はい、まさかの毎日投稿をここまで続けられたことに驚きを隠せないでいる作者です。もうすぐ大学が始まりますので、投稿ペースが落ちると思いますが何卒よろしくお願いします。
ちなみにこれはエイプリルではございません←本当です
香織「あ!雫ちゃん!!」
ユエ「……起きた?」
親友と同行者の顔が目に移り、自分がいる場所にも気がついた
雫「か、香織…ユエ?……あれ?なんで私、王宮の寝室に…」
香織「そっか…雫ちゃん覚えてないんだった……あのね雫ちゃんはね」
そこで香織は話す
曰く雫は光輝に助けられた後すぐに気を失ってたらしい
魔力をほぼ使い切り、死ぬ直前だったが光輝に救われたことでそれまでの緊張感が臨界点を超えてたこともあり気絶した
それからすでに1日経っていた
そして香織は雫が気絶していた間のことを話す
あのあと香織達とクラスメイト達は気絶した雫をお姫様抱っこで持ち上げた光輝と無事合流した
自分が眠っている間に光輝にお姫様抱っこされたことを知った雫は頬を赤らめる
その後ハジメやカズマ達とも合流
王宮内の王族や重鎮達も無事魅了を解呪できており、皆正気になっていた
操られていた騎士達の中にはメルドも紛れており、死者が一人も出なかったのはまさに奇跡だった
国王であるエリヒドは正気に戻ったあと魅了されていたときの記憶を持っており、自身が操られていたこと、そして娘に辛く厳しいことを言ったことなどで心を病み、リリアーナやクラスメイト達に深く謝罪した
カズマが代表して、ことの経緯やこの世界の真実を話すと国王や重鎮達は最初は信じられなかったが、カズマがまた月読にかけ記憶(自分達の事やオスカーオルクスの遺言など)を見せたことで信じてもらえた
しかし、イシュタルを始めとするエヒトの狂信者達はエヒトが人類の敵であるとは聞き入れてもらえず、それどころか『エヒト様のお言葉は何者にも覆せない決定事項』『たとえエヒト様が人類の滅亡を願い、世界の崩壊を望んでいたとするなら、私達はそれを受け入れるのみ』と、エヒトを全面的に支持していた
光輝の言う通り、エヒトの為なら平気でなんだってできる狂信者達だった
しかもそれから教会の総本山である神山を調べるとなんとなんと教会はその権力と権威を利用して汚職や秘密裏に人を殺めていたりなど、汚いことにも平気で手を出していた
これにはエリヒド王はイシュタルを含めた信者共々全員を捕らえるよう命じた
このとき、変に抵抗されない為に幸利と恵里に浩介の三人が出向き、見事全員引っ捕らえた
そこからはとにかく忙しかった
まず国王は今の教会が権力乱用と汚職を働いた邪教と化していた事や、エヒトが実は悪神であるなどを国民に伝えた
当然こうなると国中でパニックが起こった
しかし、国王は続けて言う
こことは違う他世界から邪神を倒すため、そして世界から争いを無くすため、他世界の神からこの地へと送られた神の使徒(カズマ、アクア、めぐみん、ダクネス)がいると
そして豊穣の女神である畑山愛子は、その者たちと共に世界を平和へと導くために舞い降りた現人神であると
この世界において、豊穣の女神の名は大きな影響力があり多くの国民がそれを聞き、国中で起きていたパニックは沈静化された
なお国王が言った言葉は皆カズマが考えたものであり、これを聞いた雫は苦笑した
これには香織もカズマに色々と言ったようだったがそれに対しカズマ曰く『人に嘘を信じさせるコツは8割の真実と2割の嘘がベストだ。この場合嘘なのは愛子先生が現人神であることや先生が俺達と共に神を倒そうとするって所がな』と言った
ちなみに当人である愛子は『世界の人々のために頑張っている貴方方の役に立てるなら、私の名を遠慮なく使って欲しい』と言われたので、国王にこの内容を国民に伝えさせたのだった
その他にも色々あった
カズマは今回の事で世界の真実をクラスメイト達にも話すべきだと判断し、クラスメイト達を集めて全て話した(カズマと同席者としてハジメと香織と光輝も一緒)
ちなみに恵里と浩介には以前のホルアドでの勇者パーティー救出後のその日のうちに話した
全てを聞き終わり、真っ先に声を張り上げたのは勇輝だった
勇輝「なんだよ、それ。じゃあ、俺達は、神様の掌の上で踊っていただけだっていうのか? なら、なんでもっと早く教えてくれなかったんだ! オルクスで再会したときに伝えることは出来ただろう!」
