カム「カズマ殿!ボス!リーダー!!我らの一族を救っていただいたご恩、一生忘れません!!」
アルフレリック「我々フェアベルゲン全亜人全一族も、貴殿らに感謝とご恩を」
無事亜人の奴隷解放を果たした一行は、帝国の奴隷にされた亜人達を引き連れフェアベルゲンにたどり着いた
そこでは奴隷にされ離れ離れになった家族や恋人、友人の再会を喜ぶフェアベルゲンの亜人達の姿が見えた
そんな亜人一同はカズマ達に惜しみない感謝を伝えた
そんな中、帝国へ戦争を仕掛けようとする亜人の声が聞こえたがカズマが
カズマ「今はただでさえ人間族と魔人族が争っている中お前達まで戦争に参加してみろ。それこそこの世界の人々の争う姿を楽しむ邪神の思うツボだ……お前達が人間族を憎む気持ちはよくわかる…やり返したい気持ちもな………けどよ……それをやってしまったら……終わらない憎しみの連鎖が更に深まるだけだ……お前たちは、これから生まれてくる子孫たちにまでその憎しみの連鎖に巻き込むつもりなのか?」
カズマの言葉に帝国へ報復しようとした亜人達は驚き、声をあげられなくなっていた
カズマ「歩み寄らなきゃ…互いに……でなきゃ何も変わらない……俺は知って欲しいんだよ……人間も亜人も魔人も竜人も皆一緒だってな………確かにそれぞれの種族の壁や違いはある………けどな………家族がいて友達がいて……誰かを愛し、大切な人の為に戦う…大切な人の死に涙を流し怒る……違わないんだよ……内面は皆一緒だ……けどそんな彼らやアンタ達を終わらない争いの道へと進ませたのはこの世界に住む人々の命をおもちゃのようにもてあそぶ邪神エヒトだ………俺はエヒトを倒し、奴に支配されたこのトータスという箱庭を解放する……そしてこの世界に住む人々が争いや差別に遭わない……平和で戦う必要のない世界したい……それが俺の夢だ……大変なのはわかる……それを絵空事だと思うなら笑えばいい」
笑えばいいと言ったが、亜人達に笑うものは一人も居なかった
ハジメ「……わかってるみたいだな……それを笑うってことは……かつてこの世界をエヒトの支配から解放しようとした解放者達をも笑うことになるってことを………こいつのやろうとしていることは、確かにこの世界の住人達からすれば馬鹿みたいなことだろうよ……けどな…こいつの事を馬鹿にするのは俺が許さん……」
シア「カズマさんがやろうとしていることは、この世界に住む、私達を含めた全ての種族が、明るい未来へとたどり着けるようにするためです!!本来ならこの世界とは全く関係無い世界の住人でありながら、この世界の人達の為に!!」
アルフレリック「……我々は…どうすれば……」
ハジメやシアに気圧された亜人一同
その亜人一同を代表してアルフレリックが聞いてきた
カズマ「……俺は今、エヒトを倒すために様々な同志を集めている……今も集まっているがその中に魔人族の同志だっている……………本音を言えば…エヒトを倒すため、あんた達の力を借りたいと思ってる……けど強制はしない……自分でどうするべきか自分で決めなきゃ意味が無いからな…………」
それだけ言うとカズマははじめ達と共にハイリヒ王国へと飛んだ
カズマ達が去ったあと、アルフレリックとカム達フェアベルゲンの亜人達はこれからの自分達を考え話し合った
カズマ「あ、そういえば神山の大迷宮忘れてたわ」
ハイリヒ王国へ戻ったあとカズマのセリフを聞きそういえばそうだったとハジメ達も反応した
その後集まったカズマ達伝説のパーティーとハジメ一行は神山に訪れた
早速大迷宮探しを始めようとした時だった
アクア「……!!カズマ…あれ」
アクアが指差した方を見ると白い法衣のようなものを着た禿頭の男が立っていた
しかしその姿は透けてゆらゆらと揺らいでいた
禿頭の男は、カズマ達が自分を認識したことに察したのか、そのまま無言で踵を返すと、歩いている素振りも重力を感じている様子もなくスーと滑るように移動した
そして、姿が見えなくなる直前で振り返り、カズマ達に視線を向ける
香織「……あれ…ついて来い…ってことだよね?」
カズマ「……恐らくな…」
雫「ね、ねえ…あの人半透明でゆらゆらしてたけど…も、もしかしてあれって…」
アクア「幽霊ね」
雫「グフぅ!」
リアル幽霊を見たショックに気を失いかける雫
アクア「なんちゃって、冗談よ冗だ痛!!」
アクアの冗談に怒った雫が涙目でアクアを叩く
香織「……そういえば雫ちゃんって怖いのとか苦手だったよね…?」
一行がその幽霊?についていくこと5分
幽霊?が目的地らしき場所にたどり着いたかと思うと今度はある地点に指を差した
その場所に近づくと地面から大迷宮の紋章が出現した
その地面の紋章が発する淡い輝きがカズマ達を包み込んだのだった
そして、次の瞬間には、カズマ達は全く見知らぬ空間に立っていた。それほど大きくはない。光沢のある黒塗りの部屋で、中央に魔法陣が描かれており、その傍には台座があって古びた本が置かれている
