最強騎士に憧れて体現しようとしてるTS転生主人公君︎︎ ♀はお嫌いですか 作:H-13
シグリーヴァさんは忘れていますがベル君がミノタウロスに襲われてヴァレン何某さんに助けられるイベントは終わってたりします。魔導書楽しみ過ぎて完全に頭からすっぽかしてます。そして同じ理由から神ヘスティアには数日間会いに行っていません。
お待ちーどう!おろ、態々人集めたの?目立ちたがり屋?
「否、見取り稽古もたまには必要であろう。」
そう言われてみればレベル4以下の洗礼組しか居ないや。そうかそうか。じゃあ速度落とそうか。
「当然だな、我等がぶつかるには此処は狭過ぎる。」
せっかくだし魔法も使いたいなぁ。あ、攻撃魔法じゃ無かったから安心してね?ガチだよ?ガチの初めて使うからね?
「攻撃魔法では無いなら問題無いだろう。だがレベルが上がった直後だ。制御を手放すなよ」
うっすオッタルパイセンりょーかいしやした!
周りのザワザワが大きくなる。私がランクアップしたこと言ってなかったんかい。まぁ良いや
『【空を超え、今を駆ける燈よ。潰えることは赦されぬ。抗い歯向きその威を示さんとするならば、高らかに我がサガを詠いあげよ。我が煌めき、剣の瞬き尽きる事無し】───クル・パキア』
「…む。」
あー、あー、なんだこれ。気持ち悪っ。指定した範囲の情報リアルタイムで全部頭ん中に流れ込んで来るのキッツ!!
もしかしてSAN値がピンチ??失敗したら発狂するんか?
あ゛ー、なるほどね。一人で納得してるのやめいと言われそうだけど、文字だけじゃ分からんわこんなもん。
空間把握だけならこんな座標情報なんか要らないし魔力消費が多過ぎるんだよ。
レベル7の魔力量舐めんな?それが常時ヤスリで削り落とされていく様な感覚になるのはやべぇんだよな
「掌握」とは。自分の思い通りにすること、全面的に自分の支配下に置くことの意。
だから指定した空間内は自分のものというわけで。こうしてオッタルアニキの背後を転移という形で取れるのも必然的だった。
空間の揺らぎも無く目視の確認も必要無い。意のままにその空間を支配していた。
「凄まじいな。」
いや、そうだね。多分ほんと万能レベルでなんでも出来るだろうけど脳ミソの負担がデカすぎる。それに魔力消費がえげつない。【グラム】の併用も出来なさそうだしほんま切り札って感じ。レベル2.3の時に発現してたら発狂して使用封印してるよ。
流石我儘な『私』こりゃ切り札になるわ。格下に負ける要素ほぼ無いし格上も引き込めればワンチャンある。結界みたいに空間を区切れないから閉じ込められないデメリットはあるけど、十分だ。
よし、大体わかったからやめやめ。頭痛くなって来た。みんなありがとね、じゃ、組手やりますか。
「受けよう。」
レベル3相当の速度からゆっくりとギアを上げてゆく。上昇し過ぎて意識と身体の感覚の乖離を戻して行く様に。不安定な段階で武器は振れない。身体の強度を確かめるようにわざと拳を受けたり、防御したりを繰り返しながら腹を殴り合う。
じっくりと付き合ってくれたから調整も上手く済み、最終的にはレベル6相当までギアを上げ、互いに余裕を持ちながら演武の様なそれは終了した。
いやーダンジョンでモンスター相手にヒャッハーするのも良いけどね。誰かに手伝って貰った方が細かい調整が出来る。
徒手の調整が終わったから今度は武器の調整も兼ねて何処かの階層主を…とも考えたが、思い出してしまった。ロキ・ファミリアが遠征から昨日帰ってきた事を。
居ないじゃん階層主…。萎えた。萎えぽよでござる。
今日はゆっくりして、ミア母さんにランクアップの報告でもするかな。美味しいご飯つくってもーらお!
型月分かる方には魔法の分かりやすい例えですがメディアさんの神殿作成で作った工房の様なイメージをして貰えたら。シグリーヴァのそれは簡易的だし、空間に特化してるけど。イメージはあんな感じです。
作者、本日発売の18巻買いました。今読んでます。多分読み終わるまで次回投稿は無いです。