イカカモネ議長との戦い、後編になります
イカカモネ議長「出でよ! 我がしもべたち!」
イカカモネ議長は、白い妖怪たちを呼び出した
ジバニャン「行くニャンよ!」
ゆきおんな「うん!」
ヤミ鏡「相手は4人か…、それなら…!」
ヤミ鏡は、2体の妖怪を呼び出した
ヤミ鏡「百鬼姫、裏キュン太、奴らを倒せ!」
黄泉ゲンスイ「応援を呼びおったか…!」
裏キュン太「ははっ! イカカモネ議長には近づかせないよ!」
百鬼姫「……」
ヤミ鏡は、百鬼姫と裏キュン太を呼び出し、ジバニャンたちを倒すよう命じた
黄泉ゲンスイは、敵の増援に表情を歪ませる
ミツマタノヅチ「ギョロロ〜ン!!」
アニ鬼(白)「ぐっ!!」
ジバニャン「こいつらだけでも、多すぎニャン!」
まむし行司(白)「はぁっ!」
ジバニャン「ニャニャッ!?」
ゆきおんな「ジバニャン!?」
裏キュン太「よそ見してていいのかな〜?」
ゆきおんな「…!!」
ゆきおんなの背後に、裏キュン太が迫る
絶対絶命と思われた時…!
裏キュン太「わあっ!?」
ゆきおんな「…!?」
裏キュン太が謎の妖気に弾かれた
しかも攻撃を放ったのは、ヤミ鏡が呼び出した百鬼姫だったから驚きだ
ヤミ鏡「百鬼姫、どういうつもりだ!?」
百鬼姫「お主たちが妖魔界を支配するのは勝手じゃが、弱者を傷つけるのはいかがなものかのう?」
裏キュン太「そんなこと言ってもいいのかな〜? 後悔させてやるよ!」
百鬼姫「はぁっ!!」
裏キュン太「な、何っ!?」
裏キュン太は、百鬼姫の妖術であっさりと倒されてしまった
そして百鬼姫は、くるりとゆきおんなの目を見る
百鬼姫「そなた、名は何と申す?」
ゆきおんな「え…? ゆ、ゆきおんな。」
百鬼姫「ゆきおんなか…、このような可憐な少女を…!」
百鬼姫は、ヤミ鏡たちの方を向く
百鬼姫「お主たちは…私が地獄行きへの審判を下す!!」
ジバニャン「てことは…、オレっちたちに協力してくれるニャンか!?」
百鬼姫「そなたたちも、この卑劣妖怪どもを討とうとしておるのか? それなら助太刀を願う。」
黄泉ゲンスイ「ありがたい。」
ヤミ鏡「百鬼姫! 本当にいいのか!? 後悔しても知らないぞ!?」
突如寝返った百鬼姫にヤミ鏡は、怒りを露わにする
百鬼姫「構わぬ、お主たちの野望に興味はない、ただ…」
百鬼姫は、ゆきおんなを横目で見る
百鬼姫「守りたい者が出来たのじゃ、今はその者の為に戦う。」
ヤミ鏡「そうか!」
ヤミ鏡は、霊魂を呼び出し攻撃してくるが、百鬼姫はあっさりとそれをかわした
イカカモネ議長「邪魔者は全部、消し去ってやるのだ〜!」
ジバニャン「負けないニャン! ひゃくれつ肉球ー!!」
イカカモネ議長「イカサ魔弾!!」
ジバニャン「ニャニャッ!?」
ミツマタノヅチ「ジバニャン!!」
ジバニャンはイカカモネ議長のイカサ魔弾を喰らい、意識が朦朧としてしまっている
イカカモネ議長「イカさずコロさず光線!!」
黄泉ゲンスイ「危ない!!」
ジバニャン「ニャニャッ…?」
黄泉ゲンスイ「ぐっ!!」
黄泉ゲンスイはジバニャンを庇って、イカカモネ議長の攻撃を受けてしまった
ジバニャン「大丈夫ニャンか!?」
黄泉ゲンスイ「大丈夫だ、ワシはこの程度じゃ倒れんぞ!」
ゆきおんな「よかった。」
黄泉ゲンスイの無事に、一同は肩を降ろした
イカカモネ議長「こうなったら…! 出でよ! 我が触手たちよ!」
百鬼姫「何じゃ!?」
すると、イカカモネ議長の背後から大量のイカの触手が現れ、百鬼姫たちを拘束してしまった
ミツマタノヅチ「う、動けないギョロ…」
ゆきおんな「ど、どうすれば…!?」
唯一、束縛を逃れたゆきおんなは、慌てふためく
イカカモネ議長「とどめだ! これで最後カモネ砲!!」
ジバニャン「ニャニャア!?」
黄泉ゲンスイ「まずい…!」
イカカモネ議長は、必殺技のエネルギーを溜め始めた
百鬼姫(ここまでか…!)
