妖怪ウォッチバスターズ3 〜災厄の復活〜   作:ローマン

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 1ヶ月ぶりですね、お待たせしました





紅き奪われた地平

 

 

 

 〜60年前、桜町〜

 

 

 

 

フユニャン「まだ、怪魔が彷徨いているな…」

 

 

 

 フユニャンとしょうブシは、うんがい三面鏡の力を借りて、60年前の桜町に降りたっていた

 

 フユニャン自身も、怪魔たちに襲われていたため、万全の対策をしてきた

 

 だが1つ、心残りなことがあった

 

 

 

フユニャン「しょうブシ…実はオレの仲間が怪魔に取り憑かれてしまっているんだ…」

 

しょうブシ「つまり、怪魔に操られているということでござるか?」

 

フユニャン「あぁ…」

 

 

 

 フユニャンは俯いた

 

 実はフユニャンに重症を負わせたのが、彼の仲間たちだったからだ

 

 怪魔に取り憑かれてしまい、フユニャンは助けようとしたが、あまりの強さに歯が立たなかったのである

 

 

 

フユニャン「とりあえず隠れながら進もう。」

 

しょうブシ「了解でござる。」

 

 

 

 2人は、その場からそっと動き始めた

 

 しばらく進んでいると、ある寺に辿り着いた

 

 

 

フユニャン「正天寺か、一旦ここに身を隠そう。」

 

 

 

 2人は、正天寺に身を隠した

 

 

 

フユニャン「さて、ここからは…どうした、しょうブシ?」

 

しょうブシ「あれは…刀でござるか…?」

 

 

 

 しょうブシが見つけたのは、赤く燃えるような刀だった

 

 

 

 ピカーン!!

 

 

 

しょうブシ「…!?」

 

フユニャン「どうした、しょうブシ!?」

 

 

 

 しょうブシが刀を握ったところ、突然、ピカピカと光り始めた

 

 

 

しょうブシ「こ、これは…!?」

 

?「ガァァァ〜!!」

 

フユニャン「何っ!?」

 

 

 

 しょうブシが刀を握った直後、フユニャンの背後に怪魔が現れて襲い掛かろうとしている

 

 フユニャンは気づくのが遅れ、守りの体制に入れそうにない

 

 

 

 シャキーン!!

 

 

 

怪魔「かい〜ん!?」

 

フユニャン「!?」

 

 

 

 そんな中、怪魔がしょうブシの持った刀で一閃された

 

 よく見ると、しょうブシの姿が変わっている

 

 

 

フユニャン「しょうブシ…? お前…」

 

まさむね「拙者の名はしょうブシ改め、まさむねでござる! 剣の道に舞い戻った剣士なり!」

 

フユニャン「もしかしてその刀が、しょう…まさむねが探していた刀ってことか?」

 

まさむね「そういうことでござるな。」

 

 

 

 ちなみに、しょうブシが握った刀の名前は、名刀マサムネ

 

 実はしょうブシが使える刀はあと2つあるのだが、それはまた別のお話

 

 

 

 

フユニャン「!? なんだ!?」

 

まさむね「…!!」

 

 

 

 その時、外で騒がしい音が聞こえた

 

 2人は敵が現れたと思い、戦闘態勢に入る

 

 

 

?「はあっ!!」

 

怪魔「ぐごおぉ〜…」

 

フユニャン「強い…! あの怪魔を一撃で…!」

 

 

 

 怪魔を倒したその妖怪に、フユニャンは驚く

 

 

 

?「お主たちも怪魔を倒しているのか?」

 

フユニャン「奴…オレたちはウバウネを倒すために、60年前からやってきたんだ。」

 

鬼蜘蛛「つまり、そいつが怪魔を操っているのだな? 我の名は鬼蜘蛛、この世界は一体どうなってしまったというのだ?」

 

フユニャン「分からない…、60年後の世界で災厄の妖怪たちが蘇って、妖怪ワールドを混乱させてるんだ。」

 

鬼蜘蛛「それならば、我も力を貸そう、災厄の妖怪共を消滅させる!」

 

 

 

 こうして、鬼蜘蛛が仲間に加わってくれた

 

 

 

まさむね「お主、ただならぬオーラを感じるでござる…!」

 

鬼蜘蛛「我は鬼の一族で、禁断の秘術を獲得しているのだ。」

 

まさむね「禁断の秘術…?」

 

鬼蜘蛛「簡単に言えば、自分の体力を極限まで減らし、攻撃力を倍増させるというものだ、その名も鬼神の術。」

 

フユニャン「そんなことが出来るのか!?」

 

鬼蜘蛛「では、試してみるか?」

 

 

 

 鬼蜘蛛は、近くにいた怪魔を見つけると、即座に鬼神の術を使い攻撃した

 

 

 

まさむね「やはり、かなりの実力者でござるな…!」

 

フユニャン「あぁ…!」

 

 

 

