愛されたいならそう言わなくては。
思ってるだけじゃ、伝わらない。
ああ・・・。ウリエル・・・。
僕の美しく、愛らしい、姫。
茨の谷に隠して、丁寧にしまってしまいたい。
でも、君は、自由を謳う海の民。
しまってしまうのは、もったいない。
君が、自由の中で、この場所を…この鳥籠を選んでくれるのならば・・・・
大切に大切に、丁寧に丁寧に君を愛し、共に長い時を生きよう・・・。
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その出会いは、突然であった。
いや。必然だったのだ。
初めてあったのは、ウリエルはまだ、2歳。
愛らしい赤子であった。
僕は、強大な力を持っているから、赤子などを抱いてしまえば、脆く儚い赤子など潰してしまいそうで怖かったのが記憶にある。
ただでさえ、人の子は、脆い。
いや…ウリエルを人の子と呼ぶのは、少しおかしいか…。
まあ、そんなことは良い。
海の民は、少し変わった一族だからな。
それでも、リリアが試しにしてみろと言うので抱いてやった。
そしたら、なんと、ウリエルは、笑ってみせたのだ。
それのなんて、愛らしいことよ。
ニコニコ頬を緩ませていたら、リリアが、
「反射的で、生理的な微笑じゃな!」
なんて、言うから、雷一つ落としてしまった。
それでも、リリアは、豪快に笑っていた。
そこから、すくすくと、ウリエルは、成長した。
その間、ウリエルの母が、ちょくちょくやってきていた。
「どーも〜。ウリエルの母でぇ〜す。リリアの同期だよぉ〜☆
650???歳くらいの熟女ちゃん系魔女っ子です♡
あ、ワタシまだまだ、ピッチピチだから、熟女ではないか〜あはは〜」
なんとも陽気な人だった。
「なんじゃ。また娘を見にきたのか?」
「そうなのよ〜。また、妊娠しちゃって、三人目が生まれそうだから、主人に海の民の活動は、休業ね!って、言われちゃって暇なの。」
「おお〜またなのか!それは、めでたいのお〜。」
「でしょう〜子供が三人…賑やかになるわぁ〜。一番上の長男は、元気いっぱいでね、もう、ユニーク魔法が、発現しそうなの〜。流石、ワタシの子♡優秀ね〜。」
「って、あらぁ♡あそこにいるのは、時期茨の谷の王になる、マレウス・ドラコニア殿下じゃないの!!
ウチの娘や息子には、劣るけど、愛らしい顔立ちね。」
「僕を愛らしいだって?」
「ええ。そうよ。幼子は皆愛らしいわぁ〜。
殿下知ってる?魔女はね・・・
子供を攫ってきて可愛い弟子にしちゃうのよ♡
ああでも、飽きるまでよ?
それに、殺されたくはないから、家族や必要としてくれる人がいる子はさらわないわ。
火あぶりの刑なんて、ごめんなのよぉ〜。
ああ。でも、この前やらかしちゃったのよねぇ〜まさか、海の民の子を間違えて攫ってきちゃうなんて!!!!
ワタシ、失敗しないので。で有名なワタシがミスなんて〜」
「珍しいこともあるよのぉ〜。」
「ねえ〜。でも、結果オーライよ!!その子が、弟子じゃなくて、旦那様になってくれたんですもの!!
愛のパワーが習性や本能に勝ったのよ!!
真実の愛♡ってやつね!!」
「真実の愛…。」
「そうよ。殿下。殿下も見つけられると良いわね。
大丈夫。ワタシが見つけられたのだもの。殿下もきっと見つかるわぁ〜。
でも、まだ、ワタシの魅了に掛かってるのでは、だめね。
もっと魔法を頑張りさい。」
「ム。」
「あはは!!手厳しい奴じゃ!!」
「そうよ〜。ワタシ、弟子や物事を伝えるときは、スパルタなの。
でも・・・せっっかく娘もお世話になってることですし。
殿下は、愛くるしいし〜ヒントぐらいあげるわ。」
「おや。なんと珍しい。」
「うっるさいわね。リリア。
いい?殿下。真実の愛は、案外近くにあるものなのよ。
だから、周りの人を大切にして。
わかったかしら?」
「はい。ありがとうござます。魔女様。」
「いいお返事ね。
ウリエルがようやく、立って、話すようになった。
✢ウリエル 四歳
これが、ウリエルがようやく僕を認識してくれたのは、この日だったと思う。
その日は、パーティーだった。
そのため、使用人が朝から、大忙しで準備を始めていた。
そんな中、僕は、フラフラいつものように散歩していたのだが、
「あははははははははは!!!!!!!」
廊下で、大騒ぎしているウリエルが居たのだ。
「よし!使用人をいかに巻けるかゲームは、今回はワタシの勝ち!!!
うわぁ〜はっはっはっぁ〜!!!!!!
