胡蝶の夢ではありませんように   作:ルーム

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なかなか進みないので…番外編的なやつ上げときます…。
前回の食事後のもう一つのルート。
本編では食事後は普通に任務に行きます。華虎が気難しい子になってるw
相変わらず下手くそなので…お許しを…(⁠´⁠;⁠ω⁠;⁠`⁠)

ちょっと暴力的な描写があります。気を付けて…。


蝶屋敷ーー番外編ーー

 

 

 

 

朝食の後、みんなはそれぞれ自分の仕事場へと向かう。

特に忙しいわけでもない私はしのぶさんの傍に行こうとして、アオイに止められた。

なんでもこのあと負傷者が多く運び込まれるらしい。邪魔になるかもしれないから部屋に戻れと言われてしまった………。

 

残念ながら私に医療の知識はない。

 

治すチート能力はあれど寿命という代償を伴うので気軽には使えない。どう足掻いても邪魔になる未来しか想像できず、諦めて部屋に戻った。

 

 

しゅん…と項垂れる私を見兼ねたしのぶさんが後で会いに行きますから、それまで大人しく出来ますね?いい子いい子、と頭を撫でてくれた。

めっちゃ嬉しい。いつまでもお待ちしております女神サマ。

 

 

上機嫌で部屋に戻れば、華虎が眠るように机に身体を休めていた。起きてるけど。

 

 

「ねぇ、華虎。今日から任務が始まるんだよね?」

 

 

『……ああ。』

 

 

「そっか…。」

 

 

…続かない。華虎は会話にあまり積極的ではなかった。私が入院している間もそう。

 

話しかけても素っ気なく返され、最悪返事さえしてくれない。監視以外に興味がなく…、静かにこちらを見つめてくるのが華虎だ。

 

最初の頃は本当に返事も貰えなくて大変だった。諦めずに話しかけ続けたおかげで短いけれど返事を返してくれるようにはなったけど。

 

 

 

「今日から任務かぁ…」

 

 

 

時間は午後を指す。

 

華虎からはまだ知らせをもらっていない。

 

いつ来るのだろうか。…任務前に少し身体を鍛えようかな。一週間前から時間さえあれば鍛錬だったからやっぱりやめておくべき?

 

…本を読むのもいいけど、この時代に好きな書物が見つかるわけが無いし、…。やっぱり鍛錬……いや、だめだめ!頑張りすぎて痣でも出たら困る。

 

まだ炭治郎たちはいないけど、うっかりってことがあるかもだし。ただでさえ寿命が縮む呼吸なのに痣が出てしまったら秒で死ねる。絶対に。

 

 

 

「……ふぁ……。」

 

 

だめだ、考えがまとまらないせいで眠くなってきた。部屋に戻ってからまだ一刻も経っていない。案外眠ってしまうのもいいかもしれない。活動時間は夜だろうから今のうちに眠ってしまおう。

 

 

 

『…』

 

 

「おやすみ」

 

 

相変わらず華虎はなにも言わない。彼?彼女?におやすみと告げてから消えそうになっていた意識を手放した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

******

 

 

 

 

 

 

 

こわい…。こわい。こわい。

 

 

 

いたい…。いたい。

 

 

 

ああ…またくる。

 

 

 

 

 

 

ゴッ…ゴッ……

 

 

 

 

【い、いやだ…やめておとうさっ、うっっ!】

 

 

 

ゴンッ

 

 

 

 

【だまれくそガキが…、誰のおかげで生きてると思ってんだぁ?大人しく足開いとけやぁ!】

 

 

 

ドスッ

 

 

 

 

 

【あ…ぁっ………】

 

 

 

 

やっと大人しくなったわたしに近いてくる鬼より恐ろしい父親。

 

 

暗闇に馴染んだこの目はあの男の顔がよく見えた。よだれが好き放題に垂れ、口元は私を殴った時のの返り血で汚れている。

 

 

鬼だ。恐ろしくて気持ちの悪い鬼。

 

 

あぁ…この手に刀でもあればいいのに。

 

 

 

距離がもう1cmもない。

 

 

 

 

いやだいやだいやだきもちわるいきもちわるいきもちわるいきもちわるい。

 

 

はなれろっいやだくるなくるなぁっ!