どうやら、いきなり大迷宮の深部に到達してしまったらしい。 カズマ達は、魔法陣の傍に歩み寄った。カズマは、ハジメ達と頷き合うと精緻にして芸術的な魔法陣へと踏み込んだ。 と、いつも通り記憶を精査されるのかと思ったら、もっと深い部分に何かが入り込んでくる感覚がして、思わず皆ともに呻き声を上げる。あまりに不快な感覚に、一瞬、罠かと疑うも、次の瞬間にはあっさり霧散してしまった。そして、攻略者と認められたのか、頭の中に直接、魔法の知識が刻み込まれる
カズマ「……魂魄魔法?」
ティオ「う~む。どうやら、魂に干渉できる魔法のようじゃな……」
ユエ「……ミレディが、ゴーレムに魂を定着させて生きながらえていたのはこの魔法の力」
ハジメ「だろうな…」
アクア「この神代魔法、再生と合わせて私適性あるわ!」
めぐみん「私は無いですね……やはり爆裂一択しかないです」
ダクネス「私は生前から魔法の適性が全くないからこの魔法も上手く使えないな」
その後ハジメが台座に安置された本を手にとった
どうやら、中身は大迷宮【神山】の創設者であるラウス・バーンという人物が書いた手記のようだ。オスカー・オルクスが持っていたものと同じで、解放者達との交流や、この【神山】で果てるまでのことが色々書かれていた。 しかし、ハジメには興味のないことなので、さくっと読み飛ばす。ラウス・バーンの人生などどうでもいいのである。彼が、なぜ映像体としてだけ自分を残し、魂魄魔法でミレディのように生きながらえなかったのかも、懺悔混じりの言葉で理由が説明されていたが、スルーである
書紀の最後の辺りで、迷宮の攻略条件が記載されていたのだが、それによれば、先程の禿頭の男ラウス・バーンの映像体が案内に現れた時点で、ほぼ攻略は認められていたらしい
あの映像体は、最低、二つ以上の大迷宮攻略の証を所持している事と、神に対して信仰心を持っていない事、あるいは神の力が作用している何らかの影響に打ち勝った事、という条件を満たす者の前にしか現れないらしい
つまり、【神山】のコンセプトは、神に靡かない確固たる意志を有すること
おそらく本来、正規のルートで攻略に挑んだのなら、その意志を確かめるようなあれこれがあったのではないだろう
ただカズマ達はこの神山に入る前に神の使徒と戦ったりエヒトに染まった教会連中をひっ捕らえたりなどこの世界の神に抗う行動をしてみせたので色々ショートカットできたのだろう
この世界の人々には実に厳しい条件だが、カズマ達には軽い条件だった
そして台座に本と共に置かれていた証の指輪を取ると、カズマ達は、さっさとその場を後にした
王宮に戻ったあとカズマが
カズマ「!!……あの神代魔法……降霊術師の恵里なら適性あると思う!!そして恵里があれを覚えたら恵里と俺とアクアでラウス・バーンの考案した術が使えるかもしれない」
カズマのいう術とは、書紀に書いてあった生前のラウス・バーンが未完成の末残してしまった遺産のことであり、それにはアクアレベルの魂魄魔法の使い手がふたり必要である
ハジメ「いや急だな…それにラウスの神代魔法は最低でも2つの神代魔法を持ってなきゃいけないから無理だろ」
カズマ「フッ…忘れたかハジメ。俺にはテレポートがある…一度行ったことある場所ならテレポートで好きなようにまわることができる!」
ハジメ「!ま、まさか…」
カズマ「つうわけでちょっと今から恵里とプチ攻略してきまーす」
それだけ言うとカズマは恵里を探しに王宮をまわっていった
その翌日
王宮に帰ってきたかカズマの横には、色々と疲れ果てた様子の恵里の姿があった
ちなみに恵里はオスカーとメイルの神代魔法を手に入れたようだった
本作の投稿が四十話を超えました。これから出す原作改変キャラクターの中で誰が好きですか?
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友達と優しさを持つハジメ
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闇を抱えた孤独の光輝
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物凄く動いてまわってるカズマ
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カズマを支える相棒兼正妻のアクア
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影薄だけど友達思いの浩介
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原作と違い闇を感じない恵里
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原作と違い救済され闇を祓われた幸利
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ティオに惚れられた心優しきウィル
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光輝を孤独にさせない一途な雫