創造のハジメと破壊の光輝   作:スカイハーツ・D・キングダム

99 / 108

今更ですが、先月の22日を迎え、本作の投稿開始から1年が経ちました。まさかこの1年で約100話の投稿をすることが出来たのは私の中でも大きなことだと思っています。できれば22日までに100話投稿をしたかったですが大学が忙しくて出来なくて無念でした。

ともかく、これからも宜しくお願い致します。


第八十四話 神の使徒ペイン襲来

 

香織「酷い怪我…よくこれだけ怪我して立ってられるね」

 

ハジメ「生憎痛みには慣れてるんでな」

 

ティオ「あの3人をここまで追い詰めるとは…アレがアヤツの本来の力というのか」

 

ユエ「ん…エヒト自身の能力はわかるけど…輪廻眼と転生眼の能力が未知過ぎてこっちもダメージ覚悟で看破している所」

 

無事神域に到着し3人と合流したシア達は不意打ちの連携でどうにかしてエヒトルジュエを吹き飛ばす事ができ、その間に3人の傷の手当と渡された神水入りの瓶を渡す

ハジメ達は渡された神水を飲みながらエヒトルジュエの能力や自分達も味わった輪廻眼と転生眼の能力の一端を語った

 

その際雫が光輝に神水を渡そうとして拒否られそれをハジメが奪って無理やり弱っていた光輝の口に瓶を突っ込むという一悶着があったもののこれでハジメと光輝とユエの3人の体力と魔力も回復することが出来た

加えユエの力を高めるためにハジメの血を吸血させるなど、エヒトルジュエとの戦いを制す為の万全の状態を整えていた

 

香織「魔力吸収に斥力…それ、対策はあるの?」

 

光輝「(あんの白髪眼帯が…無理矢理飲ませやがって)魔力吸収の方は発動する前に攻撃を当てるか物理攻撃と魔法攻撃を同時に当てるかだ。それ以外では魔力で操る物体や魔力で生み出した南雲の樹木までもを吸収できない…それと斥力による攻防は恐らくインターバルがあると見ていいだろう。それか斥力でも弾き飛ばせない力を当てるかどうかだな…」

 

香織「それってゴリ押しなんじゃ」

 

ハジメ「そのくらいしか攻略法が思い浮かばねえって話なんだよ…とにかくあいつにはふたり以上で攻めるしかねえ。あとダメージは最少に抑えつつな」

 

雫「さっきは不意討ちだったのと連携が上手く取れていたから攻撃を当てられたけど、次はもう当てられないかも知れない…」

 

光輝「(そうだ……現状、奴相手に確実に攻撃を当てる手段はないに等しい……だが佐藤達が無事なのは嬉しい誤算だ…なら)佐藤達が合流するまでの間に引き続きエヒトを少しでも消耗させる…メインは俺と南雲後はサポートだ」

 

ハジメ「確かに、あいつらが揃えばこの現状は大きく変わるだろうが…その前に俺達がくたばりそうだ。悔しいがシア達が揃ったところであいつに勝てるビジョンが浮かばねえ。ただでさえ俺達相手の時ですら本気を出してなかったってのによ」

 

さっきまでコテンパンにやられていたことを思い出し弱気なことを口にするハジメ

 

ユエ「…そう…勝率が1から2に変わった程度…でも、確実に私達が勝てる可能性は上がった。だから問題ない。だから私達は負けない…そうでしょ?ハジメ」

 

しかし、そんなハジメを立ち直らせようとユエがそういう

恋人の前でカッコ悪い姿見せたと僅かに羞恥を感じつつもなんとか立ち直る

 

ハジメ「……そうだな…俺としたことが、お前達が無事だったことを知って少し弱気になってた……俺達の勝利条件はカズマ達が到着するまでエヒトを弱らせつつ生き延びること。なに、さっきまでと違って体力も回復し、エヒトの手の内もある程度把握できて、おまけにお前達がいる。なんとかなるさ…勝つぞ、お前ら」

 

立ち上がりながらドンナーを引き抜き仲間達に顔を向けるハジメ

 

シア「はい!絶対、最後まで生き延びましょう!!」

 

シアを筆頭に光輝を除く面々は頷く

 

ゴッ!

