! お話いいですか!?」
学校の前までつくと、そこにはマスコミがたいりょうにおしよせていた。
「え、何――」
「オールマイトの授業はどんな感じです?」
あ~、そっか。あのNo.1が雄英で教師をやっているんだ。その姿の情報だけでもゲットしようとしてるわけか。
「いたって普通の新米教師って感じだね! じゃあ私はこれで」
「あ、ちょっと! もう少し具体的な内容を…」
私はマスコミを潜り抜け、校門を通った。後ろを向けば他の生徒にも聞いている……。?…なんだ、変な気配が…いや、"個性"の存在を感じる。
それも、"崩壊"に近い何かを……。けどそれらしい人物はいない。気のせいだと思い、私は教室へ向かった。
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―――
「さてホームルームの本題だ……急で悪いが今日は君らに……」
相澤先生は来て早々爆豪と緑谷に注意というなの釘刺しを言った後、溜めを作るかのように話し始めた。また臨時テストか何か!?
「学級委員長を決めてもらう」
「「「学校っぽいの来たー-!!!」」」
学級委員、普通なら雑務が多いから皆やりたがらない。だがここはヒーロー科、集団を導くというトップヒーローの素地を鍛えられる役割なのだ。当然皆やりたいようで、一斉に騒ぎ出し立候補する。
「委員長!! やりたいですソレ俺!!」
「ウチもやりたいっス」
「リーダー!! やるやるー!!」
「オイラのマニフェストは女子全員膝上30cm!!」
「俺にやらせろ!!!」
私もやりたい気持ちはあるけど、それ以前に難しいことだらけなのが問題なため、私がやっても意味ない気がするんだよね・・・。前世でも
「静粛にしたまえ!!」
立候補で騒ぎだしている教室が気に障ったのだろうか、飯田が大声を上げて場をしずめた。
「"多"を牽引する責任重大な仕事だぞ……!! "やりたい者"がやれるモノではないだろう!! 周囲からの信頼あってこそ務まる聖務……! 民主主義に則り真のリーダーを皆で決めるというのなら……。これは投票で決めるべき議案!!!」
うん。言いたいことは私でもなんとなくわかったけど…、セリフと行動が合ってないよ?そびえ立ってる!
「日も浅いのに信頼もクソもないわ、飯田ちゃん」
「そんなん皆自分に入れらぁ!」
「だからこそここで複数票獲った者こそが、真に相応しい人間ということにならないか!?」
確かに、ここでほかの人からも票をもらった人は、信用できるって意味になるね…。でもまだ日も浅いからそんな信用できる人なんて…。あ、いたわ
「どうでしょうか先生!!!」
「時間内に決めりゃ何でもいいよ」
先生…合理的に行きたいからってあっさり承認するのはどうなの?てか寝るほうが合理的じゃない気が……。まあいいや、皆票を入れ始めてるし、私も入れちゃお!
「僕四票ーー!!?」
投票の結果は、緑谷が四票、八百万が二票。私と麗日、飯田と轟以外は全員一票づつだった。
「なんでデクに……!! 誰が……!!」
いや、そんなあいつは絶対あり得ないって感じで驚くのはひどいと思うよ?てか私以外も緑谷に入れたんだ。提案した飯田はなぜか0票だし…。何がしたかったんだろう…
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―――
お昼。ランチラッシュのメシ処で今日も食事だ!ちなみに私のほかにも緑谷と麗日、飯田もいる。まあいつものメンバーって感じかな?
「お米がうまい!」
「なんでも合うからねお米は!」
「いざ委員長やるとなると務まるか不安だよ……」
「ツトマル」
「大丈夫さ」
緑谷が不安がっていると、飯田と麗日が元気つける。
「緑谷くんのここぞという時の胆力や判断力は、"多"を牽引するに値する。 だから君に投票したのだ」
てことは飯田も緑谷に投票したってことなんだ
「そういえばキアナちゃんも自分以外に投票してたね? 誰に入れたの?」
「クラスで一番ってわけではないけど、付き合いが長いのは緑谷だから、緑谷に入れた!」
「キ、キアナさんも!?」
「うん。てか飯田はなんで緑谷に入れたの? やりたかったんじゃないの?」
私の飯田への質問に二人も同じ意見の目で飯田を見た。
「"やりたい"と相応しいか否かは別の話……、僕は僕の正しいと思う判断をしたまでだ」
「「「"僕"…!?」」」
飯田今、僕って言った!?普段は俺って言ってるのに!?