百鬼姫たちが諦めかけたその時…!
ビュオオ〜!!
カチコチ!!
イカカモネ議長「何だ!?」
百鬼姫「…!?」
突然、イカカモネ議長の操っていたイカ足が、一瞬にして氷漬けになってしまった
近くには、凄まじい冷気のオーラを纏ったゆきおんなの姿があった
ゆきおんな「皆を…離せー!!」
イカカモネ議長「ぐわっ!!」
ゆきおんなは、更に強い冷気を放ち、イカカモネ議長を翻弄する
黄泉ゲンスイ「ジバニャン、ミツマタノヅチ、今じゃー!!」
黄泉ゲンスイたちは、ゆきおんなが足止めしているうちに、イカ足の触手から自力で脱出し、攻撃の構えをとった
黄泉ゲンスイ「この刀で叩き切る! 喰らえ! 黄泉おくり!!」
ミツマタノヅチ「行くギョロ! モーレツ三又撃!!」
ジバニャン「ひゃくれつ肉球ー!!」
イカカモネ議長「ぐわあ〜っ!!」
3人の必殺技を合わせて、見事イカカモネ議長をダウンさせることが出来た
ジバニャン「やったニャン!」
ヤミ鏡「ふん、イカカモネ議長がこれで終わりだと思ったか?」
ゆきおんな「どういうこと!?」
百鬼姫「見ろ! イカカモネ議長の様子がおかしいぞ!」
イカカモネ議長は、謎の紫色の妖気に包まれている
その妖気が完全に消え去ると…!
イカカモネ議長「イカカカカ〜!!」
ミツマタノヅチ「何だギョロ!? あの姿は!?」
黄泉ゲンスイ「第2形態か…!」
百鬼姫「本性を表しおったな。」
ヤミ鏡「ふん! これで怖いものなしだ!」
ジバニャン「そんなの関係ないニャン! 皆、行くニャンよ!!」
一同「おー!!」
イカカモネ議長の第2形態、再び妖魔界の存続をかけた戦いの火蓋が、ここに切られるのだった
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イカカモネ議長「なんだか、寒くなイカ?」
ゆきおんな「?」
すると、周りに沢山の氷柱が出現し、周りを凍らせていく
ジバニャン「なんて、力ニャ…!」
ミツマタノヅチ「ワレの炎じゃ間に合わないギョロ。」
ミツマタノヅチは、炎で氷を溶かそうとするが、妖術の数が多すぎて全く間に合いそうにない
そして氷の妖術攻撃がおさまったかと思いきや、今度はイカカモネ議長の体の一部からドリルが飛び出し、そのままこちらに向かって突進してきた
ジバニャン「まずいニャン! あんなの喰らったらひとたまりもないニャン!」
黄泉ゲンスイ「一旦退け!!」
ゆきおんな「ま、待って…!」
しかしゆきおんなだけは、ジバニャンたちよりはスペックが劣るからか、イカカモネ議長の攻撃を避けきれそうにない
ゆきおんな自身も全てを悟り、目を瞑った
イカカモネ議長「イカカカカ〜!!」
バッ!!
