後輩の事をイメージだと思ったら現実でいつの間にか彼女になっていた。 作:ブラックマッハ
又あの後輩と会いたいな。イメージが出てきたらいいのだけどな。
「あ、先輩いたんですか?」
昼休み、俺の肩に触れられ俺は後ろを向くと俺が会いたかった後輩がいた。そういえば昨日入学式だから俺の後輩(一年生)がここに居てもおかしくない。
俺は、二年生の時に出会えた事を感謝した。
「で先輩、この学校を回りたいんで案内お願い出来ちゃったりします?」
「ふんまぁいいだろう。この俺様が案内するんだ。喜べ貧乏人共」
「すごいすごい?」
「いま?マークつけただろう。まぁいい俺様はいい人だからな。それくらいいいのだ。許してやろう」
イメージなんだから遠陵する必要はあるまい。少しイメージでも嫌な顔はして欲しいとは思うけどな。たまには俺がからかうつもりが効いていない。
「て事で急いで案内してください」
待てよ案内と言われても詳しくないぞ。俺は入った事のない教室だらけだからな。
「あれもしかして知らないんですか?」
ニヤリとした表情の彼女は実に美しくて可愛いかった。なんならもう少し、からかわれたいと思う俺があったが耐えた。
「すっかり忘れていたが、俺もあんまり知らないから迷子になるかもな!!」
ここは自信満々に答えて次の答えを待った。だがうんと唸ってしまい困っていた。俺の役に立たない姿に呆れてしまったみたいだ。
「分かった。知っている所だけ案内してやる」
そう言うと彼女はいつも通り可愛い顔をしていた。
「やっぱり先輩は、優しいですね」
褒められるのは悪くないと思った。ただ俺は、このイメージに関わっていいのだろうか?俺はそう思った。今の俺は相当酷い重症になっている。
なんせ彼女の肩を触れられた感触が残っていた。だから俺はこれ以上関わるのは避けた方が良いかもしれない。
「先輩行きますよ」
そう後輩が言うと俺は今日だけは、いいかと思い案内する決意をした。
この場所から近くにあるのは音楽室だった。俺はドアを開けようとすると鍵はかかっていなく簡単にドアが開いた。
「ここが音楽室だ。ドアが開くなんて始めてだな」
「先輩、ここで楽器の練習をするんですか?」
「嫌、しない。たまたま近くにあったのが音楽室だった。でもいいよな、音楽室ってピアノがあってさ落ち着く」
「先輩当たり前じゃないですか?大体音楽の先生はピアノが上手ですよ」
「当たり前だが、近い内に音楽室に行けなくなるんだぞ。今のうちにそんな気分にならないと行けない気がしてな」
音楽室は、広く椅子以外何もいない場所だ。だから広く感じて落ち着くんだ。
「さて行くか?」
「え先輩、落ち着くんじゃ」
「飽きた。そんなに長くいていい場所じゃないんだ。音楽室て言うのは特別だからな」
俺達は音楽室から出たのだった