 

エヒト「作戦会議は…終わったか?」

 

その直後空間が一瞬揺れたかと思えばシア達の連携を受け吹き飛ばされていたエヒトルジュエが空中に浮きながらハジメ達の前にその姿を見せた

 

ハジメ「お前、俺達に話す時間をわざわざ与えるなんて、意外と親切なんだなおい」

 

エヒト「ふ、どうせ最後には全て我にひれ伏す者共。最後に語らう時間を与えてやる神の慈悲よ」

 

エヒトルジュエの身体は雫達によりつけられたダメージの跡はすべて消え去っていた

 

エヒト「それにしても…よくも我が無限月読の光から逃れ、こうして現れてくれた。やはりあの転生者共は厄介だな……ふむ…7対1か…」

 

ハジメ「なんだあ?今頃になって人数差を気にすんのか?」

 

ユエ「ん…でも卑怯とは言わせない。お前はエヒト…」

 

ティオ「それだけ妾達は貴様を脅威だと認識しておるということじゃ」

 

エヒト「卑怯とは言わせない?当然だ…この程度我にとっては障害にならん。先程まではそこのふたりの分身体含め多数対一で戦っていたからな。……とはいえ…少し面倒だ……ならばコレはどうだ?」

 

そう言うとエヒトルジュエは空に手をかざす

すると空間が裂け、そこからオレンジ髪の使徒計6名がその姿を見せた

 

エヒト「これはかつて、インドラとアシュラを失い、その後代わりとなる器を生み出せないか試行錯誤の末創造してみせた者達…我はコヤツらを『うずまき』と名を与えたが…生憎生命力が強いことと封印術に優れているだけで我の求める基準に達していなかった…だが、せっかく作り出したのだから何かしらに使えないかと思い、我が生み出した時の流れが一切機能しない空間に放り込んでいたのだが……どうせなら今使ってやろうではないか」

 

エヒトルジュエは更に指を2本構えて見せるとうずまき全員の身体にまるで杭のようなものが空間から飛び出し打ち込まれた

 

杭を打ち込まれたその6人から生気が一切感じられなくなり全員が俯く

 

やがて6人が顔を上げるがその6人の顔…否、眼を見てハジメ達は驚愕した

 

香織「な、なんで…」

 

雫「あの6人の眼が…」

 

ハジメ「輪廻眼と転生眼、だと!?」

 

そう…本来はエヒトルジュエしか持たないはずの創造と破壊の眼をその6名はぞれぞれの両眼に存在していたのだ

 

エヒト「これも我が眼の能力。空間魔法と魂魄魔法に瞳力を重ね合わせ、対象に我が魂と力を分けた上で操る分身達…そうだな…今のコヤツらを仮に名付けるとすれば……そう、ペイン。インドラやアシュラ、吸血姫という我の器となるべくして産まれてきた者達を無くし、何百年も目的を果たせない日々を送った苦痛…貴様達が我に与えてきた手傷…それまで受けた全てを我から貴様達に痛みや苦痛という形で送る使徒と呼ぶべき存在…それがペインだ」

 

雫「…嘘」

 

光輝「チッ…(おそらくこいつら一体一体の強さは並の使徒、いや白金の使徒以上だな。7対7…といいたいが他と比べ攻撃手段を持たない香織は非戦闘員と考えれば実質6対7…)厄介な」

 

シア「(威圧感が…凄い…多分私やティオさんが倒した白金の使徒より強い)」

 

エヒト「さあ、続きと行こうか。足掻いてみせよ?」

 

エヒトルジュエの言葉とともに神の使徒 ペイン達はハジメ達に襲い掛かり

 

ハジメ「一人になるな!それぞれ味方のそばを離れるな!」

 

ハジメ達は身構えつつ相対するのだった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カズマ「無限月読が発動して、地上の生物全てが幻術に掛けられ、正直俺達以外無事な存在は居ないと思っていたが………やっぱアンタは無事だったか…ミレディ」

 

雫達を神域に飛ばし、地上に残った一行はというとカズマの指示の元各々が動いていた

 

雫達を送る際、戦場内にいる者達の魔力を感知してみると、とある存在を確認しカズマはアクアを連れその存在の下へ歩く

 

一方で残った面々であるめぐみんとダクネスに浩介、幸利、恵理はカズマから戦場内にいる残りの使徒や魔物の殲滅するよう言われそれぞれが残党狩りをしている

地上に残っているエヒトルジュエの配下達もまた無限月読の光を浴びたことで幻術に掛けられた状態となり、全てが棒立ち状態になっているため今なら簡単に殺すことが出来る

その際、アクアから別れて動くことになるためアクアが全員にそれぞれ無限月読の光を遮る為の結界を施すことで一人一人が自由に動き回れるようになった

 

ミレディ「カー君にアーちゃん!!無事だったんだ!!」

 

戦場で人間だった頃の己を模したゴーレムの肉体に魂を入れて自身の配下であるゴーレム達を引き連れ戦っていたミレディ・ライセン

無限月読の光を浴びたことで幻術に掛けられていたと思っていたのだが

 

カズマ「ここに来る道中…アンタの配下のゴーレムは問題なく動いていて、アンタの事もよくよく考えたら、今のアンタは言ってみれば空の器に取り憑く亡霊みたいな状態…ほぼ死人に近い存在なら無限月読の効果は受けないだろうと予想していたが…どうやら当たったみたいだな」

 

