美少女熊と美少女?剣士   作:ちょい三郎

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5話

冒険者ギルドで本気を見せて実力を分からせたユウは無事に冒険者カードを入手。周囲の冒険者に強者であることが伝わり、手を出す者やちょっかいを出す者はいなくなった

 

「ちょっとやり過ぎたかな?」

 

「あれくらい別に良いでしょ。今回“も”あっちが悪い」

 

ユナは自身がギルドに行ったときも同じ様に挑発してきた冒険者を返り討ちにしたそうだ。だから一部の冒険者から恐れられてるのか、何か納得した

 

「僕ってそんなに女の子に見えるのかな?」

 

「うん、見える。声も高めだし、言われないと男って分からないよ」

 

「そうか〜、まあ何とかなるよね」

 

そんな事ないと言いたそうな顔をしているユナを見て苦笑いを浮かべるユウだった

 

「ユウさ〜ん、ユナお姉ちゃ〜ん!」

 

「フィナ!仕事は終わったの?」

 

「今日は早めに終わったんだよ、ユナお姉ちゃん」

 

早めに仕事が終わったフィナに合わせてユナから買い物行こうと提案される。フィナは勿論行くみたいだが、ユウは行ってくると良いと伝えてその場を去ろうとする。しかし、フィナに腕を捕まれ「一緒に行きましょ!」と笑顔で言われたので断り切れず、二人に着いていくことにした

 

〜買い物中〜

 

服屋に武器屋とフィナの案内の元、ユナは買い物をしていた。ユウは楽しそうに過ごす二人を見ながら笑顔で見つめていた

 

「一杯買っちゃった」

 

「私も一緒に買ってもらって良かったのかな?」

 

「お母さんと妹さんの為なんでしょ。気にしない気にしない〜」

 

食料や薬等、必要な物をフィナの為に買ったユナ。フィナから遠慮されるが、「気にしないで」の一言伝えて買い与えていた。そして最後にユナとユウが泊まっている宿にフィナを招待して三人で食事を取ることになった

 

「・・・此処の食事、食べてみたかったんです」

 

「部屋までありがとうございます。エレナさん」

 

「いえいえ、食べた後にお皿下げてくれると助かります」

 

「温かい内に食べちゃお!」

 

食事が始まった。食べてる途中にフィナから「半分持って帰って良いかな?」と言われる。この子の母親や妹にも食べさせたいのだろうと思い、ユウから「持って帰れそうな料理作ろうか?」と伝えると二人に「出来るん(の!?)ですか!?」と言われた

 

「簡単なものだけどね。食事の後にエレナさんから厨房借りて作ってあげるよ」

 

「ユウさん、ありがとうございます!」

 

「あとね、フィナ」

 

「はい?」

 

「さん呼びは辞めよう。ユナみたいに普通に接してくれると嬉しい」

 

「えっ!?・・・じゃあ、ユウ“お兄ちゃん”」

 

「うん、それで良いよ」

 

こうして楽しい食事を終えて、フィナに料理を作って一緒に持って帰って貰うのだった。それにしてもお兄ちゃんか・・・妹が居たらこんな感じかな~

 

〜次の日〜

 

ユウは早速依頼を受けに冒険者ギルドへ向かっていた

 

「すみません、ヘレンさん。依頼を受けたいんですが?」

 

「あっ、ユウさん。依頼ですね、今のランクでしたらウルフを3匹討伐になりますね」

 

「3匹?少ないですね」

 

「最初の依頼ってこんなものですよ。討伐の場合でしたら証拠として魔石や素材一式があれば大丈夫ですよ。あとはこちらで依頼成功として処理します」

 

なるほど、素材と証拠になる魔石が必要か。とはいえ、解体出来ないんだけどどうしよう

 

「ちなみに解体できない場合はどうすればよいですか?」

 

「・・・その場合はこちらへ死体を持って帰って貰う事になりますね。こちらで解体出来る職員がいるので」

 

