創造のハジメと破壊の光輝   作:スカイハーツ・D・キングダム

88 / 108

大トロ「俺さあ…実は主人公のハーレム物って好きじゃねえんだよなあ。どっちかっていうと女一人を愛する純愛物が好きなんだよなあ」

カズマ/ハジメ「「……」」←ならなんで俺達の嫁は複数人にしたのかって顔

光輝「……」←だから俺は上の奴らとは違うのかって顔




第七十四話 助けたい想い《後編》

 

ハジメ「チッ…舐めやがって」

 

神の使徒達を相手取りながら神域を進むことしばらくし、ハジメと光輝はとうとう神域の最深部へと足を踏み入れた

 

最初に目にした光景は、まるでラスボスのいる大広間へ続くかのような巨大な螺旋階段

その次に目に映ったのは、その階段前で門番のように佇んでいた複数体の神の使徒だった

 

しかし、通常の使徒とは違い強力な白金の使徒だったことに加え、使徒達の能力を底上げさせる意味でユエの魔力を与えられ、見立てでは全ステータスが軽く66000ほどあり、これはハジメや光輝のステータス値を大きく上回っていることとなる

 

それに対し現時点でのハジメと光輝のステータス値はというと

 

南雲ハジメ

 

筋力:51000

体力:42000

耐性:42000

敏捷:51000

魔力:63000

魔耐:47000

 

天之河光輝

 

筋力:54000

体力:47000

耐性:49000

敏捷:56000

魔力:66000

魔耐:52000

 

この数値はオルクス大迷宮から出る前に測ったときと比べ、何倍も高くなっていることとなる(なおこれでも戦闘技術と経験が段違いのカズマには勝てません)

 

これまでの戦闘や心身の成長に加え、それぞれの中にいる者達との魂の融合が進む事に、その力がハジメ達の力と重ね合わさっていき、完全な融合を果たすことで、ふたりの力は文字通り最強に至る

 

そんな白金の使徒達が行く手を阻んだので無論ふたりは戦うことになったのだが、白金の使徒からユエの魔力を感じると光輝が言い、ハジメも気づくと白金の使徒の一人であり筆頭のエーアストがご丁寧に説明したが

 

エーアスト「正確には我が主であるエヒトルジュエ様の、と言うべきでしょう。既に、あの肉体も魔力も、全ては主のものです」

 

ここでエーアストはハジメにとっての地雷発言をした

 

ハジメの前でユエをエヒトの物とも取れる発言を取ったことでハジメのただでさえユエ関連に対し沸点の低かった頭に一瞬で血が昇りほんの0.2秒の『限界突破(ステータス3倍化)』を発現させエーアストを一瞬で葬り去り、その周囲にいる白金の使徒も瞬殺した

 

結果足元には神の使徒だった物の残骸が転がっており、ハジメが苛つきながらも残骸を踏んづけながら悪態をつく

 

光輝「……」←相変わらずのユエ馬鹿だなって顔

 

ハジメ「…んだよ…なんか言いたそうだな」

 

光輝「……別に」

 

ともかくハジメにより使徒達を倒すことができたので光輝はバイクを宝物庫に戻しハジメも戻すと長い長い螺旋階段に足をつけるのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なにもない…真っ暗な空間の中

恵里…いや…幼い姿の恵里は膝を抱えながら涙を流していた

 

もうどれだけここにいるのかわからない

時間の感覚すらも分からなくなっている反面…命の終わりが近づいていることを感じ始めていた

 

そんな恵里の心には多くの負の感情が溢れており、今にも飲まれてしまいそうだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

暗い

 

 

 

痛い

 

 

 

何も見えない

 

 

 

何も聞こえない

 

 

 

なんで誰も居ないの?

 

 

 

なんで僕を独りにするの?

 

 

 

寂しいよ

 

 

 

怖いよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

独りにしないでよ   助けて

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カズマ/アクア「「恵里!!」」

 

恵里「!」

 

意識が完全に飲まれかけたその時

会いたいと思っていたふたりの自身を呼ぶ声が聞こえ、顔を上げた恵里

 

そこには自分と同じように幼い頃の…出逢った頃の姿をしたカズマとアクアが前に立っていた

 

恵里の心の中へ入り込んだふたりは恵里を探し回った末にようやく見つけ出すことができた

 

カズマ「どうやら完全に飲まれる前に間に合ったみたいだな」

 

アクア「ごめんね遅くなって!でももう大丈夫よ!私達が来たから」

 