 しかし、技を放った鬼蜘蛛は、地に膝をついてしまった

 

 

 

フユニャン「どうかしたのか?」

 

鬼蜘蛛「不用意に鬼神の術は使うものではないな…」

 

まさむね「そうか! 自分の体力を削るから…!」

 

 

 

 鬼神の術は先述の通り、自分の体力を極限まで減らし、自らを限界まで強化するものである

 

 そのため攻撃を終えると、瀕死ギリギリの体力になってしまうため、負担が大きいのだ

 

 

 

?「大丈夫ですか!?」

 

?「おそらく大丈夫だろう、鬼神の術を使ったんだな。」

 

まさむね「お主たちは…!?」スチャッ

 

?「私たちは決して怪しい者ではありません!」

 

影オロチ「我は影オロチ、そちらは椿姫だ。」

 

椿姫「椿姫です、回復は任せてください!」

 

 

 

 椿姫が鬼蜘蛛に触れると、傷が段々と治っていった

 

 

 

フユニャン「凄いな…! 回復が出来るのか?」

 

椿姫「はい、ある程度なら。」

 

 

 

 フユニャンは2人を見て、ある提案を思いついた

 

 

 

フユニャン「椿姫と影オロチに頼みがある、オレたちと一緒に戦ってくれないか?」

 

影オロチ「戦うとは…?」

 

鬼蜘蛛「我らには倒さなくてはいけない敵がいる、その者を討ち倒すのに協力してほしいのだ。」

 

影オロチ「この街が怪魔に侵されているのも、そいつの仕業だというのか?」

 

フユニャン「…そうだ。」

 

 

 

 フユニャンは、間を置いてそう言った

 

 

 

フユニャン「街が怪魔に支配されている中オレはっ…! 皆を守れなかったんだ…! だから頼む!! オレたちに力を貸してくれ!!」

 

椿姫「そんな…! 頭を上げて下さい!!」

 

影オロチ「我らが介入するまでもないと思うが…?」

 

まさむね「ダメでござるか…?」

 

影オロチ「だがこのままでは、この時代が怪魔に支配されてしまうな…、分かった、我らも戦おう!」

 

フユニャン「本当か!? ありがとう!!」

 

 

 

 こうして鬼蜘蛛を始め、椿姫、影オロチが仲間になった

 

 

 

影オロチ「それで…ここからどうする?」

 

フユニャン「まずは怪魔たちを倒しながら、オレの仲間を見つけてくれ!」

 

鬼蜘蛛「了解した!」

 

 

 

 フユニャンたちは三手に別れ、フユニャンの仲間たちを探し始めた

 

 

 

 

 

 

________________________________________________

 

 

 

※まさむね、椿姫side

 

 

 

 まさむねと椿姫は、現代でいう団々坂のエリアを探索していた

 

 

 

まさむね「そなたは、なぜこの街にやってきたでござるか?」

 

椿姫「私は、己の力を磨くために修行していたのです、それでこの街にやってきたのですが…」

 

まさむね「怪魔に支配されていたと…」

 

椿姫「はい、修行の際に影オロチと出会ってしばらく経った頃、あなたたちに出会ったんです。」

 

まさむね「そういうことでござったか。」

 

 

 

 すると、田んぼに面した所から怪魔らしき妖怪たちが飛び出してきた

 

 

 

泥田坊・怪「田を返せ〜!」

 

椿姫「キャアァー!! お化け〜!!」

 

泥田坊・怪「ぐおぉぉ〜!?」

 

けうけげん・怪「けけ〜ん!?」

 

まさむね「え〜!?」

 

 

 

 椿姫は、襲いかかってきた泥田坊・怪とけうけげん・怪をスカイアッパーで倒してしまった

 

 当の本人は、自己防衛のつもりだったようだが…

 

 

 

椿姫「ご、ごめんなさい! 大丈夫ですか!?」

 

泥田坊「あ、あぁ…お嬢ちゃん、なかなか強い拳だったわい。」

 

けうけげん「びっくりしたよ〜。」

 

椿姫「良かった…」

 

まさむね「…!! はあっ!!」

 

 

 

 その時、泥田坊とけうけげんの体から飛び出してきた怪魔をまさむねは見逃さなかった

 

 

 

怪魔「かい〜ん…」

 

泥田坊「これは…?」

 

椿姫「あなたたちが操られていた証拠です! 怪魔に取り憑かれていたことを覚えていないんですか?」

 

泥田坊「怪魔? ワシらが?」

 

けうけげん「本当なの?」

 

まさむね「どうやら覚えてないみたいでござる。」

 

 

 

 怪魔に取り憑かれた妖怪たちは、その記憶が完全に無かった

 

 一方こちらでも…

 

 

 

 

※影オロチ、鬼蜘蛛side

 

 

 

 

 2人は、おつかい横丁方面を捜索している

 

 

 

 

影オロチ「大丈夫か?」

 

ろくろ首「まぁ、なんとか。」

 