んって!あれ?なんで。こんなところにいるの?君誰?
ワタシいつも図書館にいるから、わかんないの。」
「は・・・っ・・・?
僕がわからないのか?」
「知らっん。何?皆君のこと知ってると思ってんの?
自意識過剰か?」
四歳らしからぬ、流暢さで喋るウリエル。
「ぼっ僕に自意識過剰…か…。
ふふふ。面白いな。」
「ん?意味分かんない。なんで面白いになるの??
ってか、此処の人だったら、今日は、パーティー何でしょう?
こんなところに居ていいの?」
「・・・。」
「え?何??訳ありなの??
話してみなさいよ。ふふふ。
貴方は、高貴そうだし、口は固そうだし…。
ワタシの正体を話しても良さそう…。
そうね、それを対価に話しを聞いてあげる。」
まあ、君の正体は知っているから、対価にはならないが…、
「僕の話を聞いてくれるのか…よし。僕の話を聽くことを赦そう。」
「なんか、上からね。ふん。まあいいわ。」
そこから、ウリエルの纏う空気が変わる。
「何故なら、ワタシは、海の民。
この世界の種族間の争いを二度も収めた、英雄の一族。
そして、今もなお、種族間の仲を取り持つ人間に近い、神に近い存在。
さあ、汝の話を聞こう。
では、取り敢えず、君の名は?」
「マレウス・ドラコニアだ。」
「まれうすね。よし。君の
「マレマレ…僕をそう呼ぶのか…?」
「え・・・?呼ばなかったら、ニックネームの意味ある?
デューユーノーニックネーム???」
「ああ。そうなのか。
ふふふ。お前は、面白いな。ウリエル。」
「え?なんで、ワタシの名前知ってんの???
あっ・・・まさか・・・。
ワタシって、海の民のステータスなくとももう…有名??」
う〜〜〜ん。ちょっと違う…。
「あっ!!まさか…虫かぶり姫としてもう、二つ名が…
って、いやいや。違う違う。脱線しすぎた。
で、マレマレや、君は何に困っているの?」
「僕は、招待状が貰えないんだ。いつも知らぬところでパーティーが始まり、パーティーが終わる。
今回のパーティーは、この城主催のパーティーだ。
だから、パーティーの存在は知ることが出来た。今日だがな…。」
「いつもそうだ。僕だけは、いつも呼ばれない。
招待状がなければ、パーティーに行くことができないのだろう?
なのに!!何故!!」
「ふ〜む。
マレマレは、寂しいんだね。」
「は?僕が寂しい?」
「うん。相当な寂しんぼだね。
だって、自分だけ呼ばれないのが、寂しいんでしょう?
一人だけ、呼ばれないという状況の孤独感が嫌で、苦しくて、痛いんでしょう?」
「・・・。」
「そりゃあ、毎回呼ばれたくはないでしょうけど、少しでもいいから、呼ばれたいんでしょう?違う?」
「・・・そうかも知れない。」
「やった。当たった。」
「最近、リリア…お目付け役も子育てで忙しそうだし…そうか、僕は、一人が嫌だったんだ。
だって、一人は怖い。」
「うんうん。それは、どの種族でも一緒。だから、種族同士での団体行動をする場合が多いんだ。
大丈夫だよ。マレマレ。変じゃない。」
「ねえ。マレマレ。その思いや意思を誰かに伝えたことはある?」
「ないな。誰にもない。ウリエルが初めてだ。」
「なら伝えなくちゃ。
愛されたいのならば、なにかしてほしいなら、そう言わなくては、イケナイ。
思ってるだけじゃあ、伝わらないんだよ。
ウジウジしていると、永遠の淑女もそっぽ向いちゃうのよ。」
ウリエルは、にやりと笑う。
「なら、ウリエル。僕の傍に居てくれ。」
「ん〜〜〜〜〜〜〜〜。
イヤ。」
「!!?」
「ふふふ。そんな泣かないでよ。
だって、ワタシは、自由を謳う海の民なのよ?
たった一つ縛られるとしたら、愛する人だけなの。
まあ…せっかく、マレマレの初めての心の中の願いを聞いた存在なのよね…。
だ…か…ら…ワタシが飽きるまで。
飽きるまでよ?一緒に居てあげる。
お互いに縛っちゃだめなのよ?
ま!ワタシは、海の民の女王様だから、好き勝手にするわ!」
ああ。心が心地よい。
ずっと、一人で悩んでいたのが、嘘のようだ。
ふふふ。頬が自然に緩んでいく。
優しく手を取るようにしてきたと思ったら、女王のように我儘で自由で、マイペースなように僕を転がし踊る。
ああ。僕の気持ちを一瞬で、溶かしてしまった罪深き少女よ。
あの美しき魔女の母にそっくりな愛らしい少女よ。
どうやら、君は、僕のハートをいとも簡単に奪ってしまったらしい。
ふふふ。
これから、たっぷりと君の心に刻んでやろう。
妖精の執着心を。
妖精の愛を。
君の母が教えてくれた、身近にある
「なんか、マレマレスッキリした顔してるねぇ。
よし。ここいらで一つ踊ってみようか。
聞こえてるなら、答えてくれよ?