恵里「な…んで…?」

 

カズマ「ん?」

 

恵里「なんで…助けに…来たの?」

 

カズマ「……おかしな事聞くなあ、そんなの助けたいから助けに来たに決まってんだろ?それよりも早くここから出るぞ」

 

そう言いながら恵里の手を引いて外へ出ようとしたカズマ

 

恵里「!駄目!!」

 

その瞬間

恵里に付着していた闇が表立って出現したかと思えばそれがまるで恵里を守るかの如く恵里の周囲を駆け回った

 

恵里「それに触っちゃ駄目!!触ったらお兄ちゃんが死んじゃう!!」

 

カズマ「……どういうことだ?」

 

恵里「……それ…エヒトが僕に掛けた支配下に置く魔法でもあって仕掛けた罠でもあるの…」

 

アクア「……これが…恵里の生命力を吸い取っている闇の核ね……外にいた時は表立って出てきてなかったけど……これ、触れようとした者を次の宿り先にする寄生虫みたいな性質があるわ…もしそれに触ったら…」

 

カズマ「……俺も恵里みたいに肉体を支配されて命を吸い取られるのか………チッ…もし外にいた時に出てくれたらアクアの魔法で消すことができたっていうのに…」

 

アクア「ここじゃあ私もカズマも魔法が使えない……でもこのままじゃ恵里が…」

 

恵里を救いたいのに救える手立てがないことにアクアの顔は苦痛に歪む

 

 

恵里「……もういい…もういいから…ふたりとも

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕のことはいいから……僕を殺して…」

 

カズマ「……は?」

 

アクア「え?」

 

突如恵里に『殺して』と言われ、思わず呆けた声が飛び出したカズマとアクア

 

そんなふたりに構わず恵里は続けて言う

 

恵里「こうなったらもう…僕は助からない。それに、僕一人なんかに構っているうちにエヒトや他の神の使徒たちの侵攻は進んじゃう………そうなったら他の皆が危ない………だから僕を早く殺して、ふたりも先へ進んで…」

 

アクア「なに…言ってる…の…」

 

恵里の言葉にアクアが声を詰まらせながら話し、恵里は少し苦笑気味な笑みを浮かべた

 

恵里「……もういいよ……僕は…もう十分生きたよ…お父さんよりも長くは生きられなかったけど…本当ならあの時死ぬはずの僕が…今日まで生きてこれたのは………ふたりが居たから……」

 

カズマ「……」

 

恵里「そして……ふたりからたくさんの優しさに愛情を……ハジメ達や鈴からは楽しかった思い出や緩やかな日々を貰った……あの時死んでたら…僕は決してそれを味わうことはなかった……楽しかった…もう満足だよ…だから…ここで終わっても悔いはないよ……それよりも僕のせいでふたりや皆に迷惑かけたり傷つけてしまう方がずっと辛い……だから」

 

カズマ「ふざけてんじゃねえよ!!

 

そう満足そうに…何かを諦めたかのような表情の恵里の言葉にカズマが激怒した

 

恵里「え?」

 

カズマ「どこにてめぇの妹分殺す兄と姉がいると思ってやがる!!俺に同じことを言わせる気か!まだ大人になってもいないうちに命を粗末にするやつがあるか!!

 

恵里「!」

 

カズマ「諦めてんじゃねえよ…あの時みたいに、自分の命を諦めてんじゃねえよ!!お前が何を言おうと、俺は、俺達はお前を見捨てねえし殺さねえよ!!自分の妹分一人守れねえやつが、この世界の人々を守れるか!!」

 

そう言いながら恵里の方へ手を伸ばした

 

恵里「おにい!」

 

カズマ「黙ってみてろ…アクア」

 

カズマはアクアの方へ顔を向けると何かを察したのかアクアは無言のまま頷く

そうしてカズマは恵里のまわりを飛び回る闇に触れようとすると闇は瞬時に恵里からカズマへ移った

 

カズマ「っ!ぐぅぅぅぅ!!」

 

闇はカズマの手から身体へ流れ込み、カズマはそれに苦しむ様子を見せた

 

カズマ「と、とりあえず、これ、で…恵里のなか、の闇は、とり…のぞけ、た…な」

 

その次の瞬間、まわりの景色が大きく変化した

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そこは死体や使徒の残骸ひしめく戦場だった

 

恵里「…え?ここは…」

 

アクア「…術が解けて現実に戻ってこれたわね…そして」

 

アクアが目を向けた先には

 

カズマ「っっっっっっ!!!」

 