無限月読は光を浴びたあらゆる生物に対し幻術を掛けられる術であるが、生物ではない存在。ゴーレムなどの無機物や、生き物の肉体に宿っていない魂…死人には効果はなかった

 

カズマ「(昔アクアが言っていたな…身体…肉体とは魂の入れ物…器であり、肉体の衰えとはその器が魂を収められないほど損傷(怪我)、劣化(衰え)、錆びつき(病)を指し、やがては魂を器に保てなくなる状態を死と呼ぶ…ミレディの場合はゴーレムという肉体の劣化もない無機物にしがみつくことで生き長らえているが、そもそも生物の肉体ではないから生きているとは言えない…)それで、今このトータスがどういう状態かは…アンタも当然理解してるんだよなあ?」

 

ミレディ「うん……恐れていたことが…無限月読が、発動しちゃったんだよね……」

 

カズマ「一応無限月読は輪廻眼を使って発動する術ではあるから…輪廻眼さえあれば解除自体は出来ると思えるが……それまではどうしょうもねえ…この世界のすべての人々はずっと立ちっぱなしで何もできねえ…最悪栄養失調やらで勝手に死んでいくぞ……」

 

アクア「一応私ならあの幻術に掛けられた人をもとに戻すことはできなくはないわ。でもそれには時間も魔力も掛かるから、一人一人やってたらきりが無いの…」

 

ミレディ「いやアレ一応世界を揺るがす大幻術だよ!?規格外過ぎない!?」

 

解放者のリーダーであるミレディですら解除できない幻術をアクアは一人ずつなら解除できると知ると驚きの声を上げた

 

カズマ「あのさミレディ…アンタに聞きたいことがある……アンタを含めた解放者はかつて、エヒトを倒そうとずっと戦ってきた…それだけでなく無限月読の存在も知っていたんだ…アンタならもしかしたらなにかしらの対抗策を持ってたりしないかって思ってさ……何かないか?」

 

ミレディ達解放者はエヒトルジュエとの戦いをするなかで無限月読の存在を知っていた

かつてその時代、最高峰の魔法の使い手達七人の生き残りであるミレディならば或いはと思ったカズマは問いかけた

 

ミレディ「……正直に言うとね…無理…そもそも世界規模の術に私一人じゃどうしょうもないから…」

 

カズマ「……そうか…」

 

ミレディの口から不可能と言われ、カズマは頭の中で次の策を考えるのだった

 

ミレディ「……勘違いさせちゃったみたいだから一応言うとね…構想自体はできてるんだよ?……無限月読を解除するための…」

 

カズマ「…は?」

 

アクア「え…?」

 

が、ミレディの口から無限月読の解除するための方法の構想は出来ていると言われカズマとアクアは思わず呆ける

 

ミレディ「でもそれには…いくつか条件があってね……その一つが…私を含めた解放者七人の力がいる。だから不可能…」

 

しかし、今亡きミレディ以外の解放者達が必要と言い、ミレディは気落ちする

せっかくこの現状をどうにか出来るかもしれない策を口にはしたもののそれが不可能だと理解しているからである

 

だが

 

カズマ「……呼べばいいんだな?蘇らせるんじゃなく、呼べばいいんだな?」

 

ミレディ「言っておくけど降霊術じゃ駄目、できるだけ生きていた時に近い力じゃないととても」

 

カズマ「…あるぞ一つだけ…生前に近い状態で現世に呼ぶことの出来る術が!」

 

ミレディ「え…で、でもそんな術、私が知らないわけが」

 

カズマ「アンタが知らないのも無理はない。なんてったってその術は未完成だったんだからな?」

 

アクア「!カズマ…もしかしてそれって…」

 

カズマ「ああ…ならやることは決まったな。とにかく他のメンバーを集合させるか」

 

そう言うとカズマは上空に炎魔法を飛ばし照明弾代わりにし戦場にいる全てのメンバーを集めさせるのだった





ミレディの口調がよくわからん

もう75話を超えたのでここからは攻略者パーティーメンバーの人気投票のアンケートを取ります。正直出番の少ない恵里がかなり人気なのが驚きでした。そして光輝と雫の人気具合が想像以上でしたww正直作者の中ではもう光輝がハジメを抜いて主人公なのではとすら思いかけてますwww

  • 誰よりも夢に突き進むリーダー カズマ
  • 友達と優しさを持つ主人公 ハジメ
  • 闇と孤独を抱えた主人公 光輝
  • ハジメを愛し光輝を想う優しき吸血鬼 ユエ
  • ハジメを愛するバグ兎 シア
  • ハジメを愛する突撃娘 香織
  • 光輝をただ一途に愛する剣姫 雫
  • ウィルを愛するドM竜人族 ティオ
  • カズマを支える最強の女神(嫁) アクア
  • カズマを支える最強の杖(嫁) めぐみん
  • カズマを支える最強の盾(嫁) ダクネス
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。