じゃあ、荷車あたりを借りて討伐しに行こう

 

〜町近くの森〜

 

魔法の練習を含めてウルフの討伐を始めたユウ

 

「はあぁぁぁ!」

 

首を跳ね飛ばしたり、体を真っ二つに切り裂いたりと結構グロい感じなってしまった。自身の刀の切れ味を改めて認識し、峰打ちでウルフを討伐していった

 

「ふう、刀の性能は分かった。あとは魔法だけど・・・」

 

ファイヤーボールみたいに火球を飛ばす事が出来ないが、刀に炎を纏わせたり、炎を操って巨大な腕にして相手の捕縛や叩きつけるといった芸当は出来る事を認識して原型を留める程度にウルフを討伐していった

 

「やり過ぎたかな?」

 

気付いたら荷車にウルフの死体が山のように積んだ状態になってしまった

 

「(これ・・何か言われるかな?いや、言われるな)」

 

荷車を引きずりながら町に戻ったユウ。たくさんの人から驚愕の視線を受けながら冒険者ギルドへ向かった

 

「ユウさん?お早いお帰りですね。どうかしました?」

 

「え〜と、ウルフの討伐完了したんで見てもらっていいですか?」

 

「もう討伐したんですか?何処にありますか?」

 

「ギルドの外の荷車に・・・」

 

「え?」

 

受付のヘレンさんの前には荷車の荷台に山積みになったウルフの死体だった

 

「・・・これ・・どうしたんですか?」

 

「ちょっと、倒すのに夢中になってたらこんな事になってました」

 

「ちょっとって・・・確認しますね」

 

〜数十分後〜

 

「ユウさん、ウルフ50匹の討伐を確認しました・・・聞いても良いですか?何故あんな事に?」

 

「え〜と、剣と魔法の練習で数匹狩る予定だったんです。でも、偶然大きな群れに襲われて討伐したらあんな事に・・・」

 

「・・・はあ〜、ユナさんと同じ事してますよ?ユウさん」

 

ヘレンさん、呆れてるよ。まあ、ユナも似たことして困らせたんだろうなとは思ってたけど僕も大概だな

 

「今回の結果ではウルフ3匹の討伐以外の依頼も一緒に含めました。依頼5つ分の成果ですのでその分報酬とユウさんのランクをEに上げます」

 

「え?ランクE?冗談ですよね?」

 

「冗談ではないです。昨日冒険者カードを発行したとはいえ、一度に多くの依頼をこなしたとなればランクを上げなくてはいけません」

 

「あっ・・はい」

 

周囲からは・・・

 

「ウルフを50匹討伐だってよ?!」

 

「あのお嬢ちゃん、只者じゃね〜」

 

「熊のお嬢ちゃんと同類か〜」

 

「(言われ放題だな)あの・・皆さん、一言良いですか?」

 

「「「「「???」」」」」

 

全員(ヘレンさん含めて)でユウに視線が向く

 

「僕はこんな格好と見た目で誤解させやすいですが、“男”なんでお嬢ちゃんとかではありません」

 

「「「「へっ?」」」」

 

「「「「なにぃぃぃぃぃぃぃ!?」」」」

 

「「「ぐおぉーー、神は死んだ!!」」」

 

このあと、ユナが来るまでギルド内がカオスすぎる空間が広がっていた。ユナに事情を伝えると「まあ、そうなるよ」と呆れた様子で依頼を受けに行ってしまった。ちなみに一部の冒険者から「男だからなんだ!可愛ければ良いじゃないか?!」と開き直っている変態共がいたのは別のお話し・・・




〜後日談〜
ヘレンさんはユウが男と知って一番驚いており、ギルマスを呼んでユウが本当に男かどうか確認を頼んでいた様子。ギルマスの確認(意味深)後に改めて男と分かると「男の娘なんですね!」と若干喜んでいたみたいだった
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