百鬼姫「ぐっ!!」
ゆきおんな「…!?」
黄泉ゲンスイ「百鬼姫!?」
なんと、ゆきおんなが受けそうになっていた攻撃を百鬼姫が庇ったのだ
ゆきおんな「な、なんで私のことを…!?」
百鬼姫「先程、私を奴の手から救ってくれたじゃろう…? その借りを返しただけじゃ…、ううっ…」
ゆきおんな「無理しないで!」
百鬼姫は、その場に倒れ込んでしまった
イカカモネ議長「カ〜ッカッカッカッ!! 愚かな妖怪共め! 私が綺麗に消し去ってやろうじゃなイカ!!」
イカカモネ議長はパワーを溜めはじめた
【これで最後カモネ砲】を使う気だ
ジバニャン「さっきの、あの技を使う気かニャン!?」
黄泉ゲンスイ「まずい! 止めねば…!」
ヤミ鏡「そうはさせないぜ!」
ヤミ鏡は、ジバニャンたちの前に立ち塞がり、鏡の中からの霊魂攻撃をしてきた
既にジバニャン、ミツマタノヅチ、黄泉ゲンスイは、必殺技を連続で使ってしまったため、体力は限界だ
百鬼姫「ゆきおんな…」
ゆきおんな「な、何?」
百鬼姫「お主…、まだ妖術を使う力は残っているか…?」
ゆきおんな「あるけど…たぶん、無理かも…」
百鬼姫「そうか…」
百鬼姫は立ち上がった
百鬼姫「ゆきおんな、あの技を跳ね返すぞ!」
ゆきおんな「えっ!? む、無理だよ!」
百鬼姫「私たちが力を合わせれば、不可能な事はない!」
百鬼姫も妖気を溜めはじめる
百鬼姫「ゆきおんな、そなたも技を使え!」
ゆきおんな「で、でも…」
百鬼姫「周りをよく見てみろ。」
ゆきおんな「周り…?」
百鬼姫にそう言われ、ゆきおんなが周りを見渡すと、ジバニャンたちは地面に手をついており、かなり疲弊しているようだった
百鬼姫「お主がやらずに誰がやる!?」
ゆきおんな「うん…! 私が…いや、私たちがあの技を跳ね返す!」
百鬼姫「よい決意じゃ…! ゆくぞ!!」
百鬼姫とゆきおんなは、必殺技の力を溜め始める
イカカモネ議長「喰らうがいい!! これで最後カモネ砲〜!!」
百鬼姫「来るぞ…!」
ゆきおんな「今だ!!」
百鬼姫とゆきおんなは、同時に必殺技を解き放つ
百鬼姫「ときめき…!」
ゆきおんな「ゆきんこ…!」
百鬼姫&ゆきおんな「百鬼夜行(シャーベット)!!」
イカカモネ議長「これで最後カモネ砲〜!!」
そして、お互いの妖術が激しくぶつかり合う
ゆきおんな「ううっ…!」
さすがに2体の妖術では、イカカモネ議長の必殺技を跳ね返しそうには見えなかったが…
百鬼姫「まだじゃ! 全力を出せ!!」
ゆきおんな「…!!」
ヤミ鏡「バカな…!? イカカモネ議長の必殺技に耐えている…!?」
今の所、お互いの妖術攻撃は、押したり引いたりの状態だ
ヤミ鏡「そうはさせるか!」
ジバニャン「今ニャン!! 最大パワーで攻撃ニャー!!」
ヤミ鏡「何っ!?」
ヤミ鏡が技を出そうとした瞬間、ジバニャンたちが一斉にヤミ鏡に攻撃を加えた
その反動で、ヤミ鏡は地面に倒れる
ヤミ鏡「バカな…!? 動けなかったはずじゃ…!?」
ミツマタノヅチ「動こうと思えば動けたギョロ! ただ…!」
黄泉ゲンスイ「ワシらは、お前が動くタイミングを見計らっておったのじゃ。」
ヤミ鏡「ふふふ…!」
ジバニャン「何がおかしいニャン!?」
ヤミ鏡「オレを倒したからと言って、平和が訪れると思うなよ? まだ仲間はたくさんいるんだ…」
そう言ってヤミ鏡は、姿を消した
ミツマタノヅチ(どういうことギョロ…!?)