頭を抱えながら苦しむカズマの姿があった

 

アクア「闇と戦ってる…」

 

恵里「お兄ちゃん!!」

 

思わず恵里が駆け出そうとしたがアクアに止められた

 

恵里「離して!お兄ちゃんが!!お兄ちゃんが!!」

 

アクア「…大丈夫…大丈夫だから……あいつがあんな闇なんかに負けたりなんかしないわ…信じて……貴女のお兄ちゃん…私達の大切な人を…」

 

そう恵里を落ち着かせる様優しく引き止めながらカズマの方を見た

 

カズマ「そ、うだ…恵里…しんぱ…いは…いらねえ…ぞ…これしき…なんて…こと…な…い……おい…エヒト…俺を誰だと思ってやがる…」

 

苦しみながらも平気そうな素振りを見せ、神域のゲートの先へ顔を向けるカズマ

 

カズマ「畏れ多…くも…世界一…つ救っ…た伝…説の冒険…者パー…テ…ィ…リー…ダー、サ…トウカ…ズマだぞ…この…程度…で俺を…仕留…めきれ…ると思っ…てん…なら大…間違いだ…!」

 

そのまま右腕をゲートの方へ向ける

すると

 

カズマ「ぐぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

カズマの中に巣食っていたエヒトが恵里に仕掛けた闇魔法が右腕に収束した

 

カズマ「身体…から…追い…出すことは…でき…ずとも…身…体の一…点に集まる…こと…はできん…だよっ!天牙!地牙!」

 

カズマが愛刀達の名を呼ぶと何も無い空間から2本の刀が浮遊した状態で現れた

 

そのまま天牙と地牙はまるで意思があるかのような動きを見せ、カズマへと向かって行く

 

カズマの愛刀『天牙』『地牙』

この二本の刀は他のアーティファクトの中で唯一持ち主の意思/司令に反映しオートで動くことができる

 

また普段カズマの宝物庫(ブレスレット型)にしまっているがカズマの呼び掛け、あるいは心の中で念じると宝物庫経由で出現する

 

そして、カズマが愛刀達に下した司令はただ一つ

 

それは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カズマ「最強の最弱職を舐めんな!!

 

ザッシュッ!!

 

己の右腕の切断(・・・・・・・)

 

恵里「!!」

 

カズマ「ッ!」

 

カズマは己の片腕を失った痛みに耐えながらも、速攻でもう片方の腕からある魔法を放つ

 

それは、己の愛した魔法少女が唯一使える魔法にして、唯一彼女から伝授された魔法

そして、カズマの使う魔法の中で最も高火力にして、最強の魔法

 

ただし、本家のそれと比べると威力も範囲も下位互換

そもそも彼女と比べると練度と魔力量に差がある

 

だからこそ、範囲を極限まで絞りつつ、込める魔力を限界まで圧縮することで威力を底上げし

 

放つ大技その名を

 

カズマ「『エクス・ブラスト!!』」

 

カズマの拳から放たれた高密度好圧縮の爆裂魔法…エクス・ブラストは、切断したカズマの右腕…そしてそれに取り憑くエヒトの置き土産である闇魔法ごと葬り去るのだった

 

 





進撃の巨人…終わっちゃったなあ……原作よりもアニオリ要素多めでよかったなあ
原作者が描きたかったのは漫画じゃなくてアニメの方って言われてるくらいなのは進撃の巨人くらいだと思います。
まさか劇場版のED曲が流れるとは思ってなくてビックリしたが曲選があって今じゃリピート気味に流してます。

もう75話を超えたのでここからは攻略者パーティーメンバーの人気投票のアンケートを取ります。正直出番の少ない恵里がかなり人気なのが驚きでした。そして光輝と雫の人気具合が想像以上でしたww正直作者の中ではもう光輝がハジメを抜いて主人公なのではとすら思いかけてますwww

  • 誰よりも夢に突き進むリーダー カズマ
  • 友達と優しさを持つ主人公 ハジメ
  • 闇と孤独を抱えた主人公 光輝
  • ハジメを愛し光輝を想う優しき吸血鬼 ユエ
  • ハジメを愛するバグ兎 シア
  • ハジメを愛する突撃娘 香織
  • 光輝をただ一途に愛する剣姫 雫
  • ウィルを愛するドM竜人族 ティオ
  • カズマを支える最強の女神(嫁) アクア
  • カズマを支える最強の杖(嫁) めぐみん
  • カズマを支える最強の盾(嫁) ダクネス
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。