「ちょっと思ってたけど、飯田くんて……坊っちゃん!?」
「ぼっ…、そう言われるのが嫌で一人称を変えていたんだが…」
私たちはジッと、飯田を見つめていた。てか麗日、口にお米ついてる。
「……ああ、俺の家は代々ヒーロー一家なんだ。俺はその次男だよ」
「「「えー-!! 凄ー-!!!」」」
「ターボヒーローインゲニウムは知ってるかい?」
ごめん、正直言うと知らない。
「もちろんだよ!! 東京の事務所に65人もサイドキックを雇ってる大人気ヒーローじゃないか! はっ…まさか……!」
「それが俺の兄さ!」
「あからさま!!!」
「すごいや!!!」
「へ~!」
飯田は誇らしげに胸を張って眼鏡をクイっと上げた。
「規律を重んじ人を導く愛すべきヒーロー!! 俺はそんな兄に憧れヒーローを志した。しかし、人を導く立場はまだ俺には早いのだと思う。俺と違って、実技入試の構造に気づいていた上手の緑谷くんが就任するのが正しい!」
何気に飯田の笑顔初めて見たかも、教室ではいつもロボットのような動きしてるし。そして緑谷が何か言おうとした途端。
『セキュリティー3が突破されました。生徒の皆さんは速やかに屋外へ避難してください。繰り返します。セキュリティー3が――』
警報が鳴りだした。そしてアナウンスが聞こえた途端、食堂は大騒ぎになる。
「セキュリティー3って何ですか?」
「校舎内に誰か侵入してきたってことだよ! 三年間でこんなの初めてだ!! 君たちも早く!!」
飯田が近くにいた人にアナウンスの意味を確認すると、侵入者がいるって意味らしい。既に食堂内は混乱で溢れかえってる。多くの生徒が一斉に出口に向かって駆け出している。けど食堂の入り口はそんな広くない。私たち四人は波にのまれてしまい、逸れてしまった。
「痛った…! 急に何ィ……!」
「流石最高峰。危機への対応が迅速だ!」
「じ、迅速過ぎてパニックに……! どわぁ! しまったぁ!!」
やばすぎる!もう身動きが取れない程に混雑してて……、皆と離れてちゃった!どうしよ――!?
まただ、個性が、"崩壊"が何かに反応してる…。それもさっきより近い…。何なの、この感じ…!?
「みなさん、だいじょぉぉぉぉぶ! ただのマスコミです! 何もパニックになることはありません! 大丈夫! ここは雄英! 最高峰の人間に相応しい行動を取りましょう!」
飯田の声がした。そっちに目を向ければ、非常口マークと全く同じポーズをしていた飯田がいた。侵入者マスコミらしかったけど…、さっき私が感じたのは…。
午後の授業では他の委員決めを行ったのだが、緑谷の提案で委員長は自分ではなく、飯田に相応しいとして決定早々の交代が決まった。お昼の食堂での飯田の行動で認める声も後押しもあり、教壇に立つ飯田。…副委員長の八百万のことも気にしてあげよ?
本当に、あの時感じたものは…何だったんだろう………。わかるのはただ一つ、"
「どうなされたんです、"死柄木弔"。雄英に偵察に行ってから、ずっと苛ついて。」
「雄英に入った途端、俺の中の何かが苛つくほどに何かに反応した…」
「中の何か…"個性"でしょうか?」
「知らん。だが、頭ん中に一つ"言葉"が浮き出た。」
「"言葉"?」
「"
キアナの"崩壊"と死柄木弔の"崩壊"にはいったい何があるのか…
ヒロアカの映画編書くか悩んでます
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書いていい
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書かなくていい
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好きにしていいよ