ねぇ。
ワタシを優雅にダンスを誘ってちょうだい?」
「ああ。美しきウリエル。」
「僕と踊ってくれませんか?」
「よろこんで。」
「わあ!マレマレが、ワタシと近しいサイズに!」
「ああ。妖精と人間の一生を同じにした時くらいの今の僕の年齢のサイズだ。」
「???」
「まあ、そんな事はいい。歌おう。踊ろう。」
「そうだね。もう一回、もう一回。僕らの声で。」
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「あーーーーーーーーーー!!!!!!!!
お嬢様!!!こんなところに!!」
「げっ!見つかった!!」
「もう!行きますよ!!パーティーが始まってしまいます!!!」
「はいはい。」
「はいは、一回です!」
「はーい。
あ!マレマレ…!
また今度招待状送るね!!
おんなじ城内だけど!!」
「ああ。待ってる。」
「もう!行きますよ!!」
なんてこともあったな。ウリエル。」
「ああ〜。そんなこともあったねぇ〜マレマレ〜。」
「うおおおおお!!!
このセベク、若様とウリエル様の馴れ初めを聞けて嬉しく思います!!
ウリエル様は、幼き頃から、心優しく、賢明な方なのですね!!!
感銘を受けました!!」
「うんうん。今日もワンコだね〜セベクは。よしよーし。」
「なんじゃ〜。わし抜きでそんなことがあったのか…。よよよ〜。」
「ぐうぐう。はっ・・・!流石です。ウリエル様。」
「ん?シルバー僕の話聞いてたの??
え・・・?寝ながら・・・?すご・・・。
そんな、シルバーには、このクッキーをあげよう。
はい。あーん。」
「!
おっおよしください!ウリエル様!!」
「何々ぃ〜??寝てた挙げ句に人の好意も貰えないのかねぇ〜??」
「いや。そういうわけでは…。」
「ならもらえ。問答無用だ。はい。あーーーん。」
「ウリエル様っ!!御顔が近い…。
あーーーん。もぐっ。」
「どう?美味い??」
「はい。美味しゅうございま…「おのれええええええええ!!!シルバー!!ウリエル様から、クッキーをいただくなど!!!」・・・・セベク。うるさい。」
「仲良しだねえ。」
「今日も元気じゃな。」
「・・・。」
マレウス・ドラコニア:本編では、すぐ拗ねる概念幼女オオおお。
本作では、あだ名付けられ放題の思春期妖精。
オリ主の四歳とは、思えぬ流暢な話で、悩み解消とともに恋に落ちる。
どうやら、シルバーのあ〜ん。
には、口には、出せないけど、思うところがあるよう。
まだ、思ってることを素直に伝えられない思春期妖精。
あの話の後、仲良くなってよく遊ぶ。
・使用人、護衛どっちが早く巻けるかゲーム
・リリアの御飯をいやかに中和して、食えるものにできるかゲーム
・舞台は、ツイステッドワンダーランド全土で、かくれんぼゲーム。
等。随分な悪ガキでした。
リリア・ヴァンルージュ:一人称がわし。の合法ロリ。作者の推しの一人。中の人も好き。
オリ主の母とは、同年代繋がりで、仲良しに。
オリ主は、可愛い孫娘…なんて、思っていない。
ごっりごりに狙っている。
ピュアピュアな少女漫画みたいな恋がしたい御年700歳の合法ショタはこちらです。
シルバー:よく眠るオーロラ姫説が濃厚な銀髪美男子。こちらの方が少女漫画感が強い。
中の人が好きです。特にHoneyWorksでの人が。
イデアと二人で話して、歌ってほしい。
ウリエルのあーんは、刺激が強かった。たまに、寝ている時出てくる。
誠実なうぶ男子だと、作者とても嬉しい。騎士道精神んんんんん!!!!
セベク・ジグボルト:声がおっきいぃ。若様ぁぁぁぁああああああああ・・・・・!!!!!!
よしよしされて、嬉しい、圧倒的一直線忠犬なワンコ。
ツンデレワンコは、ジャックです。
異論は、認めましょう。僕は、雑食ですから。
ウリエルは、魔法、勉学等、全ての点に対して優秀で海の民なので、尊敬対象。
でも今は、これらのことを踏まえずとも尊敬対象である、純粋で素晴らしい子。
ウリエルを呼んだ使用人:苦労人。
マレウスを前にしても、怯えない。
へ〜おもしれ~女になれる可能性がある。