何で空を飛ぶか?さて…
外を見てみると、偶に霊夢さんや魔理沙さん、他の人達が空を飛んでいる事がある。
僕もどうにかしたら飛べるのかな。
ちょっと飛べる人に聞きに行こう。
もしかしたら飛べるかもしれないな。
そんな淡い期待を抱きながら、僕は店を出て、博麗神社へ向かった。
◇◆◇◆
どうすれば空を飛べるか、話を聞いてみよう
「あの…僕って空飛べますかね?」
「そうね…霊力は見た所あるみたいだし、やってみれば良いんじゃないかしら。」
「どうやったら飛べますかね?」
「そんなの感覚よ。感覚。練習してたらいつの間にか飛べるようになるわよ。」
「えぇ…、もうちょっとアドバイス的なものないですかね…?」
「そうね…空を飛ぶってイメージすることかしら。」
「うーん…」
「まあ、練習してみようかな…」
大切なのは空を飛ぶイメージ…
戦闘機のように早く…
だが、そんな早く飛んだら体が壊れるので、
結界のようなものを…
そんな想像をしていると、急に体が浮いた感覚になった。
そして、急発進する。
ドオオオオオオという音を立てて空へ勢いよく飛んでいく。
「ありがとう霊夢さん!」
霊夢は思った。
何か違う。
かくして、羽葉は空を飛べるようになった。
◇◆◇◆
「速えー!」
そう言って空を駆け抜ける羽葉。
現在は時速1100km。
羽葉はそんなの分かる訳がないのでお構い無しに空を飛んでいる。
もうそろそろ音速になる。
だが、その時ある事件が起こる。
◇◆◇◆
私、射命丸文は、新聞のネタとなるものを集めていた。
すると、向こうから爆速で何かが向かって来たのだ。
「あれは何でしょう?」
こちらへ何か飛んできている。このまま来られると衝突してしまう。
「まずっ!」
すぐ横に避け、回避しようとするが、あれが通った後突風に襲われ、そのままコントロールを失い落ちていく。
まさか幻想郷にあんな速いものが居たとは…
◇◆◇◆
今どのくらい速いのかは分からないが、周りの景色が物凄いスピードで流れていることに気づき、
下を向いていた。そして顔を上げると、何と目の前には翼が生えた人が居た。
急いで避けようとするが、避けようとした時にはもう通り過ぎていた。
旋回して落ちた人を助けに行く。
スピードを落とし、地上に降りる。
少し離れた所にさっきの人が居た。
「大丈夫ですか?すいません。前を見ていなくて。」
「いえいえ、全然大丈夫ですよ。私は鴉天狗ですし、あれぐらいでは傷を負いませんから。」
「そうですか、何もなくて良かったです…」
何も無くて良かった。
そう思っていると、
「それより、凄い早かったですね!一体何したんですか!?」
ん?
「どうしたらあんな速度が出るか、私ずっと考えてたんですよね!
一体何をしたんですか!?」
「あ、あぁ。あれは何か結界みたいなのを展開して、空気抵抗を無くして、後ろから霊力で推進力を出しているんですよ。」
「結界みたいなの?」
「そうそう。想像が大事って言われたから、考えてたら、そんな感じになってしまったんですよね。」
「想像が大事…そういう事ですか!有難うございます!これで更に速度を上げられる!
これを河童に伝えに行けば…!」
「は、はぁ」
「こうなれば待つことは出来ません!すぐに試したい事があります!」
そう言ってその人は翼を広げた。
「あ、ちなみにお名前は?僕は羽葉伏見。人里で異変解決屋をしています。」
「異変解決屋…?、あぁ、私は射命丸文。妖怪の山で記者をしています。」
「射命丸さん。ですか。また会えると良いですね。」
「そうですね!では。」
そう言って射命丸さんは飛び去って行った。
僕も今から帰ろう。
それからしばらく経ち、河童の技術によって『速度革命』なるものが起こるのは未だ先の事である。
次回はついに春雪異変です。
丁度今の時期と被ってますね。サムイヨ-