 

 

 

 

いや…、いやぁっ。いやだぁっ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

******

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……り」

 

  

 

声がする…。あの男ではない、誰かの声。

 

 

 

「ひよ……り…。ひよ、り」

 

 

 

優しい、優しい声。私ってそんな名前だっけ?なんでだろう。あなたに呼ばれると、大層な名前でもないはずなのに…特別な響きに聞こえる。

 

 

まだ瞼が重い。意識はあるのに目を開けない。あと少し…あと少し。彼女が呼んでいるのに、なんて情けない…。

 

 

起きろ…。起きろッ!!

 

 

 

「ひ、和…。緋和っ!起きなさい、緋和!!」

 

 

 

「!!ッ…はぁはぁっ…ぐ、すぅ…はぁっ」

 

 

 

今までで一番ハッキリと聞こえた。身体が目を覚ます。ガバっと上半身を起こして必死に呼吸をする。全集中・常中の呼吸の仕方も忘れてしまうほどに混乱していた。

 

 

 

「緋和…。」

 

 

呼吸もままならない私をしのぶさんがギュッと抱きしめてくれる。彼女の身体から香る花の匂いに安心して、その背中に縋り付く。私を抱く腕に力がこもった気がした。

 

 

…温かい…。安心する…。

 

 

しばらくして、ようやく心が落ち着いてきた。縋りついていた手を離し、彼女の鎖骨辺りに埋めていた顔を上げる。

 

 

 

「もう、大丈夫?」

 

 

「……うん。いつもごめんね。」

 

 

 

心配そうに私の頬に手を添えるしのぶさん。目尻に指を伸ばされ、溢れていた涙を拭われた。

 

 

ああ…また夢にみてしまった…。

 

 

こんな夢を見るのはこれが初めてではない。転生してからというもの3日も置かずに夢に出る。

 

しのぶさんには前世のことはまだ話していない。

 

……話して拒絶でもされたら耐えられないから…。

 

 

それに、今はまだ…その時ではないと思うから。

 

 

私の顔が落ち着いてきたのか、しのぶさんが安心したように微笑む。その顔を見て、少し心が痛んだ。

 

 

ごめんなさい…。まだ話せない。

 

 

「しのぶ、さん…。あの……、」

 

 

「まだ、話せませんか。」

 

 

「…うん…。」

 

 

 

そうですか、と少し悲しそうに目を伏せてるしのぶさん。ああ…ごめんなさいごめんなさい。まだ、まだ話せないんです。

 

 

 

私というイレギュラーが生まれた。

 

 

胡蝶カナエを救った。

 

 

これ以上未来が変わったら、あなたを救えないかもしれない。だから…、せめて禰豆子が日光を克服するその日まで…。

 

 

それまでどうにか嫌われないように…、ああ…お願い。何も言えない私を嫌いにならないでっ…。

 

 

 

「ふふ。」

 

 

「…?」

 

 

 

どうしたのだろうか。変な顔でもしていたか?

 

 

 

「違いますよ。」

 

 

「へ?」

 

 

 

心を読まれた??!いや、素直なこの口が滑らせた可能性も!

 

 

 

「貴女は分かりやすいですからねぇ。ふふ。」

 

 

「?…」

 

 

「ふふ。…そんなにしなくても、私はどこにも行きませんよ。」

 

 

「????」

 

 

「っふふ。まだ分からないんですか?ならもういいです、ふふふ。」

 

 

そう言って私をまた抱き締めてくれるしのぶさん。その顔はもう見れなくなってしまったけれどとても嬉しそうなのは分かった。

 

 

訳が分からないけど、彼女と触れ合えるのだから文句は言えない。最高。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しのぶさんと恋仲になった後に、あの時不安そうに服をギュッと握ってきてとても可愛かったですよと教えられるのはまた別の話。

 

 

 





やっぱりうまく書けない(泣)しのぶ様ぁ……ああ不甲斐ない私を許してください…。

救済…、したいです!!でも無理ィッ(泣)上手く出来ないのです…。だからアンケート取ります。ちなみに全員救えのやつは投票数が10人以上だったらやりますわ(⁠◡⁠ ⁠ω⁠ ⁠◡⁠)

  • 無一郎達と、煉獄さんを救え
  • 煉獄父と獪岳を改心させてあげて
  • 煉獄と無一郎、…出来れば悲鳴嶼もっ!
  • ぁ゛あ゛?(宇髄も)全員助けろやァッツ!
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