非難するような眼差しと声音に、しかし、ハジメは面倒そうにチラリと光輝を見ただけで何も答えない
それに対し光輝は無言だったがそこそこの付き合いであるハジメにはそれが怒るのを我慢しているものだとすぐにわかった
その態度に、勇輝がガタッ! と音を立てて席を立ち、カズマ達に敵意を漲らせる
勇輝「何とか言ったらどうなんだ! お前が、お前達が!!もっと早く教えてくれていれば!」
いきり立つ勇輝にハジメは五月蝿そうに眉をしかめると、盛大に溜息をついて面倒くさそうな視線を勇輝に向けた
ハジメ「それを言って、お前が信じたのかよ?」
勇輝「なんだと?」
ハジメ「どうせ、思い込みとご都合解釈大好きなお前のことだ。大多数の人間が信じている神を〝狂っている〟と言われた挙句、お前のしていることは無意味だって俺から言われれば、信じないどころか、むしろ、俺達を非難したんじゃないか? その光景が目に浮かぶよ」
勇輝「だ、だけど、何度もきちんと説明してくれれば……」
カズマ「いいや、お前は絶対信じなかったな…そもそも俺達に対して敵意向けてる時点でお前は俺達の如何なる発言も信じなかった」
その発言にこれまでの勇輝の後先考えない無鉄砲な行動を見続けていたクラスメイト達も納得していた
だが、勇輝だけは納得できないようで未だ厳しい眼差しをハジメ達に向けている
勇輝「で、でも、これから一緒に神と戦うなら……」
ハジメ「待て待て、勇者(笑)。俺がいつ神と戦うといったよ? 勝手に決め付けるな。向こうからやって来れば当然殺すが、自分からわざわざ探し出すつもりはないぞ? 大迷宮を攻略して、さっさと日本に帰りたいからな。神と戦うのはカズマ達と天之河だけだ」
その言葉に、勇輝は目を大きく見開く
勇輝「なっ、まさか、この世界の人達がどうなってもいいっていうのか!? 神をどうにかしないと、これからも人々が弄ばれるんだぞ! 放っておけるのか!」
ハジメ「顔も知らない誰かのために振える力は持ち合わせちゃいないな……」
勇輝「なんで……なんでだよっ! お前は、俺より強いじゃないか! それだけの力があれば何だって出来るだろ! 力があるなら、正しいことのために使うべきじゃないか!」
勇輝が吠える。いつもながら、実に正義感溢れる言葉だ。しかし、そんな〝言葉〟は、意志なき者なら兎も角、ハジメには届かない
ハジメ「……〝力があるなら〟か。そんなだから、いつもお前は肝心なところで地面に這いつくばることになるんだよ。……俺はな、力はいつだって明確な意志のもと振るわれるべきだと考えてる。力があるから何かを為すんじゃない。何かを為したいから力を求め使うんだ。〝力がある〟から意志に関係なくやらなきゃならないって言うんなら、それはもうきっと、唯の〝呪い〟だろう。お前は、その意志ってのが薄弱すぎるんだよ………最も、軟弱なのはそこだけじゃないけどな」
それだけ言うとハジメは勇輝なんぞ興味なんかねえとでも言いたげな態度を取った
が、ここでカズマにバトンタッチされた
カズマ「そういえばさ天之河兄……お前よお…香織や恵里達から聞いたんだが……余計な事をしたんだったよな?」
勇輝「え?よ、余計なことって?」
カズマ「……自覚が無いみたいだから一応言ってやろう……あの神の使徒ノイントってたっけか?せっかく幸利と恵里が動きを止めてお前らを逃がす為に動いたっていうのに、お前が余計な事をしたせいでノイントからの攻撃でクラスメイト達は死にかけた。おまけに余計な事をしたお前は真っ先にダウンときた…そしてボロボロになっていた雫に守られた……お前前に言ってたよな…『俺が君を守る』って……守るどころか結局雫一人にしわ寄せが来て危うく殺されかけたんだが…それと香織から聞いたんだが雫が光輝が来るまで足止めしてその間にクラスメイト達を逃がすって言ったのにお前はそれを無視して『南雲や光輝なんか必要ない!!俺が倒すんだー!』とか言ってたみたいだが………地球に居たときから思っていたが、お前がハジメや光輝を下に見ていたのは感じてはいたが、その下に見ていた奴らが自分以上の実力を持ったことにくだらないプライドが働いて勝手な事をしたわけだな?………つまりお前は、クラスメイト達の命や安全よりも自分の自己満足とプライドを優先させたわけだ……度し難い…」
カズマの言葉に周りが唖然とした
勇輝は震える声で否定しようとするが