ジバニャン(ゆきおんなたちは、まだ妖術の押し合いが続いてるニャンが…今度こそオレっちたち…本当に動けないニャン…)
助太刀する体力が残っていないジバニャンたちは心の中で、力になれないことを悔やんだ
百鬼姫「今じゃ!! 最大パワーで押し返せ!!」
ゆきおんな「はぁぁっ!!」
イカカモネ議長「そんな…!? 私の攻撃が押されている…!?」
百鬼姫&ゆきおんな「はぁぁぁぁっーーー!!!!!」
イカカモネ議長「カ〜〜!!!!?」
百鬼姫とゆきおんなは、イカカモネ議長の必殺技を押し退け、見事攻撃を当てることに成功したのだった
ジバニャン「た、倒したニャン…?」
イカカモネ議長「……」
イカカモネ議長は起き上がる気配がないと思われたが…
イカカモネ議長「カーカッカッカッ!! あの程度では私は倒せないぞ!?」
黄泉ゲンスイ「ダメか!?」
ゆきおんな「そんな…、もう無理だよ…」
百鬼姫「くっ、ここまでか…」
イカカモネ議長「さぁ! 旅立つがいい!!」
イカカモネ議長は再び、必殺技を溜め始めた
今度こそ終わりだ…
誰もがそう思ったその時…!
シャキーン!!
イカカモネ議長「ギャァァァ〜!!」
ジバニャンたち「…!?」
イカカモネ議長「こ、こんなの…、イカん〜…」
イカカモネ議長は、謎の光の斬撃を喰らい、倒れた
?「ふむ、間に合ったようだな。」
百鬼姫「何者じゃ?」
ぬらり神「私の名はぬらり神、悪を抹殺するものなり。」
ジバニャン「もしかして、ぬらりひょんかニャン!?」
そこに駆けつけたのは、神妖怪の1人として讃えられているぬらり神だった
ぬらり神は、ぬらりひょんの闇の力を光に変えた姿である
ぬらり神「お前は確か…! そうか、イカカモネの討伐に協力してくれたのだな、礼を言うぞ。」
ジバニャン「どういたしましてだニャン!」
黄泉ゲンスイ「ぬらり神、1つ尋ねたい、今妖魔界では何が起こっておるのだ?」
ぬらり神「…お前たちには話していいだろう、確かバスターズハウスだったな? 案内してくれ。」
ジバニャン「分かったニャン。」
黄泉ゲンスイ「ジバニャン、ちょっといいか?」
ジバニャン「どうしたニャン?」
黄泉ゲンスイ「ぬらり神の言う妖魔界の異変、それについてワシも知りたいのだ、再び戦いがあるのならお主たちの刀となり盾となろう。」
ジバニャン「分かったニャン、黄泉ゲンスイも一緒に来るニャン。」
ミツマタノヅチ「ジバニャン!」
ミツマタノヅチの呼ぶ声が聞こえる
ゆきおんな「どうしよう…!」
百鬼姫「大丈夫じゃ…、私に構うな…早くゆけ…」
ゆきおんな「そんなこと出来ないよ! 早く手当しなきゃ!!」
ゆきおんなは、百鬼姫を担いでいくことにした
ミツマタノヅチ「それにしても、あのヤミ鏡が言っていた仲間ってなんのことギョロ?」
ぬらり神「仲間!?」
ぬらり神は声を上げた
ぬらり神(そうか…! だとしたら…!)
黄泉ゲンスイ「どうかしたのか?」
ぬらり神「分かったかもしれない、とにかくバスターズハウスへ案内してくれ!」
こうして、ジバニャン、ミツマタノヅチ、ゆきおんな、黄泉ゲンスイ、百鬼姫、ぬらり神は妖魔界を後にするのだった
はい、今回のヒーローはゆきおんなでした!
そして、ぬらりが話す妖魔界の異変とは一体…?
次回は60年前の桜町、ウバウネとの戦いを予定しています