「やっと、大型アップデートが終わった!」
制服を着たままベッドで横になり、VR用ゴーグルを掛ける一人の少年がいた。髪は黒色でうなじで髪を結っており、顔も中性的な顔立ちをしている
「さて、今回のアプデでどうなったか楽しみだ!」
少年が遊んでいるのは“ワールド・ファンタジー・オンライン”と呼ばれる世界初のVRMMORPGだ。空いた時間があればほぼゲームばかりしている為、プレイ時間もそれなりに長い。早速ログインする事にした
「(おっ?更新完了してるね。あとはキャラを選んで・・)」
キャラを選び、ゲーム世界に入ることが出来た
「おかえりなさいませ“ユウ”様。アップデート情報を確認しますか?」
ログインするとNPCが立っており、アップデート情報の確認を問われ、すぐに「確認させて」と伝えて情報を見て確認する。それを見た後にログインを選択するとNPCから「プレイ時間が一定を超えたのでアイテムを無償で配布しています!」言われる
「(大型アップデートに合わせたイベント報酬か?)」
無償で配布なら課金する心配もないし、良いものが当たるかもしれないと余り気にはしなかった
「この中から好きな箱を“一つ”選んで下さい」
すると目の前に大量の宝箱が並びだした。かなりの数が並んでおり、どれにするか悩む事、10分。ユウは目の前の箱を選んだ
「じゃあ、これにするよ(あっ、他の箱が消えた。他は選べないって事か)」
中身を確認すると・・・
一本の刀と黒い服やズボンにブーツ等の装備一式だった。何か某赤い髪と目をしたセーラー服少女を思い出すが・・・えっ?著作権的に大丈夫だよね?
「・・・あの。これって・・」
「ユウ様は良い装備を引き当てましたね。それでは最後にアンケートに答えて欲しいんですが、宜しいでしょうか?」
あっ、セーフなのかな?まあ、大型アップデートでコラボとかしてるだけかもだし別にいいか・・
「良いですよ。いつでもどうぞ」
「ありがとうございます。ワールド・ファンタジー・オンラインは現実より楽しいですか?」
えっ?何その質問・・・
「(現実より楽しんでると思うけど・・・)楽しいですよ。それなりには・・」
「では、現実世界に大切な人はいますか?」
「ッ!?・・・いません」
・・・嫌なこと思い出してしまった。僕に大事な人なんて・・
「現実世界で大事な物はありますか?」
「う〜ん・・・お金・・かな?生活に必要ですし」
だてに一人暮らししてないし、ゲームや生活のためにバイトばかりだったけどさ
「・・・最後の質問です。その装備をどう思いますか?」
装備をどう思いますかって言われても・・と装備を改めて見てみた。まずは刀、刃渡りは優美な反りを持ち、切っ先は刃の広い大帽子。刀身は細くも分厚く、そして刀身の皮金と刃の皮金は波紋も見えないほどに銀色に溶け合っている。また、柄は刃渡りに対して短めで鈍色の重い木瓜型の鍔が目立つ。
「(長さ的に太刀から大太刀位かな?刀剣雑誌の知識で見ても良い刀だと思う)」
服は着てみないと分からないが、黒衣と言っていいほど黒一式なので某オンラインゲームの黒い剣士を思い出す。
「・・格好良いと思います。着てみないと分からないですけど僕は気に入りました!」
最後の質問に答えるとNPCはニッコリと笑って「質問は以上になります。長らくご協力ありがとうございました」と答えた
「それでは新しい世界をお楽しみ下さい」
その言葉を最後に当たり一面が光の中に飲まれていった
結構書いたつもりだけど短いな~。もう少し長く書けるようになりたい(切実)