光輝「……貴様は…どこまで俺を苛立たせれば気が済む」
ずっと自身の怒りを抑えていた光輝が身体から殺気が流れ出し、それにクラスメイト達は失神しかけた
光輝「……貴様はなんだ?…そうまでしてヒーローになりたいのか?守るとか抜かした相手の事を蔑ろにしてまで出しゃばるのか?……さっき貴様はこれからは俺達も一緒に戦うと言ったがその俺『達』の中に、まだ共に戦うとも言ってないクラスメイト達を勝手に加えたのか?」
勇輝「!!い、いやそれは…」
光輝「それともう一つ……俺達もと言ったが、貴様らなんか居ても役に立たん。足手まといにしかならん……貴様らと戦うくらいなら一人で戦ったほうがまだマシだ」
勇輝「なっ!?そ、そんなわけ無いだろ!!俺達が足手まといなんて!!」
光輝「現に貴様らはあのノイントとやら一人に何もできなかったじゃないか……それどころか貴様は戦える者、対抗できる者の足を引っ張っただけだ…貴様はいないほうがよっぽどいい」
勇輝「ふ、ふざけるな!!」
勇輝が感情のまま光輝に殴りかかるがそれを光輝はあっさりと避けると地面に転ばせ倒れた所を刀を抜いて首に当てた
光輝「俺はな…貴様のことを最も殺したい相手だと思っている……だがこれではっきりした……貴様には殺す価値なんかない……ただ生きているだけで目障りなだけだ……今後俺を苛立たせる真似をしてみろ……命を奪わなくとも檜山のように精神的に殺してやるからな?……」
それだけを言うと光輝は刀をしまい、その場を去ろうとする
勇輝「くっ!お前は昔と変わってしまったな、光輝!!」
光輝「……貴様が昔から進歩してないだけだ……ガタイはデカくなっても、中身はあの頃のまま…人の善性を信じ続けるガキそのものだ」
そう言い今度こそこの場を去ったのだった
雫「……そんな…ことが…」
香織「……光輝君……よっぽど雫ちゃんが傷つけられたのがすごく頭にきてたみたい…………それと、自分が来るのが遅くなったせいで雫ちゃんが傷ついちゃったことを気に病んでた…」
雫「え?……」
ユエ「ん……あの時、遠くからだったけどノイントを仕留めようとしていた光輝の須佐能乎から怒りや殺意が溢れてた……それと、私達がこの部屋に来る前、光輝がベットで眠っている雫を悲痛な表情を浮かべて見ていた……」
雫「……そう…」
香織「……やっぱり…光輝君は変わらないね…昔から…」
ユエ「?……昔の光輝って…どんなだったの?」
香織「そ、それは…」
雫「香織…いいの……私が話すわ…」
そう言うと雫はユエにかつて自身と光輝の間に何があったのか話しだした
光輝「……」
王宮の木々に囲まれた庭に一人目を瞑りながら佇む光輝
その周りの木々や地面、草むらにはマトがいくつも置かれている
そして両手にはいくつものクナイを指の間に挟めて握っていた
光輝「……!!」
その瞬間光輝の姿が消えたかと思うと一瞬で宙に逆さの体制で飛び、そのまま両手のクナイを全て投げ、その直後新たなクナイを素早く取り出しほんの僅か前に投げたクナイを更に上回る速度で投げ、先に飛んでいたクナイとぶつけさせ、軌道をずらさせた
結果全てのクナイは全てのマトのど真ん中に命中していた
そして地面に着地した光輝の両眼は写輪眼へと変わっていた
光輝「……(俺が……もっと早く来ていれば……あいつは…)」
その光輝の表情は……悲痛と怒りに満ちていた
ちなみに光輝が使っているクナイはカズマに作らせたものです。
作らせた理由は単純に光輝の好みだったから
本作の投稿が四十話を超えました。これから出す原作改変キャラクターの中で誰が好きですか?
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友達と優しさを持つハジメ
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闇を抱えた孤独の光輝
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物凄く動いてまわってるカズマ
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ティオに惚れられた心優しきウィル
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光輝を孤独にさせない一途な雫