何故ハイパーカブトにしかなれない!おかげでこっちはリリカルも天の道さえも行けんぞ! 作:月食 撮影に失敗した姿
やあみんな、俺だ!みんなは読者、俺は主人公、それじゃ!…なんてわけも行かないので始まるよ2話目。
前回のあらすじとしては自称覇王をふっ飛ばした。以上。ついでにしょうもない理由でハイパークロックアップした。そしてなのはお姉ちゃんに拾われた。これぐらいです。
拾われた俺はだいぶ家族(仮)と馴染めるようになってきた。風呂?聞くなよ……
そして今日、やっとなのはお姉ちゃんに外に出ることを許可された。やった〜(幼児退行)と思いながら外に出ようとしたらなのはお姉ちゃんがお部屋で何かをやっていた。因みにヴィヴィオお姉ちゃんは寝てます。え?年齢?俺は9歳だ。お、電話をしているらしいな…少し聞いてみるか。
「…そうなの、それで…」
『せや、ここ最近起こってる傷害事件、そこで取られたものや』
「…カブト虫?」
あっ、完全に俺ですね。
「消えた!?」
『それでこれを0.0000…倍速にしたのがこれや』
画面には急ぎ歩きでそこからそそくさと逃げていくハイパーカブトこと俺がいた。
「とんでもない速度で動いてるの?これ」
『うん、速度を映像から導き出したんやけどそれがとんでもない速度でな、管理局はこれをロストギアとして指定したんや』
巷では管理局管理局聞いてたけど、まあ、デスヨネー。…時空管理局ぜってぇ許さねぇ!
とりまバレたらヤバい(深夜)からさっさっと外でよ。で、なんで外に出たのかというとカブトの力を試したかったからである。取り敢えず変身。
「こい、カブトゼクター!」
今回はいつもより早くカブトゼクターが来る。それをキャッチ!
「変身!」
『HEN―SHIN』
『hyper cast off』
そして勝手にハイパーキャストオフ、俺にキャストオフする権利はないんか?しばらく誰もいない街を走る、そして多分この街で一番高いビルの上に登った。ここならバレないだろうと今度はパーフェクトゼクターを呼び出す。…来た!
パーフェクトゼクターを手に取った俺はしばらくその振り心地を味わっていた。はちゅねミクみたいに。
どこかのビルの中、そこで二人の戦士が戦っている。一人は蜂をモチーフにした仮面ライダーザビーマスクドフォーム、そしてもう一人はバッタをモチーフにした仮面ライダーキックホッパーである。
ザビーがキックホッパーのキックで地べたに転がる。マスクドフォームではキックホッパーのような最初からライダーフォームのライダー達には不利である。しかし、マスクドフォームであることがザビーがキックホッパーの攻撃を耐えきれていた理由でもあった。
実は彼以外にもライダーたちはいる。彼らは2つの勢力に別れて戦っているのだ。ザビーはその内のゼクトと呼ばれる組織に属していた。
しかし、ここ最近もう一方の勢力…ネオゼクトがこの状況を変えうる力を手に入れたということで仮面ライダーザビーはネオゼクトの拠点に侵入してきたのである。
だが、結果は見ての通り失敗に終わり、こうしてザビーは追い詰められてしまった。
「ふん、所詮、大昔に作られたガラクタ。現代に作られたこのキックホッパー相手には歯が立たない」
キックホッパーが一歩進む。彼は必殺技の準備に取り掛かっていた。
「そうだな、そうだ。このザビーは遺跡から発見されたものを偶然適格者であった俺が使っているだけだ。…だがしかし、お前は俺を少し見くびっているな」
不意にキックホッパーの手が止まる。
「…どういうことだ?」
「ザビーゼクターは何よりも”完全調和”を重視する」
彼は立ち上がった瞬間…ビルの窓を突き破り外に飛び降りて言った。
「パーフェクトハーモニーだ」
彼の飛び降りたその先にはクッションの敷いてある軽トラックが走っていた。