元褪せ人のスローライフ(願望)   作:Crimson Wizard

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お久しぶりです。お待たせして申し訳ありません。最近モチベが無限にあるので投稿頻度少しは上がりそうです。
一話から見直してちょくちょく修正して来ましたのでお時間のある方は読んでやってください。
明日予定がありまして……久しぶりなのに物凄く短くて申し訳ないです。次は話の展開上長くなりそうなのでご容赦ください。


第21話

 

私もダンジョンに潜ってアイズを探すのは入れ違いになる可能性があるので、私はダンジョンの入口付近で待機しアイズと合流した。

アイズは満足そうな顔をして私の横を歩いている。満足のいく探索だったのだろう。

機嫌が良さそうなアイズの顔を曇らせるのは本意では無いが、後回しに出来る問題でも無い為話を進める。

 

「アイズ、大事な話がある。」

 

「ん?……なに?」

 

じゃが丸くんを頬張りながら首を傾げているアイズに、私は本題を切り出す。

 

「私はギルドから隻眼の黒竜の討伐を依頼された。」

 

私がそう言うとアイズは立ち止まり、表情が一気に固くなった。

 

「そこでアイズ達にも共に戦って欲しいという話なのだが、一つ条件がある。」

 

「……なに?そんな条件なくても……ううん。例えシルヴィアから言われなくても、黒竜は殺す、よ?」

 

本気で何を言っているのか分からない様子のアイズに私は条件について説明する。

 

「簡単な話だ。今の私達では到底黒竜に届かない。アイズ、貴公でもだ。」

 

「……そんな事は分かってる。シルヴィアは、なにが言いたいの?」

 

「貴公は……いや、お前は私と共にあると誓っただろう?」

 

「うん」

 

「私はお前に死んで欲しくない。今の、勝てないと分かりきった状況で黒竜に挑ませる訳にはいかない。」

 

なので、まず私を殺して欲しいと伝える。無論、ランクアップの可能性についても。そして一切の手加減をせず、互いに本気で戦うこと。

その他、フィン達と話し合った内容についてもアイズに話す。

 

話を聞いたアイズは嫌そうな顔をしたものの意外にも、その話を呑んだ。

 

「……分かった。シルヴィアは、死なないんだよね?」

 

「ああ。それに、これは私が望んでいる事だ。お前が責任を感じる必要は一切ない。」

 

「剣を人に、シルヴィアに向けるのは凄くイヤだけど……それしか方法がないなら、私はやる。」

 

そう語るアイズはいつもの表情ではなく、冷たい表情の中に燃える激情を秘めた目だ。

 

「私の我儘に付き合ってくれてありがとう、アイズ。」

 

「うん。それで、いつやるの?皆でやるん、だよね?」

 

「ああ。既にフィンが準備をしてくれている。アイズの返事次第ですぐ開始できるらしい。」

 

アイズの了承を得たので、私はそのままロキ・ファミリアのホームへと歩を進める。

 

 

 

 

 

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「……さて、準備はいいかい?皆。」

 

見慣れたロキ・ファミリアのホームでは無く、戦争遊戯(ウォーゲーム)の主催される舞台の一つである平原。

ここはオラリオでは無い。流石にロキ・ファミリアの面々が本気で戦うという事でギルドの監視まで付いている。

そして黒竜討伐が本当に可能かどうかを見極める為、神ウラノスやヘスティア、そして神ロキまでもが遠隔で観戦している。

更にはポーションやエリクサーに加えて、医療系ファミリアである『ディアンケヒト・ファミリア』から、

戦場の聖女(デア・セイント)】の異名を持つアミッド・テアサナーレと他数名の団員までもが待機している。

 

「おいフィン!俺は納得してねェぞ!大体なんだ!この女がいくら強かろうがこの人数はナメてんだろ!猪野郎ですら過剰戦力だっつーの!」

 

このタイミングになってベートが口を開いた。

 

「いや、過剰戦力じゃないよ。」

 

「あァ?まさかとは思うがフィン。てめぇ本当にこの女を殺す気なのか?」

 

「そうだと言っているのが分からないかい?僕が伊達や酔狂で今この場に立っているとでも?」

 

自身の悲願の達成の為にも、フィンは手段を選んでいる余裕などないのだ。フィンであっても恩人を手に掛ける事に対する不満はある。

そしてベートの言う、シルヴィアを倒した所でランクアップなんてする筈がないという話にも一理ある。

とはいえ、シルヴィアを殺さない限り黒竜討伐にすら参戦出来ないと言われては、フィンには引く事が出来ない。

 

「チッ!……おい女!てめぇ、後で泣き言言うなよ?」

 

「……今更死の恐怖など無い。本気で来るといい。悪いが私も場を整えて貰った以上、殺す気で掛かる。卑怯などと言うなよ。」

 

こちらは一人。

対してロキ・ファミリアは首脳陣のフィン、リヴェリア、ガレスに加えて、アイズとアマゾネス姉妹にベート。そして火力枠としてレフィーヤが居る。

ベートが過剰戦力というのも分からなくはない。私も、元より一人で戦おう等とは思っていない。

 

私は早速”霊喚びの鈴“を鳴らし、【写し身の雫の遺灰】を呼び出す。写し身への指示は一切しない。今回はただひたすらに暴れ回って貰う。

そして、防具は神ヘファイストスに造って貰った防具一式を装備している。

 

【ヘファイストスの鎧】

「炎と鍛冶の神で知られるヘファイストスが鍛え上げた鎧。美しい装飾とは裏腹に、多少の攻撃では傷すら付かぬ程の強度を誇る。

ヘファイストスは己の技のみでこの鎧を打ったが、強い信念の籠ったこの鎧は炎と物理攻撃に対して耐性を持つ。

鍛治神の鎧を貫きたくば、神の炉の火で打つがいい。」

 

私は早速戦技『黄金樹に誓って』を使用する。最早話している時間が惜しい。……久しぶりに、血が滾るな。

 

「私を討てずして、黒竜を討つ未来など訪れない。私を殺して見せろ……ロキ・ファミリア!」

 

あせんちゅはどのファミリアに加入するか。

  • ロキ・ファミリア
  • ヘスティア・ファミリア
  • ヘルメス・ファミリア
  • フレイヤ・ファミリア
  • ヘファイストス・ファミリア
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