あかなめ「オレも。」

 

鬼蜘蛛「怪魔に取り憑かれていたことを覚えていないようだな。」

 

 

 

 鬼蜘蛛たちも、怪魔に取り憑かれた妖怪のシステムに気がついた

 

 

 

あかなめ「あ、あの!」

 

影オロチ「どうかしたか?」

 

あかなめ「実はオレたちの仲間も、皆怪魔にされちゃったんだ、何とかしてくれないか?」

 

ろくろ首「あたいたちの大切な仲間なんだ、頼むよ!」

 

影オロチ「もちろん。」

 

鬼蜘蛛「我らが助け出して見せようぞ!」

 

 

 

 一行が、怪魔から古典妖怪を奪還すると決意した矢先、フユニャンsideである事件が起こっていた

 

 

 

 

 

________________________________________________

 

 

 

 

※フユニャンside

 

 

 

フユニャン(ここが、さんかく公園のはずだ…)

 

?「ガァァァ!!」

 

フユニャン「くっ!」

 

 

 

 間一髪、飛び出してた黒い影の攻撃をかわした

 

 ところが、フユニャンはあることに気づく

 

 

 

フユニャン「河童…? なんでお前が!?」

 

河童・怪「おりゃあ!!」

 

フユニャン「ぐふっ!」

 

 

 

 フユニャンは河童・怪の攻撃をもろに受けてしまった

 

 さらに河童・怪の周りには、別の怪魔に取り憑かれた妖怪たちが姿を現す

 

 それを見て、フユニャンは青ざめる

 

 

 

フユニャン「なんでお前たちが…!? 河童、から傘お化け、くだん、ざしきわらし、にんぎょ…、皆どうしちまったんだよ!?」

 

 

 

 そう、フユニャンの仲間たちが皆、怪魔に取り憑かれていたのだ

 

 

 

から傘お化け・怪「カラカラッ!!」

 

ざしきわらし・怪「えへへ〜!」

 

フユニャン「皆、オレだ! フユニャンだ!」

 

 

 

 しかし、フユニャンの声は届きそうにない

 

 

 

くだん・怪「モォー!!」

 

にんぎょ・怪「それ〜!」

 

フユニャン「ぐっ!!」

 

河童・怪「そらっ!!」

 

フユニャン「ぐわあっ!!」

 

 

 

 フユニャンは、あっという間に追い詰められてしまった

 

 

 

フユニャン(くそ…! オレは仲間すら救えないのか…!?)

 

 

 

 フユニャンが、自らの弱さを嘆いたその時…!

 

 

 

まさむね「でや〜!!」

 

鬼蜘蛛「ていっ!!」

 

影オロチ「はぁっ!!」

 

椿姫「フユニャン、大丈夫ですか!?」

 

フユニャン「皆…」

 

 

 

 間一髪で、まさむねたちが駆けつけ、河童・怪たちを倒してくれた

 

 

 

から傘お化け「うん? 吾輩たちは何を…?」

 

くだん「モォ〜…、なんだか疲れた気がするモ〜。」

 

フユニャン「皆…!」

 

 

 

 フユニャンは涙を流しながら、河童たちに泣きついた

 

 

 

フユニャン「ごめん、ごめんな…! 皆を守れなくて…!」

 

河童「気にすんなよ、オレたちは大丈夫だぜ。」

 

ざしきわらし「それにしても、ボクたちを操ってたのは怪魔なんでしょ?」

 

にんぎょ「許せない!」

 

フユニャン「皆…!」

 

まさむね「フユニャン殿、そなたは1人ではないでござる!」

 

 

 

 河童たちは自分を操り、フユニャンを傷つけたことに怒りを感じていた

 

 そしてこの時、ウバウネの所在が遂に判明した

 

 

 

フユニャン「ウバウネがいるのはおそらく、夕陽ヶ丘工場だな、だとしたら奴らも居るはずだ。」

 

まさむね「奴ら…?」

 

河童「ウバウネには上級怪魔と呼ばれる奴らがいるんだ、そいつらを倒さねぇと先へは進めない。」

 

影オロチ「その者たちは、我が仕留めよう。」

 

から傘お化け「上級怪魔は5人おるのじゃ、1人じゃ危険じゃ。」

 

フユニャン「よし皆、オレに作戦がある。」

 

 

 

 フユニャンは皆を集め、作戦とやらを話し始める

 

 

 

フユニャン「まず、まさむね、鬼蜘蛛、影オロチ、椿姫は、上級怪魔たちと戦ってくれ! その隙に残りのメンバーでウバウネを倒す。」

 

鬼蜘蛛「承知した。」

 

にんぎょ「分かったわ!」

 

フユニャン「よし、皆行くぞ!!」

 

一同「おー!!」

 

 

 こうして、フユニャンたちと怪魔との戦いの鐘が鳴り響くのだった

 

 

 

 

 

 

 







 続きは今日中に投稿します


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